*この感想は [エローン大君]さんに書いて頂きました。

オカルティックアクションゲーム コスチューム毎に用意されたドットHアニメは見物


適当なステージ
▲どこかおどろおどろしく、怪物達が跋扈する中を進む

エロティック&グロテスク!
Nenokuni Studioさんの「禍津胎母〜Keep your tight rope」の感想でございます。
不老不死である女性「八桃智代」が、調査のため怪しげな組織「金色の豊穣団」に潜入して戦う横スクロールアクションゲーム。
そこにいたのは武器を持った信者や、様々な怪物達!
「人造地獄」とでも呼ぶべきオカルティックな様相の中、日本刀や拳銃など様々な武器を使って、現れる敵の数々を倒していくオードソックスなゲームとなっております。

巫女さん
▲お札を投げて巫女さん気分!様々な組み合わせを試してみよう

本作のウリは、何と言ってもドットアニメ!
様々な種類のある近接武器・射撃武器だけでなく、ナース服や巫女服など主人公・八桃智代のコスチューム(特殊効果あり)も多数存在。それぞれにドットアニメが用意されています。
武器・コスチュームの組み合わせをゲーム的に楽しめるだけでなく、コスチュームは多数用意されたエロドットHアニメにも反映。
更に「淫乱度」という特徴なシステムが、Hを更に引き立たせる!
ゲーム・エロ共に様々な楽しみ方が用意されている、まさにコンテンツ量が魅力的な一作です。

武器・コスチュームの組み合わせを試すのが楽しい!低難易度ACTながらプレイヤーの考えを逆手に取ったレベルデザインも


まずはゲーム面に触れますと、本作は全6ステージ構成。
アクションゲームとしての難易度はかなり低めとなっております。

闇ブティック
▲グレネードランチャーの文字に思わず惹かれてしまう

格好良い女性主人公・八桃智代が、様々な化け物に対抗するには近代兵器も含めた様々な武器は必須!
ゲームクリア時に貰える「功徳」を使って、闇ブティックというゲーム内ショップで、近接武器や射撃武器・コスチュームを購入できるようになっております。
最初は「特殊警棒」「自動拳銃」と割かし穏やかな武器を所持しておりますが、
長ドス・日本刀は良いとして、モーニングスターや大幣、サブマシンガンが出てきたと思えばグレネードランチャー・重機関銃まで登場。
あまりの過剰火力っぷりに、どんな性能の武器なのだろうと思わず興味がそそられます。

闇ブティックコスチューム
▲色々なコスチュームがある。特殊効果付きだが「射撃すれば大体OK」なゲーム性なので気軽に試せる

コスチュームは、ただドットアニメが違うだけでなく、それぞれに特殊効果が用意されております。
例えば、OLスーツは移動力アップ、バニースーツはジャンプ力アップ。
後述する「淫乱度」が上がりやすくなる「きわどい水着」は、完全にエロ専門コスチュームと言っても過言では無いでしょう。
一方では「重武装すぎてもうエロアニメ作れないよねコレ」とか言いようが無い(※実際無い)、重機関銃用コスチューム「霊力駆動式重具足」もあり、本作の自由度を象徴すると共に、メカメカしいその姿に男の子魂をくすぐられたり。

バニースーツ
▲ジャンプ力が急上昇するバニースーツ。基本的にはかなり有能なコスチュームだが……

武器・コスチューム共に多数あり、組み合わせも様々ですので、「OLスーツに拳銃・日本刀とか格好いいな」と思ったり、「うわ!この組み合わせは滅茶苦茶使いづらい!」と言いながら爆笑したりと、様々な楽しみ方が出来ることでしょう。
例えば、ジャンプ力アップのバニースーツは、普通のコスチュームでは届かない足場を利用できるため、ボス戦時の戦い方も大きく変えられてかなり楽しかったり。

1面ボス
▲ちなみにボス登場時のこの演出が格好良くて、個人的にかなり好き

序盤ステージこそカルト宗教団体の施設といった雰囲気ですが、背景がどんどんとおどろおどろしくなっていき、やがては真っ赤な触手壁に覆われたホラーチックな絵面に……。
初めは、信者の方々が雑魚敵のメインですが、ステージが進むにつれて敵の異形さもパワーアップ!
個性豊かなボス達も、最初こそ「ただの暴漢」ですが、インキュバスや魔術師などオカルト色を増していくボス達にも要注目です。ラスボスの異形っぷりはまさに恐怖……!
ちなみに、ボスとの初対峙時には会話デモシーンが用意されております。ボス達の言動もなかなかに狂気に染まっていて、伝奇物としての雰囲気を演出しております。
対するこちらの武器は、長ドスや鞭、サブマシンガンなど非常に様々。現れる異形達にそれらの武器で如何に立ち向かうか、が本作の楽しみどころ。

プレイ画面
▲画面左上の印が「霊力」。任意のタイミングで開放モードを切り替えられる。

また、特殊システムとして、「霊力開放」というものが用意されています。
こちらは、敵に囲まれてしまったりと、ピンチの時に使えるシステム!
敵を倒したりセックスしたりすると「霊力」が上がっていき、開放を行うと「無敵・攻撃力アップ」などの恩恵が受けられるシステムとなっております(具体的な説明が無いので、もしかしたら更に効果があるかも……?)。
本作は、主人公がダメージを受けた時の無敵時間が少ないため、攻略に大きく役立つことでしょう。
ちなみに難易度は3種類あり、最高難易度は被ダメージが大幅に増加。うっかりミスが即死に繋がるドキドキ感も味わえますよ。

射撃攻撃
▲無慈悲なアウトレンジからのノーリスク攻撃

前述した通り、近接・射撃の武器が用意されておりますが、「積極的に動く敵が少ない」「攻撃を当てると敵の動きが止まる」と言った関係で、圧倒的に射撃攻撃が有利。

ほとんどの場面で「遠くから射撃をしているだけでクリアできる」と言ったゲームバランスになっております。
しかし、それに甘えて一切移動せずに射撃ばかりをしていると、地面から来る攻撃で文字通り足元をすくわれる、というプレイヤー心理を逆手に取ったレベルデザインも有り。
「エロが誰にでも見られるように簡単にしているけど、ゲームとしてもきちんと楽しめる」という良い塩梅です。

最高火力武器に見えて、実は死に武器!? ちょっとだけ荒削りなゲーム面


エロACTとしてのバランスがいいだけに、もうちょっとブラッシュアップすれば、より楽しいゲームになったかな、という印象があります。

例の一つとして上げられるのが前述した「重機関銃」で、専用コスチュームじゃないとジャンプ力が下がって面によっては詰み。
その代わりに、ゲーム中説明で「悪霊は速やかに成仏する」と書かれるほどの高火力武器です。
大きいデメリットの代わりに、殲滅力という名の大きいメリットがある!……と思いきや、実はそんなことは無かったりします。

と言いますのも、本作では敵に攻撃を与えると、敵の動きが止まる代わりに「敵が無敵」になります。
また、射撃武器に存在するリロード時間が短い関係で、装弾数などが実質的に無意味になっているのも残念なところ。

重機関銃
▲重機関銃を持ち出してストレス発散を目論む図

プレイヤー的には「重機関銃で撃ちまくり、目の前を一瞬で消し飛ばし一掃してストレス発散!」と思ってしまうところですが、システム上は拳銃を連射しても火力はあまり変わらない、という状態になってしまっております。
敵の無敵時間を無くすか少なくして、プレイヤーに攻撃の爽快感を与える代わりに、それぞれの武器にきちんとリロード時間などのメリット・デメリットを用意するような、「プレイヤー側の戦略性がより増えて楽しくなる」方向でブラッシュアップが出来ていれば、もっと面白いゲームになっていたんじゃないかな、と思います。
(ちなみにリロード用のボタンもありますが、射撃武器の残弾が0になると自動的にリロードしてくれるため、使う機会がほぼ無かったり)

また、「ボス撃破直後の主人公操作不能時に、ボスが放っていた弾が命中してゲームオーバーになってしまう」、本来なら直っているはずの操作不能バグが普通に再現してしまうなど、「思っていたのとなんか違う!」と感じてしまうような場面が多く、「面白いゲームだけど惜しい!」という印象が強かったり。

武器の強弱など問題はあるものの、「素早い動きで襲いかかってくる敵」を織り交ぜアクセントをつけることで、適度に緊張感があるレベルデザインや、装備の組み合わせで様々な楽しみ方が出来る点は非常に面白いと思います。
次回作がどのようなものになるか分かりませんが、非常に期待しております。

オードソックスシチュからマニアックシチュまで!コスチューム差分含めて全200種類のドットアニメHには流石に驚愕


貝合わせ
▲おまんこをすりあわせて快感を高め合う貝合わせ。もちろん男性とのセックスシーンもあるぞ!

さて、それらのゲーム面の荒削りさが気にならないほどに、コンテンツ量が多く、ドット絵のクオリティ的にも注力されているのがドットアニメH!
男達に捕まってのレイプ、触手に挿入されて産卵、大きな怪物に種付けプレス、快楽漬けとなった人間の女性との貝合わせ。

そんなオードソックスなシチュエーションに加えて、腹パンや快楽を与えられながらの石化、グロテスク系などのニッチなもの、様々なエロ要素が用意されております。
Hシーンは、体力が0になって倒れた際に犯されるものと、淫乱度を上げることで解放されるアクション「誘惑」(※後述)をすることで見ることができます。


用意された犯されエロアニメは全25種類と、それだけでもコンテンツ量としては十分なほど多いのですが、注目すべきはゲーム面でも取り上げたウリである「コスチューム」。
コスチュームがこれらのエロドットアニメに反映される上、エロドットアニメが用意されたコスチュームは全8種類。
8コスチューム×25種類のエロで、全200種類のエロドットアニメが楽しめます。

スーツエロ バニーエロ
▲闇ブティックでは8種類のコスチュームが販売していますが、うち一つはエロ無し。ということは……?

そして、本作のウリの一つでもある特殊システム「淫乱度」は、敵とのエッチを繰り返すことで主人公が淫乱になっていき、エロドットアニメ時に表示されるテキストが変わる他、最終的には「自分から誘う」ことまで出来てしまう代物。
自分から誘うアクション「誘惑」は、淫乱度がMAX時にしか使えませんが、いちいち体力を0にしなくとも、敵に接触するだけでエロシーンが見られます。

淫乱度低 淫乱度中
▲淫乱度が低い時とちょっと高くなった時の違い。更にもう一段階堕ちる。

最初は化け物とのエッチを拒絶していた主人公が、だんだんと快楽を受け入れていき、ついには「自分から化け物とのエッチを誘う」ところまで堕ちてしまう。
主人公が不死身で気が強いだけに、快楽の虜になっていく姿は何ともたまりません。
敵がたくさんいるシーンで誘惑をしまくると、「様々な化け物と代わりばんこでセックスする」という面白いシチュエーションがロールプレイできたりも……。

また、個人的に面白いと思ったのが、石化シチュエーション。
これは「石化していくごとに快楽を与えられる」というものでして、それはもう喘ぎながら石化していきます。
石化してしまえば動けなくなってしまうわけですが、主人公は設定的には「不死身」なんですよね。
「これ、もしかして石化した後も延々と快楽漬けされるやつなのでは?」と気付いちゃうとなんか色々と妄想が捗ってしまったり。

精霊憑依
▲低級の精霊に憑依された後、主人公が取る行動は……

霊による憑依シチュエーションなど、オカルトな世界観を活かしたものもあり、シチュエーション的にはかなり満足なのですが、気になったところが一点。
これは、もしかしたら修正絡みの審査で一回落ちちゃったために取った対策なのかもしれませんが、

インキュバス挿入
▲性器が完全に黒塗りで、せっかくのピストン運動が勿体ない感じに

こんな感じで、性器は全て黒塗りという感じの修正が入ります(触手シチュも先端部分に大きめな黒塗りが入る)。
産卵の際はこういう修正は無しなので完璧に楽しめるのですが、黒塗り修正はやっぱり気になってしまうところでございまして……(モザイクとはいかなくとも、白塗りなら妄想で補完できたりするんですけどね……)。

自分がやってきたドット系作品は、本作みたいにドット絵がクッキリしているものが意外と少ないので判断ができないのですが、以前感想を書かせていただいた「引きこもり妹とまいにちHライフ」を考えると、「ここまで修正しなくても大丈夫なのでは……?」という思いがあったりも。

回想モード設定画面
▲背景を変えれば、オカルティックな中でのエロもバッチリ再現だ

ちなみに、回想モードはわざわざ全ての敵とエッチしなくとも、クリアで開放される模様。
背景や敵の透明度を変えることが出来るなど、結構高機能な回想モードとなっておりますので、気軽に抜きたい時は使いやすいです。

ゲームは荒削りだけど、エロドットアニメは質・量ともに素晴らしい!ドット絵好きにはまず遊んで欲しい一作


というわけで、「禍津胎母〜Keep your tight rope」の感想でございました。
ちょっとブラッシュアップ不足かなと思う点はあるものの、エロアクションゲームとしては「誰でもクリアできて、かつ楽しめる」という理想的なバランスを取った一作。
そして、まさかの「コスチューム毎にドットHを用意する」という圧倒的コンテンツ量とシチュエーションの豊富さに驚かせていただいた作品でございました。
ドットHアニメ一つ一つのクオリティも高いこともあり、打ったドットHアニメの量と価格を考えますと、超お得なエロアクションゲームだと思います。

武器・コスチュームの組み合わせで色々と遊ぶのも楽しく、エロシチュエーションも満喫できるゲームですので、難易度・動作確認も含めまして体験版から是非とも遊んでいただきたい作品です。