このRPGが発売した当時、"あ、また女主人公モノか…"とスルーしたんですね、そしたらぐんぐん売れて、今やトップ走者の一群に。
加えて話を聞くに、どうも予想してた"よくある女主人公モノ"と違うらしいと。
何でもセックスバトルとか、一本道とか…?

エロRPG的の文脈的には、これより少し前に[淫乱勇者セフィのRPG]、以後[SACRED EYES]・[薬と魔法のミーリエル]・[賢者クエスト]・[フィーネのヤリまくり錬金術]、きれいな絵のRPGが強いぞ、っていう今も続く流れだ…と認識してますが。

これはやってみなきゃならんでしょう、という訳で体験版を遊んでみる。

概要


主線が強調された独自の丸っこいキャラチップであったり、地底からエロしながら地上目指す…というダレそうなシナリオな所、意外にオークが感情豊かに描かれてたり。
そういう細かい所と、あとはエロシーン=戦闘であるという、やや特徴的な部分が相まって、なかなか魅力を増してるかと。

まあそれでも、一番の訴求力は絵なのは間違いない。
あくまでそれ以外は"下支えしている"…といった感じ。
絵が良いから売れたって一言でまとめたくなるんですが、まあそれ以外も割とちゃんとしてますよ、って事ですね。


むしろやるべき事とやらない事をスパッと決めてて、素晴らしい見切りだなと。
変に凝ってザコ戦闘入れたりせず、これはエロを高い頻度で見まくれるRPGだぞ、でもHシーン大変だから戦闘形式はどうだ、とか。

おかげで? この絵でこの枚数なのに、値段安い。
…そら売れるなあ、と納得。

あと体験版としては、訴求する層が分かりやすいなっていう…。
例えばゲーム性もエロもってなった時に、ストレートに訴求される事は珍しいのですが(…自分はもうちょいゲーム性少なめでエロ多めが良かったとか、その逆とか、微妙なバランス加減でズレる)
これは戦闘(エロ)で勃起するなら、ズドン。それ以外はいいや、というシンプル…。

エロシーン=戦闘


本作で一番特徴的なのが、エロシーン=戦闘というところ。
BFじゃ無いですが、いわゆるセックスバトル…ってのも少し違う感じが…。
戦闘はイベント敵のみ、使用するスキルで駆け引きやら展開が変わるとかも余りなく、言うならエロシーン時の選択肢やらテキスト段階を、戦闘コマンド上で発生させてる…って感覚。


苦肉の策ぽい感じもしますが、絵の力もあって、ちゃんとえろい。

でこの形式のエロ、メリットとデメリットがあるなと。
メリットはまぁ目新しくて、いわゆるノベルタイプのエッチシーンとは違う、ゲームぽい感覚がありますよね。
こういうの、ちょっと購買意欲をそそられる。
あと制作の話なんですが、ノベル形式と比べて、長い地の文やらテキストを書かずに済む。
ノベル形式でボイス入れるなら、きちんと長ゼリフを喋らないと不自然なんですが、これは決定した後のセリフ一つだけで、馴染んでますしね…。

デメリットとしては…
処女のはずなのにガンガン腰振りまくるとか、エロシチュが割と身も蓋も無くなっちゃう感じでしょうか。
(メッセージのパターンを多く用意すれば緩和するでしょうが、たぶん手間ほど効果を上げない?)
あと今作の場合はそんなに展開に変化が無いので、いちいち選択するのがちょいダルくなってくるかも…ってくらい。

戦闘エロ形式が目に付くけど、それ以前・以後の盛り上げもなかなか…


よし、戦闘=エロシーン作った、で満足していない。
むしろエロこそ一番大事だ、とばかり、盛り上げる為の気遣いが感じられます。


初戦闘で言うと、エロに入る前に立ち絵でやらしい事されたり、戦闘終了と同時に射精しました、終わり…じゃなく、戦闘後にちゃんとCGも差分も用意して、よし射精するぞ、と一幕設けてる。
戦闘時のメッセージも、聖騎士なので"神よお許し下さい…"とか豚ペニスの描写、"またオークのオチンチンで気持よくなっちゃって、ごめんなさい…"とか、ちゃんと抑えてくれると興奮が段違いな前振りを、きちんとしてますね。

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