DLsiteのマージン(卸価格)が変更になりましたね。
■現行
販売価格 卸価格
100円   30円
200円   60円
300円   100円
400円   150円
500円   200円
     ↓
■2014年12月1日改定後
販売価格 卸価格
100円   50円
200円   100円
300円   150円
400円   200円
500円   250円

これより上の価格の場合:
http://www.dlsite.com/home/circle/invite#gi5

以前は手取り30%って事もあってなかなか低価格作品は出しづらかったのですが、一律50%へ。
(あと実は、以前は消費税分も天引きしてましたがそれも4月より還元するようになってる。
逆に1000万以上の売上だと消費税を申告して収める必要が出ましたが…まあ殆どのサークルには関係ない話)

これに関しなだらかで色んな動きがあると思いますが、ここでは「せっかくだし、エロゲ作りにチャレンジしてみようかな」と思った人を支援すべく、各ジャンルのゲーム制作ツールをまとめてみた。
実際問題、初めから1500円とか値付けするのは怖いでしょうし…。

ただ結果的に詳しい物と詳しくない物の温度差が激しく、「チラシの裏」以外の何物でも無くなったので、余り期待してはいけない。
むしろもっと良いツールがあったら教えて下さい…
あとなるべく頑張ってみたつもりだけど「代表作」が間違ってたらごめん。

自分は6つめのDL同人作品で、SRPGの[ゆきゆきてモンスター軍]を作った。何かの参考になれば。
(制作の修羅場とかトラブルをもっと知りたければ[ゆきモン発売前夜]を読もう!)

RPGを作る場合


RPGツクール(VXAce)


代表作:
[Succubus Quest]
[パロゴンクエスト -トロの勇者と運命の花嫁-]
[びたみんクエスト]
[ハルウル]
[-堕ちモノRPG- 聖騎士ルヴィリアス]

RPG系では知名度NO1だと思う。その為か作品も多い。
BF(バトルファック)・DQモノ・女主人公…ここから生まれた。

さくっと基本の命令で作る、スクリプト素材をコピペして、見栄えやシステムを向上する…だけなら、今でもとても強い。
「初心者にはこれ」という立場はやはり崩れてない。

ただそこからオリジナルのシステムに凝りだすと、途端に難易度上がるので、一考した方が良いかも知れない。
(プログラム言語rubyで書かれたスクリプトを編集していく事になる。
rubyは覚えやすい言語だが、ツクールの土台となるフレームワーク・RGSSが結構ガチガチで、ちょっと改造するには不向き。
RGSSを読み込んで見通しが持てても、単純にプログラムの設計は難しく、独自性の強い事をやろうとするほど、勉強が増える…。
プログラム技術に比例して可能性も大きくなるが、さてそのレベルになったらツクールで作るメリットはそんなに大きくないのでは、という気も…)

知名度ゆえに素材公開サイトが多いのも強みだけど、近年公式からのアナウンスが途絶えがち、減少傾向なのも気になる、かな…

WOLF RPGエディター


代表作:
[淫乱勇者セフィのRPG〜世界を救うエッチな冒険!?〜]
[魔法少女テト]

元々、基本の命令しか使えなかった昔のツクールの不満を解消する為に作られたゲームツール。
なのでスクリプトとかは無いが、基本の命令の拡張性がめちゃくちゃ高い。
その事は魅力でもあり、初見の複雑さにも繋がっている。かなりピーキーな仕様。
(自分が触ったのは4,5年前なのでもうちょい作りやすくなってる…かも)

例えばかつてのツクールにあった「変数○○番の中に入っている変数にアクセス」という概念を最大に活かす。
<変数1に入ってるのは"102"という数値→変数"102"にアクセス>
という具合。

更に変数番号100000以上にはシステムの根本の機能が割り振られており、100003だとウィンドーカラーを意味する、みたいな具合。
<変数1000003に変数111で指定した数値(色)を入れる>

上記の説明で分かったら、かなり素養があると思う。
初めに触った時は??マークが頭に乱舞するだろうけど、一度構造を理解したら、同じ仕組みでかなり柔軟な事ができる。
オリジナリティの高い事をするのに、中くらいの事を覚えれば、その仕組みで大体実現できる。
ポテンシャルの高さは相当だ。
ゆえに現在はRPG系より、むしろARPGで強かったりする(後述)

変数操作以外の基本コマンドもマメなアップデートで、今やツクールでは難しい機能を実現している
(最大解像度もツクールVXAceは640*480、ウディタは800*600)

マップ・キャラ素材の少なさに泣かされてきたけど、最近は少しずつ充実してきた模様。
最近はDegicaとかもあるしね(*ウディタでも使える)


RPG系としてはこの2つが金字塔。
だが制作ツールなどは工夫次第で、本来自由。
高機能なADVツール(後述)を使って作る、という手もあり。

[プリンセスサクリファイス〜供犠姫フィーナの冒険〜]
[Lv1勇者が女神・邪神と♀モンスター繁殖計画始めました!]
[Lilipalace -淫魔の巣窟-]

この場合は見下ろし移動とかは難しいが、グラフィックやテキスト関係はとても強くなる訳で。
ただその強みを活かすには、優れた絵と、高機能ADVツールを自在に扱えるシステム能力が必要ね…

ACTを作る場合


アクションエディター4


[【異種姦ACT】セイナルモノヘ【ドットアニメ】]
[Ries_z Action PLUS]

かなり簡単にACTが作れる。
反面、なんか同じようなもの…、スカスカしたジャンプアクションしか作れない…って印象も。
ただ[セイナルモノヘ]はかなり良く出来ており、まだまだ出来るというポテンシャルを感じた。

アクションゲームツクール


[UnHolY SaNctuaRy]
[LAB-Still Alive-]

これも比較的、簡単そうな印象を受ける。
発売当時は仕様に色々不満が出ていたが、発売から数年経った今、なかなか名作も揃ってきた感じ。
ただ[UnHolY]の作者さんは他のツールも検討してたり、やはり苦労が絶えないツールではあるみたい…

MMF2


"Multimedia Fusion 2(MMF2)"だったが、次バージョンで"Clickteam Fusion 2.5(CF2.5)"に。強力になった。

[アニスの冒険〜横スクロールHアクションゲーム〜]
[GIRLvsGIRL(ver1.05)]
[釈我-SYAKUGA-]

用意された部品を組み立てて作る。
独自仕様の学習に努力が必要だが、学習難易度とポテンシャルの高さのコストは一番良いように思える。
"とりあえず作れる"以上、"ちゃんとしたACTを作ろう"としたら最有力か。

GameMaker


[Xenotake]
[Paperheads]

部品の組み立て方式でもできるし、スクリプトを書き加える事もできる。
言わばツクール路線で良いのだけど…海外産で、圧倒的に日本語情報が不足…
実は制作ツールを選ぶ際、英語能力に優れてると選択肢がかなり広がる…という事例。

Flash


[ハナカンムリ○]
[SHINOBI GIRL -EROTIC SIDE SCROLLING ACTION GAME-]
忘れちゃいけない老舗のツール。web上のゲームと言えば昔はこれ一択だった。
もちろんローカルでも動かせる。
なにしろエロACTの売上げランキングNo1は、このソフト製。
俗に言う"お触りゲーム"もほとんどこのソフト。

長い開発を経てるだけあり、作りやすく、表現力も高い…、と聞く。
ただ簡単な物からプログラムを覚えていかなきゃいけないのは、ほぼ確定的か。
懸念はHTML5~JavaScript等の代替手段が出てきて、web上で使われる機会が少しずつ減っていること。
ただJavascriptはローカルでは全然話にならないので、何のかんのDL同人エロゲでは一定の存在感を示し続けそう。
気になるのは月額契約って所か。これも無料で作れるプランがあるらしいけど…

2D格闘ツクール2ndで作られた名作も多いが、今は入手困難…
[スーパーストリップファイターIV]
[ファイナルファック]

SLGを作る場合


グラフィック機能を完備し、ある程度システム的な拡張もできる、高機能なADVツールで製作するのが正攻法か。

吉里吉里


[魔剣士リーネ]
[丸呑み]
[肉調教〜僕の女神が肉奴隷〜]

NScripter


[エルフの守護者]

変わり種としては、ウディタとかで作るのもありかも知れないね…

ADVを作る場合


絵表示、選択肢、バックログ…といったシンプルなADVならもっと簡単なツールがあり。
昔からあるLiveMakerがエロ同人としては実績多い。
[土日のモールはロリ盛り 〜淫薬キャンディーで○学生をハントせよ!〜]
[高級風俗娘 〜パラダイスクラブDOA〜]

作るのが簡単なので、分かりやすいADVツールは他にも色々と出てる。
YU-RIS 

STGを作る場合


(エロにおいても)本当に信じられないくらい過疎ジャンルなので、ツールどうこうの話ではなかったりする…

自分が初作[脱衣STG]を作った時はTonyuSystemを使ったけど、さすがに古いか…。
シューティングゲームビルダーのポテンシャルは高いと思う。

3Dゲームを作る場合


Unity


[百鬼夜行 剣姫無慘]
[プリンちゃんとお風呂に入ろう!]
[エルフの騎士ジゼル]
[肉棒無双]
[ラブレイパー! School hamedol project]

3Dゲームを簡単に作れるという触れ込みで、ゲームツールの革命児という風情のUnity。
3Dを作れるという事は、理論上はここにあげた全てのゲームジャンルを製作できるという事。
同社が運営する「アセットストア」で強力な素材もすぐに手に入る。
あとスマホ用ソシャゲとかも、PS3向けのゲームもこれで作れるよ。
あと2Dゲームもいけます。

…という事で近年、業界の上から下までむちゃくちゃ推進されてる印象、何か批判する奴はアホって雰囲気になってますが、
正直自分が触ってみた印象としては
「とりあえず形になるけど、そのままではスカスカした人形劇。そこから"ちゃんと遊べるもの"を作るには、かなりの努力が必要」と思った。
英語に詳しくないと直感的でないのも、地味に厳しい。

もちろん、凄い技術力ある人が凄い事をやるには、最高のツールなんだろうが…
こちとらただ同人エロゲを作りたいだけ、という場合にはどうだろう…
あとは最近、VR(マウントディスプレイはめて仮想現実だ、的な)の方向にも進化していて、ひたすら内容が肥大していく傾向にある…気がするのは辛い。
もっと単純に、ゲーム製作だけに特化した3Dツールが欲しいもの。

Unreal Engine


[あかずきんだっしゅ!]

同じく3Dツール。ウリも大体Unityと同じ。
ただメニュー項目が日本語化できたり、Unityより作りやすそうな印象…。
月額料モデルと、マージン5%ってのは気になるが。
http://gigazine.net/news/20140320-unreal-engine-4-subscription-model/
(これって同人もだろうか…?)

EF-12


3D格闘ゲームエンジン。それに特化していて、モデルをインポートすればあとはカスタマイズで作成できる…という流れっぽい?


両方とも、実は一番の壁は3Dモデリングかも知れない(エロをやるなら、アセットストアばかりに頼ってられない)
無料で高機能のblenderはやったらめったら複雑なUIだし、メタセコイアは低価格だけど、機能がやや不足している。
他は10万とかのバカ高価なソフトになったり…

もちろんソフト買っただけで何とかなる物ではなく、きちんとしたモデリング関連の修行は必要。下手したらここに数年。
あと3Dは規格が入り混じっており、自分の作った通りに上手く表示されないぞ、という事も多い…

ARPGを作る場合


それ専用のツールというのは無いみたいだけど、手っ取り早いのはツクール。
ただし基本は一マス単位で動くので、戦闘が楽しい! という物を作るのは難しい…

[Silver Sunrise]
[空に願いを地に花を]

ウディタなら半マス移動もできるが、まあそれほど変わらない。
しかし色々カスタマイズが効くため、こちらの方が盛況な様子。

[迷宮のマリオネット]
[アルハランの聖杯]
[プラチナのワーエルフ 〜淫欲のスライムタウン〜]
[ARORENA -ダンジョン島と星なき者たち-]

あとは調べて回ったところ、Flashも案外多かった。さすが。
[キメラの繁殖]
[触手になって町を襲撃し女の子を陵辱するゲーム]

SRPGを作る場合


SRPG Studio


ファイアーエムブレム形式なら、かなり作りやすい。
[セントシールド〜淫洛のムーラ神〜]


自分はツクールで、スクリプト素材を改造して作った。
(ひきも記さんのSRPGスクリプト)
絵表示を妥協するなら、改造無しでもいける。
[ゆきゆきてモンスター軍〜レイプ革命〜 プレミアム版]

他にもツクールとしては
[へべれけ! 〜すすめ 赤軍少女旅団!〜 R18]
など。(これも独自で作ってるはず)

ウディタだとこれ。
[- 魔姫の騎士 -]

ウディタはクォータビューのSRPGがコモンイベントという形で配布されてるみたいだけど、正直大きいコモンを導入すると、独自ルールが多すぎて、かなり使いづらい気もする…採用例は聞かない。

他にシミュレーションRPGツクール95があるが、これはさすがに古いか。
[Dark Princess EP1]


また、ゲームにちょっと彩りが欲しい時、18禁の音声や効果音素材、という事も。
http://erovoice.seesaa.net