淫魔領リヴィオラ (製品版)

RPG,R18淫魔領リヴィオラ,製品版の感想,ライター:さたける

*この感想は [さたける]さんに書いて頂きました。
金色猫さんの新作、淫魔領リヴィオラをプレイしました。金色猫さんは王道RPGを作る印象しかありませんでした。アイテムが光る場所だけでなく、あらゆる場所に隠されている事や戦闘にも時間を取られる事などから避けていたのですが、今回プレイしてみて印象はガラりと変わりました。
大ボリュームなエロイベント数、エンカウント率は高いもののサクサク進む戦闘バランスなど女主人公エロRPGの王道を貫いています。

王道RPG+大ボリュームのエッチイベント

主人公は落ちていた指輪を装備してしまうが、一定の期間をおいて身体を淫魔化させてしまう指輪です。指輪を安全に外すため、主人公は淫魔女王に会いに向かいます。
ノーマルエンディングまでは、淫魔の国に行くための素材集めに翻弄します。拠点となる街リヴィオラを中心地として東西南北様々なところを回ります。
一つの街が中心で周囲にダンジョンやフィールドがあるので、あぁ、これは狭身なRPGかと思ったら、海がある街や砦、山上の村、掃溜めの街など人の住処が5つもある中編RPGでした。
海辺なら水着だよね?など各街の特色にあったエロが堪能できるよい冒険が楽しめます。


▲主人公が居候する家には最終的に5人の淫魔が主人公を助けるため居座ります。仲間が淫魔達で「私、淫魔になりたくない」系主人公ってなかなかない構図かと。

ノーマルエンドクリア後は、淫魔化を抑えるアイテムを集めるため盗賊のアジトに潜入したり、悪どい噂の絶えない商人の屋敷を調査したりします。そもそも主人公が指輪を填めるよう誘導した淫魔は誰か?まで話が進んでいきます。
私はノーマルエンドまで8時間、CG・回想回収まで14時間、グッドエンドまで17時間かかりました。
ノーマル〜グッドは戦闘が難しくなりますが、ノーマルまでクリアしていればグッド以外全てのエンディングと90%以上の回想は取得できるのでシナリオに興味がなければ、そこで止まってもいいかも。
CG回収だけで6時間以上かかっているので、エロにも相当のボリュームがあります。

サクサク戦闘+高エンカウント率は以外と苦痛にならない

主人公は魔法使い系。魔法で戦闘をしますが、MP枯渇→宿屋の繰り返し。序盤は面倒臭さが全開の攻略でした。全体魔法を覚えて以後は安価なMP回復効率と合わせて効率が良くなりました。(序盤が一番面倒って、体験版で損してますね)
弱点属性で攻撃したら1,2ターンで勝利します。敵も高火力で短期決戦を想定したバランスです。高エンカウント率ですが、サクサク敵を倒すのでレベル上げもサクサク。戦闘に集中すれば爽快感があります。高火力短期決戦はエロRPGと相性が良いかも。


▲フィールド・戦闘の衣装は私服・バニー・水着の3種があります。服差分は普通・破れ・胸露出の3種。

淫乱化していく黒髪おさげの清楚巨乳ちゃん

清楚な黒髪おさげ、真面目な性格、丁寧語とおとなしめな性格の主人公。エロイベントが発生すると迫力ある巨乳を晒しながら大胆に喘ぎ、ギャップがエロさを醸します。着やせするタイプで脱ぐと巨乳+素敵な肢体です。(これもギャップかな。)

 
▲美麗と淫靡が両立した巨乳を描けるサークルは貴重です。アングルを工夫して乳を強調したCGが多いです。

主人公がエロい目に合い、堕落度が進行すると淫魔化が進行します。堕落度が低くても感じやすい体質ですが、エッチにのめり込むようになります。堕落するとエッチは積極的になりますが、事前・事後の恥辱感は残ります。
エロイベントはモンスター姦11種、街中でのセクハラ・レイプ20種以上、オネショタ系4種、オナニー1種それぞれ2〜5の段階差分ありです。セクハラ・レイプ系は催眠姦2種。

 
▲堕落度最大時の事後。エッチは積極的なのにこの表情とセリフ(これもギャップ←クドイ)

 
▲堕落度3以上で深夜徘徊します。堕落度が進行してもショタや年下系は素直にエッチを求め、セクハラ対象の相手には控えめに了承します。

エロイベントの繋ぎは相乗効果をもたらすよね

金色猫はあるエロイベントの段階差分を終了後に次のエロイベントを持ってくるのが上手です。一連のエロイベントに物語性が生まれます。
例えば催眠術を使うキモ男とのエロイベントがあります。主人公は意識がないまま男とセックスをします。最後に催眠術を解き、「俺とは毎晩セックスしたんだ」と暴露しながら射精。その後、意識があるまま脅迫レイプイベントに移行。最終的に浜辺に男が出現し水着レイプイベントが発生。
催眠・脅迫・突発と3つのレイプイベントが連続しています。全てをこなすとサブエンドとしてキモ男とのその後が選択できます。

  

もう一例で道具屋の親父を挙げます。ある日、主人公に痺れ薬を混ぜてレイプ。その後、深夜徘徊中におじさんと脅されエッチし、進行すると店中でエッチする事になります。最終的にキモ男と同じく、おじさんとのサブエンドが選択可能になります。

  
▲レイプされた後、道具屋に近づかないようにしてたのに……。

エロに物語性ができるのが段階差分の魅力です。1イベント2〜5段階で複数イベントに連続性があるため、差分含めて10近くのエッチイベントが順番に展開します。主要なサブイベはサブエンドまでの発展付き。一連の流れは、短編エロ小説並みの起承転結があります。
エロの段階差分が多い作品はシコ度が高いのにあまり例が浮かばないほど少ないです。
貧乏娘の小冒険」などは最大11段階と差分が多かったかな。

おねショタ?ショタに積極的になるお姉さん

主人公、実はショタ好き疑惑が…。病院では少年の患者さんに、家庭教師をしていたら教え子に、浜辺で知り合いの男の子に、ちょっと気弱な後輩に…。レイプ・セクハラ系に次いでショタ系イベントも満載です。(計4人)
最初は普通に接していたはずなのに男の子のちんぽが大きくなって…、主人公は「しょうがないわね」と手コキなどからはじまって、最終的にセックスする流れはおねショタ王道系です。おねショタ系サブエンドもあり、主人公のタイプってショタなんじゃ?と疑惑が増したのでした。

  
▲普段は嫌々なのにショタには積極的になってしまう主人公

中出しやレイプ、巨乳へのこだわり

エロはフェラやパイズリなどのオーラルセックスが少なめで、90%以上が挿入・中出しを伴うエッチです。軽いセクハラ系イベントでも、最初は乳を触られたりなどですが、最終的に中出しエッチまで発展します。相手を用意したからセックスは必ずする!みたいなこだわりを感じます。
レイプ系は勿論、おねショタ系や数少ない恋愛系も「中出しやめて〜」からの容赦無い中出しが徹底しています。

感じちゃう女の子、レイプ中出しの嗜好を強く出していますが、ニーズがマッチするとこれが癖になります。金色猫のゲームはRPG部分の面倒臭さを忌避していたので初プレイですが、淫魔領リヴィオラをプレイして印象が変わりました。RPG部分は適度に時間かかるけどサクサク進むし、堕落度がたまる後半はエロイベントの連続だし。
巨乳を強くフィーチャーしたCGに加えて、大多数のユーザーが望むシチュエーション、段階差分による満足感など、人気サークルにはやっぱり理由があるのかと感じました。