スペース性癖破壊ンベーダー (体験版)

2024年9月2日STG,R18遊べる,ニッチ性癖

上空より飛来するインベーターを撃ち落とせ! 地球防衛隊お姉さんの戦いが始まった

[リベンジ・オブ・モブヒューマン ~あの娘を陥れよ~]でSLGチック、[フェリアと仮想迷宮]などでACT。
変わった性癖(状態変化)とちょっと遊べるゲームシステムの取り合わせ、といった感じのサークルさん。(ただやっぱりエロとして遊び易いのはRPGシリーズの[フェリア VS 状態変化ダンジョン]とかか…?)
今回はローグライトシューティングという表現になってますが、ここはやはり「ヴァンパイアサバイバー系」と補助線を引くと、割と受け止めやすいかなと。

ニッチ性癖系、横視点ヴァンサバライク

そしてここが一番私的に頷いた所なんですが、
ヴァンサバライクって意味では前作[フェリアのガンサバイバル]もそうだったんですが、この経験も踏まえ、
今作は「上から来る敵を、定期弾発射の弾で迎え撃つ」……言わば横視点ヴァンサバ、みたいにアレンジされてるんですね。

ヴァンサバ面白い、だから(あのまんま)やろう……という取り組みもまぁ初めは良かったんだけども、いつまでもそれじゃゲーム界隈アカンだろ…という疑問もありまして、そこでこんなゲーム性の捻り方には感心いたしました。

そしてちゃんと横視点にした甲斐があるのも良い。
もちろんキャラを多くとって見た目が映えるぞ、とかもそうなんですが(私的には、地球に飛来したUFO軍、それを銃を上に向けながら戦う防衛隊お姉さん……なんて構図(そしてゲームタイトルが「スペース性癖破壊ンベーダー」という懐かしき名作を偲ばせるもの)なんでだけでも心くすぐられる)
「弾避け」には明らかに本編より優ってるものがあります。

というより本家は弾ゴリゴリ出し(派手さの表現かと思ったら、消せない弾もあったりして)、一部にそれを志向してなくもないんですが、基本的にそこは失敗してるんですね(敵の弾が四方八方から来るし、かわしても画面スクロールであらぬ方向から弾が現れたり、まぁ無理。派手さの中のフレーバー)

ところが今作の横STGだと、上からの弾の飛来に集中すればいいし、キャラも大きいのでかわせる・当たるが非常に明確になる。
恐らく作者さんもここにゲームデザインを見出してて、
原作では消せる弾ならゴリ押し出来るし、消せない弾なら大苦戦、という何ともな扱いだった「弾で弾を消す」部分に、きちんと幅を設けてるのが良い咀嚼かと。

横視点ならではのゲーム性。
ちゃんと意味を持つ弾避け・弾消し、援護機を増やした時の賑やかさ……

例により強化を三択から選ぶんですが(ただし今作は経験値制ではなく、敵の1WAVEをやり過ごすごとに発生。集める手間が無いとも言える)
ここに感心するのが「貫通力を上げる」があること。

貫通力ってなんぞ……と暫くプレイしたら分かったんですが、これ、「敵の弾を消せるか」なんですね。
一番弱いザコ弾は初期状態でもこちらの弾で掻き消せるけど、敵が強くなってくると消せなくなる。
そこで貫通力を上げると、2発くらい当たると消える……なんて塩梅。
ここは横視点ならではを突き詰めた、良いアレンジを感じたものです。

あとまぁ基本的な所としては、強化の選択肢が割と多めで楽しい。
「敵のダメージ量によってこちらのHPも回復」はちょっとチートではと思ったら、まず攻撃が強くないと意味ないわ……取る順番を考えなきゃとなりますし、攻撃系では単純に威力を強くしたり、攻撃頻度を早くするものから、「弾がバウンドするようになる」まで。
先述の理由で貫通力はかなり重要だし、でもそればっか鍛えてると普通に弾数で負けるし。
被弾するとダメージもかなりでかいんで、最大HP増も欲しい……

あと面白かったのがこの横視点に起因する光景、つまり「地球防衛隊って事なのに、お姉さん一人でエイリアンの大軍を迎え討つのは戦略ザル過ぎでは」と思ってたら、5WAVEごとにボスが出現、コイツを倒すと特別な強化選択肢が。
ここで、戦車にドローン(追従子機)みたいのと、援軍追加みたいな光景になる賑やかさも「うむっ!」とね。

(恒例の)状態変化ニッチ性癖

果たしてお姉さんは、全50WAVEを戦い抜けるのか……と(30分生存ではない)
もし途中でやられてしまうと、お姉さんは敵UFOのヘンなビームを浴びてしまい「おかしな目」に遭う…。
具体的には、体験版ではニワトリ着ぐるみでバタバタするしかなくなる(可愛い気がしますが、ブザマなラインで捉えられる事がテキストから分かります)に、くすぐりまでフォロー。
ある種この手の定番の石像に、同じ固め系でも「黄金化」だと乳出し・自信満々のセクシーポーズなんて事に。
全てテキストありの様ですが、やや文量は少ない(ウィンドー一つにぎっちり)。

あとここも「なるほど」となった所ですが、過去作と違い、今作では”いかにもその状態異常を起こして来そう”な敵に負けてエロられる、、という流れが起きないんですね。
敗北後、どのエロが起きるかはランダム。
そうなると臨場感が乏しくなるのでは……という事で設けられたのが、今作は珍しくヒロインの「地球防衛隊のお姉さん」の他に「まもるくん」が居るよと。
ショタの目の前で多種多様なおかしな目に遭ってしまうお姉さん……、毎回文章の最後で「まもるくんの性癖は破壊された!」と飾られる事で、ちょっと違ったスパイスを与えてるのはなかなか良いのでは、と思いました。
(表紙の、ちょっとこども向け図鑑みたいな構図も良い)

ただ、初めこそコテンパンにやられ、敵が落とす「ギア」を集めた分だけ拠点で強化して再チャレンジ、というお馴染みの流れがあったものの、ちょっと鍛えれば割と余裕で体験版範囲(15WAVEまで)まで至れてしまいました。
かなり難易度は控えめかな…?
予想ですが、多分ガチでプレイしたら1時間に満たずクリアできそうかなと…

Hシーンはわざと負けずともWAVEクリア数で実績解放、全20シーン。
回想ではちょうど4段落なので、背景変えて全4ステージくらい欲しかったかも……とか、あるいはもう鬼のように難しくて何度も強化しないとクリア出来ない内容でも、ヴァンサバ好きは喜んだかも……と思ったり。
(ゲームとしては「エンドレスモード」とかも用意してて、ちょっと配慮してるのは分かりますが)

体験版は20分くらい。
なにげにヴァンサバライクで特殊性癖って組み合わせも珍しいか。
横視点の欠点としては、「敵の距離を自発的に縮めて、リスクを取るけど攻撃力が強くなる」は無くなる(敵が上空から飛来するのみ、こちらの武器は銃)。
だが原作でも最初はそれを大いに楽しむけど、ゆくゆくは忘れられがちな所でもある

・この作品のゲーム実況はここでしてます

製品版の感想は以下のサイトさんが書かれていました↓

サークルさん過去作:
[フェリアのガンサバイバル]

[魔法少女 ダイナマイト・シャーク]

[リベンジ・オブ・モブヒューマン ~あの娘を陥れよ~]

[フェリア VS 状態変化ダンジョン]

[フェリアと仮想迷宮]

関連:
状態変化で変わったアクション、
[Trans Actors Story1]

[変化と無様のフロンティア -侮挫魔2-]

とかを思い出す