*この感想は [シカク]さんに書いて頂きました。

三久ら木商会(さくらぎしょうかい)さんが送る新作RPG、あのこクエスト。
ぬるぬる動くドット絵による濃厚なエロアニメが印象に残った作品です。
活動の長いサークルさんらしく毎作同じように高質なドット絵を提供しているそうな。
そんな個性と実力の光るサークルさんを初めての三久ら木商会さん、という視点からレビューします。
サークルさんと今作の魅力が少しでも多く伝われば良し、です。

産まれた時からヒーロー!ヒーローごっこに夢中な一号ちゃんが今作のヒロイン


ヒロインである一号ちゃんは多感な年頃のロリです。膨らみすらないガチロリ。
一号と言うのはこの娘が熱中している作中作「勇者パンチラブマスク」というヒーローの一人です。
その役でヒーローごっこをしていてそのまま通称になっているんですね。

01 正義とは誰かに知られてはいけない
▲事ある毎にヒーローを引き合いに出す程

ヒーローに大ハマリなヒロイン一号ちゃん。
その日のヒーローごっこ遊びの帰りにパンチラブマスクの同人誌を偶然見つけます。薄い本なので勿論お子様お断り。
一号ちゃんはそのドエロイ内容を「知られざるヒーロー活動」の一環と勘違いしてしまいました。
同じ日、一号ちゃんのお姉ちゃん二号ちゃん(姉なのに)がごっこ遊びの行き過ぎで風邪を拗らせてしまいます。
風邪薬を買う為に街に出た一号ちゃんはついでに「知られざるヒーロー活動」を勤しむことに。
勘違いが勘違いを呼び戸惑いながらもなんだかんだノリノリなインモラルでドタバタなヒーローコメディ!
人の心に巣食う心のモヤモヤ(精液)を晴らせるのはパンチラブマスク一号ちゃんだ!

というのがお話のあらすじ。
ヒロインの一号ちゃんがエロについて致命的な勘違いをしてしまっているので、その実態を知らないままにどんどん男の精液を抜き回っていきます。
勢いのある元気いっぱいの娘なので男側も戸惑いながらも結局ノリノリで抜く。
無知シチュの一つと言っていいでしょう。

ゲームとしての目的は風邪薬を買うこと。
なので筆者は先に用事済ませてゆっくりヒーロー活動しよっかな……なんて思っていたら。

02 end
▲感動の……

終わっちゃったよ!
そうです。クリアは速攻で達成可能。エロ要素何一つなし、です。
なのでクリアするまでにどれだけエロイベント見れるか、というRPGゲーム。
――とは言え時間制限がある訳じゃないので好きな時にゲームクリアしましょう。
のんびりとこのゲームの雰囲気を楽しめます。一種のオープンワールドの形式なのかも。
ゲームそのものはシンボルエンカウントのターン制RPG。
レベルがないのでドーピングショップ(と言う名のバーガーショップ)でアイテム購入することで強くなります。
個人的に防御を上げることを推奨。
最序盤はダンジョンに当たる路地裏が視界不明瞭なのもあってきつく感じる人が多いかと。
イベントを進めることでビームブレード(と言う名の懐中電灯)が手に入ります。
それまではガン逃げしてもいいかも知れません。

エロイベントを見たり特定の条件を満たすと実績が解除されます。やりこみ要素ですね。

03 やりこみ要素

一覧は伏字になっていて全部でどれだけあるかが想像出来る仕様です。
少しばかりのヒントがありますので目的が定まり易くだれにくい作りです。
ここにもちょっとした文章がある、というテキスト好きな方への朗報もありますぜ。

昔懐かしい味わい。ノスタルジィに浸ってみませんか?


オープンワールドなので世界観を楽しむことが何より大事なのですが、
ゲーム起動して数秒で分かりますよ。テイストがとても個性豊かなことが!
真っ先に目に付くのはドット絵であることでしょう。

04 この美しく彩られた四角な世界を見ろ!
▲このすばらしきドットの世界を見ろ!

05 この美しく彩られた四角な世界を見ろ!2
▲ドット絵好き垂涎!

懐かしい気持ちになります。今の人たちはカセットフーフーとか分からないかな?
BGMはフリー音源ですが、ピコピコサウンドを採用してデザインの統合を図っています。
チョイスもばっちり。
もっと細かいところでは販売ページのサンプル画像がファミコン時代の説明書を彷彿とさせる画像なんですね。
しかもまるでパッケージの裏側を直撮りしたかのような立体感まである。三久ら木商会さん、分かっています!
ヒーローごっこで遊んでいる女の子という背景のおかげでノスタルジィどころか小さい頃を思い出してしまいそう。
適当な紙やチラシを巻いて刀にしたりその辺のモノを悪党に見立てて必殺技を繰り出したりした子供時代、
ありませんか?ヒロインの一号ちゃんはそれを地で行く女の子なのです。

06 捌け敵、やっつけろ悪

バトルでは上みたいな画面なのですが終わってみると敵シンボルの正体が明らかに!
ただの大きな縄なのですが。これの場合は。
転がっている石ころをスライムと仮想して戦ったり、小さな男の子をゴブリンに見立てたり、
懐中電灯はビームセイバー、お鍋の蓋は最新素材で作られた強固なシールド。なんて具合です。
ショップで売られているアイテムなんかも名前と裏腹にメタな説明文になっているのが印象に残ります。
甘いジュースを飲んでいる時に「体力50回復!」なんて考えたりしたなぁ。
テキスト好きな筆者なので「ヒーロー」の視点と正体の分かるメタな演出はぐっと来る物がありました。

知られざるヒーロー活動……それは精液を抜く事!?


あらすじ通り、ヒーローの一号ちゃんは男の射精に「心のモヤモヤを吐き出す」という勘違いをしています。
心のモヤモヤに困る人々を救うのはヒーローの役割! とばかりに射精を促していきます。
今作のイメージを伝えるのにぴったりだなぁと思う代表的なエロがこちら。

エロ1 おじちゃんの心のもやもや
▲ssでごめんね。実際はヌルヌル動く。

日々の仕事に疲れたおじちゃんをフェラして気持ちよくさせるシーン。
――とだけ書くと普通に感じますがこのドット絵、
良く動く。とてもアニメする。音も出る。
ぬるぬる動いてニュコニュコいうのでエロさをかなり引き立てられます。
音から質感を想像できるってすごくエロイと思うんだ……!
それだけでもすごいのに段階まで付いています。
このシーンだけでも、待機、フェラ、ストローク、高速フェラ、射精、と5段階のアニメ。めっちゃ力入ってる。
1シーン1シーンが濃いエロですね。
良く動くアニメ、質感伝わる音、抑揚のある段階、と各エロシーンのムラムラ度は高い。
ただエロいだけでなく、このシーンだったら傷心しているおじちゃんを追い掛けて追い掛けて慰める、
という過程があるので一号ちゃんの魅力を引き出せることでエロにより感情移入できるという設計。

07 まじ天使

インモラルクエスト、と謳ってありますが、ロリを犯すという背徳感の前に「一号ちゃん天使ちゃん」
という印象が先に来ちゃいましたね。男の方が最初の内は遠慮がちなのと一号ちゃんが積極的なのもある。
でも傷付いたり悩んでる人の為に体当たりな一号ちゃんはほんと健気かわいい。
こちらも元気付けられちゃいそう。

基本的にはこうしてヒーロー活動と表して大人や子供たちから心のモヤモヤを取り除く(射精させる)流れが多いです。
アングルが違ったりシチュエーション、プレイ内容が違ったりするのでマンネリはない。
違ったシチュではヒーロー候補生への講習としておじちゃんと公開アナルセックスしたり、
人を選びそうなものだったら馬のおちんちんをフェラするシーンなんてものもあります。

余り言及してませんでしたがサブキャラも数人いまして、その内二人は過去作のゲストだそうな。

エロ3 ビートチックマスク3号ちゃん
▲ビートチックマスクに任命、三号ちゃん。

日焼け跡が特徴な三号ちゃん。ダンジョンである路地裏でニャンニャン行為に及んでます。猫っぽい。
体位がエロイことや貴重なおっぱい枠であること以外は濃厚なエロシーンの一つ。といった所に収まりました。
段階も無し。サブキャラ及びファンサービスの色が強いからかな。サークルさんファンだったらもっと感慨深いのかも。

エロ4 謎のブラックパンチラブマスク4号ちゃん
▲謎のブラックパンチラブマスク、四号ちゃん。

こちらは四号ちゃん。三号ちゃんと同じく完全に入っている体位は今作の数少ないガチセックスの一つです。
こちらも段階なし。そして更に大きいおっぱい。
無知シチュでガチセックスに至りにくい今作のバランス取りでもあるのかも知れない。
一号ちゃんの勘違いの加速っぷりなんかは面白いのだけれど。

総評


実力あるサークルに相応しいゲームとしての完成度、
ノスタルジィどころか子供の頃の記憶を蘇らせそうなテイスト、及びテキスト。
キャラチップまでドット絵で統一、
など個性的でかつ小さくまとめてあります。小さくまとめると言うのは大きく広げるよりも難しい、
と言われることもあるのでゲームの作りとしては芸術的ですらあるかも知れない。
エロも言うに及ばず、ヌルヌル動く。筆者は特に表情と音の演出が好みでした。
サークル初体験の筆者でも問題なく遊べてます。
値段相応かそれ以上の価値はあります。音、表情の演出が今作以外の過去作でも良い物ならばそちらも気になる、
と筆者は思いました。

ちょっとしたことですが、発売当時のバージョンには極一部の状況で半詰み要素があります。
システムの裏側を突くような方法で脱出可能だったそうです。筆者も詰みました。現在は修正済み。
もし発売当時のバージョンを持ってる方がいたら更新することを強く勧めます。