初出は9ヶ月くらい前の私のメルマガでしょうか、
まぁ「エロトラップダンジョン」だぞと。
エロトラップダンジョン、ヒットの兆し。
http://archives.mag2.com/0001553231/20160710070000000.html

などと”エロトラップダンジョン来るかも”と吹聴し、そんなゲームも今まさに作ったりしてる私こと111ですが、
このブログでも[クライシス・セル 〜地下実験施設潜入〜][智と愚の塔]
などの感想記事で、段々とこの嗜好がアツイという気運が、伝わって来たのではないかと思います。

そんな所に、もうそのものズバリな作品名を持つ予告が。
またこれが「そもそもエロトラのえろさって何?」と立ち返れるようで興味深かったので、書いてみたいと思います。

散りばめられたオブジェクトを活用して進みまくろう……、一歩間違えればエロトラップ!


フロア1
▲部屋一杯に謎のオブジェクトが……。

基本はランダム生成のダンジョンの中、エロトラップもまたランダムにばらまかれているので、気を付けて進んでいこう……という具合。
ランダムダンジョンと一口に言っても、シンボルカウントの敵は特にこちらの行動を待つ訳ではなく、勝手ににじり寄って来るので
ローグらしいターン制(順番に動く)で、罠を前に熟慮できた[クライシス・セル]というより、
やはりツクール製の、罠に関しては操作ミス待ちや擬態でのカモフラージュ、あるいはショートカットの為にあえて挑むかを決める[智と愚の塔]に近い感触。

ただ実際にはそこからもまた一段離れたゲームプレイとなるのは本作、
「肝心のエロトラップはほとんど隠されていて見えず、その割に謎のオブジェクトがばら撒かれてフロアが賑やかな事になってる」
からですね。

スライムエロ1 スライムエロ2
▲敵にぶつかってもエロ

オブジェクトは、全て触る(踏む)とそれに応じた効果があり、使い方次第でダンジョン探索が有利になるという物。
その方向に吹っ飛ぶ矢印タイル・その方向に大ジャンプする水流・移動速度が倍化するタイル・敵に見つからない透明タイル・別の場所へワープする魔法陣……など移動系に多し。

どういう事だとその役回りを理解できるのは、
主人公エルフは戦闘力が皆無なのか、捕まったら即ズボられてダメージ、
一方で敵はぐいぐい近付いて来るし、
そして何もないように見える床を歩いてみても、大体そこはエロトラップが隠されていて、容赦なくHPを削られる。
これはほとんど「一歩歩けば、何らかの効果に巻き込まれる」状況なのでは……と気付いてから。

そう、クリアを目指したければ、ここでの正解は
”敵に捕まる前にオブジェクトを状況判断して飛び込み、その効果で次々と瞬時に移動していく”
”逆に、なるべく何も置かれてない床を歩かない”
という位の、アグレッシブプレイに。

壁掘り1 壁掘り2
▲1マスしかいない廊下に敵が居ても大丈夫、壁を掘削して進める……!(ついでに足場ができたりも)これは面白いかも

これにはオブジェクトの種類を結構覚えなくてはいけなかったり、かなり慣れも必要ですが、
少し進むと「MPを消費し、壁を生成・削除する」といったスキルも習得、
まさしく目の前の状況をがしがし切り拓くコンセプトが明白となり、
上手くハマり、分速でそのフロアを突破できた時などは「……楽しい、かも……?」というプレイ感覚はあったかもです。

エロトラップダンジョンのえろさとは


エロトラップ1 エロトラップ2
▲エロトラップ。クリ輪っかで「おあずけ」状態とかの濃いエッセンスは、まさに期待しうるもので良いのだけど

そうして言わばミスの代償として、敵のレイプや、エロトラップへとなる訳ですが……、
ここに「エロトラップダンジョンのえろさとは何か?」という根本的な問題が首をもたげてる気がするのですね。

つまり「隠れてるエロ罠を踏んで発動」という状況なので、後出しで「エロ罠は◯◯◯だった!」と告げられる事がほとんど。
これが思ったよりも興奮しないんですね……。
エロトラップ、もしかしたら「分かってても回避できない」という嗜好こそが言わば前振りであり、事前に”こんな罠が”と見せて想像させるのが、かなり重要なのかも知れない。

現時点で「XXXの性的ダメージを受けた」とかの客観的なメッセージばかりで、女の子の内面描写セリフがほとんど無いのも痛いかなぁ、とも。

絶頂
▲HP0で絶頂、洞窟の外に放り出されて終わり……ってのも勿体ないような(自分のゲームでは性感とは別に体力値を設けて、何度も絶頂するようにしました……)

本作の方向性として、「クリ輪っかでお預け状態になる」みたいな、悶々とした状態異常を盛り込んでるのはとても良いのですが、
それなら”次……◯◯◯されたら……絶対おかしくなっちゃう……!”とかの王道的前振りは欲しいし、
”だめだめ……、そんな事するなんて絶対変態だし……、でも……凄く気持ちよさそう……”
みたいな、快感に流されるような差分も垂涎ですよね。

しかし状態異常でダメージ量が増えても、今いちテキスト差分の変化とかも無いんで、「性的絶頂が近付いていってる」感じが余りしないかなと。
(いや大変な労力である事は分かりますが。
偉そうに語ってますが、プレイしてて自分のゲームでも「そうなんだよなぁ……」という所があり、まさしく自戒も込めて、ですね……。)

脱出方向キー
▲方向キー入力で脱出

「エロトラップから脱出しようとするけど、逃げられない!」というのはまさしく勘所でしょうが、そこにキー入力での成否(のみ)を当てがっちゃうのはどうか、と……。
足掻くけど快楽に溺れちゃうなんて所を、テキストでもっと見たかった。

全体にエロトラップ嗜好が、ゲーム部分のテンポに引き摺られたかなぁというのはあって、
しかし本作はまだ予告、テキストは仮との事ですので、そこでの伸びしろに期待したい所です。

きせかえ要素
▲着せ替え要素もあり。罠に掛かるけど、新しい衣装入手できる……って事もありそう

状態異常を絡めて来たのは素晴らしい。その熱意、結実するか


オーク輪姦 ボテ腹
▲輪姦レイプで妊娠

スライム浣腸 スライム浣腸2
▲スライム浣腸で下痢、オプション設定によって排泄も

しかし”これやりたい、あれやりたい”なエロ熱意は確かに感じまして、
エロトラップの結果、催淫・感度上昇・膨乳・ボテ腹・などの状態異常が立ち絵にちゃんと反映される……
なんてのは「そうそう、それがやりたいんだよね!」と頷けます。

体験版範囲でも後になるほどエンジン掛かって来てまして、
「スライムに襲われる」→「浣腸スライムだった」→「下痢状態になり、しばらく歩くと大お漏らし」
「ワープ魔法陣かと思ったら偽で、オークに囲まれる」→「輪姦レイプ」→「着床してボテ腹状態に」→「しばらく歩いてると出産」
なんて、華麗な発展にはまさにニッコリ。
そう、そういう事ですよね……。
自分のゲームでもこれやりたかったけど、取り込めなかった……難しいよね……。
(敵としてオークに捕まった時は単体犯され、罠からだと輪姦になる、って差分発展ぶりがなんだか面白い感じ)

おしっこゲージ
▲おしっこゲージ限界でお漏らし 基本枚数CGはやや少なめか?

他にもダンジョン中のおしっこゲージとかまだ未定の機能、
固定階層では壁尻などランダム生成ではやりにくいシチュが発生しそうな箇所もあり。
(個人的には「中出しSEXを3回しないと出られない部屋」みたいなのもエロトラップだと思うんですよね、
巻き込まれだけじゃなく、自発的にならざるを得ない状況も欲しいところ……)

そうこうして、何度もトライするうちに初めは999あった「エルフの誇り」が激減、「痴女LV」が上がってる……みたいな要素や、
また繰り返しに耐えるよう、衣装集めなんかも予定されてるようで。

これはまさに途上だからこその熱、”何か言いたくなる”ゲームだなあと。
エロRPGで言う淫乱度とか……、後の時代にも残るエロ要素が今まさに模索されてるのかも……そんな事を思いました。



状態異常で立ち絵カスタマイズ系! エロトラップはそこなのかー


予告では偉そうに分析ちっくに書いてますが、蓋を開けたら(発売直後の割引キャンペーンもあるとはいえ)
正直、自分が思う2,3倍くらいの売れ行きで目から鱗……!

何故なのかと考えるに、
膨乳、触手寄生、ふたなり等々……予告では確認出来なかった、これらの状態異常が多重に反映される立ち絵を実際に拝むとなかなかにキャッチーで、
そうこれはエロトラップを置いても、
既存のエロRPGでもエロステートに従い立ち絵が肉体的に変化、[Luster's Souls ~ Bride of the beast][Rain's Rave 〜触手の中で悶える少女〜]、あるいは[CrossinG KnighTMarE 〜穢れ逝く聖女達への讃歌〜]などの文脈で見られる通り、需要がある所でしたね……と。

確かに自分が初めにエロトラップ診断で良いっすね、と思ったのはまさに状態異常を抱えてなおも進んでアクメ、という所でした。
薄々気付いていながらも何となく自分が制作上、無視してたのは、やはりそこに本気で向き合うと、物凄くパターンが大変だからですね……

ふたなり化1 ふたなり化2 ふたなり化3
▲1Fからクリ吸引で流れるようにふたなり立ち絵に、というのをまずは楽しむ

……という事で本作も実の所、
「ふたなり時の絶頂はおちんちん精通に」「膨乳はCGに反映」
などを期待すると思うのですが、ほとんどの状態異常はスチルに反映されず、
テキストなどもごく一部を除き、固定のイベントテキストの後に、追加で「XXXの影響で◯◯回絶頂!」と出る位のみに留まっています。

「浣腸スライム」→「下痢になっちゃって大お漏らし」
みたいな後に影響が残る系……も見ものですが、こちらも一応階を降りた時に様々な効果は示されるものの、
数行のメッセージのみというのは、やはり寂しい所でしょうか。

石化 絶頂レーザー
▲固定階には、石化や絶頂レーザーなどの面白いシチュが。ただエロを見ると必ずゲムオバ扱いなので、気軽にチェックできないか……

固定階層の長いエロとかも、
「石化が迫る中で、早く恥ずかしい呪文を読むんだ!」とか
「当てられると絶頂する絶頂レーザー」とかは煌めきを感じる面白いシチュでしたが、基本CGの少なさがちょい目立っちゃう感じで、構図の使い回し、すなわちシチュ被りが気になったりも。

そもそもエロトラップの入り方が大体、毎回同じ……(「危ない所をギリギリで回避」とかが無い)
状態異常の変化も無い、ともなればちょっとマンネリしちゃう感じなのは予告で書いた通り。
(ただやっぱりリソース問題と、あとこの特殊なゲームテンポとの兼ね合いもあるので、難しい所だとは思うんですが)

意外に遊べるゲーム性


触手ハウス
▲触手ハウスだ! 的な。そうそう、こういうのやりたいですよねえ、って。

翻ってゲーム面ではなかなか特殊だけど、結構楽しませてくれる物になっていたと思います。

懸念としては、階を進んでもそんなに新しいエロトラップが加わらないし、
プレイ上気を付けること(リスク)が変化しないので、ずっと一定のテンポのままでは……なんて思ってたのですが、
どっこい、中盤過ぎる頃から敵の擬態や追尾がかなり巧妙になり、
いつの間にか状態異常が幾つも重なってて、油断すると一気に致死量ダメージを貰う、なんて事にも。

スペシャル部屋1 スペシャル部屋2 スペシャル部屋3
▲スペシャルな部屋へワープできる青魔法陣。良い効果ばかりなのでぜひ活用したい(ここで衣装なども揃える)

そうして一回でもゲムオバるとポーションが全部失われるので、仕方ないのでまた1Fでちくちく貯めるか……みたいな所もあり、
それを嫌って拠点でビッチ化するとHPが増えるけど、その代わりアイテム購入費が高くなる……(しかも戻れない?)
というバランスの推移の見極めあり、
そうやって遊んでると青魔法陣から行ける特殊部屋はかなり種類があって、
大幅強化のチャンスでもあるんだな、と気付いたり。

つまりは「カジュアルにダンジョンに挑み、アドリププレイで油断して(色々えろい状態異常を負って)死ぬ」
ゲーム性であって、それを盤石にする為のゲームプレイを外側に持ってる、という感じでしょうか。
せわしなさもありますが、全40Fという中を駆け抜けるには、なかなか相応しさがあったと思います。

そんな訳で、あくまで状態異常が立ち絵によるフレーバー感覚だったり、少し粗さもありますが、ただ何を増してもエロトラップと絡めて、何か”新しい物を示せてる”というのは、素晴らしいなと。
ゲーム部分なんかも案外に面白くて、良い所を保ちつつ、もうちょっと深くした次回作を期待したい……と思うのですが、ちょっとこのシステムで更に深掘りするのは難しい所でしょうか……。

状態異常立ち絵1 状態異常立ち絵2
▲状態異常が重なり、凄まじい立ち絵に……

クリアまでなら、難易度ノーマルで4時間くらい。
実は状態異常よりもっと多く用意されてるのが、立ち絵の衣装や肌・髪色のカスタムで、クリア後はやり込みの意味もあってか、40F以降の無限ダンジョンが解禁。
(回想部屋とかは無いっぽい?)

自分もクリア時にはほとんど衣装が集まっておらず、
「あそうか、ダメージ喰らう→青クリスタル or 鏡で回復」のコンボを繰り返せば、必要な素材がぐんぐん稼げるんだと発見したり、
ゲーム的にはこういう、”自分なりに作戦を編み出していける”深みがもっとあれば、凄く面白くなりそう……?
フロアオブジェクトの効果も色々あるようで、やっぱ運頼みとか、結局はアイテム回復で強引に突破するだけで行ける……って所はあったので。

あとシコリティとしてはうーん、状態異常を抱えたままゲムオバった時の特別な長エロ……とかですかね。
まぁリソースも大変ですし、ここはジャンル全体の今後として充実していく辺りかも知れない……。