BABUBABU
BABUBABU[shutter_speed_zero//]
*この感想は [弘前]さんに書いて頂きました。

某赤ちゃんのような主人公に強烈な個性を感じる作品。
アクション、シューティングなど、様々で理不尽なミニゲームをこなして進んでいく。
見た目でクソゲー臭を漂わせているのだが、ちょっと待ってもらいたい。
全年齢向けでいいのか?と思えるほどの狂気にも似たバカさがあるのだ。
ストーリーも斜め上方向過ぎて、もはや頭に入ってこないレベルなのだが
終わってみると中二病をこじらせて高次元のお笑いの世界にたどり着いたような世界観に魅力さえ感じてしまった。

実況動画で草を生やすゲーム 〜これは酷いwwwwwwwwwwww〜


『某赤ちゃんが主人公、交尾する犬、何故か空から降ってくる野良犬、
未成年なのにパチンコ、夜の学校に残した給食と好きな子のリコーダーを食べに行く謎展開、
初見では即死確定のミニゲーム、良く考えたら裸で歩き回っている・・・』
といったように、取り扱っているネタや突っ込み待ったなしのストーリーが
独創的でどぎつかったり、不謹慎だったり、混沌としていて酷いのだ。 

「酷い」といっても否定的な意味ではなく、酷すぎてかえって笑えるという誉め言葉で
「これは酷いwwww」はゲーム実況動画などで使われる決まり文句である。

このゲームの実況動画をみたり、友達と一緒にゲームをして、
おかしなところに突っ込みを入れるという遊び方が楽しそうだ。
作者はゲーム実況動画の配信を許可しており
実況ネタを探している人向けのゲームであるともいえるかもしれない。

 
▲「犬を守る」一つ目のミニゲーム。

まず、すぐにゲームオーバーになると思う。
守れと言われても、どれが守るべき犬なのかよくわからないし
「え? どういうこと?」という感じになったのだ・・・
そこで「ナニコレ? どうしたらいいの? え? 死んだの!?」とギャーギャー騒げるのがこのゲームの魅力だと思う。
上から、謎の物体が降ってくるのだが、今思えば、これが野良犬だったのだ。
野良犬は触れると遠ざかっていく。
野良犬がオレンジ色の犬に触れるとゲームオーバーだ。


▲「ママー! ワンちゃん何をしてるのぉ?」 これって全年齢対象だったよな・・・!?

いきなり飛ばしてきたな・・・という印象。

ゲームオーバー画面は状況に合わせた画伯の描きおろしCGだ。
同じゲームオーバー画面を表示しないのは手が込んでいる。
理不尽な死に方でも、これなら許せてしまう。
回収するのも楽しみの一つなので、あえて死ぬのもいいだろう。

 

「初見ではクリア不能レベルの糞ゲーここに解禁」というキャッチコピーで
難しいゲームなのかな?と気合を入れて挑戦したのだが
慣れたらクリアできる難易度だと思うので、安心して頂きたい。

個人的には、難し過ぎず簡単ではない丁度良い難易度だった。
初見では当然のごとく死ぬことが多かったが・・・

ゲームオーバー画面を見てもらう為、初見でクリアできないように
あえて細かい説明をしていないのかもしれない。

ちなみに、ミニゲームの結果や選択肢によって展開が変わり、
次に迎えるゲームや、エンディングが変わることがある。
どのエンディングも現実離れしたシュールな事態になってるのに、
突っ込みなど一切ないところが面白い。

ミニゲームの詰め合わせ 〜テラカオスな狂気の赤ちゃん劇場〜


では主人公たる赤ちゃん(?)バブバブが迎え撃つミニゲームを紹介していこう。
ミニゲームは、スーパーマリオのような横スクロールアクションで移動することが多く、
イベントが発生するとボス戦や他の種類のゲームに移行する。

 
▲実写のゾンビハンターが素敵! 剣と銃を使いこなす!

公衆電話でゾンビハンターを呼んで(プレイヤーが操作して)戦わせるというバカさ加減が最高!
ゾンビハンターがやけにリアルで、これって作者の写真?と思うと妙に笑えてしまった。
剣を振るアニメーションがカッコよく、多段ヒットする攻撃は実に気持ちが良い・・・
バカさ加減でつまらないゲームと思われそうだが、挙動はとても良い感じなのだ。
このゾンビハンターでもっとボスを倒してみたかったくらいだ。

ゾンビハンターっていうワードだけでも笑える・・・



バブ子さんのリコーダーを盗んだことと、ザビエル先生の大切にしていた
冷凍タマゴやピアノを壊したことが校長先生にばれて校長先生と戦うことに。
勝てば学園を支配、負ければ少年院行きだ。

牛乳やブーメランを校長先生に投げつけて、
右上の数字(校長先生の体力)を0にすると勝利。

牛乳を投げて校長先生に当てるのが気持ちよかった。
敵の攻撃を回避するのも攻略している感が出て面白かった。
もっとたくさんのボス戦を楽しみたかったくらいだ。



校長を倒すと全生徒とラグビー対決をすることに。
なぜだと聞かれても困る。

なんとボールは校長だ!
わらわら寄ってくる敵をかわして上に走り抜けていくのが爽快。
ラグビーのルールさえ知らないのだが面白い。
捕まったらゲームオーバーだ。



バブバブがパチンコの景品でプラモをゲットするのだが、
覚醒剤をやってるオジサンに奪われそうになる。
オジサンとの戦いに勝利すると、オジサンにプラモデルを作らせることになるのだが
待っている間が暇なので、オジサンにもらった(巻き上げた?)お金で、
お金を稼げるゲームセンターへ行くことに。
インベーダー風のゲームの他にも2つのゲームがある。



ゲームセンターでゲームに失敗するとおっさんが現れ、おっさんを家に送ることになる。
プラモが完成したのだろうか?

自分が歩くと左のおっさんがついてくるのだが、自分とおっさんの動きが連動しているので
穴をうまく飛び越えないと、どちらかが落ちて死んでしまう。
珍しいゲームなので、新鮮で面白かった。
このミニゲームを煮詰めると、新しいジャンルのゲームができそうだ。
個人的にはこれが一番難しかった。



メインストーリーが終わると遊べるようになった裏ボス戦。

ゲームセンターでゲームをクリアしたご褒美に、謎のバイトの冒険家
(世界を一周したと町内で噂になっているが、たぶんうそ)
に北極に連れて行ってもらえることになるのだが、行きついた先にはペンギンがいるので、
バブバブも薄々とそこが北極ではないと感じているかもしれない。

その南極でバブバブが目覚めさせたのがこの裏ボスであり、
核をもってしても打ち倒すことはできない地球を破滅させようとする太古の存在だ。
バブバブのやらかし具合が笑える。
あとで、バブバブはみっちり怒られることに・・・

右上の数字がボスの体力で、剣や銃で攻撃して0にすると勝利だ。
左下のLifeが自分の体力で、0になると負けとなる。
ミサイルのようなものは、おそらく地球連合軍のようなところからの支援攻撃で、
自分にあたると即死という支援なんだか、邪魔してるんだか分からない支援攻撃だ・・・

核でさえ倒せないのに、剣と銃と支援攻撃で倒そうというのである。

表ボスが校長先生なのに対して、裏ボスは地球を破滅させようとする「何か」だ。
物凄いギャップが笑える。

  
▲その他のミニゲーム


▲クリア後に一回遊んだことがあるゲームを選んで遊べるようになる

20個ほどの画像が表示されているが、バブバブでそれに触れたらミニゲームが開始される。
全てのゲームが解放されているかどうかは謎なので、達成度を表示して欲しいと思った。

備考 〜普通のゲームに飽きた方にお勧め〜


このゲームは、少なくとも普通とは呼べない。
分かりやすく説明すると、いわゆるバカゲー(BG)とクソゲー(KG)を
「あーん(❤)」と合体させ、BGKGにした感じなのだ。

グラフィックの見た目で敬遠されそうな気がして、もったいない気はしたが
このグラフィックだからこその味があって良いと思った。

このミニゲームの数々は、例えアクションゲーム特化のツールで制作していたとしても、凄いことをやってるように思える。
たくさんのアイデアにも驚いた。



まともな思考を持った一般の方には、ついてこれない絵やストーリーかもしれないが
次々と立ち現れる状況に突っ込みを入れて笑ってしまえるのが、この作品の魅力だと感じた。



プレイ時間はアクションゲームなので、上手な人と下手な人では大きく異なると思うが私は2〜3時間くらいだったと思う。
上手な人なら、1時間以内でクリア可能かもしれない。

はじめは色々な意味で良くわからない感じのゲームだったが、牛乳を投げることに快感を感じたり
ボス戦の攻略方法を考えたり、ゾンビハンターの剣で多段ヒット攻撃するのが気持ちよかったり、
意外なミニゲームがあったり、笑える要素が盛りだくさんだったりして、だんだん面白くなっていった作品だった。


▲マルチエンドの一つ。犬の散歩をしてたはずが・・・どんなストーリーなんだよ・・・

他のエンディングも面白くて見てもらいたいのだが、興奮する気持ちをグッと抑えて一つだけ・・・

作者は実況待ちと言ってるのに、恐らく誰も実況しておらず
この世界観そのものがツッコミ待ちのままになっている。
誰か実況してくれー!


追記:
質問がありましたので追記。
いわゆるセーブ機能は無し、ただし死亡した面から再開できるコンティニューはある……という事でした。(by 111)