制作が難しくて珍しいジャンルのゲームに取り組み、きれいな絵を合わせるというテイストのサークルさん。
前作[冒険者の町を作ろう!2]以来二年、活動を聞かなく寂しく思っていましたが…しかし実はこのほど、同人→商業という”歩成り”を達成されていた様子!
http://tamamo-soft.com/teaser_main.html
(実質法人なのに同人…という会社も多いなか、何か時代を感じる動きですね)

しばらくは両輪という事でしょうか、今作は同人発。
”アクション性ある戦闘と横スクロールRPG”という事で、これは楽しみな予告です…! さっそく遊んでみました。

ADV、横視点で探索、多人数のリアルタイム戦闘…この規模感と、面白さの安定度よ


ゲームの流れとしては、ADVの学園パート→(クエストを受けて)横視点の探索パート→戦闘に入ると、リアルタイムで多人数なACT風戦闘…という3つのフェーズをこなしていく事になります。
まずこのそれぞれのパートが、軒並みクオリティ高くて驚かされる。



ADVパートで言うなら、
女性側の主人公がSF的な立場から、犯罪組織が中世の文明レベルの惑星の人を利用している、阻止しなければ…という大目標が設定されていますし、
これにより素性を隠して行動しなければとか、「この惑星の人はこういう文化なのね…」という王道なシナリオの意匠があり。

そうなるとどこか他人事・別視点になりがちなのを、「まさに今、同じ病気で家族を失くそうとしている」男主人公の身の上を共通点として繋いだり、自然なテクニックが光るなあと…。

 ADVパートもパッド操作に対応してる。なにげに嬉しい(意外にここら辺が疎かになったりするのよね…)

また男側の主人公を用意したことで、次々と出てくる同級生との恋愛やHとかも展開できますし、騎士を目指す学園なので、実習で探索に繰り出すのも不思議じゃない。
話の流れでちらっと出て来たキャラが、後に実際に出てくる…といった点もちゃんとソツなくこなす。
その上で、ラッキースケベだったり、ハーレムになりそうなドタバタ劇…という明るいノリに収めるのも、バランス良いなと。
(割とゲーム的な意味で要求が多かったと思うのですが、それらをちゃんと解消してるのが凄いなと…。
さすがにHシーンへの入り方には、ちょっと強引なものがありますがw)



同級生や教師で多いキャラ、学園の怪しい噂、犯罪組織の正体…。
クエストをこなすうち次第に分かっていくのも、長く遊ぶにふさわしい構成だと思います。

そしてほとんどの女性キャラが、日常パート含めてフルボイス…というボリュームにもやられる。

マッピングで現在位置、未踏フロアとかが分かりやすい

探索シーンは、ほぼ移動と仕掛けを動かす…くらいに絞っています。
ですが、画面端ギリギリから突然襲い掛かってくる敵がいたり、ジャンプで届きにくい所を探したり、敵を飛び越えて避けるなど…なかなか探索らしさが出てる。
横視点のメリットで、見下ろしRPGのダンジョン探索とは一段違った面白さに。

かわいいSDキャラが出て来たと思ったら戦闘突入。切り替え時間も少なく、フェーズをまたぐシームレスな楽しさが

探索中に敵に触れると、戦闘画面へ突入。
敵味方パーティーが入り乱れてリアルタイムで戦う派手さが目を惹きますが、それだけで終わらず、きちんと方向キーと合わせての攻撃変化&コンボ、ジャンプ攻撃…基本的なアクション要素を抑えているという。
そしてメニューで回復アイテムを使う、新しい技をセットして覚える…など、RPGらしさが活きる箇所も多い。

初めは「なんだ探索シーンから横ACTみたくそのまま戦わないのか…」と思ったものですが、むしろこちらのフェーズをまたぐ方が、長く遊ぶに相応しい、飽きにくい物となっていると感じました。

横視点となると労力かなり多いはずですが、敵種、動きもなめらかで豊富。

複数のフェーズを用意、しかもそれらが個々で浮いてないのもさすがというか。
ADVの話し作りもそうですし、必然、キャラが多く登場するので探索パートで直接戦闘させず、パーテイー戦を取り込んだ戦闘としたこと、そして武具やアイテムといったRPG的なパラメーターは探索で見つけ、戦闘に大きく影響する…。
(探索中の会話ボタンとか、あまり必要ない物なのですが、「ADVとの繋ぎ」を意識したのかなと)

きっちり設計してちゃんと実装というか、うーむこれが同人かと…。
ちょっとツクール製のRPG等と比べると、スケールと安定感が段違い…
(これは商業に踏み出すのも納得。商業の方がどうなるかはわかりませんが…
案外そちらは、システム少なめの安定路線で行ったり?)

 お店や戦闘中の技カスタム、編隊の設定もあり。戦闘の操作キャラを変える事も!(気合入ってるなあ…)

ただ一つ、この予告版で不満だったのが、メニュー関連の操作ですかね…。(ゲームパッド使用)
個人的には攻撃ボタン=決定、ジャンプボタン=キャンセルだと思うのですが、メッセージ送りのキーは逆。
しかもメッセージ表示中に攻撃ボタン押すと、メニューが開く? という。

逆に探索時にメニュー開きたい時は別のボタンで(攻撃ボタンは攻撃するからね)
閉じるのは攻撃ボタン(メニューを開くボタンではない)というこの入り組み方は、かなり困惑するものが…。

キーコンフィグでボタン割り当てできるのが、救いでしょうか。

 

クエストをクリアし、ADVパートが進んでいくと、依頼主や学園の同級生との(恋愛を経て)Hシーンへ。
なので、だいたい和姦ぽいかなと。
エロの頻度は少なめと感じましたが、一つのシーンで差分は割と多め。
この辺りもちょっと商業エロゲぽいかな…。

エロ同人の変態さに慣れてる自分には、ちょっと物足りなく感じちゃうのが悩ましい所ですが…まあ嗜好は人それぞれでしょう。

製品版の感想はアクナキさんが書かれています。