イエシス
「死姦」が題材のフリーエロゲ。
戦の後の各地を訪ね、遺体を埋めて回る神父。やがて狂気が彼を包み……
[蒼天のステラ]や[イモートコントロールダンジョン!]のサークルさんがエロフリゲを出されている……!(FANZA登録)
しかもその題材は「死姦」……、まさかヤバすぎて発売できなかったのか? 等々、気になってプレイしてみました。
内容的にはサークルさんが得意なノンフィールドRPG……となりますが、ここでは駆け引きよりも「雰囲気」の為にこのジャンルを用いられたのかな、と。
すなわち見えて来る物語は、「大きな戦争があった後の荒廃した各地を訪ね歩く神父」という構成。
先々の村人の口から語られる戦渦、ある村では戦でそのままになってる亡骸の埋葬を頼まれ、遭遇した盗賊でさえ主人公に許しを乞い、旅人と交流して僅かばかりのお金を得る……。
抑制的なBGMと、砂のように経過する毎日。
それでも最後に男は「故郷の村」へと辿り着く……
そして1日目から遺体と共にあるのがコマンド『死姦する』。
(遺体のカウントとして、”女”の物だけ別に数えてるのがまた特徴的というか…。また主人公には「狂気」「疑惑」という値がありますが、死姦だと射精してスッキリするのか、むしろ狂気は下がるんですな…)
あとエッチ要素は旅の途中の踊り子にお金を恵んで…、とかかな…?
「狂気」が限界超えると、コマンドの「交流」が「殺す」へと変わる……。
ENDも何種類かありそう、隠し要素もありそうですが、終始徹頭した鬱要素を見よ、という感じが。
思うのはそのゲームジャンルが象徴の様に帯びてる物というのがあって、
例えばローグライクはその構造上、永劫回帰・輪廻転生に想いを馳せざるを得ない、カードゲームは対象として扱う題材を俯瞰するようなカリカチュアを与える。
FPSにおいても戦争の為に開発された道具(兵器)を意識する訳ですが、
今作はノンフィールドRPGのそうした側面、旅人として物語の全てではなく、折々を見る事になる……という、訥々とした物語描写を活用されてるなと。
一つ上のセンスを感じました。
クリアまで一周、10分ちょっとくらいか。
周回用にエンディング分岐のヒントを適時出す……とかの誘導も当然考えられるだろうけど、まぁプレイして面白いとかではないので…雰囲気系なので……。
(最後に”もうちょっと早く来て欲しかった”とか言われるので、まっすぐ帰りENDもあるのかな? あと童貞守りEND……はどうだろ…)
・この作品のゲーム実況はここでしてます
関連:
[N.P.C.Dreams]
[The Dead End ~呪われし迷宮と乙女達~]
とかの感じを思い出したのだ
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コメント一覧
ちゃんと挨拶してると数値が足りなくてエンドが見られないの流石彼の方の作品だなって
あぁ…それを考えてのバランス設計だったんですなあ…