たんけん夜の街 (製品版)

RPG, R18製品版の感想

このサークルさんは過去作でのお下劣度、ひいては特殊なゲーム体験が気になっていたのですが、
今作では二次創作から離れ、オリジナルになった事で更にその度合いが増し、
もはや体験版プレイだけでもそのこじらせ切った性癖とスチル制作力に唖然とさせられる、
だがどうやらそれも体験版のみの独自シナリオである……という事を知るに至っては、かくなる上はこの変態の世界にダイブするしかない、覚悟を決めて製品版購入してみたのでした。

行動はかなり自由。夜の街に繰り出し、変態行為に身も心も染まっていくADV(RPG)……!

会話1 会話2
▲プレイヤーの分身たる少年と、大人しくしてればポップに見える妖精

物語としては(この時点では)ごく普通のショタである主人公の前にとつぜん妖精が現れ、
少年の清い心を気に入った妖精のお姫様が求婚している、と告げられる事から始まります。
これはメルヘン展開かなという所ですが、肝心のお姫様の容姿がボストロールであった事から雲行きが怪しくなり、
迎えに来た妖精がこっそり囁くには「破談にしたければ悪いことを一杯して、見限られるしか無い」とのこと。
かくして少年は「悪いこと」を一杯すべく、夜の街に繰り出すのでした……というのが冒頭。

外1 外2
▲一歩でも外に出ると、ド変態まみれの世界なのでした 常識が危ない!

以後は自由行動となり、横視点でのフロアが約15~20はある夜の街を、自由に探索できるようになります。
体験版のストーリーだと1フロアの中での密室脱出劇でしたが、ADVとしては真逆なんですね。
ちょっと路地を歩くだけで、そこかしこに何の役に立つか分からないアイテムが落ちてたり、
(この街は変態に寛容なのか)街角に立ってたり往来を行く露出過多なおねえさんマッチョおにいさんデブなどに話し掛けて、
エグいシモ方面の話を聞き取る度に「頭が柔らかくなった」という何か兆しが見えるメッセージが入ったり、メニューでの「情報」の項目が増えていく。

満員電車

やがて話はどんどん予期せぬ方向に転がり、オカルトやら性奴隷売買とかのこの街の闇やら主人公の両親の正体やら、そもそも主人公が普通にドマゾ・ホモショタアナル、オールオッケーに開花。
(ちなみにその過程で何回か取り返しの付かない事態を迎えてるハズなのですが、妖精世界の超技術でクローン再生されてるのでリセット、問題無し……なのでした)
順不同にがんがんフラグが集まっていくのが分かって、まさに謎だらけで刺激的な世界を探索するというこの感覚は、とても面白いものでした。

意外にも繊細な、ADVをサポートする仕組みの数々

ここで少し驚いたのは、変態インパクトで押し切る作品かと思いきや、
ADVの造りは実はなかなか気配りされてる事でして、
例えば初めから広い街のどこまでも、かなり遠くまで歩いて行けちゃうのですが、同時に主人公の少年は何かを調べたりする度に「体力」が減ってしまい、残り20%くらいを割ると一気に移動スピードが遅くなるんですね。
そうなったら、自宅に帰って寝ないと回復しない。
これにより、”(広さと自由を感じつつも)自宅を中心として、少しずつ行動範囲を広げていく”という設計に自然になってるなと。
(横視点の絵力の強さといい、この仕組みといい、[SAKURA Town 三丁目の男]に似た物を思い出しました。
もっとも[SAKURA TOWN]は横ACTですし、また本作の方が圧倒的に性癖こじらせ度が高いですが……
あとは[ゴッド松村]なんかも頭に浮かびますが、こちらはもう販売停止してますね……)

夢の世界
▲夢の世界で情報を整理

他にも、眠りに落ちた後の”夢の世界”では、いわゆる「悪いこと」の実績表が表示されており、関係がある物同士は点線で結ばれていたり、
悪い”体験”をした時点でまず薄く点灯、それにまつわる”アイテム”を入手する事で、完遂となる……
という法則性もあったりで、現時点でのコンプリート具合を整理しやすい。

情報 アイテム
▲集まっていく情報フラグ、アイテムはたくさんだ

そして悪い(エロい)”体験”は主に条件を揃えて、場所や人に話し掛けたりで発生しますが、
アイテムはコンビニやアダルトショップでの購入、ただしお金は自力で稼ぐ……という風にイベントフラグだけに留まらず、お金の数値という別の目標もできる、
「そこらで拾えるゴミアイテムを売っても一応稼げるけど、時間掛かりそう。他にもっと稼げる方法は無いか?」みたいに考えられるのは、なかなか良いなと。

モブ
▲モブで歩いてる人の格好もやたら多くて凄い。そして後ろ姿がミョーにえろい肉付きの妖精でした……

アイテムにしても、重要な物だと『ケータイ』でネットオークションでレアアイテムを買う、逆に”自分を”出品してみる、自分の痴態が盗撮されて掲示板に投稿されてるのを確認する……とかあったり、
『webカメラ』で自分の部屋からエロ配信など、行動が広がる感じがあったのも良いです。
(体験版の密室ではほぼ会話順だけの謎解きでしたので、やはり違ったプレイ感覚ですね。
ただ無意味アイテムもやたら多いので、一応ヒントメモも付属してるものの、何が重要か見極めるのが大変ですが……)
頭のおかしい人達が8割くらいを占める、プレイしてるとどんどん価値観が麻痺していくような世界なのですが、
お供の妖精だけは良識あるツッコミで何とか踏み留まらせようとする良いキャラなのも、ギリギリの所で楽しく読める立ち回りになっていました。
(体験版ではこの子が居ないので、何か息苦しかった……)

少女で売春・熟女でラバー・ショタに戻ってもホモセックス……ザッピングで性癖は致命的に

TS1 TS2
▲膣壁の表現は多層レイヤーで別々に動く。もうなにかスゴイ

やがて女体化(ちんぽは残ったまま)する方法を見つけたり、
主人公の母親とも入れ替わってしまい、バレない為の配慮が結果的に、グラマラス熟女ラバーという変態この上ない姿になったり。
ザッピングぽく性別やキャラをチェンジ、それぞれでしか体験できないイベントで話を進めていく……
という仕組みで、つまりはもの凄い勢いで性癖が開拓されてき、もううんこ上等、それ以上も行くよという、ド濃い世界に。

熟女1 熟女3 熟女2
▲公衆の面前で射精させられてしまった後は、町内に一斉に張り紙されたり、じょじょに取り返し付かなくなっていく……

……ただあえて言うなら、それはプレイキャラが三役分いるという事で、使い分けの必要に、あと膨大のアイテムの有無、他にも膣やペニスの開発度も条件となっているらしく、
その辺りの複雑さも、自由と性癖が深まっていく楽しさの一環ではあるんですが、詰まりだすと答えが見つからず、キツイかも。
特に広げまくったフラグを好きに回収できてるうちは良いけど、さて残り僅かとなると、ADVとしてやっぱりダレるものはあるかな……と。
(あと公園のトイレとか、物陰に出入り口があって結構気付きにくかったり……)

射精 売春
▲常にアナルプラグで刺激を受け、快感が溜まればどこでも射精したり、売春も出来るようになったり

自分はプレイ4.5時間で、ひとまず2/3くらい実績埋める所までプレイできました。
途中からだいぶ進まなくなったんですが、ただそれでも何かずっとやってしまう魅力はあって、粘ってると何かしら新しいのが見つかる、というのも事実……。
ひとまず絶対にエロ同人以外ではあり得ない、そんなゲーム形式であるのは確かでしょう。