【Live2D】Maid in Heaven (体験版)

SLG,R18興味深い

監視カメラで位置をチェックしつつ、クレイジーサイコメイドの侵入を阻止せよ!
Steamヒットゲーのエロパロ(第二弾)

予告から気に入ってたゲームが発売!
ずばり[Five Nights at Freddy’s]ライクなエロゲ、という建て付けですが、今作の場合は狂ったぬいぐるみが、狂ったメイドに。
必然、逆レ目当てのメイドに迫られまくる……♡ という、大変気持ちの良い文脈に様変わりしております。

世の中にはヴァンサバライクとか8番出口ライクとか、いわゆる~ライクを代表するR18ゲーが雨後の筍のように出てる訳ですが、そうしたライクの中でこれは”第二段階”に到達できた作品ではないかなと。
第一段階が単純に原作のシステムを再現、そこに単に(女主人公にしたりして)エロをあてがってみた……という形なら、第二段階とは、全体の雰囲気を無理なくエロゲナイズさせる事に成功したもの……だと唱え、まずはその偉業に敬意を払いたくなります。
(ちなみに第三弾は「エロゲにした事で、原作でも成し得なかったようなエロとゲームシステムの融合が起きる」だと思っていますが……)

(例えば……、スイカゲームで言うと「とりあえず落ちて来るものをおっぱいにしよう」みたいにしてた初期の[おっぱいげーむ]と、「膣内で遊ぶスイカゲーム」を打ち出した[しょく!シュイカゲーム]は明らかに次元が違う訳ですし、それはR18クッキークリッカーにも言えて、[苗床クリッカー]以前、以後というのもあると思っている。
そして[Five Nights at Freddy’s]なら1年以上前に[ふぁいぶないと!]という作品が出ているわけですが……)

(元ネタ含む)ルール説明

*ここで[Five Nights at Freddy’s]のシステムを知らない方の為に説明。(つっても、私も前からVtuberのゲーム実況を見つつ「こいつらは何してるんだ?」と首を傾げ、それがR18[ふぁいぶないと!]で初めて氷解したクチですけども……)

主人公は警備室(拠点)を守るバイトとなり、ランダムに徘徊したり、時に近付いて来る敵(原作では狂ったぬいぐるみ、今作メイド)を入れさせず、朝が来るまで守り抜かねばならない。
その為の主な画面(シーン)は2つあり、警備室と監視カメラ映像。
実はただ守るだけなら警備室のシャッターをずっと降ろしていれば敵は入ってこれず安泰……なのだが、まぁそうは問屋を降ろさないのが「バッテリー残量」の問題。
ずっとシャッターを降ろしてるとあっという間にバッテリー%を消費してしまい、0になってしまう。
なので、あくまでこの手段は「敵がギリギリまで近付いた時」のみに使いたい、と節約を覚えていく。
そうした時に活躍するのが監視カメラの映像であり、7つとか8つとかある場所を切り替えつつ確認、「まだあそこに居るから大丈夫」とか「そろそろ近付いて来た……!」という感慨の下に、本当にやばくなって来たらシャッターを閉める、という判断が求められる。
(ゲーム実況的には敵のランダムな動きに惑わされ、「え、さっきそこに居たのにもうここに居るの!?」と焦らされ、きゃあきゃあ騒ぐ事に……というのがポイント。
そんな訳でホラー調トッピングがなされている。
余談だがそれこそ量産されるタイプのホラー映画よろしく、もう10作くらいナンバリングが出てるらしく(!)、今は原型をほぼ失ってるとか……?)

元ネタがエッチわくわくシチュになった事にまず敬意。
だが短所も……。[Five Nights at Freddy’s]の面白さとは?

そうして今作のサークルさんはNowさん。前作[BLOSSOM ON BLOODMOON]の感想では“ヤングジャンプの新人漫画枠への気合い入った投稿だ!"とか書いちゃいましたが、今作もそのガリッ、としたペン遣いは健在。
故に作品のトーンはほぼ白黒統一となっています。

今作においても絵の力として、「監視カメラ越しの(かなり難しいパースの効いた?)風景」まで逐一描かれてるのには相当な情熱を覚えますし、
あと「警備室直前に迫るもシャッターを閉められたので、はだけたオッパイを窓ガラスに押し付けて誘惑してくるメイド」とか、あるいはステージ開始して即カメラ切り替えると見られる、メイド3人が揃い踏みしており、それから時間と共に一人また一人と消えていく(旅立っていく)なんて、シチュが思わず浮かび上がったり。
あとは監視カメラを切り替えてると、たまに暢気にお風呂に入ってるメイドさんや、おトイレしているメイドさんを発見する……なんて面白さもあります。
これは本来のこのゲームジャンルの楽しみとは少し違う感じもするんですが、同時に「狂ったぬいぐるみを、狂ったメイドに替えて良かった!」という、R18ならではの雰囲気を一身に浴びられるかなと。

ただ今作……、作者さんの絵が良い方にも、悪い方にも作用していると思って、良い部分は既に述べた(原作の)ワクワクアレンジ感ですが、
悪い所は、「随分と分かりにくくなってる(特に原作未プレイだと)」、もっと言葉を継ぐなら、「隠蔽した”間”を埋める演出がちょっと粗いかも」と。

[Five Nights at Freddy’s]のゲーム性に踏み込んで考えてみると、
もっとも簡単な実装としては「線を数本(敵の数の分)引き、その線上を敵が近付いて来るので、一番近くなったタイミングでボタンを押す(すると敵は去って行く)」とまで簡易化できると思う。
だが当然、これでは面白くない。作業感すらある。
では逆に、[Five Nights at Freddy’s]を面白たらしめている物は何なのか? あと何を追加すれば、[Five Nights at Freddy’s]になるか?
それは「合間の隠蔽」である。

さきほどの例で言うなら、何本か引いた線に、敵が見えなくなる区間を加える。
そして敵の進み方も基本的には一定だが、たまに加速したり、遅くなったりする。
……こうするだけで、だいぶ”らしい”ゲーム性になったんじゃないかと思う。
敵が近付いて来る間が、正確には「分からない」からこそ、焦る。
(そしてもっと言えば、線上の距離で示せばハッキリと分かり易いそれを、「監視カメラ越しの映像」という何かショッキングさ+ホラーで示したのが、ヒット的なセンスと言えるだろうか)

ゲーム性としてはその辺りだろうが、「合間の隠蔽」で気を付けなければいけなのは、普通に考えると自然に湧き出る、「なんか意味が分からんぞぉ!(見えてないからね)」、具体的には「敵がいきなりワープしてるやんけ、納得いかん!」諸々の声だと思われる。
ストレスは時にゲームの”引き”どころか核にすらなり得るようだが、同時にゲーム自体を崩壊せしめる事は、我々常日頃感じている事だろう。
ね。

手描き絵なので動というよりは静、それゆえに「合間の隠蔽」を演出で埋めにくい

本作はエッチを盛り込んだゲーム雰囲気の反面、この「合間の隠蔽」で納得できない事が多い、と感じた。

そもそもの話をすれば、タダでさえ監視カメラ越しの粗い映像ってビジュアルなのに、白黒絵では埋没しがち……とか。
敵が本拠地に詰めかけ、シェルターでしばらく防いでるとそのまま去ったり、あるいは瞬間移動したり……という事も、狂ったぬいぐるみなら「まぁ仕方ないか」だが、相手が下手に人となると、納得いかなさは募りやすい。
(……本作、キャラ強調的にもゲーム雰囲気的にも、もうちょっと各メイドの”サイコっぷり”をアピールすべきだったのでは、と思う。
別にエピソードを入れろという訳ではなく、(現状でも足音はあるが、これだと区別が殆ど付かないので)例えば鼻歌を唄うメイドさんが居て、近付いて来る・遠のくを表現する、警備室に侵入された時もいきなり逆レとならず、まず暴力暴行から入る……?
あえてメッセージを用いなくても、色々な所作で表現は可能だと思う)

今作はツクール製だが、ぶっちゃけ、敵のアルゴリズムもやや雑に感じる所があった。
ちゃんと監視カメラ見てたんだが、メイドさんが2~3部屋くらい飛ばして急に現れない……?
ステージ1でさえこれで、まだそこは基本を抑え、楽しさのベースを確認する所だと思うのだけど……。
ステージ2からはいよいよ「少しでも目を離すと、(消えた数秒後には)本拠地突入してくる褐色メイドさん」が現れるが、うーん正味、一足飛びに段階を飛ばしすぎだと思う……(この辺りが、原作プレイしてないと釈然としなさが湧くだろうな、という所)

結局ステージ1の正解としては「監視カメラを見ず、ずっと本拠地画面に居座り、敵の姿が見えるや反射神経で即シャッターを閉める」という元も子も無いプレイが一番の最適解になっちゃって、ステージ2はそこに「特定の部屋の監視が増える」位になってしまうのだが……。
原作も突き詰めれば、そういうステージごとの攻略を打ち立てては行く……のだろうが、今作では余りにも出て来る正解、そこに至るまでに深みが無い気がしてしまった。
(細かいが、原作では3Dモデリングの陰影の投射によって表現できていた、まさに「物事(物体と物体)の合間のところ」が無いのが痛いのかなとか、あと拠点画面のBGM無しはどうだろう、原作ではラジオ? とか流れてて、雰囲気出してたよね……云々とか)

Hシーン

Hシーンは警備室に侵入を許してしまったメイドさん(種類ごと)による、逆レイプ。
一応ぬるぬる動くんだけど、(申し訳ないが)ここも作者さんの画風と動かし方の相性が悪い気がした。
せっかく魅力的なガリッとした影を表現するペン圧が、どういう質感なんだろう、みたいな事になってしまってるというか。

一言で言えば、元作品が「隠蔽した間を”動”の演出で埋め、楽しませようと務めている」なら、今作は手描きゆえに「」だよな、と感じた。

だが同時にそれは可能性でもあって、「静」における絵表現の落とし込み方を作者さんが見付けられたのなら、とんでもないヴィジュアル表現の作品(つまり、~ライクものにおける第三段階?)に至るような気さえした……かな。

体験版はプレイ30分。
細かいんだけど、まず設定として(原作に準じて)「警備員として雇われたバイト」ってのをやってるんだけど、いやそこは「夜な夜な部屋への侵入に悩むご主人様」にして欲しかったなあ、と。リアルさとかはどうでもいいから!
例え狂ってても、メイドさんは誰でもいいみたいに手を出さないんだ、それじゃ色きちがいじゃないか!
メイドなんだからご主人様なんだよおお!!
って思ったかな、キャラ属性としては……。

この作品のゲーム実況はここでしてます:

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