*この感想は[さたける]さんに書いて頂きました。

アリコレは毎作、相当なやり込み要素を用意して「一生遊べるゲーム」を唄うサークルさんです。過去作「赤い少女のカチェロット」は、娼館経営や娼婦バトルを地域制圧シミュレーションに発展させた経営シミュレーションでした。

前作「てとらのロザリオインペール」は世界を自由に創造しながらフリーシナリオのRPGを楽しむ、世界創造シミュレーションでした。RPGも本格的ながら世界が広がっていく様が楽しいゲームでした。

さて、そんなアリコレさんがレトロ風味な3DダンジョンRPGの新作を出します。経営的な要素が低くなりRPG色が強くなった本作、どれだけ「やり込め」そうなのか、エロは違和感無く楽しめるのか?ワクワクしながら新作をプレイしてみました。

2016/06/16予告版の感想です

アリコレ特有のシステムが見え隠れする期待感


主人公の性別を選んでゲームが始まります。その後、酒場で仲間を求めますが、種族・性別・職業を選択します。アバターとプロフィールは自動的に作られ、作成中は何度も変更可能です。性別を男にしてもアバターは女なので男ではなく「男の娘」ですね。私は「男の娘」より「女性」が見たいので、主人公以外全員女性のハーレムパーティです。

主人公
▲選ばなかった主人公はライバルとして登場します。

プロフィールは項目に性的トラウマがあります。前作はエッチな目にあうと延々と追加され、さらに本人がその感想を述べる恥辱プレイ付きで、この感想が大好きでしたが今作はどうでしょうか(体験版は性的トラウマが付くイベントがありません)

アバターが人間の種族は人間とエスパーのみで他種はスライムやロボなどの人外です。特定種がいないと発生しないイベントもあるので人間オンリーか人外入れるか悩ましいです。余談ですが、前作のロザリオインペール(ロマサガ3の技名)や本作の種族(サガ)など製作者のサガシリーズ好きが伺えます。

プロフィール プロフィール2
▲プロフィールの自動作成は前作から存在するシステムですが、個性的なバックボーンを持つキャラばかりが出来上がります。エッチな目に合わせたいプロフィールとアバターを見つけたらゲットです。

オーソドックスだけどイベントが多いダンジョン


ゲームは拠点の街とダンジョンを行き来します。ダンジョンはウィザードリー形式の3DRPGです。体験版は地下1階をプレイできます。探索中にミニマップあり。完全踏破を目指す場合、確認する毎に魔法を唱える面倒臭さがありますが、メイジの魔法や消費アイテムで踏破位置有りのフロア全体マップも見れます。

また、街中やダンジョンの会話イベントが豊富です。主にチュートリアル的な内容ですが、ほんわかな会話で物語導入は良い出来です。ライバルキャラ(同職で主人公と同じ駆け出し)は、恋愛関係まで発展するのか?とか体験版でエロがある女の子(後述)と主人公の関係はどうなるのか?など製品版が気になる複線もありましたね。

ダンジョン内でときたま冒険者に遭遇。ブラを盗んだり、襲ってパンツを入手できます。この場合の「襲う」は「性的に」ではなく「物理的に」襲います。戦闘後の情景とか見ると罪悪感で一杯になります。

冒険者遭遇 ブラパンツ
▲パンティとブラジャー、装備できます。パンティって穿くものでなく被るものなんですね。レアな性能のため悩ましい部分も。女の子だから仲良くなれば貰えるとかあるかな?

フリーシナリオでストーリー分岐ありのシステムですが、襲うと悪徳度が増してストーリー分岐に影響するみたいです。

敵を倒すと宝箱を落としアイテムや武具を入手。前作は戦闘中セクハラ攻撃ができましたが、今作にその要素はありません。その変わり宝箱にエッチな罠が仕掛けられており、2階以降、階下に潜るほど罠が凶悪化するそうです。また、ダンジョンを歩くと貯まる尿意システムも気になります。


▲主人公の相棒るみあーなちゃん、面白い性格をしているので会話が楽しかったです。

遊び尽くそう!ハクスラ要素満載の戦闘システム


パーティーは最大前衛3人、後衛3人の6人です。職業は16種。役割分担ができればどの職業を選んでも問題なさそう。適性レベルだと少し厳しめだけどレベルが上がればなんとかなる難易度。オーソドックスなドラクエタイプです。レベルが1上がるだけで随分強化しますね。

Lv30以上で転職が可能。ダンジョンに特定職キャラを強化する部屋がありますが、この強化は転職後に残ります。きっと転職を繰り返して強くなるゲームなんですね……と。

また、レベルを上げてスキルポイントが貯まったらお城へ。性器や肛門に優しく薬を塗られてGETします。

お薬

武具屋の常時販売商品はダンジョンドロップの装備より一回り安価な武具のみでした。戦闘勝利後の宝箱から武具を集めて装備し、余りを売却してゴールドを貯めます。武具を売却するとその個数だけ同アイテムの販売が開始するので、売却しても確実に買い戻せます。売却分しか販売しないため、装備の増殖は不可能。拾った装備を売れない人用に考えたシステムかな。

また、酒場を支援して仲間人数を増やしたり、闘技場でボスからレアドロップを狙ったりとハクスラ要素が強めです。

戦闘

レトロの良質な部分を抽出し、現代のエッセンシャルを投入した意欲作


本作でまず目に付くのは、ゲームボーイを意識したUIです。白黒など4種のカラーを選択できます。明らかにレトロ風味なゲームである事を強調しています。ですが、その一方でCtrlボタンのメッセージスキップや高速戦闘、UIの快適さ、購入前に装備できるキャラが分かるなど操作性・細かな気配りは現代のそれだと感じます。

ただ、全ての要素を快適にしているわけではなく、ゲームが面白くなるなら敢えて制限を設けています。例えば装備していない武具を含む道具は、少ないので製品版だと個数を増加するイベントとかありそうですが、ダンジョン内だと18個しか持てません。そのため、アイテムが貯まったらダンジョンを脱出して売却する必要がありますが、何を所持してダンジョンに潜るかなどの戦略性がうまれます。

酒場を投資して仲間を増やすシステムなども、現代の快適さよりも制限を付ける面白さを考えているシステムだと思います。

レトロだから表現できるエロ


レトロの良質さを表現する部分は勿論エロでも実現しています。
ゲームボーイの雰囲気を演出するため、テキストが全てひらがな・カタカナです。漢字がありません。且つ、ひらがなでも違和感ないようシンプルな文章です。アリコレ独特のまったりな空気は健在で文字を読むだけでも癒されます。情景描写も違和感無く発揮しています。(テキストセンス無いと面白いレトロRPGは作れないんだなとも実感)

その文章で読むエロ、他エロゲーと印象が異なります。シンプルで直接脳にイメージを伝えます。無駄に長々しく頭を使う文章がないのでエロに没頭できます。また、同じ文字でもひらがなにするだけで、コミカルなイメージを与える言葉もあります。そのため文章が面白く、余分な情報もないので興奮を妨げる事になりません。私は年齢の関係上、PC8801〜9801、Win95時代のエロゲーを全くプレイしていませんが、当時はこんな感覚で抜いていたのかな。

色 色2

合わせて、色ですね。白黒のハイレトロ、モノクロ、色付きのハイカラー、アドヴァンスド・ハイカラーの4種があり、ゲーム中に変更できます。レトロに浸りたい場合はモノクロ、いやレトロなど興味がないんだ......な場合はハイカラーを選べば良しと好みや気分で楽しめます。

私はレトロなゲーム性で快適性は追求したい派なので一番綺麗な色にしています。ですが、たまに色設定を変更して同じシチュエーションを試すと、やはり印象が異なりますね。あえて不完全に見せる事で想像するエロさがあるかのような。想像を読者に委ねる程度の画像と官能小説をセットにして、小説の補助をするようなイメージです。

色3 色4

ダンジョンっ娘ちゃんの悲劇


体験版のエロはダンジョン管理人っぽい女の子が対象の2つです。「この先に行くと悪い事がおきる」と冒険者をダンジョンから追い払い続けていた少女。主人公が彼女にある物を仕掛けると、布を落として逃げてしまいます。

その後、お城に行くと水浴びしているところを主人公が覗いてしまうシーンが発生。私は主人公を男性にしているので、「もうお嫁にいけない、許せないわ!」な展開に。しかも、主人公が拾った布が実はパンティで……。主人公が女性だと反応が大きく変わりそうですね。女性に見られて困るものでもないし。

エロ1

しばらくダンジョンを進み地下1F攻略後、再度城に行くと、アナルビーズを差し込まれ苦悶と快感の狭間を彷徨っている状態で発見。少女の周りはお城のおじさんや女性達。アナルビーズを動かしながら徹底的に言葉で嬲らってます。そして、処女を奪われそうになり、その場を目撃した主人公は……。
最後に少女のブラジャーを入手して終了。恋愛フラグが立った気がするのですが、今後どうなるのでしょう。

「もっと おしりのあなを せめられたくて だんまりをしてるんでしょ?」とか「ね? いいよね? あなたのしょじょ このおとこにささげても」とか男性に混じって少女をなじる女性の言葉が個人的に良かったです。

エロ2 エロ3
▲拡大画像なども使用して緩急つけて楽しめます。

アリコレさんの過去作はセクハラ・恥辱系が中心で女の子の心情描写が上手でした。そして膨大なゲーム時間に合わせた分量があります。本作のエロも女の子の恥辱に塗れる心情描写はやはりアリコレだーと思うクオリティです。