面白さは、競争が多い所に生まれる。
競争があるから質は上がるし、また新しいアイデアも出るはず。

そういう意味でエロソシャゲ(オンラインゲー)なんかは低額コストで多くのリターンを当て込んでか、ガンガン作られてる様子。
(同人としては制作に立ち入れぬのが、どうも味気ない感じですが…)

今日はその世界を体験してみようと、思い立ったのでした。

*スマホ持ってないんで、DMMのPCでも出来るやつ(=エロオンラインゲーム)です。
オンラインゲーム - DMM.R18

一応DLsiteの方はこっち。
[にじよめ!]

汚職列島ZIPANG


汚職列島ZIPANG
これはDMMの強みでしょうか、実写の素人(か、あんまり売れてないAV女優)を使ったゲーム。
かつてのネオジオ、実写ゲーみたいな雰囲気を醸しており、興味がそそられました…w


中身としては意外にも"ガチャを回す"がメインではない。SLGのようなタイプでした。
まずステータスを鍛えるコマンドが2つ。
"行動力"の限り行える{地固め}と、効果は高いですがランダム性があり、少しリアル時間(30分)が掛かる{職権乱用}。

汚職政治家なのに女性のご機嫌を取るためにプレゼントしまくらないといけない… そこは紳士なのか、主人公…

エロとしては、秘書をモノにする…という名目で、写真を集めていきます。
贈り物をしたりでどんどん恋愛度を上げていけば、更に過激なエロ写真が集まりますよ…と。(1人あたり8枚)

しかし放っておくだけで恋愛度は下がり、0になれば手元を去っていくという仕様らしく、否応なく継続性を煽っています。

告発=バトル。以前に負けた相手を指定して選べる{報復}というコマンドがある辺り、ネット上の繋がりを意識している

またこの秘書は{告発}コマンドで、他ユーザーと勝負すると、奪ったり・奪われたりします。
(まさにオンラインであるということ…、多分[怪盗ロワイアル]とかのソシャゲノウハウを感じますな…)

つまり奪われない為に鍛える必要があり、その為に時間短縮をしなければいけないし、また秘書のエロ写真を見たくても、無料ガチャではご機嫌を取るプレゼントもタタカが知れている…
と、課金に導線を繋いでるのでした。

意外にゲームしてた


ハダカにさせるとやっぱ興奮するんだな…ギャラリーの空いてる所を埋めたくなる、悲しきゲーマーのサガ。画面大きく表示するモードもある辺り、良い気配り。

ゲームとしてまじめに考えると、繰り返す事になる"地固め"もランク上昇してちょっと内容が変わったり、一定ごとに"選挙"というイベントが起きたり(*大先生にお金を融通するだけですが。そのうち条件が厳しくなり、なかなか先に進めなくなるんだろうな…)
課金面だけでなく、メッセージを送る・アバター・共闘を申し出る、というソーシャルを意識した所もありました。(これはDMMのゲームでは全て共通か? 下請け制作会社へのルールで決めてあるのかも)

(余りにも先例が大きすぎて混同視しがちですが、課金することはソーシャルではありませんので、分けて考えるべきでしょうね)

正直、思ったよりちゃんと作られてたってのが印象でしょうか。この数値が上がったから次○○やりたい、でもリアル時間を待たなきゃ! という、このテの王道であろう、もどかしいメカニズムも感じられましたし。

もっとサクサクプレイして、やらなくちゃいけない事を分かりたいのだが…


冒頭、いきなりの民主・公明disw

不満としては操作性。もうちょっと短略化できるんだろうなーと思うんですが…(年齢層を考えたら回りくどい方が良いのですかね?)
画面右と上部に同じコマンドがあるのは一見、便利で分かりやすいようですが、誤解を誘発してる気も。実は見た目より出来る(やらなくちゃいけない)ことは少ないです。自分は規模はこのくらいで丁度良いですが、見た目の煩雑さに初め戸惑ったので…
(オンライン上のFLASHって右クリックでキャンセルに対応できないんですかね? Xボタン押しに行くのが面倒い)

繰り返しのあるゲームとしては、読み込みの間・短いけど飛ばせない演出も気になった所。
このゲームだけじゃないんですが、いちいちプレゼント―アイテム枠に分ける意味が分からないですし。初めからアイテム枠に収まってnew! とかの表示してればいいじゃんと。

告発で対戦相手を選ぼうとすると、ほとんど同じ秘書(デフォ)でした…。ハードルの高さが窺い知れる。この画面で、自分の秘書も表示させた方が対戦相手も選びやすいと思うのだが

あとは{告発}の勝敗判定が不明でした。政治力関連でしょうが、一応バトル画面なんで、色々数値表示させた方が、もっと鍛えようって気になるんじゃ…?
(後述のゲームも、バトル画面はやたら簡素なんですよね。この簡素さに何らかの意味があるのか…?)


後述する二次系のエロオンラインゲーよりこれは落ち着いた仕上がりで、少しゲーム性を感じました。対象年齢を考えたのかも知れません。
実は自分は、こっちの方が好みだったり…

ペロペロ催眠~えろえろ催眠アドベンチャー~


ペロペロ催眠~えろえろ催眠アドベンチャー~
"ペロペロ催眠"ってなんや…、中身が同じだから、せめてガワだけでも新奇を狙ったのか? とプレイ。

実際前にやった[Lord of Walkure]と、大体流れが同じだったような…。
ちなみに[汚職列島ZIPANG]はありませんが、こっちは音楽とかSEがあります。やはり華やぐって面はあるかな。

探索=スロット。よく関係性が分からないんですが、特に世界観に当て嵌めようという気も無いみたいです。"擬似連"とか言われてもちょっと分かんないですが、こちらも特に説明無し。大体どの層を狙っているか分かるね…

こちらは[ドリランド]系なのか(よく知りませんが)ノベルシーン・探索・ボスの所まで行き着いたらバトル、という流れを繰り返します。
ボスに勝てばエロシーン。

こちらはルーティーン作業が楽しいと思えず。



スロット(探索)で{チャンス}の図柄が揃えば仲間カードが貰えます。
疑問なのは、仲間が揃った状態でいよいよボス戦だ! と集団戦にワクワクしてたんですが、なんか五芒星形にエフェクトが走って、一発でボス倒しやがった。
どうやら勝つ/負ける の一発判定みたい…?

…もっとバトル的な…、駆け引きは無くとも、数値表示くらいは期待してた自分はズレてるんでしょうか?

それでなくてもスロットは回すだけ、目押しとかも無く、絵柄が揃うのをボーッと眺めるだけなのですが…。
ここがプレイ時間一番多い所なんですが、自分にしてみたらゲーム性無さ過ぎです…。
むしろこれなら、放っておいても勝手にスロット回ってくれた方が良かったのでは(なぜか初めのドラム回す時だけ、マウスクリックしなきゃだめ)

スロット部分の演出は割と気合入って作られてると思いますが、まあ組み合わせ種類も少ないし、飽きますね…。
(ちなみにガチャで強いキャラや、アイテムを出す時もこのスロットを回します…)

ちょっと興味深かったのは、登場してるボスキャラは他のPCゲーからの人物。何らかの元ネタありで、プロフィールからその作品ページに飛んだりする。リソースの節約としてアリだし、広がりもある気が

エロシーン(だけが)目当てなら


最大で唯一の見所は、エロシーンでしょう。
エロシーンになるや否や、ボイスありでキャラが喋り出しますし、かなりシーンが長いです。
無課金の初プレイで、3つエロシーンが見られました。なかなかヌカせる出来ではないでしょうか(以降のプレイは、エロシーン見るのがキツクなるのでしょうか?)

ちょっとやっつけぽいノベルシーンではあるが、自動スキップ・ウィンドー消去など一通りの機能が揃ってるのはオナビリティ高し。

差分の代わりという事なのか、HシーンではAE技術で部分的に動いています。差分を発注するより、AE担当の人に一括に処理させた方が安上がりなんだな…と思わず内部を推察してしまう所ですが、問題な事が一つ。

AEで動かそうとする都合上、エロシーン入ったら初めから全裸なんですね。
つまり差分で服を脱がして… みたいな盛り上がりは、期待できない。
(そこの所は開発側も分かっているのか、ボスは3回倒すという仕様。つまり3段階のエロで初めはパイズリ、次は…という発展的エロをやってる)

あとまあ…催眠を謳ってますが、"催淫"って感じですかね…。
たぶん常識・記憶改変は無さそう(それは同人の、コアなシチュの得意技ということで)

二次系は微妙にちょっとレベル低いノベル形式みたいのが主流なんでしょうか…喫茶店という設定ですが背景、これはどう見てもキッチンでは…。

ペロ意味なし


チュートリアルでは"ペロ(通貨)"でアイテムを買えるという事だったのですが、確認してもほとんど"このアイテムではペロでは買えません。ポイント(課金)のみです"となっていました。
たぶん、サービス当初はペロで買えるアイテムもあったのでしょうか…?

つまり"ペロペロ催眠"の"ペロペロ"はもはや形骸化していたのでした…。

結局タダでヌキたい、若い人が集まってるのでは?


上述の実写ゲーと比較するなら、"やり甲斐"という感覚は、全然無かったですね…。
初プレイという立場を考えても、テンポ悪く(ノベルシーンありますからね)プレイ時間長すぎ、どうも課金・射幸性も上手く煽られませんでした。

ソシャゲーにもやはり色々な形があり、面白い・面白くないゲームデザインがある物です…。


恐らくこのゲームを未だにやり続けてる層というのは(多分、そんなに多くない?)ソシャゲー的な文脈で楽しんでるというより、単に他のオカズと比較、1発あたりの価格がこっちの方が安く済む(もしくは無料)だから…ではないかと。

ソシャゲーにおける創造性とは


ちょい疑問に思ったのは、"ヌケる出来"ってのは果たして正しいのかと。
ヌイてスッキリしたら、ソシャゲーに置いて大事な持続性が、一気になくなりはしないか…? と。

エロソシャゲの最高の武器は、上手く、イク寸前のハァハァした状態でゲームの流れをストップさせられるかですよね。
[バズドラ]が大儲けした理由は、既存のソシャゲーとは別の、要所要所に課金ポイントを設けたからだと聞きます。

つまりソシャゲーの創造性であり正しさは、課金ポイントで発揮されるべき。
エロオンラインゲーならまた、新しい、独自のポイントが存在する。
ノウハウの形ではなく、底流に流れる心理をこそ参考にすべき。

ユーザーとしても、余りに作品にマッチしない課金という形式が独り歩き、押し付けられては、ゲーム以前に一気に萎えますし。
打ち出の小槌よろしく、何度も同じノウハウを流用すれば幾らでも稼げる…ではなく、願わくばこの分野においても常に創造をして欲しい、と思ったものです。

やり終わって


あんまり業績好調でない前提で書きますが(2つのゲームとも初期アイコンの人が多い、つまり2回め以降やってないのではないかと判断。新規参加者がやたら居るなら別ですが…)
ターゲットに手法が合って無い気がしました。

というか、ターゲットに沿った手法を開発できてない(既存の課金方法をそのまま持って来ても、あまり上手く行かない)

エロゲーなら、"敵を倒すまでに課金させる(その後にエロが待ってる)"じゃなくて、"エロシーンの途中で課金させる"方が良いと思うのですが。
それこそ、服一枚脱がせるのにやたら体力消費する、そこで回復を待って戻ってきたら、女の子の性感度も下がっちゃってるし、"待ったよ?"とか文句も言われるとかすれば良いのでは。
副要素で、メガネとか○○差分を購入、きちんとそれに合わせてエロシーンが変わっても良いでしょうし…。

囲い込めてるの?


エロオンラインゲーが栄える為には、やはり囲い込み、"他を見させない事"が重要な気がします。
私の感想としては、"エロオンラインゲーをチビチビやるくらいなら、同人ゲームの体験版でもやった方がいい(無料で済む)"なんですが、それも同人ゲームに慣れてるからだと思います。

つい見失いがちですが、やはり同人はアングラ、好事家がやるってイメージなんだと思います。特に同人エロゲなんかになると…、面白くない・そもそもマトモに動かない(サポートさえされない)って不安が、普通にあるのではないかと。

オンラインエロゲーは、前までなら商業エロゲを手に取ってた層(ちょっとオタ趣味に興味が出て来た大学生・高校生くらい…?)
この層を、早くから教育すべきなんだと思います。
(*実写ゲーはまた別の切り口でしょうが)

彼らは多分まとめブログとか見ると思うんですが、そこでもし同人ゲームへのアフィリンクがあっても、買わないでしょうね。
見たとしても、ランタイムやら動作環境やら敷居が高くて、0が1にならない。
しかし無料・エロオンラインゲー(ブラウザ)ならとりあえずプレイ、エロシーンでとりあえずヌイちゃって、オタ文化に嗜む。0が1になる…ってことは有り得ると思います。

そこから同人・エロオンライゲーの垣根を超えた、良い関係が出来そうかなーと。
奪い合いではなく、(エロ)同人文化を嗜む若者を育てる。

そうなったら同人側としては、エロオンラインでぼちぼちヌイて満足してる人に、もっと質の高いエロがあるんだぞ、すっげえゲームがあるんだぞ、と通知する事が大事になってくるでしょうね…。

*今回はカオスぽい感じのを選んだので、もしかしたら他のゲームはもっとキチンとしてるのかも。
あと、ボチボチと五月雨のように(継続して)プレイないと、真価が見えないジャンルなのかも…と思ったりする。