タスマリン洞窟の秘宝 (体験版)

RPG, R18

2017/06/20予告時の感想です

盗賊のアジトに潜入RPG。スパイ活動を成功させるのだ

一見では『ルゴーム砦の脱出』ライクですが、これがきちんと作り込まれた感触を覗かせつつ、独自要素の展開もありでなかなか興味深いです。
ただその独自さがじわりと分かるのが大体プレイ1時間くらいから、体験版だとセーブデータ引き継ぎ不可……
という事もあり、割と見過ごされそうなので書いてみました。
(あと[イントルーダー]と同じ作者さんだと思うのですが、歴史的にはルゴーム砦より早い、このスパイ潜入作品の複雑になり過ぎたフラグを整えたのが今作……と考えると、色々と感慨深いなとも)

立ち絵
▲少し昔のアニメ絵みたいだけど、仕草が可愛いぞ

普段はシスター、しかしその裏では諜報を代々請け負ってきた家柄という主人公は、国から頼まれ、このところ勢力を増している盗賊のアジトへ潜入する事に。
その目的は一つに、国の一斉討伐に向けてアジトの内部構造を把握すること、
そして出来れば何故ここまで力を付けられたのか、そのからくりを暴いて欲しい、期間は(初期設定では)20日……! となっています。

見つからないように潜入 見つかって四択 戦ってみる 誘惑シックスナイン
▲盗賊に見つからないように潜入だ……、見つかってしまうと四択。エロで許してもらったりも(表情かわいい)

という事でそこからの流れは、ルゴーム砦というより潜入という意味では[オーレクタ砂漠の魔術師]な訳ですが、
基本はたむろする盗賊たちから身を隠して避けつつ、ここの階段と扉が開いてるな、どちらから行くべきか……
なんて危険と先の見えなさと一本道でなさにドキドキを覚えつつ「ここは牢屋か」なんて少しずつ構造を把握・理解。
この先が重要地点ぽいが、特殊な鍵やアイテムがないと進めないようだ……という場所を嗅ぎ付けたら、見回りの盗賊の背後から一撃を加えて失神させ、所持品を漁るのがスマート。
しかしそんな芸当が出来るのも風景に溶け込む「ステルス中」だからこそで、この状態では一歩ごとにMPの現象著しく、いつでもそうはいかない。
通常状態ではすぐ見つかって尋問されるので、ここはエッチな誘惑で切り抜けたり、(一応、シスターに偽装しているので)言い訳してみたり、
常に複数の道・解決・スリルが提示されるなか、自分の判断で進むのが楽しい……という基本的な形はなかなかちゃんとしています。

武勲・NPCとの親密度・補給物資で更に奥深く……?

他の諜報員と接触 乳首ぺろぺろ1 乳首ぺろぺろ2
▲他の諜報員と接触……、金を払うかセックスで情報を得てみたり。コトの最中でも逃げるかどうかの選択肢が

更に言うなら特定の人々に「親密度」設定があり。
これは例えば、現地で出会った他国のスパイに抱かれる事で(親密度アップ)情報交換ができる……といったもので、
そうした手練手管によって当然、生まれる情報量の差は「武勲」としてカウント、この値でED分岐もしそうなプレイ幅を出してたり、
武勲が上がれば褒賞金も貰える、すると金を使った新しい解決も可能に……といった仕様もあり。
あとは4日に一度、本国の補給隊との連絡が付いて、回復アイテムからサブ的な重要アイテムまで(例えば寄り道的な所を進める鈎付きロープ。頑張れば現地調達も出来るのですが、ここで埋め合わせする手も)
物資の補給を受けられるなど、ただの”ルゴームフォロワー”に留まらない、拡がりを感じられるのではないかと思います。

スリルよりフラグの楽しさかも? 根本で分かれるゲームデザイン

そしてここからは賛否ありそうな独自な所なのですが、
そもそも主人公は「盗賊のアジトに潜入したままサバイバル」する訳じゃなくて、実はいつでもワープ魔法で拠点に帰る事が可能。
物資補給こそ限定的ですが、減ったHP・MPなんかは宿舎でぐっすり寝れば全快(ただし日数には注意)。
そもそも先述してる「親密度」ですが、実はこの拠点の兵隊・隊長らにも存在、普通このテの潜入ものだと、現地で手に入れた”瑞々しいりんご”は貴重な回復アイテムだ……って所ですが、今作は帰って彼らにプレゼント(親密度アップ)という扱いだったりも。

逃げてる少年を発見
▲現地村から離れて住んでる少年を発見。この子と仲良くすると段階エロと情報入手がありそう、でも日数も気になる……。「同じ情報を、どういう手段で得るか」とかもありそう?

混浴エッチ1 混浴エッチ2 混浴エッチ3 混浴エッチ後
▲拠点の兵士たちともじょじょに……。ちょっとピントがずれた感じの天然主人公で、処女なんですが「イカせ合いに勝って奇妙な達成感と勝者的な気分」を覚えたりします(いかにもエロエロになりそう)

そしてお誂え向きに拠点には入浴施設があり……、初めこそお風呂時間がかち合って焦っていたのが、親密度が一定を超えてからは「一緒に入りましょう」と混浴、
更に上の段階だとストレッチにかこつけて、乳や局所を触って来る……という、つまり段階エロを展開。
あと体験版の最後では、盗賊アジト内の一般の人々が働いてる現地村に辿り着き、接触を開始する……と、ここでも親密度と情報を得る為の対人エロが発生しそう。
すなわちここが根本で分かれてる所なのですが、
ルゴームシリーズの軸に”TRPGらしさ”があるのに対し、
こちらは”スパイ潜入”のエッセンスか、淫乱度や様々な値でフラグ管理・段階エロを発展させる為の潜入、となりそうな感触がありました。

触手遺跡 触手戦闘 触手戦闘エロ1 触手戦闘エロ2
▲あまり来る必要なさそうな、触手がたむろする遺跡を発見……ここがどう繋がるのかな……? 戦闘中のエロとかもあるよ

こうした差の結果、例えば誰しも疑問に思うでしょうが
「えっ、潜入でドキドキって状況なのに、いつでも拠点にワープできちゃうの?」
って事なんですが、これがまさしくそうで、
例えば盗賊に見つかってしまって戦闘、これがかなり手ごわいので戦闘エロの果てにダウン、これは完全にレイプされてしまいます……という段階で”ワープで逃亡”するのが今作の主人公。
(体験版でも「この部屋だとワープが使えない」という場面があったり、多分のちのち普通に犯される状況も発生し得るとは思うのですが。
ここも淫乱度的な値の判定がありそう……?)

補給物資を申請 報告文章
▲拠点に帰って補給物資を申請、けっこう大事そうな物ばかりで考える……。自分の発見を報告すると、文章にまとめられるのもちょっと嬉しい

他にもヘアピンのピッキングはどうやら回数制限無いようだし、あとこれは細かいようで重要だと思うのですが、自分の行動が上手く行くかのサイコロチェックもなし。
危機的な状況で行動が上手く行くかは、道中少しずつ蓄えていた「運」値をここぞと消費できるか……といった、スリルというよりフラグ条件を満たせるか式ですね。
なので言ってしまえば、色々刺激的な状況を漂わせつつも、結局はお膳立てが整わないと行く所までは行けない……みたいな感覚がやや気になったのも事実。
盗賊に負けて拉致監禁、いきなり全然違うアジトのど真ん中から再スタートする……みたいな、計画が一気に変わって慌てる所は無い訳です。

積荷目撃 地下倉庫ピンチ
▲積み荷の運び出しにかち合わないよう日数経過を待ってみたり、地下の倉庫を漁ってると盗賊が降りてきて慌てたり……。

拠点とアジトの往復なので、どうしても同じ場所を言ったり来たりするとか、テキストも瞬間表示して欲しい所が諸々あったり、細かいテンポのもたつきもあって、
ゲーム開始時の印象でルゴーム砦を期待しちゃうと、その差に躓いてしまうかなと。
ただ作り込んであるのも事実、腰を据えてプレイするほど、行動の自由とフラグによる物語の達成感というか、このゲーム独自の部分がじわじわ魅力的になってくる……。(なので体験版とは少し相性悪い?)
これはこれで面白い、そんな作品かなと感じてます。

RPG, R18

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