異世界スタントガール (製品版)
体験版
製品版
プレイ2時間、クリア。
最近では随分と3Dも距離の近きものとなり、その証拠に普段絵を描かれてるサークルさんでさえ、趣味としてblenderを触っていたりする……、つまりいずれ来るであろう3Dエロゲ爛熟の時を睨み、自分の中でスタンスを確立しておきたい。
そんな訳で今この時代の空気……、何かに突き動かれるように、せっせと”変わった”3Dゲーを触っている訳です。
という事でスタントガールになろう!(真のメッセージはリョナ)というのがこのゲーム、
クリアした今の感想としては、3Dですが例えるなら[チャイナ・インフェルノ]とかに割とプレイ感似てるかな……(理不尽に難しいミニゲームとかは無いけど)などなど思いつつ。
映画撮影はライブだ!? その場の思い付きでエスカレート、本番でますます過激になる杜撰なスタント!
そんな訳で体験版は1日め、地雷で吹っ飛びゴブ先輩にハンマーでボコられたスタントガール=プリンちゃんでしたが、2日めは『タワーからの転倒』、3日めは『地獄の鬼ごっこ』と続きます。
その流れもまさしく毎回コテコテというか、リハーサルでプリンちゃんのぶっ飛び方を見た監督さんが、「それイイね! いただき!」よろしく、更にスタント演技を過激化(映画撮影はライブだ……?)。
▲わざわざ高所へ移動するエレベーターまでを用意し、安全装置とかも無くただ飛び降りろと……。
特にその後の「2倍の高さ」には”あっ 死んだっ!”ってなる瞬間が
いま3Dゲーに欲しい、”凄い絵作り”にある種成功してるかも
例えばタワーからの転倒であれば、高所からただ落ちるみたいな話でしたが(「普通に落ちるってどういう事だよ」というプリンちゃんの心のツッコミが面白い、確かにそれはスタントマンとか関係なく、ただ身体が丈夫なだけの人である……)
「どうも見栄えしない」という監督の難色で、いつの間にかタワーの高さは2倍に。
正直これが3D、エレベーターでゴトンゴトンと昇っていくみたいな特別の設備もわざわざ用意されてたりして、ヒエッと足が竦みそうな高さ。
そこから”ただ落ちる”プリンちゃん。
もはや自由落下、重力に従い加速度的に速さを増しながら落ち、地面に叩きつけられるや血を飛び散らせながら、ややゴム毬みたく弾む……(本作ボリュームとしてはやや短めですが、随所にこだわりを感じます)
▲ドラム缶をキックで破壊! プリンちゃんにもやっと活躍の時が……?
しかし本番では……
また他のコテコテ定番としては「そうして思いつきでエスカレートしたスタントが本番に限って上手くいかない(当たり前だ)」もありまして、タワーからの転倒なら本番は実際に着火、ドラム缶をキックで破壊して飛び降りる、とアクティブな要求が。
それは良いんだけど最後の一個のドラム缶が全然壊れず、あわや火に巻かれそうになる……だったり、
『地獄の鬼ごっこ』ではリハの段階で「絶対大丈夫だから」というセリフと共に巨大ロボットまで用意。
これがまぁ何度も繰り返し強調される事も分かるように、本番では……と流れこそコテコテですが、その毎回は予想外、想像以上なドタバタが待ち構えているのでした。
そして一日のスタントの終わり。
欠かさず主演女優さんに文句を言われ(イビリなんですが、若干天然のプリンちゃん、多分最後まで気付いてないっぽい)
あと隙あればちょっとイキって余計な一言を漏らしたりするプリンちゃん、美術さん・爆破担当等から呼び出され、毎度毎度力でやられてレイプされてしまう……
▲絶対安全と何度も念を押される巨大ロボットまで登場。
……まぁここまでの流れで分かると思いますが、本番では……(歯に衣着せぬプリンちゃんの毒舌もオモロイ)
まさに杜撰、最悪の撮影現場というワケですが(途中で薄々勘付くでしょうが、最後には驚きの結末が……)
プリンちゃんはプリンちゃんで派手に血を飛び散らせつつも、新人としてペコペコしてる表向きの姿勢とは裏腹に、心の中で「じじい! 遂にボケ始めたか!」なんて率直過ぎる毒突きをかますのが面白い。
長さ的にも遊び的にも、ちょっとアクションを挟み、絵面的に驚きのある3D-ADVとして楽しめるんじゃないかなと思いました。
つまりは本作、そのエスカレート度合いが面白い所で、予告の体験版でも書きましたが”カメラに映るように気を配って……”みたいな本粋のスタントゲームとは違う。
そこは『異世界』スタントガールとして、人間なら即死の高さから落とされても、あるいは人間大のロボットとか出てきても割と気にならない、素直にその絵面の過剰っぷりを楽しめる設定として、納得がありました。
斜め上を行く展開にほのかに香るスタントアクション
▲4日目では遂にいつもの撮影現場からも飛び出し……? 風雲たけし城みたいな激しい仕組みに「わざと当たりながら」進んで行く!
4~5日め(5日めが最終日)はやや流れが変わり、アクション俳優ばりに戦う長い1ステージ。
ぶんぶんと激しく揺れる鉄球を避け、敵を倒し、砦や迷路を進め……という訳ですが、
ここでちょっと変化球効いてるなと思ったのは、そこはスタントガールなので「ある程度罠に掛かって見せ場? を作らなきゃいけないノルマあり」「だけど喰らい過ぎると死ぬ」という絶妙なバランス。
また例えば階段の上からゴロゴロ落ちてくる岩の餌食になれ、というノルマにせよ、真芯でぶつかるのと、端っこに当たるのではその後ふっとばされる勢いが違う、体力の減り方に影響してくる。
つまり「岩に衝突、ぶっ飛んで血を流しまくるけど、その実、真芯は避けてるので案外平気」というプレイをする事になり、あっここはちょっとスタントマンの技量ぽい……ともなるのでした(色々考えておられる)
大ざっぱに見えますが、結構練られておりますよ
▲明らか杜撰な事故でも「サプライズ!」とかで誤魔化される最悪の現場、この時のプリンちゃんはもう血みどろすぎて紫色である……
インパクト優先みたいな作品に受け取りがちですが実は色々練っているってのは、まぁ予告で触っていた私としては特に感じられ。
製品版を触ってみると、まず会話にもプリンちゃんの顔アイコン表示が、タイトル画面のアイコンとかもシャレオツに、目標地点の分かりやすい表示。
壁に埋まったりしないよう恐らくカメラ挙動とかも改善、微妙にモデルの動きもキビキビ動くようになってるような……。
特にプレイ感触に大きく影響を与えてるのは、殴られるアクションの前に会話を挟むようになってたり、雑な印象もあったダメージ時の惨状も、ダメ値のポップアップとかのタイミングか、血の液体的な飛び散りの改善か……全体に”スムーズ”になってるのを感じました。
で、そんな間延びしない配慮があるからこそ、激しくグシャッっとした時の(あくまで出血止まりでゴアは無しですが)インパクト効果であったり、あるいは意表を突くエスカレートなんて緩急を強く感じられるんですねえ……。
なかなか趣きがある作品でありました。
▲連日のレイプは遂に監督からも……最後にはCG4枚に渡り輪姦されてしまう……
エロシーンはそんな訳で毎日、現場のスタッフに呼び出されてレイプ。
ここはCG集風となり、1シーンに3~4枚の絵が使われて陵辱度をちょっと上げてたりもしますが、まぁエロシーン数自体はごく少ない、短めか。
個人的には、手間の掛かったシチュ(撮影現場)で、R15リョナな映像が繰り広げられる3Dゲーム……そのプレイというのがやっぱメインだよな、と思っております。
関連:
リョナ、3Dで似てる嗜好:
[サイコ変態マゾのノエルちゃんにさせられること]
この時代はリアルタイム3Dでこそ無いものの、嗜好的に
[チャイナ・インフェルノ]
とか
[レイパー・ゲーム]
とかが割とやりたかった路線では、と思ったりも
おもしろい3D作品:
[Rabbit Burn]
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