丁寧なシナリオ描写。コア仕様になりつつあるエロRPGに対し、温故知新な魅力かも


立ち絵会話
▲男と肩を並べて働く感ある主人公

事前お気に入りが3600超え…これは何事かとプレイしたのですが、なるほどこれは温故知新な魅力が理由かな、と見ました。

OPで捕まってる所から始まる主人公、なぜこんな事になってしまったのか振り返る…というスタートですが、まずそこからの尺が、最近のエロRPGとしてはちょっと長い。
(というか予告では、明確に現在まで追い付いてなかったりする)

オッサン立ち絵 モブ会話
▲気の良い議長の立ち絵が用意されてたり、ほとんど調べられないだろう町人まで世界観が深まるテキストメッセージを

昨今の風潮としては、ここは本当にドタバタと詰め込んで、10分以内には現在の視点に戻すと思うのですが(web漫画等でも過去語りが長くなると飽きるって人、割と聞きますね)
本作はかなり時間を割いて、
「傭兵の男たちと肩を並べて働く快活な主人公」
「主人公はどうやら貿易都市所属、市の騎士みたい」
「近くにモンスターの脅威にさらされ、見捨てられた村があると知り、議会に救済を直訴」
「訴えが実り、主人公は見捨てられた村に調査兵として派遣されることに」
というメインの筋書きから、脇では
「貿易都市は帝国の武力の前に、あれこれ工作と交渉をしている」
「帝国がモデルケースとして作った貿易都市は、盗賊団の資金源となってしまったらしい」
「仲間の傭兵二人も主人公調査に同行したがったが、その盗賊団退治にあてられた」
みたいな、あとあと一本に収束するだろうけど、まだこの時点ではまったく別の事件の話も散りばめておく。

質問1 質問2
▲選択肢という形で任意ですが、主人公の出自を語らせたり。逆に最近のエロRPGではその辺ほとんど形だけだからね…

他にもまっすぐ進んだらまず話し掛けないだろうなって人のセリフまで、世界観を匂わせるよう作ってあったり、かなり長い尺でのシナリオ展開を、丁寧に描写するなという感慨を抱きました。

それだけに、事情が飲み込めてきた時の楽しさ、描写されるヒロイン像…というのに、「エロられる為だけに用意された舞台・キャラでは無い」感がするのですね。
これは”今度はどんなエロだ・どんなシステムだ”を端的に求めていくコアなエロRPGゲーマーにはやや退屈にも感じられるかもですが、なかなかどうして…一周回った、違う魅力になってると思いました。

恐らくサークルさん的にパッケージ販売の方に照準を合わせた結果だと思うのですが、
いつの間にかだいぶピーキーに突き詰めるようになってた自分が、ちょっと昔のエロRPGの文法に再びカルチャーショックを覚える、と言いますか…。

オーク町に
▲画面広い!

余談ですが、本作はツクールMVの解像度にVX系のマップチップをあえて採用してる事で、画面が細々と詰め込まれた、広い印象を与えています。
(描画エンジンのおかげか、同じタイルでも発色が心なし良いような?)

これも割とプレイしながら、わくわくとした物を覚えますし、MVの俎上でVXに再び光を当てると考えれば…まさに温故知新の最たるものだな、なるほどそう来たか…、みたいな有効な使い方だと感じましたね。

敗北ルート分岐! しかも多段変化!


戦闘へ
▲戦闘はオート機能あり(処理スピードも速くなる)重要場面以外は所々飛ばすも良しだ

特にその温故知新が、飛び抜けた魅力になっているのがエロ箇所。
恐らくですが、本作は今やエロRPGの主流となったエロイベントは少なめ、メインは「エロルート分岐」に置いてると思います。

つまり、願い叶って見捨てられた村へやって来た主人公…、その夜にもオーク集団が襲来する、という場面で、
応戦の結果勝てれば良し、負ければオークに犯された上、ふらふらになった所を村人にまでイジられてしまう…という敗北ルートへ。

オーク敗北レイプ1 オーク敗北レイプ2 オーク敗北レイプ3
▲泣き顔が良いんだね…

単なるシナリオ上のエロ、敗北エロと違うなあと思わせるのは、更に「次の日にも」襲来があること。

ここで勝ってるルートで再び撃退に成功しようものなら、二度も切り抜けた事でいよいよ信頼を確かな物とした主人公は、オークの巣へ案内されるという話になりますし、
負けてるルートなら「今度こそは頼むぞ」みたいに戦う事になり、更にここでも負けてしまったら、ブチ切れた村人にめちゃくちゃ輪姦され、
「どうせ駄目だから、とっとと放り込んでおこう」みたいにオークの巣へ追い立てられる…という具合。
(一応、本ルートに合流はするのですが、そこに至るまでの分岐シナリオが長い)

村人輪姦1 村人輪姦2 村人輪姦3
▲オークとの戦いに一回負け、二回目でも負けた主人公に村人のマジギレ陵辱が炸裂する!

敗北ルートかつ、多段変化のエロである訳で、これはかなりのインパクトでした。
しかし思い返せば、シナリオ上の特定の場面で負けると、その場で犯されるだけに留まらず、後に影響が出てしまうような性調教(後で呼び出されてまた犯されたり)や肉体変化をさせられてしまう…という敗北ルートは、確かに昔からありましたね…。
(例えば[SACRED EYES]とか、[灼炎の騎士 アコス=リリー]とか…?
これ以外を思い出そうとすると、けっこう骨ですが…)

オークの巣輪姦
▲オークの巣でも負けか勝利かの分岐あり?(結局本ルートに合流はしますが)逆に言えば、負けまくり犯されまくっても、とりあえずシナリオは進む

そこを今再び、ある意味王道のRPG・最新のツールの中で強調される事で、最近のエロイベント中心に感じてた「あーここにエロあるな」みたいなマンネリが無くて、むしろ「そういう所まで進んじゃうのか!」みたいな、新鮮な興奮がありましたね…。

お馴染みの輪姦描写。フルボイスときれいな白い肌が光ります


ちなみに本サークルさんは毎回の輪姦描写で有名なので、今作もその所がかなり多め。
絵柄的には線が細くて、白い肌で乳首はピンク…なんて子が言葉でがっつりなじられ、謝罪させられながら陵辱される…っていうのはまさしくシコ。

日常シーン含めて音声ありのフルボイスですから、この場面も滾ろうという物です。

タッチdeエッチ フェラ1 フェラ2
▲クリックした所にまつわるエロへと進めるようです。口なら「本番は嫌なので、フェラで勘弁して貰う」でした(良い)

ただ、作品説明で割と推してる
ヒロインの身体をタッチ(クリック)してイベント内容が分岐する
選択肢システム”タッチ de エッチ システム”

というのはまあ…、要は「責める部位をマウスで選択しよう」であって、これテキストの選択肢とあんまり変わらないな…という感じが。
(製品版では更なる場面で、違う可能性も立ち上がって来るかもですが…)

まだ予告ですが、タッチ de エッチの差分全て(予告では口、胸、秘所の3パターン)を見たり、敗北ルートを全て抑えると、かなりのエッチシーンの量にもなっており、なるほどこれは事前お気に入りの高さも納得でした。