マライム 〜エロと陵辱と白濁と穢されし牝姫〜 感想(製品版)
3分ゲーコンテストっぽいじゃない。と購入
この作品、初めはスルーしてました。
まあ…よくある、DQを題材にした(ちょっと手抜きの)RPGかなって。
ですがどうも皆の感想を見てるうち、戦闘連続で、一定数倒すとご褒美エロ…という形式らしいと。
もしこういうタイプが売れるなら、かつて3分ゲーコンテスト等に参加してた自分のような人間には、大変馴染みやすいものだ。面白い戦闘システムだけ練ればいいんだからね。
…まあ今の売上を見ると、あんまり売れてないのですけど…。
それにしても、体験してみる価値はある。絵自体は悪くないし、ある意味鉄板のDQ題材なのに、なぜ? って事ですね。
戦闘自体がつまんないから…って所で大幅減点されてるなら、これはこの路線で再トライする価値はありますからね…。
という訳で、買ってみましたよ。
概要
ツクールXP製。戦闘とエロシーンのみの構成となっています。
戦闘は簡易的。全100戦。
全滅してしまうと、また1戦目からやり直し。
ただメッセージ速度&早送りという面では、周回に配慮されています。
10戦ごとに敵が強くなり、またエロシーンが入ります。
エロシーンはその時の勝利・敗北で10キャラ×2=20シーン。
Easyモードなら10戦ごとにセーブできるので、このくらいが良いバランスのように思えます。
ただ全クリしても図鑑(エロシーン全部)は埋まりませんでした…。
エロシーンはお金でも買えますが、これまた相当な高額です。
長く遊ばせようとしてるのかも知れないですが、それがストレスになっては意味がないと思います…
Easyだとクリアまでに約1時間。少し呆気ないでしょうか。
本当はNomalで、リトライが苦にならない面白さなのが一番だった気がします…。
長所
●絵はきれいですし、CG量も多いですよ(20枚)
やっぱ絵が良いと興奮度が違いますから、不思議なモンです。
戦闘で勝ってもエロを保留しておき、あとで図鑑をまとめて見る…っ事も出来ますしね。
●ご褒美エロという事で、毎回紋切り型のエロシチュになっちゃうかなあ、と思ってたらそうでも無かった。
原作(DQ)の設定を積極的に絡ませる事で、エロシチュの違いを出せています。
原作通りのシチュ…って面では、割とDQ好きの人には訴求するかな。
(あんがいエロRPGのDQって、世界観だけ借りて、独自ストーリーだったりするし)
逆に原作知らないと、ちょっときつい面もある?
エロテキストも、まぁまぁな長さでしょうか…(割とシーンによりばらつきありますが)
●戦闘、Easyモードならそれなりに面白いかも。適度な緊張感。
短所
●この戦闘で繰り返しを求められるのは辛い…(Normal)
構造上、100戦の中でリソースを上手く使ってクリアしていこう、というのが醍醐味です。それは良いのですが…
この手のタイプって実は、戦闘と同じくらい、負けた時のリトライが大事だと思うんです。飽きさせない為に。
このゲーム、1周めも2周以降にも、差が付きません。
本当に、1戦目からリスタート。まったく同じ状況、同じ敵で。
これはかなり、"ガックシ"来ます。
ランダムに結構左右されるゲーム性で、毎回同じ能力値のリスタートはつらい。極端な話、敵がつうこんのいちげき出したらオシマイって時もある(余裕持って回復するのも戦略性でしょうか? 同時に、シビアに見極めるのも戦略性な訳で、繰り返しは必然的に出てくる問題…)
戦闘は簡素で単純に飽きてきますし…
前回死んだ所から再スタートできる・弱い敵は自動戦闘でもの凄い勢いでこなされていく・あるいはショートカットが作られる…みたいに、カット方面を充実させても良いですが、それでプレイ時間が短くなるというなら、ヤラれつつもじょじょに有利になっていく、という方向性もありでしょう。
…と言うかゴールドとか、まさにゲムオバ後の2周めで武具とか買えて引き継げるのだろうなあ、と思ってました。使う場面はエロCG解禁だけか…
(この辺のプレイアビリティ、不思議のダンジョンシリーズになぞらえて考えてみると良いかも知れない…)
せめて実績が溜まるとかして、その実績効果で能力が上がるとかあれば、2周以降も前周と比較しながら楽しめるのですが…
あるいは、2周目以降しか出ないイベントとか。
現状では、"リトライを楽しむ"ゲーム性でなく、Easyモードで、死なないように進むゲーム性になってます。
Easyモードならスリルはあるでしょうか…。
プレイアビリティは無いね、という話。
●戦闘が簡素過ぎるのでは…と。
まあ見た目DQって事ですから、この形式にしたのでしょうが。数百戦するのにこれは、余りに簡素過ぎる…と感じました。
仲間とかも無し、店屋も無し。{にげる}とかも飾り。
自分はいわゆる"自作戦闘"と呼ばれるくらいの、凝った面白さを楽しみたかったので…。戦闘とエロしか無いなら、そこは凝って欲しいなと。
武器とかも、色んな強弱がある武器を拾えて、今のか、新しく手に入ったのか…どっちにしよう、みたいに迷えても良かったのではと。
(要はノンフィールドRPGに割と近くても、良いのではと…)
…しかしエロゲでそれは望まれてるのか、という想いもありますし、ダラダラ遊びたい人も居るのでしょう、これはプレイスタイルが分かれる所でしょうか…。
●エロCG図鑑くらいは選択肢じゃなく、タイル詰めで見たかったなあ…
見てないエロを買おうにも、まだ持ってないヤツとかは、一目で分かりませんし。
あとエロシーンのウィンドー、消したかった…。
まず、起動しない?
Game.exeを起動したら{RGSS Playerが停止…}と出て止まる場合(自分がそうだったので)
ハードウェアDEPを解除したらいけました。
http://tkool.jp/support/faq/general/dep.html
ツクール、普通のイベントコマンドならエラーでないけど、スクリプトで複雑なアクセスすると出るんだろうか…(win7)
戦闘オンリーの形式なら、こんなゲームはどうだ
うーむこういう感じなら、ファミコンジャンプの最終戦のノリで、二次創作キャラをバトルさせても面白いんじゃないですかね…。
敵も味方も関係性が見えるから、順番を組むのが楽しくなりますし。エロ的にもおいしいかなと…。
めだかちゃんとかを戦わせてみたい。
次点で、モン娘カードダス…みたいなコレクション要素あるやつも面白くなりそうですね…。
あとこの形式、複数絵師でも違和感少ないのがメリットでしょうか。
すたじおはんばーぐのBlog : マライム ver 1.1 リリースしました。
ディスカッション
コメント一覧
ツクールは、作ったことまったくないので憶測ですが。
DEPって基本。バッファオーバーランで発動するもんなので
本体側なのか。スクリプト側なのか。どっちかが想定外のメモリ書込みしてるのは間違いありません。
>データ実行防止(DEP)は、メモリの追加チェックを実行して問題のあるコードがシステム上で実行されるのを防ぐ機能です。
正直。分かりにくい説明ですよね……。(分かりやすく書けないのもあるけど
# もうちと細かく言えば。 ちゃんとメモリ確保して、プログラムコードを書き込んで、そこ実行!っと明示的にやれば…例えばトランポリン(*1)でもDEPに引っかかりません。
※ トランポリン…関数領域(関数もメモリの中にある!)を、ちょっと別のところにコピーして、コピーした部分を別関数領域(もちろん俺様関数だ)へのジャンプに書き換えて、そっち実行してから複写先を実行、そしてシレっと元に戻す御行儀の悪い技術。
さて、どっちが悪さしてるんでしょうかねぇ。
ツクールの基本機能で作ってる場合では出ないと思います、スクリプト側が問題でしょうね。
要はアプリケーションの分だよ、と許されたメモリ外にもアクセスして書き込んじゃってるんですね。で、ツクールの使用言語であるRubyではふつうメモリ確保の宣言を明示しなくて良いので、ユーザーの書いたスクリプトだとそこが起こりがち…と。
逆に解決としては、独自のファイルとかを作るなら、メモリ確保をすれば何とかなるかも…? でしょうか。難しい話ですね…
トランポリン、いかにもハックに使われそうな手法ですね。
と言うか思い切りC・アセンブリめいた内容で、私の理解がギリギリですw 解釈、合ってるでしょうかw
>許されたメモリ外にもアクセスして
加えて、実行可能領域とフラグ指定されなかった部分。 ですね。
なので「外部プログラムを、実行可能でない領域として取込んで。そこを実行しようとした」場合でもDEPで弾かれる可能性があります。
(Cのmalloc(WindowsではHeapAlloc)みたいなデータ入れるための関数で確保して、そこプログラムコード入れて実行しちゃダメです)
それもあってツクール側にも疑う要素を考えてみたのですが。うーん…。
それにしてもツクールって。rubyなのか。というかRGSSって目にするけど何の略だろうかと思ったらRはRubyなのか。 ちょっと興味湧いてきた!(食わず嫌いは良くないし!)
XP以降のツクールは処理のほとんどをRubyで書かれていて、スクリプトとして自分で変更追加できたりしますねー
ここ数日、たまたまDXRubyっていうのを触っているのですが、そうなってみると、RGSSの大規模な環境は凄く作りやすいのだなあ、と実感しました。
個人ではちょっと作れないような大きいフレームワークとか、初めにグラフィックやサウンド素材(RTP)も入ってますし。
しかも他のやってる人も多いから、スクリプト素材とかもありますし…ね。
数は力なり、といった風情を覚えます!