ゆーくりパニック エスカレーション 感想(製品版)

パズル,R18製品版の感想,ミニゲーム

いわゆる"クイックス(陣取りゲーム)"系は時にやりたくなる。エロとの相性も良いし。
ただ割とすぐ思いつくだけに、昔のゲームで既に掘り尽くされてるっぽい感はあるね…。
あとPCのクイックスに多いのは、やりすぎの弾幕。あれはクイックスの本質まで歪めてると思う…のだった。

概要

ノベルシーンとクイックスを交互に進めます。
会話もそこそこにエロへ、ちょっと愛撫し、この先を見たければ私を倒してからにしなさい! とばかりにクイックス、エロ、クイックス…。
1シーン中3回クイックスをクリアすると、とりあえず一区切り。本格的なエロへ。

エロ嗜好はもう百合百合。
学園に転入してきたらしい主人公が総受けで、最後にはハーレム百合られるのでした。
複数声優さんのボイスあり、スチルもクオリティ高いという。
昔のゲームと侮ってましたが、全然関係ありませんでした。
クリアまでなら、数回のゲームオーバーで2時間と言った所でしょうか。
全7ステージ+フリーモード。
エッチシーンは7(×3段階)の様子。
フリーモードは途中セーブ無し、7ステージ連続でクリアしなければいけない…とクイックス充できる内容になっています。
難易度としては普通くらい、かな…。
毎ステージの初めに自機6つにリセットされますので、1エリアごとにセーブしておきましょう。
2—3で残機1つで大苦戦なら、2—1からやり直す…といった攻略が楽しそうです。

長所

●"ちゃんと"練られたクイックス、きもちいい挙動!
良いですねー、顔を伏してスキを窺いつつ、あわよくば突進、がばっとエリアを削るこの感じ!
あるいはその為の、ちょいちょいとした地道な土台作り…。
(陣取り中もボイスSEが盛んに流れ、なぜか小さいと"あたかも男性器まで小さいかのように"小馬鹿にされるのですが…。男の仕事を黙ってみとれい、この百合アンヌどもがっ! と言いたくなるw)
基本ですが、まさにクイックスの楽しさです。ここが出来てるのが案外少なかった。
ちゃんとスペースキー離すと元の位置にしゃっと戻りますし、線引き中に敵が当たると火花が発生、伝って来て死ぬんだけど、それまでに僅かな時間差があって、ギリギリ滑り込んでセーフ! っていう安堵感を味わえたりね。
ルール・やるべき事、そしてその為の戦略がとても明確で、成し遂げた後は爽快で。
難易度上昇も心地良いです。
弾幕バラバラ出して超難易度にしちゃうのが"自機"を狙って来る物なら、これは"自機が引いた線"を狙って来るデザイン。
STGの様に動けないのにSTGの操作を求める前者より、クイックスらしい動きに的を絞った後者の方が正しいと思います。

下着がきれいなのも大事。

●百合エロ!
絵も女の子のふわふわさを存分に示したものですし、またテキストも、そのケが無いはずの自分でさえ"お、これが百合のエロってやつですか。良いですねえ"と興奮させられました。
女の子同士でSとM、タチとネコに分かれてる描き方。女性から女性への言葉責めって…良いな。
しかもその絡みを見て発情してる主人公も女な訳で。性的な興奮と反応が連鎖するナイスな関係性、ナイスな描写となっております。
これにはふわふわ良い気分とエロさが満ちた、"質の高い"オナニーを期待できるってモンです。
またお姉様との絡みではMのミドリが、日常シーンで主人公に対しては偉そうだったりね。これは良いキャラ立ち…
(このままミドリとの横恋慕というか、恋の板挟み状態になるのかなあ…と思ったらハーレム化してびっくりした。
[エスカレーション〜狂愛のフーガ〜]ではネッチョリとその辺が描かれる感じ? ADVですが)
●エロ頻度も高い
ノベルパートの、エロへの入り方が早いです。
クイックスしてなかったら、大体エロっています。そして1回のクイックスなんか、まあ2分と掛からないですし。
愛撫とクイックスは交互ですが、いざそこを抜けて本格的なエロに入れば、かなりテキストも長く描写も深い。
●ゲーム+フルボイスのエロシーンにしては安いんじゃないかなと。
同じシステムを他ゲーにも使っているからでしょうか。
終わってみれば"百合えがった"でしたが、嗜好的には[調教ダイアリー]の方が合う人も居そうですね。

短所

●基本絵が少ないかも
細かくエロシーンが分かれていて、テキストの長さとボイスの威力ゆえに個人的に満足度は高いのですが。
あえて計算するなら、基本絵7枚って計算になっちゃいますな…(差分は1枚につき平均5枚ほど)
●エロシーンの小出しにイラッw
愛撫の段階ではエロシーンとクイックスを交互するので、ヌキ視点からするとイラッとするかなw
まぁ回想シーンでまとめて見るのもアリだし、なかなか焦らされると思えば一つの楽しみですが…
本番に入るとちゃんと長くて、ヌキ所を迎えますし。
●ウィンドーの{オート処理}、ボイスを最後まで読まずに飛ばしちゃう…
あと{スキップ開始}押してから、開始されるまでに少しの間があったり。

追記