前作[Leviathan]は、なかなかのサバイバルゲーでやり込んだものですが、
今作は作品説明から、言うなれば過去作[むちむちさきゅばすのじゅなん]的な、エロばっかの作品……? と予告版に触るのを後回しにしていました。
しかしこれが遊んでみると、カジュアルでいてエロい・面白い、感心するようなゲームという事が感じ取れたのです。

OP選択 騙されマイクロビキニ
▲初めの付与能力を選択、ゲーム性を感じさせるはじまり。なおすぐに騙され、恥ずかしい衣装になるうさぎヒロインでした

基本的な方向性としては、
「主要な4つのアイテムを温存しつつ、ダンジョンに配置されたエロ罠を避けて先を目指す、
エロトラップダンジョン系(”系”というほど、今のところ似た方向性のは多くないかもですが、今後増えて行きそうな予感……)」
という感じ。

鍵開け 防護板
▲鍵開けスキルがすぐ役に立ったり、エロ罠にハマらないよう防護板で塞いだり

要は差し掛かったフロアごとに、

鍵のかかった扉→鍵を所持しているか?
通せんぼ岩→爆弾を所持しているか?
宝箱の罠→護符を所持しているか?
床や壁などのエロ罠→防護板を所持しているか?

といった場面を迎え、ダンジョン前の休憩所で買い溜めておいたり、
ゲーム開始時に一つだけ選べる特別スキルで”鍵開け”を選んだので、鍵に関しては困らないな……みたいに取捨選択したり。
どれも無いのなら遠回りか、そこを通らないといけない一本道ならばダメージ覚悟で進み、エロ罠が生み出すエロシチュを堪能する……という具合。
(罠というだけあってガンガンHP削られますが、実はヤラレるほどリトライ時にお金が貰える仕様なので、ムリして気張るよりエロ見まくりでもOKな気配も。本作がカジュアルたるゆえん)

エロ罠が更にエロを呼ぶ連鎖シチュ……。練られた選択肢


脱衣 床罠でズボ 連鎖エロ
▲服が破けるだけで済む初回。だが2回めには早くもズボられ、そして連鎖するように口も塞がれ……

そして本作、大いに感銘したのがこのエロトラップ的なシチュでして、
いきなり私事ですが、いま自分もそんな感じのゲームを作っていた所だったのです。
それだけに”自分が出来てなかったこと”が浮き彫りとなって、おお……と感動。
(こういうコンセプトで、こんなゲームで……とまでは頭で描けても、
一つ一つのエロシチュにはまったく”エロセンス”が必要で、非常に手こずる。
しかもそのエロセンスこそがエロゲ制作の核であったりもして……。)

ミミック選択 ミミック連鎖 ミミック絶頂
▲犯され中に選択肢あり。しかし「助けを呼ぶ」で、更に状況悪化も。なにげに”罠に引っ掛かった状態でHP0になった時のメッセージ差分”あるのも素晴らしい(同じ事考えてました)

具体的には、宝箱に擬態したミミック罠や通路を通るために床罠を踏んでしまい、ここでまず「抵抗する」「諦める」とかの選択肢。
ここまでは駆け引きとして入れたいよね、って予想できますが、もう一つ
「助けを呼ぶ」
がありまして、これが一番効果的な選択肢なんですが、これを選んだ結果、
(恐らく運判定があり)駆け付けたのは悪い冒険者、ミミックに頭を呑まれつつも、下半身を好き勝手されてしまう……
床罠に下半身を犯されていたら、やってきたゴブリンに口を犯される……
なんていう、言わばエロの”チェイン(連鎖)”ですよね。

これ、「ああー……こういうの、やりたかった!」というのをスマートにやられてて、敗北感ですよ。

戦闘 敗北エロ1 敗北エロ2
▲簡易的な戦闘もあるぞ、がんばれうさぎ娘! 罠連鎖と敗北エロ、こう繋げたかと気付いて感心。

ダンジョンでは敵シンボルとぶつかると簡易的な戦闘に突入するのですが、ここでHP0になってしまうと(期待通り)敗北エロも展開。
しかしよく読めば、これ罠連鎖時のゴブリンエロと同じなんですね。

限りあるリソースを活用しつつ、入り方が違えばまた一風違った感じも覚えるという、罠エロ×他エロ的な、組み合わせの妙があるなぁと。
(正確には、罠チェイン時には出来た”抵抗する”という選択肢が敗北エロには無いのも、僅かな事で状況差を感じさせて上手い)

オイルまみれ 壁尻状態に
▲立ち絵の状態異常とトラップが相互影響しそう? オイルぬるぬるでないと狭い穴で……

エロのくすぐりとして立ち絵エロも欲しいよね、という所に
どうもモンスターに犯されると精液まみれになったり、スライムが付着するようになったり……があるようで、
特に予告でも見られる、オイルまみれ→ぬるぬるになって狭い穴も通り抜けられる!(通常状態ではかなりの確率で引っ掛かり、壁尻エロへ)
という、状態異常が他の場面へも影響する、というのも実装したようで、「ああー!」となったり……。
(私も色々やって、うーんエロくならねえ、作業量大変だ……という所で、ここまで綺麗な形にされると……)

ゲームオーバー
▲恒例、ゲムオバのむちっとヤリ捨てられた感じ。

あとは数値的なエロも。
犯されつつ、1ダメージ=1絶頂換算で「XXX回絶頂した!」みたいのもやってて、ううーん、このエロセンス……脱帽……となったものです。

ただ結果としては、「うーむ、さすがだなぁ」と思うことが半分、もう半分は「もうちょっと何とかできるような……」という感触も覚えました。
一つは運や速度判定の結果こうなったんだよ、というのが少し分かりにくいかな? と。
(私は[プリンセスサクリファイス]を見習ってダイス判定という形を取ってみました……)
もう一つは性癖的な物もあるのでしょうが、さすがに主人公がすぐアヘり過ぎ、せっかくのエロトラップっていうのがちょっと霞んじゃってる気がするかな、と。
今回は恐らく「罠の派生」という所に差分絵を多く取って、一つの行為中での差分絵が案外少ないので「だんだん感じさせられる」ポイントが少ないからかな……と邪推しますが、
ミミックや壁尻で抵抗する時には、腕を突っ張って何とかがんばるカットイン(おっぱい+表情強調)からの、でも犯されて潰されるカット……とかあれば、なお興奮したかな、というのは実感としてありました。

ダンジョン自動生成なゲーム性にも寄与だ、エロトラップ!


自動生成
▲実はメインダンジョンは自動生成。催淫ガス→その状態で敵に触れられると即レイプみたいな罠もあり、予想外の組み合わせが生まれそう

もう一つ心震えたのは、決められたルートにそういうエロ罠が設けてあって、エロられつつも進む……
というエロ重点な作品でも充分かと思うんですが、実はそういう造りは10Fごとの固定階だけ。
その間の9Fぶんは自動生成のランダム地形だ、という事ですね。

この手の自動生成フロアってツクールでは良く見るんですが、
まあ大体は壁とか宝箱、敵……くらいの要素で留まっているんですね。

しかし本作、「まっすぐ行けばゴールだけど、途中で壁トラップがあるから、防護板もないし回り道しないと」
「ゴール近くまで狭い穴が繋がってるけど、引っ掛かったら無惨だぞ……どうしよう(オイルまみれ状態になれたら行くんだけど、無いし)」
など、ただエロ嗜好の限りに選んだように見えた罠が、ゲーム性として上手く収まっていたのには驚きました。

称号装備
▲とりあえずヤラレまくってると、称号やお金がばんばん手に入って何とかなりそうなカジュアル姿勢、好き

ランダムフロアに、罠も一つの重大要素……という点では、本来のローグに近いとも言えるんですが、こちらは交互に一歩ずつ動くターン制じゃなく、また初めから罠も見えている。
つまりローグが突発的な状況とそれを防ぐ(あるいはそこからの)戦略なのに対し、
こちらはテンポの中での取捨選択という風に、より相応しい形で楽しませようとしていて、正直これ、かなりゲームデザインがピタッと良い感じにはまってるぞ……と。

マッサージ師
▲作品説明では書いてませんが、なにげに不思議の〜リスペクトを匂わせてる所もある?

製品版では、他にも色々なトラップ(と組み合わせ?)が待ち受ける様子。

私自身の特異な視点から味わったため、他の人にはどれだけ魅力的に映るか分からなくなってしまいましたが……、
少なくとも私は、”これは勉強用に買わねば”という作品予告でした。



なんだかんだ戦闘多めの比重になるかな


ボス戦
▲30Fごとにボス戦あり。逃げまくりでここまで来ても、一旦足切りがある訳です

体験版はエロ罠の充実に感銘を受けましたが、それ以降はザコ戦(と異種姦敗北エロ)の繰り返しという印象が大きくなるかな。

仕方ない事だけど、慣れてくるとエロ罠にあまりハマらず、新しいタイプの追加も少なめなのに対し、ザコ敵は10Fごとに定期的に新しく追加される。
バランス的にもザコ戦でHPを削られる事が多く、攻撃力・HP不足を第一に考えるようになる……と思う。

衣装作成
▲敵を倒した時のメダルで衣装作成が。能力差は無いので気分転換?

その階で犯されまくってポイント稼ぐも良し、
とにかく逃げて先に進み、固定階層ごとにあるポーション量回数・回復量を回収して強くなる……とか色んなアプローチを考えるのは楽しいが、
一回、効率的な手法を見つけると、終始その調子で楽に行けちゃうのはプレイしてて少し残念だったかなと。
(体験版プレイして、「うん? これって結局、HP増やすのが一番有利になるのでは?」と考えた印象が覆らなかった)

他、ダンジョンはランダム生成というより、”いくつかある候補から選んでるだけ”とか、気付いちゃうと悲しい所が数点あったか。
(まぁエロ罠の配置関係まで考えたランダム生成なんて、超困難の技術なんで仕方ないですが)

メデューサー
▲メデューサに負けて、「感じるほど石化してしまう」状態での種付けレイプ!

エロトラップはやや空気に? たが、やはり唸るような工夫はあり


要は過去作[BibleViolet]のゲームプレイ感に収まるのだけど、
前以上に”ゲーム雰囲気”でワクワクさせてくれるのは、素直に成長を感じて素晴らしい。

沼 フトモモ1 フトモモ2
▲沼で滑ったり、「木が冒険者に擬態している」……は分かるけど、その果てのエロトラップが”フトモモ絞め”! 今回、性癖のコア化がちょっと良い感じに作用してたかも

危険を犯して宝箱を開けて、見た事ない武器を入手できた時の嬉しさ。
(まあバランス的に、そんなリスク負わなくても行けるじゃん……とかに気付くとネックですが)

中盤から空気になりがちなエロ罠に関しても、
「足が滑って、他の罠に掛かりやすくなる沼
(ちょうど口を空けた花の前に配置されてて、滑る→丸呑みすっぽりゴールイン! の連鎖の流れ)」
「樹に吊られた冒険者かと思って調べたら、それは擬態で、そのままフトモモ絞めの憂き目に」
「石化ガスを浴びてしまい、3フロア以内に治癒しないと石化死」
なんて、コアめの性的嗜好と、移動も含んだゲームシーンとの兼ね合いを感じて、工夫をひしひしと感じてニンマリしました。
(余談ですが、自分はエロトラップと言うと真っ先に機械姦が浮かぶのですが、この作品ではほとんど無かったので、そこにもなるほどーと参考になったり……。)

売春
▲売春は初めから可能、体力があるほど稼げる……という冒険との兼ね合いに初めはわくわく。(性経験も影響した方が良かった……かな?)

拠点での売春も膝を打つ趣向でした。
客のセリフからあとどれくらいでイクかを察しつつ、強・中・弱の責めを選び、上手く体力の消耗を抑えながら客を連続ヌキして稼ぐなんて、
ちょっとした事ですが、まさに「ゲーム形式でのエロさ」を分かってるからこそだよな……と。
(まぁ反面、ダンジョンに潜らなくてもかなり稼げてしまうバランスブレイカーでもありますが。ダンジョンで稼ぐのが面倒くさくなった用?)

内容のカジュアルさを考えると、がっつり系の前作[Leviathan]と同価格帯はどうか……と思ったけど、
そこはそれ、ちゃんと最後の選択肢でマルチEDだったり、クリア後のおまけとして、無限ダンジョンがあったり。

まぁ昨今のDL販売サイトの割引体制を考えると、価格帯もだいぶ変動しますしね。
(前作[Leviathan]も割引されてたり)

立ち絵重ね異常
▲催眠+ヒルとか、状態異常が重なる立ち絵。状態異常系が重なった時のエロが見たかった……とか言い出すと、もうキリ無いですが

そうなると私的には、新しいアイデアやゲーム感覚という所を見たい訳ですが、そこは楽しめる所が多くて、満足がありました。
(なんて言うと、次回へのプレッシャーも大きくなりそうですが、まぁそれだけ期待される作者さんになられたんだなぁ……と)