鎮魔剣風伝アオイ (製品版)
*この感想は [弘前]さんに書いて頂きました。
⇒予告での感想はこっち
前作『風紀剣士アサギ』で大好評を博した同人サークル『アーリマン』の新作。
今作はいったいどんな仕上がりになっているのか・・・
この作品の見どころはなんといっても戦闘シーン。
「戦闘中で犯してくる敵と、それに抗い戦おうとする女剣士」
の駆け引きが厳選された戦闘コマンドに凝縮されている。
「まさにこれぞエロRPGの戦闘だ!」と思わず唸ってしまった。
では、早速この作品の魅力を伝えていきたいと思う。
ゲーム概要〜女剣士が陵辱された戦いを振り返るゲーム〜
主人公の凄腕の女剣士が悪党を蹴散らしに行き、凌辱調教された思い出を再現する。
全三話で、三つの思い出がある。
一回目の思い出は、オークの巣窟での戦いだ。
ザコ戦闘で陵辱されながらも、オークのボスを探し出し討伐するのだ。
ひとたび敵のテリトリーに踏み込めば、もう逃げることは許されない。
ダンジョンという限られた中を突き進もう。
レベルを上げるもよし、凌辱されるも良し、
ボスを倒すために体力を温存して逃げるもよしだ。
ダンジョンで見つかる宝箱には、拘束具を外すアイテムが入っていることがある。
戦闘後に拘束されていた場合に使える嬉しいアイテムだ。
戦闘後に回復する手段はないので、戦闘中にできるだけ回復しておくことが
攻略のカギになる。
トラップ的に、意外な場所から突然襲ってくることが何回かあり
面白い演出だと思った。
見た目でおおよそ分かるのだが、つい確かめたくなる。
それらのトラップは、覚えておけば回避できる。
二度目は引っかからないようにしよう。
ボスを倒せば次の思い出へ移る。
ザコやボスに負けてもゲームオーバーにはならず、監禁されてしまう。
エンターキーなどの決定ボタンを連打すると、再び自由の身となり
何度でもやり直しができる。
監禁中のイベントはなく、ここでのエロはぜひ欲しかったが、
アップデートが予定されているので、追加されることを密かに期待している。
最低限のレベルでも、どのキャラを優先的に倒すかを考えたり
相手の状態に応じた技を出せばクリアすることはできる。
ただ、それが分からないと、ボスを倒すのは難しいため
初見ではボスに凌辱され、この監禁部屋に送られることになるだろう。
クリア後は、レベルを保ったままプレイできるいわゆる「強くてニューゲーム」も。
無双気分を味わうのも良いだろう。
戦闘シーン、日本人よ、これがエロRPGの戦闘だ!
キーボードの操作方法以外の説明がされていないため、
プレイした体感上の解説となるのをご理解いただきたい。
【抵抗力】
この値が0になると、きつい拘束をされる。
0にならなくても、羽交い絞めなどの拘束はされる。
拘束されると強力な攻撃ができなくなるばかりか、凌辱されてしまう。
0にならないように気をつけたい。
【刻淫】
敵に凌辱されると減っていき、0になると絶頂を迎えて監禁されてしまう。
これが0になることが戦闘での負けを意味し、一般的なRPGでいうと、HPに相当する。
まるで逝ったら負けのバトルファックのようだが、主人公は本気で反撃するので
バトルファックとは違った独特のエロさがある。
【TP】
TPを消費して技を使える。
鎮魔剣術:攻撃系。 やみくもに使ってもボスには勝てない。
鎮魔巫術:回復系の術。 抵抗力やTPなどを回復できる
ちなみに、逃げることはできない。
拘束されると、「抵抗」コマンドが増える。
逆に、『鎮魔剣術』と『鎮魔巫術』のコマンドが使えなくなる。
拘束時には様々な凌辱攻撃を受けるのだが、
クールなボイスがとても息子を刺激してくれる。
テンポの良いカットインでの凌辱攻撃はとても迫力がある。
戦闘以外でのエロイベントがない代わりに、戦闘中のエロに力を入れている。
プロレスラーのような筋肉男が恥ずかしすぎるポーズの固め技で拘束しながら
アナルを攻撃してくるのだが、そのポーズだけでも屈辱的なのに
アナルまで犯されるのは、屈辱の極み。
逃げ出せそうで逃げ出せない悔しさもにじみ出ていて、グッときた。
変わり種として、植物モンスターが触手で攻撃をしてくるシーンも。
立ち絵や凌辱攻撃のバリエーションは豊富だ。
アナルをほじられたり、手マンされたり、まんこに中出しされたり、
胸を揉まれたり、アナルを犯されたり、腹パンされたり、締め上げられたり・・・
それでも泣いたりしません、勝つまでは!
暴れる、振りほどく、耐える、ニラミつける、を駆使して抵抗する。
拘束された状態でのせめてもの抵抗だ。
プレイヤー的にも大ピンチなので、『おまえらぶっ殺す!』と思いながら
『暴れる』コマンドを選べば、気も戦闘力も強いアオイちゃんを
身をもって感じて、アオイちゃんとの感情のシンクロ率が上昇する。
暴れると高確率で敵が怒るのだが、怒ると「大人しくしやがれ」と言わんばかりに
腹パンとかしてくるのは「分かっておられる」としか言いようがない。
『振りほどく』は、拘束具さえなければすぐにでも地獄へ送ってやれるのに!
といったような、強い女の子の本領を発揮できない感が良く出ていて良い。
『耐える』は、(ゲームのステータス的にも)疲れ切って、しばらくは耐えるしかない
屈辱的な感じが出てエロイ。
『ニラミつける』は、睨むこと以外には抵抗できないという
大ピンチの状況をよく表していて気分が盛り上がる。
こんなアオイちゃんに睨まれてみたいぜ!(変態)
ちなみに、抵抗コマンドの効果は次のような感じだ。
【暴れる】:暴れるは拘束されたまま敵を攻撃する。
【振りほどく】:拘束具の耐久力を減らすことができ、
耐久力が0になれば拘束から解放される。
拘束具ごとに耐久力がことなる。
【耐える】:抵抗力を回復させる。
【ニラミつける】:TPを回復させる。
コマンドのチョイスと効果はシンプルで分かりやすい。
これらのコマンドの攻略方法を教えたいところだが
コマンドの説明を読んで攻略を考えるのが
このゲームの楽しみでもあると感じたため、控えさせていただく。
状態異常を表す、ステートアイコンについては拘束されたりしたら増えていくようだ。
例えば、ボールギャグをつけられたら、ボールギャグのアイコンが、目隠しをされたら
目隠しのアイコンが、という具合にだ。
テンポの良い戦闘なので、いつの間にかアイコンが大量に表示されて、
分かりにくいアイコンもあったが、それらの状態異常はしっかりと立ち絵にも反映されているので、
ステートアイコンがなくてもどういった状態なのかは分かるようになっている。
簡単な拘束具なら戦闘後にスキルで外せるが、ボンテージなどの鍵が必要な拘束具もある。
それらは、なんともう一度つけることも可能だ。
自ら拘束具をつけるとアオイは再び服従感に包まれる。
マゾ設定のアオイ見たければ、再びつけてあげるのもいいだろう。
総評 〜エロバトル界の至宝〜
戦闘は全体的に、しっかり考えないと攻略できないので
とてもやりごたえがあって面白かった。
攻撃力がとても強い主人公。強力な剣術で敵を蹴散らすのは爽快だ。
だが、ひとたび拘束されれば、「拘束などされていなければ、貴様らなど! おい! やめろ!」
という感じが良く出ていて、(というより、やたらと拘束されるので、そう感じざるを得ないわけで)
強い女の子が実力を出し切れずに凌辱される様はエロイ。
戦闘用ボイスも多用されていて、しかもとても良く絵と合っていて、ボイスも大事な要素なんだと改めて感じさせられた。
戦闘音楽も和風でとても良くあっていた。
プレイ時間は上手な方なら1時間以内でクリアできるかもしれない。
私が何時間かかったかは恥ずかしくて言えない(苦笑)
なんといっても、逝かされたら負けのエロバトルが目玉のこの作品。
単にアーマーブレイクするだけのエロRPGしかやったことが無い方や
エロRPGを作られている方は、このエロバトルを一度見てもらいたい。
是非一度プレイしてもらいたいお勧めの作品だ。
こだわりぬいたエロバトル・・・まさに、エロバトル界の至宝である。
おすすめのエロゲーとか同人モノをレビューしたり紹介したりするさんも、製品版について感想を書かれていました。
あとアーリマンさん特集とかも書きました。
ディスカッション
コメント一覧
えー……この内容で絶賛しちゃうんですか……。
アプデで改善されたとかそういう話かと思ったのに……。
DLに載ってるレビューですら全て否定的ってレベルですよ。
うーん、どこがダメでした?
私が推敲する段でもう少し聞き出せば良かったかな…、「あんまりエロRPGやった事ない人が書いた(前作もやってない)」っていうのも、あるかも知れません。
横からですけど、一にも二にもボリュームが問題かと
例えば闇鍋第一艦隊とかが新作出すたびにボリュームが〜と言っておきながら
この作品のボリューム問題はスルーと言うのは複数筆者体制による基準の違いという弊害がモロに出てしまってるという印象を受けますね
コメントありがとうございます。だいぶ見て下さっていますねー
そうなんですよね…、初めにそれらしい事が書いてあれば、「つまり、どういうこと?」と聞き出せるんですが、元の原稿からしてそういう所が見受けられなかった。
たぶん感覚として持ってなかった、って事だと思うんですが。
これは複数執筆として、何とか改善したい所です。
「これはエロRPG歴の少ない人の意見です」っていう前振りがあれば良かったんですが、トーン違っちゃってますよね…。
私なりに考えたのが、「エロRPG歴少ない人に、こういう前提知識がいる作品を任せてはダメだな」という事ですね…
あとは自分が事前に他の感想見て、下調べしておけば突っ込める……んですが、そうすると要は「他と同じ感想にせい」となっちゃうんで、どうかなあと…。うーん。
ちょっと本人のブログ見れば絶賛炎上中の物件だって分かるのに
よく調べもしないから火の粉が飛んで来るんだよ
”火の粉が飛んで来る”ですか…、うーん、まず「怒ってる人がいるから、同調して叩くべき」という事なら、それは違うと思います。
書き手がどう感じたかが感想であって、それぞれ価値観がある。
この感想を書いた方が、こう感じたのは事実。
ただこのブログのテイストとズレてるなら、不本意ですし、信頼できないよってなりますよね…。
もし私がプレイしていても、前作がそもそも安すぎた、と思ってる位なので、そんなに叩かなかったかも知れない。
ただもっと表現を考えたかも……。
http://super-game.net/archives/circle-%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%9E%E3%83%B3.html
とかも書いてますし。
人選がミスマッチだっただろうか、もっと色々考えられたかな、と思う訳です。
ボリューム不足だという件なら少し知ってたんですが、何しろ私自身はやれてない訳で、「プレイ時間は上手な方なら1時間以内でクリアできるかも」って表現に、ふーむ、そんな具合かな? と思ってしまったんですね。
この差を埋めるのは難しそう…、もっと面白い感想を載せていきたいんですが。
今回、問題なのは書き手のエロ同人歴の薄さで、そこについて事前にもっと聞いておくべきだった…とか考えてます。
最初にレスした者です。
言い方は悪いですが信者補正というかアーリマンさんの作品が大好きな方が書いたレビューなんだろうなと思いました。
「プレイ時間は上手な方なら」云々を含めて、都合の悪い部分をギャグ風に濁すような書き方についイラっとしてしまいました。
個人的には次回作や追加に期待するのでなければ人に薦められるような作品ではないと思っているので余計に。
111さんに文句を言っても仕方ないのですが、外注レビューの場合は多少は他所の評価を気にしたほうが良いかもしれませんよ。
> 都合の悪い部分をギャグ風に濁すような書き方についイラっとしてしまいました。
これですね…、私も原稿を推敲していてイラっとする時があるので。
だいぶ削りましたが…、それぞれの文章の持ち味もあるかなとか、あんまり削られてもやる気無くすよなあ、みたいな配慮もあって…。
なので、そういうご指摘がコメント欄でも頂けると助かったり。
あとアーリマンさんの作品を初めてプレイした方だったと思います。それでインパクト強かったのかも。
なのに「エロRPG界の至宝」みたいに”分かんないのに通ぶる”所が二大悪癖かなと…。
ブログに掲載した以上私の責任ですし、もちろん書き手にも伝えておきますね。
感想をお願いし始めてしばらくは、一段慎重な体制で見た方が良さそうですね…。
コメントありがとうございました。
あくまで個人的な希望ですが、外注レビュー自体が要らないと思います
もちろん111さんに時間が無いからというのは分かるんですが、
外注しても結局推敲だの質疑応答だのをやっていると言う事なのであれば
そんな事に費やす時間を一本でも多くのレビューを書く事に使って欲しいです
外注レビューに関しては良い点も有り悪い点も有りなので一概に必要ない…と言うつもりは無いのですが、今回は悪い面が多分に出てしまった感じですね
今回みたいな件についても、例えば3人くらいで同じゲームをレビューする、という体制ならば「あ、この人はこういう考えでこっちの人はこういった考えなのか、感想が人によってバラけて面白いな」みたいに好意的方面に転がったかもしれないのですが、そのような方法をとると推敲の手間や原稿料が三倍に膨れ上がってしまうので、あまり現実的ではないですしね…
> 9.
正直、当初甘く考えていたより、推敲などで多く時間が取られるな…というのは事実です。
ただ私が感想を書く時間は短縮できませんが、
外注レビューに関しては、フローを見直せばまだまだ時間も短縮できる、クオリティも上げられるかも…という伸びしろがありますので…。
あと実際…、感想のアフィ収入だけで生活するってすごーく不安なんですね…!
明日にもDLsiteが「アフィの報酬%を見直すよ(減らすよ)」って発表しようものなら、
それだけで食い詰めちゃいますから…。
他のことも同時にやっていきたい訳で、私だけで更新するならかなり頻度は下がると思います。
> 10.
そうですね…、「書き手のそれぞれのプロフィール」を聞いて、見られるようにしておいたら、少しはマシだったかな? とか考えますね…。
(でも結局、見ないかなあ…)
この記事に関しては、他の感想サイトさんへのリンクも探して貼っておく事にします。
本作「ほぼ完全リメイクでのアップデート」予定作品でございます。
このこと自体は、アーリマン様のブログを追っている方はご存じだとは思いますが、「5月末までには進捗が出せるかも?出せないかも?」という感じらしい(直に連絡取ったら製作は順調とのこと)です。
割引セールで半額になっている今、買ってみると「バージョンアップ前」「バージョンアップ後」の2つのゲームが楽しめて、お得かもしれません。
個人的な私見としては、本作は「システム面重視」の作品でして、RPGなのでアサギの系統と見せかけつつも、システム的には「エンジェルハント」の成分も含まれている作品というのが現状だと思います。
元々「ミニRPG」と銘打たれているのに、アサギとの価格がこんなことになったのかはわからん……全然わからん……。
というか正直、前作のアサギの価格設定自体がわからん…。