妖縛奇譚アポカリプス
妖縛奇譚アポカリプス[サークル 裏ぴろちゃき]

心霊・調教SLG!


[奴隷との生活]の大ヒットは象徴的かもですが、昔からあるこの調教(育成)SLGというジャンルを、同人では今、どう解釈するか? という課題があると思ってて、
例えば[密室ブリード]の、リアルタイム3Dを持ち込んだ能動的な調教はそれに見合ったDL数となってますし、他にも調教の対象をいかに差別化するかという面では、[ビフレストの魔物娼館]のようにモン娘や、あるいは娼館経営(つまり多人数調教)……とかの方向もあるよなぁと。

タイトル画面
▲タイトル画面から動画。儚げでお洋服を着た女の子。とてもかわいい

そんな時に興味深く思い出すのが、この作品の前作[妖縛奇譚]でして、これは「心霊・調教SLG」という。
システムとか調教対象以前に、そもそもゲーム全体に死やホラーの濃さが漂っていて、際立った雰囲気になっている。
そう、考えてみれば昔から快楽調教ともう一つ、鬼畜調教というスタイルもあったなと。

ただ前作、体験版に少し触った程度では、テンポがいまいちかなぁとか、あまりその魅力を推し量り難かったんですね。
しかし今作は第二弾、なんでもそうですが、ただ点の一つを見せられるより、
点が二つ、三つと続けば、やがてそれらを繋いだ線を頭に描きやすくなる。
先端を行くコンセプト等も理解しやすくなるって事で、予告でしばらく遊んだところ、
これはちょっと言葉にできそうな物がありましたので、書いてみたいと思います。

ビジュアライズなS調教であると同時に、「責め手も変わっていく」ストーリーを期待できそう


立ち絵
▲女の子はデフォで陰毛なコンセプト。拘束の具合からして猟奇が臭ってる……

さて体験版始めてみるとOPはひとまず省略、清楚で切なげな表情の巫女さんが、主人公に監禁された所からスタート。
(この辺りも惜しい所で、調教SLGの体験版なので冒頭の前振りを飛ばす……というのは一見、賢い選択のようで、本作のコンセプトを考えるとそれはどうか、とも思ったり。
せめてスキップの可否を選ばせてくれたら良かったんですが)

なにやら主人公はこの世ならざる物に脅されており、助かる為にはこの巫女さんを「生贄」にする為に調教しなければいけないと。

調教コマンド
▲調教コマンドを順に指定していこう パラメーター項目は多め。

という事で、調教コマンドをどんどん選んでいくと、
秘所を弄ってみたり、お尻をぶったり、腹パンしてみたりの行為が画面一杯のアニメで再生される。
(挿入とかはまだ無いので、巫女さんの神聖さを少しずつ削っていくのでしょうか)

これはかなりビジュアライズ、近代的な調教SLGだぞというリッチ感はあるものの、逆にクラシックな調教SLGの醍醐味、テキストや差分変化、そして動画切り替えの間もあって、テンポは必ずしも良くないかと思う。

腹パン1 腹パン2 スパンキング
▲責め開始! 睨み返してくる巫女さんに腹パン、スパンキング。責め時にテキストは無く、全編、画面一杯のアニメで表現。

もちろんコマンドの後に入る反応イベント、
お腹を殴りまくった後でもまだ強い眼差しでキッと睨み返してくる巫女さんに、絶対心を折ってやるみたいな暗い欲望が疼いたり、
あとはパラメーターの変動や、調教コマンドを選んだ順でもしかしたら責め自体の差分変化もあるかも知れないけど、
なにしろ予告ではそれを感じられないのは、勿体無いところ。

現実パート
▲変化が起きていきそうな現実パート

それよりビジュアル・雰囲気重視だなぁと思わされるのは、
一日が終了すると「現実世界へ」戻り、何喰わぬ顔で、学校等で巫女さんと顔を会わせるらしき描写があること。
(巫女さんに記憶は残ってない)

つまり、彼女の魂? を屈服させるため、夢の世界で暴行を加えているという事であり、現実はその影響の確認パート……という事だと思う。
体験版では目立ったイベントが無いので曖昧になるが……。

手マン1 手マン2
▲執拗に陰部をいじってみたり。カメラが動きつつのアニメで、否応なく乳首に目が行ったり……

ここでもう一点、調教SLGとして特徴的なのは、女の子側だけでなく責めを施す主人公、男側のステータスもある事で、「精力」とかは分かるにしても、巫女さんをイジメるほど吸い取れる「霊力」なんて値もあり。

そして責めの途中で巫女さんが発するセリフ、
「貴方には何も出来ない。これは”私が見させられている夢だから”」とか、
主人公の「どうせ夢の中だし、好きにしても……」と葛藤が欲望に流される所からすると、
日にちの経過で変わっていくのは巫女さんだけでなく、主人公もで、
この舞台を用意したこの世ならざる物(鬼?)にじょじょに精神を乗っ取られ、鬼畜に目覚めていくのではないか、
そうした変化が夜のSLGパート、昼の現実ADVパートで表れるのかな……? と。

じっくりした変化・調教ほど体験版では魅力が見えにくい……


表情アップ1 表情アップ2
▲責めの間を繋ぐ反応。ぐったりした顔やまだまだ屈しない涙ぐんだ表情のアップ。

ここまで想像すると、なるほどクラシックな調教SLGとはまた違う魅力と得心が行った訳ですが、
いまいち歯切れが悪くならざるを得ないのは、繰り返してる通り、予告の体験版ではその一端がほぼ見えるか・見えないかくらいなので……。
(ちなみに前作の本登録時の体験版もこんな感じでしたが……)

精液ぶっかけ
▲ダメ押しに、白い液体をぶっかけまくる!

ただでさえ男女二人分でパラメーター項目が多い訳ですが、
更に雰囲気のために用語は全て漢字で統一、チュートリアルもヒントを促してくれますが、今いち判然としない。

女の子の「恐怖」「色欲」「屈辱」等は、きっとこれらを貶めれば出来る事が増えたり、反応の変化があると予想できますが、体験版範囲では分からず。
さらにその値により”同じ責めでも、苦痛や快感寄りになる”
といった「体感」って項目もあり、これはそもそもの値の上下が複雑そう。

あと更にサブメニューには「膣・アナル開発度」とかもある。
平たく言えば、そういう目に見える変化をやや感じにくいかなと……

一日にかなりの調教コマンドが行えるので、「これどうなったら一日終わるの?」みたいにもなったり。
(アニメで尺を取られてるだけで、回数自体は普通のSLG並ではあるんですが)

ぐったり巫女さん
▲余りに責め続けると、ぐったりしてしまう巫女さん……

ただいちおう体験版でも、同じ責めを選択し続けたり、トータルの値でボイス等が変わる……ような所があったり、
「意気」が限界超えると、嫌がる巫女さんに精液をぶっかけて汚しまくる、という行為が挟まれるようになって、そうなるとむくむく興奮が湧いてきます。

暴行し続けると、心を折る前にあっさり死んでしまいそうな気配もあり(それも一つの「生贄」だからね)
考えるほどポテンシャルありそうな作品なのに、
今はどこが体験版制限かとか、一見では魅力が分かりづらい事になってて、非常に惜しいなと。

少なくとも製品版の真価は高そう…と、理解が進んだのは一つの発見だったかなと。
情報の出し方次第で、化けそうな作品かもと思いました。