drug and girl
drug and girl[マークマックス]

*この感想は[さたける]さんに書いて頂きました。

麻薬で廃人寸前の少女を治療せよ、薬師と患者の恋愛・凌辱ストーリー


薬師である主人公の元に奴隷となり、薬物中毒で廃人寸前になった娘が連れ込まれます。彼女を治療しながら愛を育んでいくストーリーゲームです。また、反対に意識だけ回復させて凌辱の嵐でトラウマを植え付ける凌辱ルートもあります。不幸な人生を送った少女を救いながら恋愛も育む要素などは「奴隷との生活」を彷彿しますが、最初の状態が「意識もない廃人」である事と「主人公にもトラウマがあり少女を通して乗り越えていく」という物語性も強い作品でコンセプトは大きく異なります。そして麻薬の悲惨さが身に染みるゲームです。

初期状態
▲末期症状の少女。普通のエロRPGならキメセクバッドな状態からスタートです。薬の影響か記憶喪失で貴族の奴隷となる前の事も知りません。

加えて、ヒロインがアルビノと言う珍しい題材を扱っています。赤目、白髪、乳肌色など外見的特徴に加えて日光に弱いなど身体的特徴まで再現しています。主人公の元に来る前は悪徳貴族の観賞用として麻薬付け奴隷にされていたのも、おそらく希少と言うアルビノの設定故でしょう。(観賞用なので処女)

無気力
▲アルビノ特有の肌の白さや銀髪に加えてCGも淡い着色で繊細に描かれており、本作独特の雰囲気があります。エロも身体の白さが映えてある種の様式美を感じます。

ゲームは、ほぼテキストで進むノベルアドベンチャーです。序盤の選択肢で恋愛ルートか凌辱ルートに分岐します。それ以外は一本道。ストーリーが進むと定期的に薬の材料収集でダンジョン探索があります。探索前は少女を主人公の元に案内した暗殺者に同行してもらうか選択肢があります。この暗殺者がLv99なため同行してもらえばLv1クリアも可能な設計になっています。ダンジョンも単純な構造なので話の腰を折る事はありません。

戦闘
▲主人公は薬師らしく薬で筋力増強で攻撃力強化したり劇薬で敵にダメージを与えるのですが、10000までダメージ無効化などスキルが独特です。

医者と患者の禁断の恋、白い身体が映えるアルビノ少女との恋愛アドベンチャー


ヒロインは勿論ですが、主人公も大きなトラウマを抱えています。(それが凌辱ルートの伏線にもなっているのですが)。そんな2人が治療を通じて愛を育むストーリーです。

序盤は治療過程がしっかり描かれており、まず意識がない少女の意識を薬で意図的に回復させます。ところが薬の副作用で筋力が低下し身体が動かせないし、半日に一度は静脈注射しないと復活させた意識は闇に沈んでしまいます。そのため、次の段階として、筋力を上げる薬を作成する事になります。これは副作用として媚薬効果があって……。このように少女が徐々に回復していく過程を丁寧に描いています。

治療1 治療2
▲序盤の緊迫感は個人的に好きなので後半の治療もこの緊迫感が欲しかったかな。

後半は治療よりも恋愛がメインになってきます。(治療は行ってるけど描写は少なめ)。天才薬師である主人公が山奥でひっそり暮らす事になった理由が判明し、対するヒロインも記憶がない自分を懸命に治療してくれる主人公への好感度が上昇。これらが結びついた恋愛物語を楽しめます。なお、物語のテーマは治療と過去の心の傷と向き合う事なので完結していますが、ヒロインが記憶喪失なので過去が分からないなど一部謎は残ったままです。

白衣
▲帰宅すると何故か主人公の白衣を羽織っているヒロイン。

恋愛ルートの場合、ヒロインが本当に健気でいい子です。序盤は貴族の元で麻薬を打たれていた後遺症で泣いたり怯えたりと廃人状態が伺えますが、それでも「生きたい」と呟いたり強さをみせますが、後半は主人公への好意を隠さず、もうべったりです。

なお、主人公は治療こそ一流ですが人間関係はヘタレです。うじうじ悩んだり、ヒロインに当たり散らしたり。それでもヒロインは主人公が持つ心の闇に気づき一生懸命癒そうと言葉をかけます。

愛 愛2
▲ヒロインから積極的に告白。「心の強さ」はヒロインの魅力の一つです。(ついでに凌辱ルートはこの心を潰す事なので恋愛ルートで強さを見せつけるほど……)

エッチは恋愛なので甘々。ある程度病状回復してから本格的なエッチに移行するのでマグロプレイなど廃人特有のエッチはありません。身体が弱っているので気づかいながらのエッチで医者と患者だなーと感じるプレイ。

初回は媚薬副作用で火照った身体を慰める方法を知らないヒロインに夢と称してオナニーの方法を教えるエロ。初体験もヒロインが勇気を出して誘う様子。身体こそ弱ってるものの意思が強い子です。

エッチ

狂気に支配された主人公が少女をさらなる絶望に落とす凌辱ルート


こちらのルートはヒロインの意識を回復させながら、ひたすら凌辱し心を痛めつけていく鬼畜ルートです。主人公は絶望しており、とことん残虐非道になります。

八つ当たり トラウマ
▲過去の出来事が主人公の心の傷を広げました。なお、主人公の性格が両ルートで正反対ですが、理由が物語後半に判明します。

ヒロインは前御主人様があくまで観賞用としてヒロインを扱っていたため主人公と出会う前に性的暴行は受けていません。そのため主人公のレイプはヒロインにとって初めての出来事。なので、激しい心の抵抗があります。しかし、主人公に握られているのは「正常な意識」。治療行為の取り止めで脅して無理矢理セックスするようになっていきます。

物語展開は恋愛ルートと同じように治療しながらちょっとずつアレンジして進みます。例えば序盤、意識を回復して筋力が落ちる副作用がある薬服用時。身体が動かないヒロインを無理矢理凌辱。ヒロインは凌辱されているのに動けなくて心の中だけで抵抗。次の性的興奮の副作用がある薬は、凌辱ルートだと副作用効果を高めるアレンジを主人公が施します。そして、恋愛ルートで優しくオナニー方法を教えていた主人公も鬼畜ルートだと主人公が寝ころび、騎乗位で無理矢理セックスさせて疼きを止めさせています。

凌辱先生1 凌辱先生2
▲こっちの主人公はもう、色々と吹っ切れていて凌辱系主人公だなーと感じる悪役っぷり。

後半になると催眠誘導とあわせたエロイベが出てきます。主に認識変化(過去のトラウマを思い起こすもの)や、ある催眠誘導でオークなどにレイプさせてから意識を強制的に目覚めさせるなど。なんというか、序盤から後半まで凌辱ルートは心の攻め方がえげつなく、破滅に向けて一直線に進み、読了後の後味も悪かったです。身体を凌辱しながらも心を落とし込む事が目的なので精神的凌辱が好きな方向けですね。

怒り

クリアまでの時間は恋愛・凌辱ルート共に1時間半ほど。うちダンジョン探索は15分ぐらいなのでほぼ会話シーンで進行します。基本CGは20枚、回想は恋愛が7、凌辱が9です。ヒロインと愛を感じながら幸せに笑う恋愛ルート、ヒロインを壊しながら狂気の笑いを浮かべる凌辱ルート。ストーリーは同じように進むので対比関係が興味深かったです。個人的には恋愛ルートでだんだん回復し恋愛に発展していく過程を描くプロットが良い作品だと思いました。