21世紀版Lost Memory-第一章〜第三章
 ★★★☆☆(星、3つ)

lost
 111がシェアゲーをプレイし始めて久しいが、作っている組織が株式会社なのは始めてかも知れない。えろげーの大手とかは抜いて。
 そしてこの「Lost Memory」、以前にも発売され、好評を博したオンラインゲームのリニューアルだという・・・! しかも余りにも壮大なストーリ過ぎて、12章までを4つに分けて発売する計画のようだ・・・!
 これは 超 大 物 の予感・・・!

lost (1)
 あれ・・・? RPGツクール2000・・・?
 い、いやツクールを馬鹿にしてはいけない。きっと中身は想像を絶するほどに違いな・・・、
 これは・・・RTP・・・? おまけにチップの組み方が微妙に雑・・・?
 



loset(2)
 蜘蛛の巣・・・? さすがに熟練のゲーム製作者ともなると、ここで変にチップをいじることはせず、普段RTPを目にしてるものの常識「割れたガラスの破片」という概念を操作してくるとは・・・!
 これが達人のゲーム製作術か・・・!

 


lost (3)
 デフォルトの戦闘・・・!?
 い、いや これは正しいのだ。だって111なんか、自前のグラフィックと戦闘にこだわる余り、もう10ヶ月が経とうとしているのに未だに完成の目処さえ立っていないのだから・・・
 デフォ戦闘自体は悪くない出来だし、それを使った名作もたくさんある。クレバーな選択だな・・・



lost (4)  な、なにか劣化しまくりのピアノだな・・・きっとこれはノイジーでファジィな記録であるという演出上の配慮から来るものであろう・・・
 
lost (6)





 


「どうした・・・なにか、怖い夢でも見たのか?」
 ・・・いや、怖いのは あ ん た だ !!
 現在進行で怖い夢見とるがな!!

 さて、さんざんぱらおちょくる様に書いてしまったところで、まじめに中身を語ろう。実際、シェアゲーなのにRTP? デフォ戦? 雑なチップ?(おまけにイベントなどの処理も、ところどころキャラが階段に移動した訳でもないのに消えたり、悪夢でうなされたかと思えば別の位置にワープしたりする←本来悪夢を見る場所が一つのはずなのに、別の場所でも眠れて、悪夢イベントを呼び出している為だと考えられる)
 と感じたのは正直なところだが、さすがに昔のバージョンの下積みがあるのか、1枚絵やキャラグラフィックなどはふんだんに使われ、シェアゲーっぽさを醸し出しています。(でもこのピクチャの扱い自体も雑で、透過色がズボンの一色にしてあったりで、ところどころ歯抜けみたいになっているのですが・・・)
 以下はありがたいキャラピクチャでも拝みください。
 
 lost (7)
 ←強い、絶対この人つよいよ!!! さすが騎士団長、どんな演出やセリフにも負けないオーラを絵で既に語っています。まさに絵としての優位性をフルに使った例と言えるでしょう。
 
lost (8)
 ←僧侶です・・・やる気満々のその変なクサリガマみたいのはなんなんでしょう。微妙なフィルターに掛けられていますね。



 
 では、目の保養に(?)女性キャラをお楽しみください

lost (9)
 うむ・・・
 lost (10)
 うん・・・

 
 



 男グラフィックの流れから、どう見ても色モノが来ると構えていましたが、良かったです。ちゃんともえられそうな出来です。ん・・・? もえ・・・?

 さて、ここまで書いておきながら、なぜに星三つなのか、個人的にRTPでデフォ戦で面白くもないものをシェアで1000円近くの値段で買わされたら、それは星一つでもおかしくありません。
 なぜか・・・?
 それは、
 (悔しいことに)物語が面白かったからです!

 lost (11)
 「一度捨てた人生だ。こういう時は強みだぜ。」
 墓守ーーーー!!(どどーーん!!)
 lost (12)
 「先ほどまでの嵐が嘘のように止んで、まるで、君の前途を象徴するかのように、澄みきった空だ。」
 集落の男性ーーー!!(ざざーーーん!!)

 
 彼らは、名前もない、ただの脇役なのです! 世捨て人として人生を潰していた彼らが、未来ある主人公を逃すため、その命を投げ出します!!

 また別のシーンでは
lost (13)
 宿屋のオヤジ「ひどく、個人的な理由だがな、」
lost (14)
 「俺は、今まで宿屋で働いて、残る余生を娘と共に、」
lost (15)
 「悠々自適で暮らそうと、決めているんだよ。」

 とてつもなく”重い”理由、そして”深い”人生を垣間見せながら、宿屋のオヤジが伝説の竜に戦いを挑みます!!!!!
 
 他の豪華なボイスやら華麗なチップやらエフェクトやらが満載の、大作ファンタジーがそれでも成し遂げられぬことを、このRPGは既に(1~3章で)やってのけています。
 それは人間が書けている、という事に尽きます。
 
 なるほど、RTPもデフォ戦闘も、全て表現したいシナリオの前では些末なことだったんですね・・・
 またこの1~3章、とーっても気になる所で終わるので、つい111も衝動買いで次の作品を購入するところでした。でもそうすると、全部で約4000円近くなり、総プレイ時間も平気で40時間は越えるわけで・・・ううむ・・・

 これが惜しげもなく使われた独自のチップ、超おもしろい自作戦闘、とか付きだったら購入したんですが・・・うう、やっぱりRTPにお金を支払うのは、ちょっと抵抗が・・・(結局最後はそこに戻る)

 あ、余談ですが
 lost (5)
 ところどころ、調べると色んなアイテムが入って、いかにも名作RPGとかのエッセンスを取り入れようとしていて、そこも好感が持てました。
 デフォ戦闘ということで一刀両断にした感じですが、戦闘のバランスも割といいような(難易度:普通でプレイしました)