女騎士リミッシュ 〜フェルン奉公記〜 (製品版)

RPG,R18製品版の感想

ショタと従者メイドにそれぞれ愛情・淫乱度が。関係性の変化がエロく目新しい

作者さんのRPG第三弾、予告なしで発売された作品。
とまぁちょっと見落としがちですが、これ、個人的にかなり興味深かったです。
というのも、主人公のショタと従者のメイドにそれぞれ愛情と淫乱度が設定されてて、冒頭で毎晩、身体を交えないと死ぬ呪いを掛けられた…なんて設定。

マップイベント着替えを覗くとメイドから嫌われるけど…

そこから大体予想できますが、
お互いの愛情度が高ければラブラブH、嫌い合ってるとただ精を吐き出すだけの冷たい行為、
果ては”メイドの方は惚れてるけど、ショタは大嫌いで、酷い言葉でなじりなら苛めるSEX”なんてのまで、反応差分が作り込まれてるんです。
これが面白い。

着替え愛情度悪 着替え愛情度良エロガキぶりを発揮して覗くも、この落差。グサグサ来る!

男主人公のエロRPGで探せば、各キャラに愛情度が存在、身体を交える内にじょじょに淫乱になる…ってありそうですが、
それにしても、「愛情度が低いとそもそもエロイベントが発生しない」としがち。あるいは一方的レイプとか。
これはSEXは義務ですからね、嫌っててもしないといけない。
そうした事により、”エッチでの関係性の変化”がより光るなあと。
主人でショタ、メイドで年上のお姉さん…という、立場や環境の違いも拍車を掛けてたように思う。

オナニーお姉さんのいやらしい姿を目撃してしまうからか、ショタの愛情度が下がるオナニー。これで調整しよう すごい乳房だ…

なのでいかにもおねショタな、少年への甘いお姉さんの誘惑…的な嗜好を期待すると肩透かし喰らいそうですが、まあゲームですし。
その変化、ダイナミズムってのが面白いと思うんですね…。
(さすがに差分は愛情度が中心、淫乱度も関わっての”大嫌いだけど、淫乱なので絶頂してしまう”みたいな変化までは、手が回らなかったようですが)

シコりやすい配慮多し。ただRPG的な深みを感じたくもあり…?

RPG的にはまず初めに呪いを掛けたラスボスを提示、強くなる為にクエストを請けて、各ダンジョンに赴く…という流れのようです。
武器鍛えたりもありますが戦闘はちょっと易しめ、それほどRPG部分のウェイトは大きくない?
ダンジョンでは淫乱度が高いとエロイベントが発生しそうな冒険者、戦闘での敗北エロもあり、ここもエロの一助として噛んでる感じ。
つまり体験版でも確認できる、屋敷(拠点)のエロで愛情や淫乱度の上げ下げ、たまにそこを楽しんで、クエストを進めて特殊エロをつまみ食い…って事になるのかなと。
ただ善良なモンスターを退治するかという選択肢でメイドの愛情度が上下したり、淫乱度が高い状態で敗北すると、そのままバッドエンド分岐へ…という主システムへの絡ませもある辺り上手い。

なじりエロシーン 淫乱エロシーン淫乱SEXも、一方的に嫌って陵辱するのも楽しい。ふわふわ肉体にガッツリいけそうな塗りも良い

もう一つ、シコリティへのこだわりも強く感じました。
例えば普段はメイドとイチャイチャしてても、敗北エロでは”ショタを人質に取られて目の前で犯される”とか、
バッドエンドでは異種姦に孕まされるという尖らせ方。
そして一つシーンを取れば、愛情や淫乱度の差分全てが確認できるボリュームには、素直にシコが捗る。
(そもそも体験版に回想モードがある辺り、配慮が窺える)

敗北バッドエンド淫乱時のみある、敗北バッドエンドも。

反面…、メイドと仲良くなりたかったら屋敷でお風呂に入るイベント×10セット、嫌われたければ着替えの覗きイベント×10…
みたいに、割と数値の上げ下げポイントが明解で、すぐ調整できちゃうんですね。
シコ的にはもちろん正しいのでしょうが、うーん、簡単にできるが故に味気なくもあり…。
ゲーム的にはもっと自然に、関係性の変化を味わいたかった…と思わなくもなかったり。
ただシコとシステムの比重は、エロゲには付き物の悩み。
正直体験版でも一発発射とかしちゃったので、製品版がかなり気になってる所です。

清純から淫乱、純愛から隷属、そして他種族との結婚ENDまであるんだ

全6つの依頼を請け、戦ってるうちにLVアップして途中からラスボスに挑める…という感じ。
毎回、ダンジョンの仕組みがなかなか凝ってて、良い意味での驚きがあった。
体験版ではエロがかなり前面に来てたけど、RPG部分も疎かにしてなかった。

前作主人公、立ち絵前作の主人公が助けてくれたり

スイッチ開閉という基本形から、探すとちょっとした隠しアイテムで有利になる、
更にボス戦で負けたかと思えば、そのまま従者メイドが監禁され、ショタ一人になってしまい、たまたま居合わせた前作の主人公の助けを借りる…なんて展開の分岐は素直に面白い。
ここでは、前作主人公とのエロとか(ボスが割と強いので、経験値稼ぎをしてると自然に何度もHする事になり、ちゃんと内容変化もする凝り)
いざ助けに行ったら、従者メイドが犯されてるエロとかもあり。
そんな感じで、エロシーンはあちこちに散らばってる。
基本的に”あると嬉しい”エロはちゃんとある、という感じ。

主人公立ち絵パブで働かせたり、そこでムチを入手すると、自分の屋敷でせっかんしたり。悪い表情やで…

愛情度が条件のもちゃんとあって、トゥルーエンドはラブラブでないと起きないし、バニー姿でパブで働かせる・他の男に抱かせるとかは低くないとダメ。
そしてやはり一つのエロを見ると、3種の愛情度パターンが補完されるってのは嬉しいボリュームな訳です…、
途中で差分を全て堪能するも良し、後でまとめて見るも良し。
それともう一つ大きいのが、途中で迎える異種姦敗北などのエンド。
実は途中エンディングが10種もあり、こちらは愛情差分が無いぶん、特殊CGあり、”その後の物語”がオマケで語られたりも。
(あながちバッドエンドオンリーでもないのが珍しい。この部分が作品説明の『たまに寝取られ』に当たる所ですね…。
考えてみるに、純愛から隷属まで出来るのが今作、その振れ幅の対極として、個別EDの多さが必要だったのかも?
もう販売停止してしまいましたが、[巨乳女達とデートしたり、嫁にしたり、性奴隷にしたりするRPG]が二部制、孕ませ陵辱と世界を救うモードに分かれるみたいに。
ちょっとそこがピンと来にくい気もしましたが…。
個別EDへの入り方かな、恋愛じゃなく今出会ったばかりの奴に戦闘敗北で取られても、みたいな)
クリア後にエクストラダンジョンなんてのも用意されてて、いわゆるミニRPGの範疇ではあるけど、その中でゲームもエロも、あれこれ抑えられてたと思う。

ドラゴンと結婚END他の男、というか他種族との幸せエンドもあったり この振れ幅!

ただ個人的には広げた分、全体的なインパクトはちょっと薄かったかな…?
まぁ自分は異種姦そんな好きじゃなく、母乳エロも一種じゃ満足できない、しつこい位あるのが良いんだ! という感じなので…。
人それぞれ性癖あるから難しいね…。
絵柄ほど、嗜好はそんなに偏ってない。それは手に取りやすいって事でもある。
全てにおいてたんまりとした肉質は健在なので、体験版でCGが気になったら、かなりイケるかなと。