ビフレストの魔物娼館 (体験版)

SLG,R18ライター:さたける,ビフレストの魔物娼館

*この感想は [さたける]さんに書いて頂きました。
⇒製品版の感想はこっちに書きました
「赤い少女のカチェロット」「ボクの奴隷娼館」など奴隷・娼館の2キーワードを組み合わせた経営シミュレーションが定期的に話題作になりますが、これに娼婦が全てモンスター娘となる異色のゲームが予告されています。開発は美麗なCGを搭載した戦国ステルスRPG「くノ一陵辱伝 紫陽花」が人気となったミッドナイトプレジャー。
モンスター娘は逆レイプからはじまったジャンルですが、近年はスローライフなRPG「もんすとらっく」、アニメ「モンスター娘のいる日常」など、愛でるゲームも増えています。また、エロRPGのサブイベなどで人間がモン娘をレイプするゲームも出てきました。モン娘娼婦ものだと「モンスター娼館」などのCG集もありますが、本作はこの系統を前面に出した画期的なゲームです。
2016/07/15予告時の感想です

モン娘でしか体験できない調教・接客を

本作はとある事情で借金を背負い、返済のためモン娘の娼婦を率い娼館を経営するゲームです。モン娘の購入→調教→接客→借金の返済や娼館の拡張を繰り返して資金を稼いでいくのがゲームの流れです。
まあ、一般的な娼館経営シミュレーションですが、人間娼婦は一人もおらず、モン娘娼婦だけというマニアックぶり。借金取りのヒロインがいますが種族は死神。(借金返済が滞ったら御代はお金じゃなくて……)
たぶん、人間は主人公だけで他の登場人物は全てモン娘かと。
モン娘は奴隷なので、主人公より立場が下です。そのため、怖がられたり反抗的だったり。逆らえない状況で調教を受け、無理矢理に接客をさせられます。これが人間なら同人・商業含め他ゲームもありますが、モン娘を主題として扱った本格的なゲームは本作が初めてではないかと。
まずは奴隷の購入ですが、初期ステータスや説明を見ながら購入します。説明欄の内容が「この吸盤つきのタコみてえな触手、あっという間にイってしまう」などモン娘特有の表現。たぶん上級者ならこの説明欄だけでもチンポがビンビンになるのでは。(黎明期はモン娘紹介サイトとか流行りましたよね。)
また、属性がもう個性的。ダゴンの属性を見ると水棲、触手、巨乳、世間知らず。もう人間じゃ不可能なプレイが期待できます。またモン娘は見えない才能もあります。例えばダゴンは処女膜再生能力。日数が立つと処女膜が回復するので処女好き客の御用達。

ワーウルフ2 ワーウルフ3
▲ワーウルフは普段抵抗してても満月だと発情し淫乱に。

購入した奴隷は調教へ。1日3回だけ(娼館のレベルで増加)調教ができます。調教メニューはソフト4種とハード4種で、モン娘の種類でメニュー内容が変化。クンニ・フェラチオなど一般的な内容もありますが、触手コキ、産卵など人間では不可能な調教メニューも。

ダゴン産卵
▲人間で出産など調教としては不可能ですが、モン娘なら日数が少ないので……。人外でもCGが綺麗なので、あまり拒否感はないかな。

1日の調教が終わると接客へ。モン娘専門店に来る客なのでやっぱり変。「単眼」「神聖」「羽」「獣人」など人間娼婦だと欲求を満たせないフェチを持つ変態ばかりです。また、それに合わせてテクニシャン、処女、淫乱、おしとやかなどの好みを持っており、適切なモン娘を宛がうと高満足度に。娼館レベルの経験値や入手ゴールドが上昇するなどのメリットがあります。

接客
▲「本番は気持ちよかったな」と満足してる客のメモに「スマタで騙された」。何気ないネタが詰まってます。

購入・調教・接客の一連の流れがモン娘ゲーだからこそ実現できた設定やプレイのオンパレードで、独特の世界観を持っているゲームだと言えます。

魔物娘を使役し、無理矢理接客させる奇抜な体験

実際の調教・接客ですが、最初は抵抗も激しいです。調教もハーピーなら「止めて」、ワーウルフなら「絶対許さないからな」。接客も同様で、未調教の時は泣きます。モン娘である前に奴隷にされた「不幸な女の子」である事が強調されています。

ダーク1 ダーク2
▲悲壮感が漂い、「奴隷娼館」のダーク面が見えてきます。

調教内容で上下するパラメータが異なり、特にハード調教はHPの減少が激しい。昼調教、夜接客の流れですが、調教でHPが低くなって夜接客できない事態も。調教しないと稼げないなどパラメータ管理をしっかり楽しめるゲームです。

サイクロプス▲サイクロプスは最初から従順でメイドのような態度なので種族によっても変わりそう。

調教が完了すると淫乱に。調教・接客ともにモン娘の反応が変化します。他調教シミュよりパラメータの伸びが良く、数ターンで最大ステータスになるのも特徴です。ハーピーは集中して調教して4,5日で終了したかな。短期間でこのモン娘は完璧に調教したぞ!っと達成感が。
そして、一人を完璧に仕上げ稼ぎ頭ができたら、次のモン娘への調教へ!と次々にモン娘を調教するミニ調教シミュとしての持ち味もあります。

ハーピー調教0 ハーピー調教2 ハーピー調教3
▲最初は無理矢理接客していたハーピーも最後には

同じ種族を購入した場合テキストが全く同じ。一応別キャラ扱いですが、調教完了後に同じモン娘を一から調教しなおす遊びもできそうです。

回想
▲回想シーンは全ての調教を差分含めて完備。客への接待シーンがないけど、これは製品版で実装されるかな

奴隷は商売の道具だとばかりにモン娘を人と思わない所業

本作はモン娘を題材にする以外は割とオーソドックスな経営シミュのシステムです。しかし、まともな経営だと定期的に返済する借金額が足りず死神のヒロインに殺されます。そのため、モン娘を人と思わず効率良く働かせる必要が出てきます。
このゲーム、とにかく娼婦の接客で減少する精神力(SP)の維持が難しい。0になると精神崩壊してしまうが、回復アイテムの購入数に制限があるためです。接客は調教を施した質の高い娘のSPが低い場合は休憩し、使い捨て用娼婦を宛がうなどSPを考慮した工夫が必要。精神崩壊寸前になったモン娘は売却して資金を元に元気な新しい娼婦を購入。

道具屋
▲購入できるアイテムは体力回復アイテム1個確定+ランダムアイテム2個の計3個で毎日更新。精神回復薬がほしいけどこの日は購入できませんでした。

また、性病を持った客がくる事も。性病は客の満足度半減・調教の効率半減のバッドステータス。接客すると必ずうつされます。性病客は何故か金払いがいいので、使い捨て娼婦に稼いでもらいます。性病薬が無ければすぐに売却。(←鬼畜所業)

性病
▲客の拒否をしたくてもできない。

そして、販売斡旋所。ここでは調教を施した娼婦を高値で売却できる場所です。私はいらない子をここで売却できる程度に調教してから、SPが無くなるまで酷使し、最後は売却しました。

販売斡旋所
▲調教した娼婦を高値で売却できる販売斡旋所。客を取るより数倍稼げます。

また、効率良く娼館レベルを上げると客の質が上がり貰える金額が増えます。最初は1日に稼げる額が1000G〜1000Gぐらいなのに、10日後(レベル3)だと1000G〜40000Gぐらいに変化。このインフレが気持ちよいので、娼婦を酷使して娼館レベルをひたすら上げるプレイも。ちなみに娼館レベルが上がるとテクニシャンが増えて娼婦のSPの減りもはやく!。

娼館拡張

まさに奴隷を骨の髄までしゃぶり捨てる鬼畜な経営です。ブラック企業の社長になる気分。心を鬼にしなくても多分クリアは可能ですが、難易度が高くなります。

モン娘を愛でてもよし、ひたすら道具として扱うのもよし。

多少鬼畜にさえなれば資金に余裕ができます。娼館レベルを抑えて、ひたすら調教なモン娘ライフもできそうですし、逆に資金を限界まで稼ぐプレイをしたりと自由度は高そうだなと思いました。1ターン(1日)が1分ぐらいで終了するので、色々試してもあまりストレスがたまらない。
あと、主人公に借金を背負わせた死神、この娘が可愛かったり。仲の進展も気になりますね。恋愛もありそうですが、ダークな世界観なので奴隷娼婦落ちもありそう。

ミリア
▲日数で進む死神とのメインストーリー。選択肢次第でいろいろ変化しそう。

奇抜なモン娘+ダークな世界観を題材にしながら調教・経営ともシステムを簡略・単純化させており、体験版でもその独特な雰囲気が伝わってきました。製品版は経営も進んでゴールドのインフレや館拡張など経営的な楽しみが増しそうです。
また、体験版の4体だけでも、ハーピー・ワーウルフはともかく足触手なダゴンや一つ目巨人のサイクロプスなどマニアック路線を貫いていますが「調教対象キャラクター数は12体」。どんなモン娘が入館するのか期待が高まるところです。
製品版の感想は暇だからゲームでもするかさん、
エロRPG購入検討&レビューさんが書かれていました。