Mansion
Mansion[アリバイ] :DMMでも配信中

近年、海外のサークルさんの登録作品に、目を引かれることが増えた気がします。

前までなら「技術は良いけど絵がね…」「テキスト、英語オンリーじゃん…」なんてタカを括っていたのが、[姫巫女ー秋葉ー]や今作のような、兼ね備えたような作品さえも揃ってきてる印象。
(同じスタッフぽくもありますが)

…この光景は以前にも見た事がある、これはSFC時代の洋ゲーに対する見方と同じではないか。
つまりこのままでは、同人エロゲさえ、日本の有利は奪われてしまうのではないか…?
(まだプラットフォームがDLsite=日本なだけ、マシでしょうか。
でも商売になると分かったら、普通に”18禁OKですよ””児童ポルノ? HAHAHA、これは単なる絵じゃないか”と手の平返して来そうなのが諸外国の世論…)

これは他でもない今、この世界を見ておかねば…、とさっそく買ってプレイしてみました。

洋館、敵クリーチャー。素晴らしいグラフィックのアクション・アドベンチャー


分類的には洋館を探索するアクションアドベンチャーですが、比重としてはアクション多め。

調べる箇所にはマークが出ますし、謎解きもキーアイテムさえ持っていれば選択肢だけで道が開けますし、
またその時点で解けない仕掛けとかが出る事もなく、ほとんど詰まらず進めるはず。

探索 アイテムメニューすばらしいスチル。これは手放しに褒められます

代わりにクリーチャーや戦闘といった部分にかなりこだわっており、
敵の造形もさることながら種類も多め、細かくフラグが変化するたびに出現位置も変化する…ので、
「ここはさっき通ったから大丈夫」だと思ってたら遭遇してびっくり、という経験も味わえます。

おまけに回復ポイントとかも無く、アイテムで何とか応急処置するしか無い…のですが、これもかなり少なめ。

HP0になると本当にそれっきりなので、扉を開けたら・階段を降りたら出食わすかも知れないクリーチャーにビビりながら進む…という感触はかなりありました。

異型メイドさんこのテの作品で異型の女性敵にぐっとくるのはもうサガなのだ

スムーズに進めればプレイ1時間でクリアできる規模ですが、
初回ではだいたい銃弾を無駄撃ちしてしまい、後半辺りで見事に尽きて困る辺り、なかなかサバイバルな感じあり。

自分はEasyでプレイしたんですが、それでも一回やり直しました。
(そして”一部の敵以外はヒット&アウェーと、ナイフ一本で倒せる!”みたいなどこかで見たプレイに…)

ゲームーバーCGゲームーバーCG

HP0になると、ゲームオーバーでCG表示。
とてもきれいな出来栄えですが、さすがに絵だけっていうのは寂しかったか。
(CGは9種、エロはそのうち7種かな…。
一回クリアしてから現れるHARDで行くと、特別CGのエンディングもありそう?)

犯され犯されに射精・絶頂みたいなフィニュッシュ無いのは寂しいか…

恐らくメインなのは、敵に掴まれた時の犯されアニメ。
これは7種の敵に3~4パターンのモーションがあるので、なかなか豊富。

作画クオリティー的にも異型に犯される感じは凄く出てますが、ただゲーム中だと延々犯されてる訳にはいかない・さっさと振りほどいた方が有利…
ってことで、やっぱり回想モード頼みになっちゃうのは寂しい所か。
(その点でめっちゃ犯されやすい[UnHolY JaiL]はなるほど正しい…と痛感)

お約束はなぞるだけじゃなくて、踏み込みたいよね…!


という訳で、他のエロACTと比較しても十分な事をやってる…と言えるんですが、不思議と”物足りなく感じちゃう”所もあった。

雰囲気はもの凄くソソるのに、ここが欲しい! みたいな部分に限って、いまいち足りないというか。

会話会話

例えば(日本語の制約からか)イベントもごく淡白なものですし、そういう意味では、謎解きの尺も物語的に必要なんだなあ…と再確認。
(肖像画の人物とモンスターが似てたり、異型メイドさんとかもすごくグッと来る感じなのに、その辺りの描写には一切踏み込まず)

ストーリーとしては少々強引でも、エロ的には女の子が猟奇罠に巻き込まれるハプニングとか欲しかったですし、そうやって返り血で血まみれになったり、服がビリビリになったり…とかのピンチ感も欲しかった…。

(その辺の満足感で言うと、[スプラッタービーチ]なんかは横ACTですが、いちいちの展開を楽しめたなあと)

ナイフ一丁プレイでたー! 伝説のナイフ一本プレイだー!

敵造形はとてもカッコイイですが、リアルな分だけ喰らいモーションとかのアニメ少なさが悪目立ちしちゃったり、挙動的にもちょっと棒立ち感があったかも知れない。
うなり声がしたかと思えば、いきなり廊下の向こうから走ってくる獣とか、床下から現れる敵、かかんで物を食ってるバケモノと鉢合わせで襲ってくる…
なんて緩急も、欲しかったなあと…。


まず一連の流れをやって、その上でキャッチーな要素をどれだけ魅せるかが満足度に繋がるのですが、
今作は土台を完璧に仕上げたのに、見たい要素は臭わすだけ…となっていて、非常に勿体ないとも言えます。

ただ一応マルチエンディングの形を取っていたり、服も初回だけ害虫駆除の薬品とか帽子が吹っ飛ばされる、敵が天井から落ちてくるとか、けっこう厳しそうなコストの中で、なんとか頑張ろうという工夫は伝わりましたね。