スマホエロゲに王手が掛かったかも。


DMMが吉里吉里・そのスクリプトたるKAG・そしてFLASH…を変換し、自社のアプリ上で遊べるサービスを開始した。

このインパクトは大きい。
今までは「スマホ対応」と言った所で、.apkみたいな野良アプリをそれぞれインストールしなきゃいけなかった。
それがこれなら、普段使ってるDMMアプリから起動→プレイできると。

なにげに割れ対策にもなってて、まさにエロ世界のSteamや…という所だが、おまけにDMMは、以前からCG集やコミックなら、
同じくスマホ上で起動できるアプリを配っていて、一桁上の売上を誇ってるっていう優位性もある。

コミック一覧
CG一覧
(CG集・コミックの上位のほどんどが『iPhone・Android対応』表記のもの)

つまりこれは「とりあえず初めてみた」じゃなく、もう見込み客を捕まえ、実績もある所からのスタートと言っても良いわけだ。

更に恐ろしいのは”変換”ということ。
既存のPCでの名作が、次々と登録されるだろう。

現状では商業同人から声を掛けたようで、”◯万文字”を謳うようなADVが多いが、まぁ正直、スマホでそんな長文ADVは遊ばないと思う。

ずばりスマホで気持ち良いのは、かつて一世を風靡した『お触りモノ』ではないだろうか…、直接タッチできるっていうエロさ。
(あと考えてみると、FLASHで構成してた動画系のアプリもOKになるんだね…。
そういう意味でFLASHを含んだのは実に巧み)

あとは吉里吉里なら、調教SLGとかも良さそう。
(いつでも中断・再開できる、エロさが分かりやすい、必要技術がやや低い…)

という訳で、客はもう捕まえてある・ソフトもすぐに供給できる…で、
これらが揃えば、もしかしたら今年中にスマホエロゲが”市場”として成立してしまいそうな勢いさえ感じる。


そして、かつて吉里吉里・FLASH製のソフトを手掛けた事あるサークルさんにはビックチャンスでもある。
他のサークルがきちんと対応できるまでの数年…、ゴールドラッシュみたいになるかも…?
それこそRPGツクールの経験ある人が、エロRPGバブルでじゃかじゃか稼いだように。

今度、同人エロゲはどう変わっていくだろうか…、
2,3年後に振り返ったら、まさしく今年こそが潮目の年だった…という事になりそうだなと。

swf変換技術はこの辺りか?


DMMの発表資料

現在は
Action Script(Flash)制作のゲームスマートフォン対応につきまして、現在開発途中となる為、公開までにお時間をいただきます。

だそうで、本当に完全に変換できるのか、ちょっと疑問もあるが…。

吉里吉里はもともと吉里吉里Zを開発してたし、
資料によればswfは最終的にHTML5での描画になる様子?
つまり
[JavaScript製FlashPlayer「swf2js」swfをそのままHTML5に変換。]
[flash変換ツールまとめ(swiffy,CreateJS,ExGame,reel)]
の辺り?

結局のところcanvas―HTML5での描写になるなら、割と描画速度が問題になりそうな…。
あと”初めからHTML5描画”なツクールMVにも、じきに対応しそうでもある…?)

DLsiteもがんばれよー


いちおう制作側としては懸念もあって、
DMMが宣伝・アプリまで手掛けてるのだから、一強体制になってしまえば
「一本辺りのマージンは40%で^^(今までは大体70%)」
とかなってもまったく不思議じゃないので、DLsiteには気張って欲しいところ…。

FLASHでPC・スマホの両方をカバーできるかと言うと、そうじゃない。

どう考えたってRPG作るならRPGツクールが向いてるし、3DをやりたければUnityでやる。
UI的にスマホでエロACTもきつそう。
だからPCの市場も残り続けるだろう…
(スマホエロゲのぶん、ただ市場が広がっただけなら、本当にオールハッピーで済みますね)

せめてDLsiteには、そのラインを死守して欲しいところなのだが、最近どうもDLsiteが力入れてるのが、『にじよめ』…?
(DMMが艦これでやった事を、数年遅れでやらなくても………)

つい先日も、[Glare3]という元々フリゲ発のソフトが、DMMに一日早く登録されて、すぐさまレビューが何件も投稿されるという事があった。

Glare3(DMM)
Glare3(DLsite)

…こういう、いかにもインディーズゲーぽい熱って、DLsiteがお家芸ぽかったのですが、それすら奪われつつあるんじゃないかなと…。
(DMMには無料登録枠もあって、フリゲも登録できますし)