虚夢の乙女
虚夢の乙女[Artesneit]


女の子どうしの部活・お店システム…。STG苦手こそ、この楽しみを知って欲しい…!


熱い漢のSTGで有名なサークルさんですが(ただDL販売は意外にしてなくて、自分もかなり前の[夜光蛾4]で感想書いたきりですね…)
今回も色々な挑戦が垣間見えました。

 全体に漂う、どこか力強い百合感も、エッセンスとして楽しい(これボス戦演出とかボム強化ですからね…)

なかでも、グロテスクとエロスと血肉、みたいな所から脱し(前貼りですけど全年齢ですし)
女子校の部活動という百合ぽい設定、
STG初心者が好みそうなお買い物システム(これで理論上は誰でもクリア可能に)
ゲームオーバーになっても、面セレクトで進んだ所から再開(全滅したらまた1面からとか、うんざり感高いですからね…)
チュートリアル・ゲーム中の注意表示…
と、”とにかく考えうる限り、STG初心者への配慮を取り込みまくった”ぽいのが印象深かった。

またそれにより、新しいテイストに繋がってるのも面白いな…と。

核の面白さは譲れねえ! 酔いしれろ!!


じゃあヌルいかと言うと一切そんな事はなく、
初心者用の配慮は十分にするが、STGの核・コアの面白さは一切譲れない、という作者さんの姿勢がバリバリに伺えます。

 仮面が外れる・時間経過で途中で逃げ出す…というギミックが血沸き肉踊る一面中ボス!

縦にもスクロールできるので、鮮やかなステージはひときわ広く感じ、またそれ故に強調される巨大な敵機たち。

面構成も高速横スクロールしつつ岩を掘削とか、重力の影響を受ける空面。
面から面の繋ぎもスムーズで、次々から次へ息着かせぬ展開…。

豊富な横STGのバックボーンを堪能させてくれます。

左右で撃ち分ける・巨大敵がたくさんでも縦に広くて窮屈にならない。横STGらしさ!

とにかく、”気持ち良い”。

きっと細かいノウハウを語れば山ほどあって、
ハデハデにブッ壊れていく敵からSEの調整まで、
敵弾幕とかも見た目ほどは辛くない、意外にスイスイ避けれちゃって、くぅっ俺最高っ…となるとか、特筆に値するデキですが
(自機の小さい当たり判定+ショット切り替えでのスピード調整、
さらに時限で消える弾がある、大きめの敵を倒すと周りの弾も巻き込んで消える、面が縦に広いから上下にも逃げれる、とかでしょうか…)

それら一切を気にせず、遊べる楽しさ。

基本、勘でなんとかなりますが、横STGの王道メソッドの中で新しい試みが光ってます


おまけに上達するにつれ、見える世界がじょじょに変わっていく…というのも、いかにも名作な造りです。

キャラを上手く切り替えれれば、攻撃・回避・回復にも役立つ。交代&連打というボタン押しのテンポを作れると快感…。

腕にそれなりの覚えがあれば、
まず反射神経と勘だけで破壊の快楽を愉しみ(だいたいNOMARLモードクリアするまで?)
それ以降は、範囲ショットの緑子と、集中攻撃の赤子を完璧に切り替え、危険回避と稼ぎを同時に意識した立ち回りを目指すようになったり…。

(たくさん稼げば、最高難易度モードやスコアモードというやり込みも購入可能。
あと、ただただ武器を強化して、ド派手にしていくのも悪くなかったり…
しかしシューターとしては、ノーコンティニューでクリア、ネットランキングに挑めるようになってからが本番ぽく、こうなると青天井…)

 お店で強化、何度もプレイできるメダル実績もあるよ

一方で、クリアまでなかなか辿り着けない人でさえ
「うーん、今度の面は火力が足りないからそこを強化しよう…」
「やっぱ体力より、友情魔法の強化が良いよな…」
と”攻略する方向”を自分で決めて、同様の体験ができるのも素晴らしい。

たまにはキャラ紹介を見て癒やされたりしよう(全員前貼り)

クリアするまではとにかく楽しい、ワクワクが止まらない。
クリアしてからは、上手くプレイしたいというやり甲斐の満足度が止まらない…。

一回30分、とにかくその間は、目一杯に楽しませる。
それがSTGだと。

プレイ中は「STGって素晴らしいな」という心持ちでした。
まるでSTG讃歌。
(この”色々素晴らしいのだけど、まぁとにかく楽しくて言葉を失う”感じは「ガルパンはいいぞ」に近いのでしょうか…)

この楽しみを、STG初心者用にこそ知って欲しい…というメッセージを感じました。