セクリス (製品版)

RPG,R18製品版の感想

セクリス
セクリス[乳マフィア]

VER1.1cでプレイ。
プレイ4時間、クリアまで(本当にクリア直行するなら1時間くらいで行けるけど)。
NTR以外のエロは全て見た……と思う。

[出し抜け! NNナンパビーチ]のサークルさんが、[大きい女の子に運ばれる! ]的な文脈を取り込んだ!? というインパクト、これはプレイせねばと。
考えてみれば、女の子を連れ歩き・いつでも話し掛けエロできるようなRPG(例えば適当さんの作品とか )がある訳ですが、それってどうしてもS的な嗜好になる。
男主人公で、かつM方向でありながら更にいつでもエロ……のラインを満たそうとするとまさに、この”カンガルーのようなRPG”(素晴らしい形容)になるのかなと……。面白い。

宇宙船に男女が密着しないと死んでしまう奇病が蔓延!? 素材採取、いつでもエロ、NTRと捗る設定ですが

体験版が無い作品なので、お話をざっくりと紹介。

様々な居住施設を備えた移民宇宙船、チョモランマ号。
ここに『伝説の傭兵』と呼ばれ、その割にお腹むっちり感もある(ぶっちゃけサムスみたいな)セクリス、そして一緒に遊ぶ可愛いショタ(主人公)が居たのである。
しかしふとしたイタズラから、宇宙船の外壁が破損!
たまたま停泊中であった惑星の空気が流れ込んでしまい、船内に『ミッチャーク病』を呼び起こしてしまうのであった……、これは男女が常時密着していなければ命の危険まである危険な病気!(そんな馬鹿な……みたいなツッコミは閉まっておくんだ)
ミッチャーク病を患った人間の中にはショタ主人公のママ、美人艦長、そしてセクリス自身も含まれていた……。
責任を感じた主人公はセクリスにおぶわれ、この奇病の治療薬の素材を探し、惑星で戦う!

戦闘があり、思ったよりRPG要素がありますが、まぁぶっちゃけ現状では、[ぼくとママとしょうたくん]とかみたいなエロフラグ探しである艦内パートと、上へ上へと進めば実際そこまで苦労もなくボスに至れる、戦闘エロと敗北エロというシチュの為に欲しかった現地惑星(ダンジョン)パートの二軸。
しかもそれらは割と分離してる(ぶっちゃけクリアだけなら、ほぼ艦内パートやらなくてもいける)って感じでしょうか。

いつも通りシコな所はやはりシコですが…… 可能性の多さに振り回されてる気も(アプデ次第かも)

エロ要素として目立つのは、やはり密着してる相手に会話&エッチないたずら、それにエッチへの誘い。
初めから選択肢の中に「告白」→「セフレになって」もあるという仕様、最初はもちろん断られますが、ミッチャーク病だから仕方無いね、一緒にお風呂入ったり、一緒に眠った時にオッパイにいたずらしたりする内に……、というのが目指したデザインかと思う。

あとこの密着シチュの美味しい所として、主人公が背負われてる時、他のメインヒロインも他の男と公然と密着せざるを得ないという事で…。
艦長なら副艦長が、ママならじじいが……寝取られもごく自然と進む設定であると。

また惑星の探索もエリアを進むごとに抱っこ体位がどんどん変化、「もうこれち○こ擦り付けてるよね」になったり、敵のエロ攻撃で悶える様をごく間近で見る事となったり、あるいは敵の攻撃を避けようとして、いかにもブルンッ! とした肉体と共に揺すられる絵だったりを堪能できる。

そして現地生物という事なのか、4つのエリアの最奥にはなかなか特異で魅力的なデザインのモンスター娘たちが待ち構え、ボス敗北も。
あとザコに敗北すると、一番のデカパイ母乳でもあるサブキャラ女医さんに介抱される段階エロ……などなど。

そんな実は隠れた女の子の多さであったり、勿論いちいちのエロシーンで差分を用いて縦横無尽に振られまくる爆乳、長乳振り乱しながらの騎乗位など(正直これを延々やられるだけでシコ度激上がり)にやはり恒例のサークルさんの色だと頷きつつ、
本作はこの「密着シチュならあれもこれもごく自然に出来る!」という発見の新しさと、ただそれが故にかなり広げすぎてしまい、全体のプレイ感触としては現状、少し寂しさも。

女の子を個別に攻略する流れとしては、実は現在イベントがそこまで多くなく、理想としてはあれこれエロを見てる内に好感度=恋人になれる、や、淫乱度=セフレに到達できるのが理想だろうけども、他にそんな上がる機会も無いので……
時間経過ボタンをぼっと押して好感度が1ずつ上がる「会話」が復活するのを待ち、ルーティンでそれをずっとこなす……みたいになるのが辛かった。

「恋人」時と「セフレ」時ではラブホに誘った時のエロが変わるのかな……と思ったら、実はそうでもないようだったり?
(ただ恋人告白が成功した時に特別なSEXが入ったり、発情度MAX超えの時にいたずらするとそのままなし崩しでH出来たり……、こういうのを見付けた時の喜びは、すんごい肉体のエロも相まって興奮するんですよねえ……。
ただこの発情度MAX超え、ラブホとか自宅のベッドでは通常の反応を返されたりして、あれ、無いのかな? みたいにミスリード起こしちゃう勿体なさ……)

全体に言えば、もっとここにあって欲しいみたいな、エロやイベントの隙間が割と空いてる感じは気になりますかね……
(しかし元々、数度アップデートを完了した[出し抜け! NNナンパビーチ]と比べるのは酷かなぁとも。微妙に方向性も違いますし)

ただ申し訳ない、NTRのエロフラグが何か見付けられなかったので、なにしろエロ一つで印象が180°変わるのがエロゲ作品、そこでまだ厚みがあるかも知れない。
(ただてっきり、ママはじじい相手のNTRがあると思ったら回想見る限り、それ以外らしく? まだ中途という感じを覚える…)

現地惑星でのだっこ状態や戦闘エロが相当数ある事からも、かなりここの部分に力入れられたのじゃないかと思うけど、正直まぁ……毎回同じ様なシチュが出会い頭に起きる…と感じてしまって、
密着状態ゆえにすんごい肉付きに翻弄される意義は分かるのだけど、どうにも性癖に刺さりそうで、一歩横を通り過ぎてしまった感じが、うーぬ。
今のVerだと回想にも無いので、どうにもオマケ的になってしまった感……

(”(ショタが)大きな女の子に抱えられる”・”不可抗力で擦られ、ギン勃ち”状況だけ言えばMシチュのように見えるけど、船内パートでは主人公の操作により自らセクハラしていく訳で、このだっこ状況、色んなシチュの動機付けには便利ですが、実は性癖の方向として統一が出来てないのかも、と……。
勃起・射精しちゃいけない動機付けがあれば……とも考えたけど、でも擦り付けで射精しちゃったりの反応や授乳の多さを鑑みると、思いきり甘えても許される…でもあるのよね……。
あらゆるエロを示すのが方向で、もしかしたらこちら(受け手)の問題もある?)

あぁ好感度25で恋人可か、で好感度上げるにはもうルーティンで良いのか……とまぁ一度分かると「楽しみどころ」も分かるといった感じで、やはり既存のそうした流れはシコい。
ただ今回、抱っこを始めとしてちょっと違う雰囲気、しかも性癖的には深化しており、そこでなかなか評価が分かれるかもと。

作者さんci-en曰わく、割とアップデートも頻繁に予定されてるようで、そこでどう隙間が埋められ、あるいはボリュームが増え、シチュとどう絡むか……ってのもあるかも知れません。

性癖の深化! 面白く刺さる所も、数歩先を行ってる所も

その「微妙に方向性が違う」・「評価が分かれるところ」、つまり本作ならではの要素である訳ですが……早い話、明らかに過去作から性癖は深化してて、むしろその発露の先を求めてこのシチュが考案された……という感じまである。
これをどう捉えるかなんですね……

まずメインヒロインのママは、ごく当然かの如く複乳。
あと全体のエロシチュとして長乳首でチンポコキ、あと陥没乳首もペニス穴くらいの陥没度合いが多く、あと気持ち、お腹ぷにっとした割合も増えてるかな…

一方で、ただ母性に埋もれるような授乳シチュは増えてて、これは正直特大のおっぱいに埋まる表現と相まって好き。
そうするとママの複乳も割と当然の帰結のように思われ……、あとフェラとかも結構多く、ここでのアングル追求は正直良い方向に刺さる事が多いし……うーむ、という。

各エリアの最奥に待ち構えるボスは正直、現段階で少し会話とボス敗北エロがあるくらいなんですが、逆にそういう相手だからこそ思い切り造形を好きにできた感じで、ここは作者さんの遊び心みたいのが顕著、面白いですねえ……

妊娠しまくってるドでか黒乳輪、しかもお嬢様という1エリアボスの造形とかかなり好き。ハッとさせられる……
エリア3はタコ娘、もはや乳首が「包茎乳首」と呼ばれるくらいの代物で、”射精もできるし妊娠もできる”という雌雄同体型によって繰り広げられるプレイ……うーむ、濃い。
ちなみにエリア4のラスボスは、長乳えろいやん! と興奮していたら、普通にふたなりチンポをしゃぶらされるエロも。

うーむ、キャッチーなエロRPGの流れ(だっこ嗜好)かと思ったら、最新の性癖探求もまたあったのだ、と……。
作者さんは賽を振った、受け手としてはその濃さをどう受け止めるべきか。
手探りがあればこそ刺さる物が生まれるのも事実で、あと、もしかしたら一年くらい後にプレイしたら「普通にいけるやん!」なってるのも性癖の恐ろしい所なんですよねえ……