*この感想は [エローン大君]さんに書いて頂きました。

プレイヤーを全力で楽しませる仕掛け満載!忍者が主人公の高難易度和風アクション


プレイ画面
▲6つの忍術を使い分け、敵を倒すのだ!

面構成が秀逸!様々な術を使い分けて、密書を入手し敵を倒すでござる!(千里眼で姫のトイレシーンを見ながら)
GGGさんの和風横スクロールアクションゲーム、「なのれ!○丸」を紹介します。
主人公の忍者「○丸」を操作して、様々なギミックを乗り越えていくロックマンライクなゲーム。
……と体験版では思わせておりますが、実は「一切攻撃しなくても勝てるボス」など奇抜なギミックがあったりする、面白いゲームとなっております。
エロ面はドットHが中心。クリア・敗北時に見られるヒロインの姫「いろは」のドットHシーンの他、上手くプレイ出来ている時に画面右上で姫様の色んな姿を見守れる「千里眼」システムが斬新な一作です。

様々な術を使いこなしステージを駆け、頭をひねらせギミックを解く快感!


基本的なゲーム内容は、ジャンプやショットを駆使する、レトロ感溢れるオードソックスなアクションゲーム。
ボスのギミックの豊富さや難易度から、ロックマンライクなゲームと言えば分かりやすいかもしれません。
それながら、6つの術を駆使して敵を倒すだけでなく、様々なギミックを頭を使って解く快感を与えてくれるゲームとなっております。
ちなみに、和風なアクションなだけに、「鼓の音」が効果音として多用されていて、独特の雰囲気を醸し出しております。

※高難易度なゲームである関係か、全クリアのセーブデータが付属しておりますが、ゲームとして非常に面白いので遊ばないのは勿体ない作品です。

ストーリーとしては、

ステージ1クリアデモ
▲姫として自己紹介の練習をするヒロイン・いろは。可愛い。

平和な土地「米町藩」にいる二人の姫のうちの一人、「いろは」に仕える若き天才忍者「○丸」。
幼い頃より「いろは」の護衛に当たっていた○丸は、何者かが姫を狙っていることを察知する。
黒幕を探し出すため、○丸の不眠不休な一日が始まるのであった……!

という感じです。

各ステージは「子の刻」「丑の刻」という風に名前がついておりまして、本作は全12ステージありますので12時間ずっと○丸は頑張っていたことになります。さすが忍者だ、体力すごい。

さて、操作方法としましては、「方向キー+4ボタン」。1ボタンは回数制限ありの無敵攻撃用なので、基本的に使うのは3ボタン。
これに「方向キー+ボタン」を組み合わせた、計6つのアクションを使い分けてクリアしていくゲームとなっております。
結構シビアなジャンプアクションが求められるシーンがあるので、ゲームパッドでプレイしましたが、ちょっと問題あり(後述)なので、キーボードでのACTプレイに慣れている方はキーボードの方がいいかも。

ガマの術
▲回数制限ありのガマの術。意外と当たり判定が大きいっぽい?

行えるアクションは、

巴の術:通常攻撃。火の玉っぽいものを発射する
紫電の術:下にいる敵に有効な攻撃。障害物を無視できる。「ジャンプ中に↓」で出せる
桜花の術:威力が高く一度に3つまでしか同時に出せない代わり、高火力。障害物を無視できる
ガマの術:無敵攻撃。ガマが出ている間は無敵状態
飛燕の術:ハイジャンプ。しゃがんだ状態でジャンプ
忍の極意:一定時間完全に無敵になる忍者っぽいアクション。発動までタイムラグがある

と言った感じ。
ちなみに、「裏巴の術」という術もありますが、敵のくノ一をエロい目に遭わせて辱めるだけなので、上手くクリア出来ない時のストレスのはけ口にでも使いましょう。

残機有り・ライフ制のゲームではありますが、ステージ道中でミスするとステージ最初まで引き戻されてしまう上、道中に残機回復アイテムが配置されていたりするので、残機の概念はボス戦でのみ重要になってきます。
ステージ中にある「密書」を入手した状態でステージクリアをすると、そのステージにおけるクリア時・敗北時両方の回想が解禁。
大体の密書にはギミックや罠が張られているので、これをどう対処するかが面白いところとなっております。

ロックマンライクとは書きましたが、ボスを倒してアクションを習得する訳で無く、最初から全てのアクションが使用可能です。
ということは、密書は「取り方さえ分かれば絶対に取れるはず」のもの。
ギミックを解いて密書を手に入れた時の、知恵の輪を外した時のような爽快感は格別です。

6つのアクションを全て使わないとクリアが厳しいゲームとなっているので、操作に慣れるまでは大変。
ですが、慣れてしまえば忍者らしい爽快感溢れる動きも出来るようになっているので、試行錯誤しながら楽しみましょう。

千里眼システム
▲プレイが上手いと画面の右上で姫様のドラマが展開される「千里眼の術」システム。姫のはしたない姿が見られることも……!?

本作に搭載されている斬新なシステムとしては、「千里眼の術」システムが挙げられます。
どういうシステムなのかと言いますと、○丸の体力が一定以上になると画面右上でドラマが始まる、というもの。
ステージクリアデモの伏線になっていたりする他、姫が厠にいったりするシーンやエロシーンがあったりするので、見逃しは厳禁。護衛だから如何なる時でも監視です。
くノ一以外の敵を倒せば、無敵攻撃の回数回復アイテムか、体力回復アイテムが入手できますので、千里眼発動自体は容易。
ダメージを受けない上手いプレイをしつつ、安全地帯でのんびり姫の姿を眺めましょう。

巧みすぎるステージ構成に注目。高難易度ながら、プレイヤーの気を引く作りが非常に上手い


本作の特徴としましては、高難易度ではあるものの、レベルデザインがとことん秀逸という点。
体験版をプレイすると、最初のステージである「辰の刻」から意外と難しい印象を受けますが、実はゲーム全体の内容や雰囲気を表している実質的なチュートリアルステージ。

ハイジャンプしないといけない場所
▲ハイジャンプが必須となる場面。説明書を読んでいないと詰むものの、説明書を読まないことで気付くことも……?

・「ハイジャンプしないと先に進めない場所」などを配置し、各アクションの使い道を示す
・いかにも操作難易度が高そうな「出たり消えたりするブロック」を見せ、プレイヤーの好奇心を刺激し、操作難易度の高い場所をクリアした先に「良いもの」があることを認識させる
・回想モード解禁に必須な「密書」を意外な場所に配置することで、「ステージクリアだけでなく密書探し&入手も大変」というゲーム性を見せる

と言った風に、ゲーム内ルールのほぼ全てが、トライ&エラーのうちに自然と習得できるようになっております。
本作には操作方法が書かれた「readme.txt」と、詳しい内容が書かれた「説明書」が用意されているのですが、「操作方法を覚えておくだけでプレイ出来る」のはかなり優れていると言えましょう。
まあ、個人的には、いきなり実戦ではなく「鍛錬」という形で、各基本アクションをプレイさせる最低限のチュートリアルステージを更に付け加えれば、「操作が複雑そう」「いきなり高難易度!」みたいな印象が薄れてよかったとは思うのですが……。

また、アクションの意外な使い方を「プレイヤーに自然と気付かせる」のも非常に上手く考えられております。
体験版でも遊べる「巳の刻」(第2ステージ)の密書を例に出しますと、

密書 隠しブロック
▲密書のギミック例。解き方は体験版でプレイして確かめよう!

下に密書とそこまで行くまでの足場が見える

上から入ってみようとする

隠しブロックがあって入れない

という密書ギミック。一見すると途方に暮れてしまう場面です。
しかし前述した通り、本作は「初期段階から全てのアクションが使用可能」なので、6つのアクションのうちどれかを使えば乗り越えられる試練なのです。
ここで、プレイヤーに試行錯誤をさせることで、とあるアクションの意外な使い道を発見させます。

その意外な使い方を後々のステージで応用できるようにして、「この場面は普通には通れないけど、このアクションを使えば……」と考えさせ達成させることで、プレイヤーに達成感を与える。
また、見えるように残機回復アイテムなどを配置することで、好奇心を刺激してプレイヤーの行動を誘導する。
そんな、まるで教科書みたいなレベルデザインを、全て計算した上でやっているのが、本作のすごいところなのです。
別のステージで習得したテクニックを、前のステージで応用すると大幅にショートカットできたりと、「操作難易度に応じた恩恵」がきちんと用意されているのが、本当にすごいと思います。

アクション面
▲巻物の上に乗って落ちないように進むアクション面

完全なアクション面もあれば、謎解きをしないと密書が絶対に取れない面もあり、ステージのバリエーションも非常に豊か。
一見、長大な試行錯誤が必要そうなステージの謎が解けた時は本当に嬉しく、ギミックの解き方を声に出しながら嬉々として攻略に勤しんだりしていました。

だるま落とし
▲初見ではほとんどの人が悲鳴をあげそうな、個人的トラウマボスの一つ(※2面のボスです)

ただ、難易度に関してはステージ毎にかなりばらけておりまして、若干難点となっております。
体験版で遊べる「巳の刻」(第2ステージ)のボス「だるま落とし」は、ギミックだけでなく比較的高いアクションスキルも必要なため、実はこのゲームの中でもかなり強いボス。
第3ステージのボスは攻略法に気付くまでに割と個人差が出そうですが、第4ステージ・第5ステージのボスは一転して、倒し方さえ分かれば簡単に倒せるなど、若干調整不足が感じられる面もありました。

提灯
▲とある面のボス「提灯」。タイミング次第では触るだけで即死。

ちなみに、本作の全体的な難易度を上げているのは、「ダメージを受けると上にノックバックする(※無敵時間は非常に短い)」という仕様です。
「無敵時間があるだろう」と考えてダメージ覚悟でゴリ押しで進もうとすると、連続ダメージを食らう場面が多く、頭上に乗れない雑魚敵が沸く面では胴上げの如くノックバックし続けて死に至ることも。Wasshoi!
大型のボスに至っては、「接触ダメージ→上にノックバックする→まだ当たり判定が残ってるから接触ダメージ→上にノックバックする」の繰り返しで、結果的に「即死」することもザラにあり、プレイヤーとしてはちょっと理不尽に感じる場面も多々ありました。

ただ、その仕様を利用した「黒幕」の大ダメージ攻撃(当たり所が悪いと即死)は非常にこのゲームらしいと思うので、なかなか難しいところ。
上ノックバックを廃して無敵時間を増加、敵や弾に接触したときのダメージ量をそれぞれ設定すれば、もっと大胆なアクションにも挑戦出来て面白いと思うんですが、ツールの制限とかもありそうですしね……。
(例えば、「提灯」というボスは、ギミックの関係でダメージを与えられるタイミング自体が少ないのに、接触したら即死しやすいせいで高威力攻撃が狙い辛く、長期戦になったりも)

あと、前述した通り、道中にチェックポイントという概念が無いため、長いステージのボス前で死ぬと絶望感が本当にすごいです。
そして、これはプレイしている最中気付いた上に、製作者さんには関係のない問題点が一つ。
実は、アクションゲームツクールには、「方向キーとボタンを完全に同時押しした時、ボタンの入力が無視される(ゲームパッド限定?)」という仕様があるようなのです。

「なのれ!○丸」だけでなく、「マイティフェイタルファイト」「スクライダー飛鳥」でも確認できた現象なのでほぼ確定だと思うのですが、無視されるアクションとされないアクションもあったりするので割と怪現象。
本作の場合、この仕様の影響をモロに食らっており、「ジャンプしようとしたのにボタン入力が無視されて落ちる」ことが頻発、更に難易度が上がる現象が起きている節があります。
「プレイヤー側が、ジャンプボタンを押してから方向キーを押すよう気を付ける」しか、解決策が無いところがなかなかに辛いところです。

戌の刻道中
▲本気でトラウマになったステージ「戌の刻」

これらの要素が複合した結果、ジャンプアクションメインの「戌の刻」というステージは、まともにクリアしようとすると恐ろしい難易度を誇っていたり。
(※一面丸々飛ばせるショートカットも一応あるのですが、ショートカットのためのキーとなる敵キャラがすぐに画面外に行ってしまう……)
ちなみに、私は戌の刻道中を初めてクリアするのに、2時間半かかりました。密書ギミックが簡単なのと、ボスが弱くて本当に助かった……(即死あるけど)。

戌の刻で詰まりかけた関係で、私のプレイ時間は10時間程度と長大化してしまいましたが、ほとんどの面は初見で大体30〜40分でクリアできるように作られていると思います。
30分×12面なので、大体6時間は遊べる計算。少々お高い作品ではありますが、「アクションゲーム」としての評価だけでもボリュームがありますので満足出来る作品です。

良い面・悪い面を一気に挙げましたが、理不尽に感じる場面も無理なアクションさえしなければ、実は無難に突破できます。
全体的に見ると、アクション性の高さとギミックを解く楽しさが勝っていると感じましたので、「良作」と素直に言える作品です。
あと、某ボスが凶器と一緒にちくわも投げてくるのを見て、思わず笑ってしまいました。レトロチックな忍者ゲーだからね。ニンニン。
もしかしたら気付いていないだけで、他のボスも色々とパロディがあるのかも……。

姫様に翻弄されたり、辱めを受ける姿を見ることになったり。エロ要素は全てドットなのだ!


エロシーンについて書く前に注釈しておきますと、本作のストーリーには『「道具」であろうとする忍者と、それに恋焦がれる姫』というテーマが用意されております。
ステージクリアした際のデモに関しては、そのストーリーを描くために割かれているデモも多く、エロCGが用意されているのは6ステージのみだったりします。
その代わり、「○丸がもしも敗北したら……」という「もしもの世界」という設定で、守り切れなかった姫が恥辱や陵辱を受けるシーンが、全ステージに用意されていると言った次第。
もしもの世界自体にも、よく見ると伏線が張られていたりするところが面白い点です。

というわけで、本作のエロシーンに関する説明。
本作のエロシーンは4つに大別され、それぞれ趣向の異なるものとなっております。

千里眼の術・亥
▲主人公の残りライフが一定以上の際に見られるシーン。ステージ中の右上に表示される

見やすい順に紹介していきますと、一つ目が「千里眼の術」。
ステージによってエロがあるか無いかは異なりますが、厠や風呂での姿やオナニーをしている姿など、姫様の様々な姿を見ることが出来ます。
ストーリークリア時のHデモに繋がっているものもあり、非エロな姿でもシチュエーションを把握するために見た方が良かったり。

最初の裏巴
▲ステージ中で見られるもう1つのエロシーン。術を数回かけるとアヘ顔に

二つ目が「敵くノ一への羞恥プレイ&裏巴の術」。
こちらはゲームプレイ中に、敵くノ一を倒すことによって見ることが出来ます。
敵となる神楽忍軍は全員仮面を被っており、一見すると全員男に見えますがくノ一が8人も混ざっております。
普通に倒すと、服を破れて全裸になり羞恥心のあまり動けなくなるだけですが、近くによって「↑」を押すと「裏巴の術」が発動!
本来は拷問に使われる忍術で強烈な快楽を与え、最終的にはアヘ顔にさせることが出来ます。
説明書を読むと、各くノ一の設定も用意されていて、「経験豊富なフリをしているくノ一」や「秘かに○丸に思いを寄せているくノ一」がいたりも。
そう言った設定を把握しておくと、色々と妄想が捗って楽しめます。小影ちゃん可愛い。

二申敗北
▲姫様を責めてるのはボスである「招き猫」の手だったり

三つ目が「敵に敗北した際のデモ」。本作では、もしもの世界という扱いとなっております。
○丸が動けなくなっている中、いろは姫が様々な仕打ちを受けるシーンです。本作の中でも一番多いHシーン。
NTR的な雰囲気もさることながら、様々な道具を使った陵辱だけでなく、ぶっかけ・三角木馬・スカトロ・スパンキングなども用意。
人間相手での羞恥は少なく、ボスにまつわる道具などがメインだったりします。
アヘ顔状態の姫だと、舌がレロレロとアニメーションしていたりと、さり気なくアニメーションする立ち絵部分にも要注目です。

二申勝利
▲○丸のおにんにんを触っていたら、大きくなってビックリした姫様の図。基本的に純真無垢なお方なのだ。

そして、最も難易度が高いのがストーリークリア時のデモ。
こちらは前述した通り、ストーリー重視な面もあって6シーンのみ。
ですが、無垢で好奇心旺盛な姫様に、普段は冷静な○丸が翻弄されるシーンなどが用意されています。
また、もう一人の姫「あい」や、とある人物とのエロシーンも……?
フェラやパイズリから、忍術「裏巴の術」を使って快楽を与えるものまで様々。

デモシーンは数が多いからか、1つ1つのシーンのテキストはちょっと少ない印象です。
ですが、趣向自体がたくさんバリエーションがある上、心情描写がきちんとされているので雰囲気はバツグン。
敗北シーンであっても、愛や切なさが感じられてなかなかに趣深いです。

ACTゲームとしてだけでも凄く良い……。エロも絡めたストーリーにも要注目な逸作


回想シーン部屋一の巻
▲ちなみに回想シーン部屋はこんな感じ。襖を開けるとデモが見られる他、配置されたアイテムを取得すると残機等が増えた状態でステージに挑戦できる。

というわけで、「なのれ!○丸」の感想でございました。
アクションゲームとしては、一部理不尽な点を除けば恐ろしく良作。
「くっそー!やられたー!」と、高難易度なのについつい挑戦してしまう魅力がある一作だと思います。
エロに関しても、くノ一に対する嗜虐的なエロから、○丸といろはの心情を絡めたエロなど、方向性は様々。

そして、「なのれ!○丸」というタイトルに、各登場キャラの様々な想いが秘められていることが分かる、ストーリー面も実はかなり秀逸。
「姫と忍」という立場の違い。そんな切なさを感じさせる描写の数々を重ねた上で、プレイヤーを待つ色々と衝撃的な結末。
是非プレイして、難易度の高さにゲーマー心をたぎらせながら、ゲームの全てを骨の髄まで堪能していただきたい逸品です。