殺戮の屠
殺戮の屠[サークル 置か岡]



伝説のカルト作品[ゴッド松村]、美少女の頭がパーンと飛び散る(一番えろいシーンはレイプマン♂が逆に乳首舐めされる所)[スーパー美少女ボクシング]…。みたび置か岡さんのゲームの登場です!
"年がら年中DLsiteを見てはオナニーしまくってる小粋なアフィリエイト実業家(説明書より)"として、製品版を頂けましたので、さっそくやってみました。

残虐ACTかと思えば、ピカレスクなRTS


左派・右派・あるいは中派に分かれ、争いが絶えない現代社会。
もはや"平穏は全てのものが滅んだ後にしか訪れない"…と言わんばかりに、毒電波を受けた男がマシンガン片手に立ち上がりました…!

見た目はGTA1っぽいが…

しかしここで注意なのが本作、チュートリアル代わりのステージ1が皆殺し指令で、これが難しく、慣れるまでに時間が掛かること・ボタン一つでマシンガンがばりばり撃てる気軽さ…から、"キチ主人公が殺しまくるゲーム"と勘違いしてしまいそうですが、実際はステージ2~3と進むうち、"ああこれは、敵対勢力同士を殺しあわせるゲームなのだ"と気付くハズ。

主人公が殲滅するのは最後の数十人程度、それまでは暴動を誘発しないと、こちらが蜂の巣にされてしまいます。
そう、暴力ACTというよりこれは、愚か者どもを争わせ、高みの見物を決め込むピカレスクなRTSなのです。

過激派同士の衝突を、あざ笑え




それが分かってからは、"一触即発の過激派赤軍と国粋主義者の間に立ち、火種を作る"…―つまり、"片側の仮面を被って"偽装し、敵陣に一発銃弾を撃ち込んだ後に、味方の方に転がり込む…という狡猾な策略が可能に。
お互いに100人から居た兵士達が、些細な事から反目、アホのように銃弾を撃ち合い、みるみる内に人数が減少、反比例してぐんぐんポイントが伸びていくのは、"笑っちゃうような"楽しさが。

エロは無い。というか、そもそも女の子が出ない…あるのは肉塊だけである

このように兵士の持つ"色"を操作するのが重要で、例えば赤軍(赤色)の仮面を被って、穏健な市民を銃殺すると、やがて彼らの中から愛国者(青色)が生まれます。
いわれの無き左派の暴力から、怒れる市民が右派になるという構図を作るのですね。

仮に何も被らない=無色のまま攻撃していると、荒んだ心からか市民は"マフィア"に、あるいは救いを求めて"カルト信者"へ転向していきます。(そしてカルト信者が、相次ぐ戦闘の中で"原理主義者"になる…)
そんな社会の縮図を操作してるのが自分…となると、これは妙に心暗くも踊るものがある訳です。

なんとなくの中毒性と…慣れるまでの分かりにくさ(電波)


とりあえず「オクタゴン(六角形の軍事施設…)」まで進めましたが、時折、一派のみで固まってるステージがあり、主人公が皆殺しを敢行したり、武器もどんどん新しい物が入荷していきますが、基本はこの"色変え"による殺し合わせ。
慣れてくると割と作業化する…ってのがあるんですが、気が付けばニヒリズムと電波な世界がクセになり、ダラダラとプレイしてしまう魅力があります。

社会的な動乱の中で、狂気の正義感に目覚めるまでが絵のみで語られるプロローグ

難点なのもその世界観にあり、例えば「同じ赤軍なのに、穏健派と過激派同士で争っちゃってるよw」という状況はかなり皮肉的で面白いのですが、ゲーム的に考えれば"両方同じ赤色"な訳で、混乱しがち。
特にステージ1などは、訳の分からないまま皆殺しに加担、感じを掴めるまで何度も死に、大仰な演出にやられ、気持ちが折れる…という事も想像に難くありません。

他にも後の広いステージになると、
"敵の生息地を知りたい"(マップ表示か、地面の色分け? 自分の隠れ家もたまに分からなくなる…)
"仮面の付け替えがメインになる以上、隠れ家以外でも手軽に行いたい"
という所も無きにしもあらず。(そうなると、手応えが余り無くなってしまうかもですが)

神の指令を受けます

ただ一見ピクミンのようなRTSを、"社会勢力の暴動を誘発する"という表現に尖らせた特異性こそがまさにケレン味であり、そこが肝である以上、ある程度分かりにくくなってしまうのも致し方なしでしょうか…

実はポイントが尽きてもコンティニューできたり、諦めなければクリアが見えてくる配慮もされてる…ので、この世界観(とシステム)が気になったらぜひ一度、遊ばれてみては。

*死亡時に「渡さない」を選ぶと、強さを引き継いだまま(アイテムの価格も…)初めに戻されるので、ハマり状態でやり直したい時以外は注意。