【クロスレビュー】スターパイズラー・ボコスカWAR(♪)・歪んだ墓標

お話中心

クロスレビュー、第一弾(!?)

色んな人を招聘しては感想を書いて頂くべく舵を切ったこのブログですが、一方で「誰が誰なんだ」という声もあり。

そこで執筆陣のそれぞれの文章傾向とゲーム観の違いを明らかにするため、「いかにも評価が分かれそうな」作品に絞って、某ファミ通的なクロスレビュー企画をやってみたぞ。


(なぜか友人枠で私のゲームサークルの絵師を務める九条エミリア氏も書いてくれました…)

体験版のみの感想というのが辛い所ですが、じわじわと見方の違いが面白いものになったと思う。気になったら君もやってみよう!

それではお楽しみください…

RPG枠 スターパイズラー

スターパイズラースターパイズラー

女戦士は宇宙エロスで堕ちる!? 王道をイク、スペースファンタジーHRPG!!



さたける
原作未読でもなんとなくわかる、スターウォーズの下ネタパロを連発したストーリー。本質的にはSF風味の変身ヒロイン活劇。(ただの戦闘衣装だが)



主人公達が未知の惑星を調査するのが主なゲーム部分。探索したり周囲を調査すると、戦闘が発生したりエロい罠にかかったりとランダムイベントが発生する。そして疲れた体はオナニーで回復。探索を進めていくとシナリオが進行するが、進行具合が判別できないので、進んでいるか不安だった。ポチポチ進める作業ゲーで、ジャンルはRPGよりも探索・戦闘ありのアドベンチャーと考えた方がしっくりいく。



エロは探索中に突然発生するロデオマシーンや空中バイブなどの機械姦やスライムなどの異種姦が中心。他に戦闘中にエロ攻撃を仕掛けてくる敵も。前振れなく唐突に始まるのが気になるが、イラストとシチュがマッチして、機械姦好きなら納得できるエロ。



良くも悪くも初見インパクトが強いゲームだった。


111通信
ADVツールでRPGをやる時に気を付けたいのが、なんというか「結局、こういう事か」という熱が冷める瞬間があることだと思う。

今作は作者側もそれを分かっており、OPからの上々な滑り出しに諸々の配慮が感じられた。

戦闘での立ち絵切り替え、なにやらスタイリッシュぽい演出、BGM…

LiveMakerのこの手の作品は画面遷移でもたつく印象があったのだが、そこの接続が速かったのも好感触だった。

(というかその為に、OPから意図的に展開を速くしてる気も)

かなりクドめのスターウォーズパロとしょうもない下ネタもその点を狙ってる…のかも知れない。

ただそれだけに惑星に不時着後の、進捗が分かりにくい探索場面はどうだろうと思った。

(移動シーンが早く済むがゆえに、なんとなく繰り返し感が強くなって”そういう事か”と見切りを付けられやすいのも、ADVツールのRPGでの注意点の一つだと思う)

両手銃を構えた主人公の表情は素直に「お、可愛い」と思えるものだけど、なにかエロがステップを辿らず、突然ドンと派手なものが来る感じ…も気になるかな…


スタパ大君
アナルト・ビーズニー社(通称ビズニー)が権利を買い取った、スティーブン・スペルマーグ監督の例のシリーズの新作。

シナリオとディレクターにあの巨匠leimonZ、CGディレクターに九条エミリアを配置するという采配は○。

フェライナイトであるアイリスが、強大な軍事力を持つ「ディルド帝国」と戦いを繰り広げるってストーリーだ!

全体的に下ネタやホモネタ要素が強いので、人を選んじゃうかもしれない。でも、ズギャアアアと要素を盛り込むのがスペルマーグ作品の魅力だよね。



体験版は探索&中ボス的な敵を倒すだけって感じ。でも、その探索が面白い。

探索を行うと、スペルマ(お金)の他に、機械姦トラップに引っかかってしまうのダ!

ここを体力を減らして無理矢理突破するか、RPGでMPにあたるEPを使って脱出するか、なかなか悩みどころ。

ただ、探索中にオナニーしちゃうと体力が回復して、なかなか死ねないのは△。

肉棒戦隊オナレンジャーのOPで「オナった数だけ強くなれる」ってあったけど、まさにアレ。敗北を知りたい。



本作は拠点に戻ることで話が進むんだけど、星を64周ぐらい探索してやっと気付いた。アイリスの台詞等でフォローが必要。

あと、せっかくのCGがウィンドウで隠れ、非表示の方法が面倒くさいのは×。スペルマーグ監督の腕の見せ所だね。

エンディングあたりできっとあの名曲「Assholl 乳 World」が流れると思うよ。ビズニーだし。


九条エミリア
絵は大体私が描いたもの、ネタ的なものも仕様書通りに描いたはずだが

見返すと自分で変な感じにしてたらしい。



製作者のPCではツクールがスペック的にきつかったのでライブメーカー製に

だが、かなり工夫されて作られているので、妙にスタイリッシュである。



スター・ウォーズを題材にしてるのでそこのパロディなのだが

本編を知らないなんとなく知ってるだけでも問題ない内容。

ギャグが単独で成立している。



数値エロ、ステータスエロの要素が強い。

ACT枠 ボコスカWAR(♪)

ボコスカWAR(♪)ボコスカWAR(♪)

エッチなドラゴンを倒すのだ! だけど、負けると服が脱げちゃうっ!



さたける
原作未プレイ。ウディタで作り込んだため操作性の不便さは多少あるものの、ルールは原作に忠実っぽい。ストーリーは無し(体験版だから?)、エロは敗北後のカス子一枚絵のみ(テキスト無し)。純粋なRTSのみを楽しむゲームと考えた方が良い。



仲間全員が同時に動くので考慮して操作する必要がある。リアルタイムなので熟考中にも敵が容赦なく近づき、直観的な判断が必須となる。確率で勝敗を決めるため、どんなに強くても敗北の可能性がある運要素の強いゲーム。



敵をなるべく避けつつ、たまに遭遇して倒してレベルアップ、仲間を救出してぞろぞろプレイ。そして最奥のドラゴンを攻撃……となるほど、テンポの良さと仲間を率いた時の爽快感を楽しむゲーム。



障害物や罠で行動が変化する仲間達の挙動がパズル性を生み出している。そのため原作重視と外れてしまうが、敵は完全に静止して、ランダム性や運要素も排除しつつ、ステージ構成を練ったパズル型にすると面白いと感じた



システムをがっちり作り込んでおり感心する一方、エロ要素が1枚絵だけ状態なのが気になる。


111通信
元ネタのボコスカWARSをやった事ないのですがなるほど、分かれば面白みありますね。

仲間を引き連れてフィールドを進んでいくのですが、そのままではリーダーが歩くに合わせ皆も一歩前に進むので、てんで勝手に穴に落ちたり、途中の障害に引っ掛かったりで散り散りになっちゃう。

敵との戦闘も主人公が一番強いんですが、ミソなのが能力差があっても勝敗は「確率で」決まるトコで、80%の確率で勝てる相手でも、運が悪ければあっさり負けちゃうかも知れない。

主人公が負ければ即ゲームオーバーなので、仕方ない、仲間をえっちらおっちら誘導して戦わせて、”露払い”してみたり。

主人公のみ歩数制限があるので、それを考慮すると本当に考えて動かすようになる。

そうこうして、仲間が少しずつ強くなったり、捕まってる味方を解放してゾロゾロ連れ歩けるようになると、なかなかの”上手くやった”感ですね。

そんな風に戦力が整ったぞという感じが嬉しいので、これは製品版、2面以降ジワジワ楽しくなってくるゲームかなと。

少し首を傾げるのが、敵がこちらの行動を待たず動き回ること、

その割に敵から触られた場合は戦闘にならないこと、歩数制限超えてもゲームオーバーにはならないこと…(体験版だからでしょうか)

まぁこれも余りタイトなパズルにはせず、「ソロリソロリ慎重に歩く」感じで、割と癖になったり。

仲間がやられた時・あるいは特定仲間が生存しての面クリアで特別エロだそうですが、3Dカスタム少女のほぼ一枚絵みたいなので、そこはやっぱりネックなんでしょうね。


スタパ大君
すすめーすすめーものどーもー♪

元ネタは1983年にPC(Peecock Computer)用に作られた「ボコ○カウォーズ」。

大軍を動かして敵の王を倒せばクリアーというゲームで、本作もそれに則りドラゴンを倒せばクリアーなのダ!

調子にのってズギャアアアと動かすと、あちこちでボコスカ戦いが起こって、いつの間にか軍がスッテンテンになっちゃったりもする、かなり戦略&パズル要素が高いゲーム。

ちなみに元ネタの方ではいきなり大軍を動かせるけど、本作はFC(ファッキーコンピュータ)版を原典にしているので、最初の仲間は少ない。



その辺賛否両論あると思うけど、FC版と比べると実は結構改良されていたりするのだ。

何より、マップチップを微妙に変えて「どこに味方が隠されているのか」が分かりやすくなっているのが○!

主人公・剣ユニット・盾ユニットはユニット毎にそれぞれ動かせるので、主人公だけで突貫して仲間を増やすプレイングが楽に出来るゾ!

ただ、元ネタでは初戦でも勝率53%はあったはずの剣ユニット(騎士)が、初戦での勝率25%になっているのは×。

その代わり、FC版では2周目からの穴(落ちると即死)を埋める役割は残っているので、モウマンタイ。平安京でエイリアンと戦った方がいいんじゃないかな。

エロは3Dカスタム少女での1枚絵(でも説明書見ると佐野原画なんたらの名前もある)のでかなり弱め。期待できないかも。

でも、ゲーム性自体が面白く、元ネタよりも遊びやすいから、思わず64周ぐらい遊んでしまったオススメな一作だ。


九条エミリア
元ネタのあるゲーム、元ネタを調べるとゲームのルールはほぼ同じだった

違いがあるとすれば、物量VS物量の元ネタと違い

寡兵成長型なので、ゲームシステムとの相性がいいとはいえない(運で死ぬ)

(元ネタのファミコン版も似たような仕様変更で、微妙な感じらしい)

ネタ枠 歪んだ墓標

歪んだ墓標歪んだ墓標

日常から一変して陵辱と死が迫る 恐怖の学園に取り込まれた20人の死闘。 一人でも多く・・・ここから生還せよ!



さたける
フリゲ魂を感じる本作。クラスメイト20人は全員の個性が強く、口調が独特で覚えやすいし親しみやすい。ただ数が多いので、感情移入するには時間がかかりそう。体験版では話が進まないので想像だが、面白そうなシナリオを作れそうな方だと感じた。



作中はホラーで不気味な様相ながら、地の文や敵グラなどはおふざけレベルのコメディで、プレイヤーはあまり怖くない。メリハリが上手だな……と。戦闘でHPが0になったキャラは、どこかへ連れ去られ、衰弱死するまで延々バイブでイかされたり、幽霊にひたすらレイプされたり……と性的ないたずらを受ける事に。死亡するまで行為(凌辱など)が行われ、生き残りキャラの脳内で強制実況される……とシチュとしてはかなりグロテスク。ただ、プレイヤーが見る行為は凌辱とは言え多少ソフトになり、死亡間際はぼかされてるので、そこまでグロテスクではない。

やはり、この緩急で本来は怖いホラーをライトな世界に変換して、ホラー嫌いでも無問題にしているのが本作の魅力かなっと。



戦闘中の味方カットイン、探索画面など何気に作り込みが凄い。あくまで体験版範囲からの判断だが良作の匂いがする。


111通信
「人形に自分の意見を喋らす子」「常に両目つむってる子」「(既に”周回してそうな”)いわくありげな謎の転校生」など個性溢れる20人の女生徒が、クラスごと狂気渦巻く異空間に転送。

少女たちは3人一組のチームを作り、探索を開始する…、もし徘徊する”淫魔”に負ければ惨殺され、その姿を中継されることに…。



何となく「似た漫画やアニメ」が色々と頭に横切る、あざとい設定は良いと思います。

ただもう、絵にしろ各キャラのセリフ回しにしろ、”いかにも上辺だけマネた”感じが鼻に付いて、何か学芸会じみた寒いノリになっている。

顔窓の会話だけで表現するには20人というキャラは明らかに多くて、セリフの応酬ばかりで、立ち振舞いが全然伝わってこない…とか。

あざとい設定は歓迎ですが、その表現まであざとい底が浅い物では、受け手の心は冷めていく。

そして一応はアニメコンテンツの文法に則って作られてる女の子キャラに対し、敵の淫魔がその場の思いつきかつ、悪ふざけというか、

「本人は面白いと思ってるけど9.5割の人には面白くないだろう」低俗さなんですね…。

そこで自分を出しちゃうのか…(ここもクトゥルフみたいな文法を借りれば良いじゃん)



と思うのですが、ただ作者の遍歴を考えた時、”自分をヒロイン”に見立てた[きらら伝]、さらに顔もボイスも曝け出した[みつき伝α]という変遷を考えた時…、この作品への見方が途端に深くなるかも知れない。

つまり”いかにも厨二的な物に囲まれて生まれた自意識が、しかし自身を上手く表現できるほど客観視できずにもがく”その裂け目を見せられてるような。

つまり、奇怪な事態に立ち向かう女生徒たちが主人公なのではなく、実はそんなお定まりのキャラクター劇を作り、見つめている現実の”自意識”こそが主人公。そういうメタな二重構造なのかも知れない。

事実、一人の女生徒が死ぬと、残った面子が口々に殊勝なことを言っていく…、いやセリフがどこか上滑りしてるが故に”言わされていく”…という悪趣味さは、現実を嗤っているような、何か独特の居たたまれなさを感じました。

権威を振るう奇妙なゲームマスターという設定は、まあGANTZだの枚挙に暇が無いんですが、その自意識にも触れてしまったような、真に”ゾクッ”とする冷たさは、ゲーム、それも同人ゲームという媒体だからこそかも。

その自意識とゲームの、皮一枚を隔てるような混じり方。



…まあ良く取り過ぎなんですが、それだけのメッセージをきちんと意識して自在に操れるようになったら、表現者として武器になるかもと思いました。

(もしかして、製品版ではそういう所に踏み込んでるかもですが…)

とりあえずエロゲとしては、死ぬまで犯すって言ってるのにエロシーンが案外鬼畜でもないなとか、戦闘中のセクハラもソフトエロでかえって狂気を削ぐなあとか、

探索画面も「分からなくはないけど、細かい洗練されてなさが気になるなあ(数字のフォントとか)」なので、自分の表現を磨く方法を考え、学んで行って欲しいと思いました。


スタパ大君
20人ものヒロインから数人を選んでパーティを組んで、狂った学校の中を探索していくRPG。

FCだと操作性の関係が悪くてアレな、チンカスフィルムの「マニアックマンコ」かと思いきや、実質的には普通のRPGみたいな。

キャラ別の固有スキルやTRPGのキャラを思わせるステータスなど、戦略面で面白そうな部分は多々ある作品。



ただ、体験版は選べるキャラが3人だけだし、1階しか探索できないから、どの部屋を調べても似たような文章だし、探索しがいが無いのが難点。

どうせなら普通に装備システムを導入して、学校にある箒を槍代わりに戦うみたいな、ゲームとしての「深み」が欲しい。

もしかしたら製品版だと、天才キャラを化学室とかに連れて行けば、何か見つけるかもしれないけど、それをバトルに活かせなかったら面白みないね。



登場する敵キャラは全員奇妙な風貌・名前(ギャグっぽい)で、どこか漫画「神さまの言うとおり弐」の「学校の七×七不思議」を思わせる感じ。シリアスだけどふざけた感じもちょっとノリが似てる。

エロシーンとしては基本CG1枚(セクハラ攻撃絵もあるけどうーん)で差分絵のみ、しかもエロ内容としても(少なくとも体験版の3人は)ソフトなものが多いのは×。

せっかくおどろおどろしい雰囲気を出してるんだから、もっとズボッ!ズボッ!としてウギャアアア!となるような過激なエロが必要。

あと、会話シーン多いのにメッセージウィンドウのみなのは△かな。ちょっと画面が寂しい場面が多くて、立ち絵ぐらいは正直欲しかった。


九条エミリア
クリアした事のあるゲーム。

きらら特有のエロに特化しないゲームシリーズ



ホラーゲームのようだが、ホラー要素ではなく探索要素が強い

キャラクターの成長は無く、20人で協力して生き延びるというもので

キャラの個性が強い。



最終的にエンディングで、セインバースという同人3Dアニメで使われていた

フリーの歌が流れて、度肝を抜かれた。



出て来る敵はネタ要素のあるものだが

DLに登録する時に半分近くがNGとなった伝説がある。



ゲームそのものは良作である。



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