スイカVSメカスイカ (体験版)

2024年4月9日ACT,一般向け遊べる,ストーリー良さそう

スイカVSメカスイカ[大雪戦]

熱き血潮とオトコノコ心がくすぐられる、巨大ロボット操作ACT

私にとっては、まさに”それ”が来たっ！　という感じ。
キャリアある、歴戦の全年齢サークルさんによる巨大ロボット VS 巨大怪獣というアクションゲームなんだ。

OPから”あの”ロゴを模した「東方」の文字に、微妙にBGMがゴジラ的なあの旋律に変化。
100mの巨大生物スイカに苦しめられる幻想郷、各人のスペル能力を結集し、５年の歳月を費やした人類の切り札・メカスイカが完成した！
いま幻想郷はエイキ元帥や、紫大佐などの軍組織の下に一つになっている！！　という前振り、
第一話で神社を壊し横たわったメカスイカの巨大感（⑨なんかに操作を任せるから……）、そこに突如としてパイロットとして乗り込む事になる霊夢……なんて、あぁガンダム一話的なパロ。
もうオトコノコ心をくすぐられすぎ、テンションが底知れなく上がりっぱです。

本編始まってからもまさに”夢見た通り”というか。
ガコンガコンと無闇に巨大感を表しつつ歩行、邪魔してくるは巨大毛玉、あるいは別のステージでは自衛隊的な戦車・戦闘機……！？
…足元のビルや石油プラントは壊してしまうと損害賠償額とかが跳ね上がるかも、気を付けるんだ！（幻想郷にそんな物があるの？？　みたいな疑問は置いておくのだ）

左パンチと右パンチはそれぞれ別々のボタンだ、左はぐるぐる溜めパンチを、右は連打でオラオラオラで薙ぎ払え！
足元にある戦車なら、ジャンプスタンプやダッシュで蹴散す！
最早メカスイカ程のサイズとなれば、走る事でさえも攻撃。
無闇にボタンを押しまくれば攻撃が出まくり、それに合わせてダッシュー→ジャンプ→パンチと続き、「ダッシュステップサニーストンプムーンサルトプレス」とか技名が延々と合成される！

ステージクリア後のリザルトでは、各将軍からお褒めの言葉を授かり（つまり、最大ダメージやクリア時間、武器の使い分けなどの多方面の評価がされて）
勲章を授与。
10億円単位でお金が手に入り、信じられない速度で上がっていく俺の軍部階級！！
これなんだ。
正味、底知れなくテンションを上乗せしていく演出があり、また一切がそれを邪魔していない……戦いの血潮は止められねぇっ！！

そしてこれもありますか、と血湧き肉躍るのが、貯まったお金でメカスイカの改造も施すのだ！
プレイしてると装甲をガンガン上げるだけで割と簡単になりますし、ビル間を駆ける機動力も大切だとかは分かるんですが……まぁここも無闇に強化、新しい必殺技がコマンド入力でどんどん出るぞ、なんてしたくなるよね……。
（新しい必殺技＝東方キャラのスペルカードらしく、メカスイカのあちこちに乗り込めるよう改造する部位テキストを確認したり、技を放つと戦ってる最中にちっちゃく各々のゲージとか出るのもアツイ演出……）

体験版だと１，２ステージのみですが、実は初見で何も分かんないと距離を取られ、ボコボコ弾を当てられ、巨大な鉄塊よろしくやられてしまうバランスなのも妙味。
ステージ２は足元から狙ってくる敵が多いのでジャンプかダッシュ強化が良いかなとか、きちんとステージの構成を頭に入れたり、事前準備が大切だったりする。
ただ豪快一本槍で無いのも、上手く調整されてるかなと。
（で、初めこそそんな風にツボを抑えるべく戦うんですが、結局強化を重ねれば重ねるほどちょっとした拍子で必殺技が出るように、要は上手くなればなるほど、何も考えずに大暴れできるようになる……なんて、常識と逆を行くようなプレイスタイルも素敵だなと）

いやあ、ここまでツボ突くゲーム、これだよこれ、という物を味わえただけで感謝です（体験版ですが…）
この手の巨大娘やら、ロボットが破壊するゲームとなると最近は3Dが主流……なんでしょうな、いや2Dでも良いもんだと、色んなアプローチで色んな楽しみがあるものだなと思うのでした。

体験版は数回苦戦しつつ、２ステージで30分くらい。
魔理沙の操る轟天号みたいな支援戦闘機がよく見るとメカメカしくも箒の形をしてて、名前も「箒星」とか、東方キャラを物語に上手く沿わせてるのにも痺れる。

ほら、１１１ちゃんは

 [シン・アンゼリカ～チーバ洋上に巨大娘あらわる～]
とか発売した位だし……。
（今思い返してももっと出来る事あったよなあ、となるゲームですが…）
それだけに響くものがありました。