堕ちた楽園でキスをして (製品版)
前作[バビロンシティ365]をやりましたねえ…。
元々フリゲを作って来られた方だけあって、相当なゲームの凝り感、次から次へ飛び出してくる新システム。
国をも易々と超越する人間達の、壮大なストーリー。
実に凄い訳ですが、女性たちの身体ボリュームも「こいつぁスゴイ」レベルであって、
更にいざプレイしてみると、その濃そうな見た目とは裏腹に、エロシーンがお色気程度…ってのが勿体無かった作品でした(元々R15で出したかったようです)
さてそんな前作から3年以上、作者さんの新作が登場!
おぉこれはさっそく…とプレイしてみました。
ぶっとび気味の展開とシステム、すんごい肉体とエロ頻度。思考レベルがどんどん堕ちていく! だがそれが楽しいんだあああ

女子校にただ一人の男子生徒として招かれるという都合良すぎる設定の主人公、
ものすごい爆乳で痴女同然の格好の姉、
「こんな妹いたっけ」という某ネコ型ロボット的な女、
これは濃厚に漂う記憶改変の跡…からの、ターゲットの黒ギャルを示され「この女と一週間以内にキスできなければ世界滅亡」までが、テンポ良く展開していきます。


どうやら一日=一話形式、キッスを目指してなんとか奮闘するらしい…? と納得しかけたのも束の間、
それからも「便意を耐える為の戦闘(本当はキスを成就する為の深層心理バトルのようですが、チュートリアルであてがわれたのが、なぜかそのシチュ…)」
「数十歩いたらランダムエンカウント戦闘=便意に波があるという妙にしっくりくる図式(ちなみにエンカウントまでのゲージも見える)」
「お店でたくさん品物を買えばお店LVが上がったり、全体に影響しそうな徳レベルも」
と畳み掛けられる、前作ほどの異常な凝りはありませんが、確かなゲーム感が嬉しいところ。
体験版では黒ギャルに会うべく最寄り駅を目指しますが、その道中でも割と戦闘を重ねる事になる、という塩梅です。

なにより特筆なのがエロシーンで、
姉におはようのセックス、駅に付いたら主人公♂がおっさん達に犯されックス、
ターゲットの黒ギャルの痴漢ックス。
頻度もなにげに高いですが、もう一番凄いのがそのエロCGの数で、
一つの絵で2,3メッセージが出たら次のCGってな具合で、ガンガン変わっていきます。
そしてその全てが”これでもかっ”と肉、肉を強調するもの。
そのうち脳が痺れていきます。
Hテキストはけして長いとは言えませんが、今作でしか出来ない稀有な経験、稀有なエロであるのは間違いなし。

脳の痺れとともに、もう怒涛のように押し寄せてくる肉爆のエロとギャグと小粋なシナリオ、確かなゲーム感、あと実は話が進むにつれシリアスに裏返っていく深み…
みたいな事がブレンドして叩き込まれ、もう愉快で愉快で堪りませんでした。
気が付いたら体験版が終わっていました。
あと若干ムラムラもしてました。(今回はがっつりエロをやってると思います)


これですよ。ゲームはこれ。
バカゲー=クソゲーと混同する奴が居ますが、違いますからね。
こちとらバカである事にこれほどまでに手間を掛けてるんでぃ、そしてなにより面白いだろう!(謎の憤怒)
買わねば、この年末、時間ができたら買わねば…と堅く決意しました。
(というか実はもう買ったんですけどね…)
濃い見た目と、SF青春ストーリー。奇跡のバランスで成立!
誰もが見た目からドロッドロの濃い作品を期待すると思うんですが、実は同時に「がちがちのラノベSF・青春群像劇」という奇跡のバランスが成立してます。

思えば皮肉の利いた主人公の独白とは裏腹に、ハーレムな展開なんてのはまさにラノベの王道。
(2日めに入って、”後輩と放課後に同人誌づくり”なんて、シチュだけで言えばまさに典型というか。実際は装備品扱いですが)
そしてラノベSFお約束の、セカイ系・多重のタイムパラドックス・初めは稀少だった超能力がやがて飽和、能力者同士の掛け合いとなっていく…をぶち込み、ダイナミズムを味あわせつつ二転三転するストーリー。
まず見た目に惹かれ、RPGとしてのデキが底にあるのも確かだけど、その中心…、それこそ青春劇。
気が付いたら、どっぷりと時間が経過していた訳です…。
(なんとなく前作を「R15の内で留めたかった」のも分かったというか、そういう作風なのでしょうか)

正ヒロインの黒ギャルに対し「女プロレスラー」「ゴリラ」と揶揄する主人公に、プレイヤーの自分さえ引き気味でしたが、なるほど、その皮肉をかなぐり捨てて願うからこその熱さ、と…。
そして(ぶさめの)黒ギャルという、通常の恋愛ADVでもほとんどメインにはなり得ない子をヒロインに添え、かつ納得がいく細かいキャラ描写と展開には脱帽です…
(ぶっ飛びがちなのに、共感性の問題にちゃんと配慮してるのもさすが…なんですよね)
ゲーム的には色々凝りつつも、それらを全部スルーもできる贅沢
ゲーム的には「目的地や人を探す」使命を与えられ、学園や公園をうろうろ。
しかし主人公の便意は時を待たず襲うのか、探してる間もエンカウント戦闘が邪魔をします。
そんな感じで割とダンジョン探索チック、戦闘は多め。

しかし一定数、戦闘をこなすとエンカウントが止む、あるいはエンカウント無効にするアイテムが安値で売ってる事から、回避は簡単。
学園内には生徒がたくさん居ますが全部シルエットのモブ扱い、イベント会話のみに集中できるスタイルとなっています。
良い事をすると上がる「徳」(落ちてるアイテムをネコババしないなど)
で、敵の強さがかなり上下できるのも一種の駆け引きとなっており、
やり込み的に寄り道のボスやHスポットを探すも良し、スルーしてイベントのみに集中するも良し…、両方でいける難易度になってると思います。


また戦闘的にも、飽きさせない仕掛け多し。
まず爆乳無双なキャラたちが脱衣攻撃を受け、ぶるんぶるんいわせて戦うのはそれだけで眼福でしょう。
(横戦闘の多数仲間制で、このパターン数はかなり大変だったと思うのですが…。
敵が女性型だと喰らいモーションやピンチ体位なども用意されてて、「こちらが攻撃」→「相手がのけぞる」が成立する凝りよう…)
他にも主人公は敵の技を食らうとラーニングする・超必殺技が可能になるバーストゲージ、
属性攻撃が場に”積まれ”、連携攻撃が可能になる、5つ以上積まれると場の効果がある…などが、2~3話で次第に明らかになっていく感じ。
(正直、今のところはそれだけの要素にも関わらず、けっきょく一点集中で鍛えあげた主人公だけでほぼ行けちゃったりしますが…
まあ選択と飽きさせなさはある、良い意味でのざっくばらんさでしょうか)

…ただエロとしては、探索の途中の箸休め的な意味も多分にあって、せっかくお堅い爆乳先生との本番なのに、その事への感動・引きが薄い描写に、余りに悔し涙だったり。
とはいえCG的には、超乳寄り・おっぱい好きの気持ちは鷲掴みですが…。
(ロリな偽妹とのエロも割とありますが、こちらにはぴくりとも反応しないのが我ながら現金…)
というか「爆乳3人の踏み台昇降バトル」とか、もっとストーリー上、エロCG用意してくれたら興奮できそうな所もあるのですが。
アクシデント的に変態女に遭遇みたいな、いかにも寄り道的エロが多いんだな、これが…。
(ぶっちゃけ本番はさほど問題じゃなく、強調シチュこそ重視なのが乳好きだと思います)
プレイ5.5時間の時点でもかなりラノベSF的要素が百出しておりましたが、そこから最後に向けて、捻れる捻れる。
もう複雑に過ぎて、むしろ二周目プレイで改めて伏線に気付くほど…
(Hシーンで突然現れる変態も、実は伏線です)

戦闘は「敵に与えたダメージ量で狙われやすさが変化する」みたいな、かなり高度なことをやっているのですが、攻撃力上げてればほぼ問題なかったような。
というかマジメにエンカウント戦闘をこなし過ぎたのかも知れない…
暴れまくる乳の前には些細な事だった。
期間限定のエロシーンも多いですが、寄り道ボスを倒すと、取り忘れた分を解禁できるお助け機能もあり。
ちょっと鍛える気をそそられますね。
(まぁ倒すだけじゃなく、指定の同人誌を合成する一手間も必要で、結構高めのハードルですが…)

結構こまめに見て回った事もあり、なんとか全滅エロ以外は回収。(ってか敗北エロ、あったんですね…)
内容は男の娘売春が意外にあり、あと期待通りというべきか、爆乳の射乳は標準、ニプルファックとかも。
そしてスカトロもあり…。(いちおうR15を選ぶと隠してくれますが)
嗜好が濃いのにカバー範囲は広いせいで、変態さの割に実はヌケ無いんじゃないか? って懸念はありますが、まぁ自分は回想で乳シーンだけ振り返って、2回シコれましたね…。
エロは変態、ストーリーは爽やか青春SF。
思えば、なんてコントラストでしょうか。
こいつは何というか…、癖になりますよ…。
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#追記
製品版プレイ2、プレイ13時間でクリア。