毎日他の方の作品の感想を書かせて頂いていると、まるであたかも自分が特別なクリエイターであると勘違いする。
自分の力量を見誤る。

時に作る作品は、余りに理想と違って、自分を心底打ちのめしてくれる。



という訳で三角関数という中学の数学レベルで大苦戦、まさに地べたを這う気持ち。
一応ゲーム制作も10年選手なのだが、しょせんツールの便利さから離れれば自分など、こんなモノである。ゴミクズである。


このゲームの始まりは、ピクチャでなくRGSSでやるという事で、それでしか出来ないことをやろうと思った。
そうなった時に考えたのが、キャラわらわらである。

そこでアイデアの元になったのが
[アールヴヘイムの三賢者-終焉前奏曲-]。
あのエロはなんだか可能性を感じたな…、もっと上手いことエロを消化できた感がした。作品が売れてるのも、需要があるって事で好ましい。

ただタワーディフェンス系ってのは、自分は嫌い。
1・2面とかは良いのだが、CPU相手にチェスをやっているような、勝てないとなったらどーーやっても勝てない、取っ掛かりが無いように感じる。
またある程度経験を積むと、配置も定石が出来てくるとか言うし。

ゲームはムキーとなってやり込めばちゃんとクリアできる、そういう適当さが良いよ。

という訳で考えたのが、お城にワラワラと攻め込もうとする兵士と、無慈悲に発射されるマシンガン、ばたばたと築かれる死体。
しかしその死体の山を超えて、いざ旅順攻略。

自分のゲームで言うと[十塚30人殺し]のような感じ。これでいこう。

という所で、初verがこれ。


あーこれは、同人エロゲで言うと、[カルツの魔導城タクティクス]の様になりそうな感じ?
自分は攻めを指示する側だけど。

そうして面白くなるよう更にプログラムと設計を煮詰める訳だが、自分の引き出しの無さからか、どうも終局、RTSかタワーディフェンスという形になってしまう。
それを無視すれば、なんだか遊び所が分からない、ボンヤリとしたゲームになる。

やはり確立したジャンルというのは伊達ではない、表現しようと考えれば考えるほど、必ずそこに行き着いてしまう。

まあそこでムリヤリにでも忌避、自己満足のオリジナリティを追求してたのが[えろSTG]でした。
結局STGかも微妙だし、出来上がったものは大して面白くも無いし。

新ジャンルなんて今までのゲームの歴史を振り返っても、全世界で5年に1つ生まれれば良いくらいの頻度な訳で、自分がそんな名だたるゲームデザイナーと肩を並べる必要は無いのである。
新しい事をしたい、という挑戦心を失ってはいけないが、表現したい事を突き詰めて既存の形が導かれたのなら、それに従う。

という訳で煮詰めて出来た形がこれ。


さて後はこれをもっと作り込む…となった時に、問題が発生した。
自分の数学的素養の無さである。
早い話、"壁を回り込む(最も近い建物へのルートを求める)"アルゴリズムが分からねえ。
あ、これ無理。もう想像さえも出来ないもの。

ちなみにこの事を話したら、{九条エミリア}氏は"だんご虫は、まず左に行ってから右に行って、道を探すよな"と正解を探ろうとしていた。
人が持つバックボーンが実装に繋がったり、ゲームの仕様になったりする。面白いね。
(だが結局プログラムで作っていては、そういうユニークな発想もいわゆるプログラマブルなもの、数学的関数とかへ帰結してしまう。
活かす為にも、やはりツールは有効に利用すべきだと思う。
自分はプログラムで作成しないと、最近どうも面白くないので厄介なのだが…)

あとこのままだと、どことなく[魔天使セラフィム-聖都陥落-]とも被りそうな予感もする、これは体験版やった事ないので全然お門違いかも知れないが。

という訳でRTSダメ、タワーディフェンス嫌…で、簡単そうな計算で済むもの、そして何とか面白くなりそうなもの。
と更に煮詰めた時に、要はこれは軌道が命の、"ピンポール"とか"パチンコ"なのではないかと。
そういった方向で開発を進める事にした。

という訳で現時点は、冒頭の動画に辿り着きます。

しかしここでも問題が発生。反射の計算式が分からへん。
結局どれだけ逃げようが、数学的な知識が要求される、プログラムのゲーム作成ってやつは。

反射の仕方が見てて、不自然。気持ち良くない。
これはこのゲームだと物凄く致命傷に感じられる。マリオのジャンプがなんか気持ち悪い、のような。

反射時の弾道を予測できるからこそ、ここを狙おう、ここであの兵種を使おうというゲーム性が成り立つのであって、その根本が成り立たなかったら非常に底が浅い、ただ撃ちまくるだけのゲームになってしまう。
当然手応えも無い。
それが感想書きの目として分かってしまうだけに、有効な解決を図れない自分がもどかしい。

制作者の自分と、感想者との自分と。分裂するアイデンティティ。


現在は、なんとなくそれっぽく見える計算式らしきを適用しているが、さてどうなってしまうんだ…というのが現在の状況。
しかもこれ、DLsiteの[へべれけキャンペーン]に応募したいのである。つまり6月中。
無理じゃないかな。エロも入れないといけないし。
考えてみればへべれけ欲しさなら、ゆきモンCG集と本体とのパックでも登録すれば良いじゃない…。

という訳でゲームはこの様にして試行錯誤して作られるのである、というレポートでした。
(始めからちゃんと計画して作る人も居るだろうけど)
一応この時点でのRPGツクールでのプロジェクトファイルを上げておく。参考にしてください。

http://blog.livedoor.jp/becomegame/blog/freeGame_castle%20.zip