色仕掛け型テーブルゲーム マインズカナリア (製品版)

テーブルゲーム,R18製品版の感想,遊べる

体験版

*2022年7月16日予告時の感想です

Live2Dでリアルタイム色仕掛け! お姉さんたちがわいわいと誘って来るオリジナル卓上ゲームだっ

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@becomegame

体験版はストーリーモード進めるだけなら15分くらい、サブクエストとかあれこれエロ見るなら一時間くらいは。
早上がりが有利なように見えて、より高い点で和了って敵を追い詰めた方が、過激な色仕掛けも発生する……っぽい? 上手く成立してるなあと
持ち点はマイナス行っても終わらないんで、トバしてうんぬんみたいのは無さそう

乳尻フトモモに気を取られがちですが、きれいなお姉さんとしては”背中”の美しさに言及したい(フェチ)

闇の賭場で負けると(大金を賭けてるので)所持金がマイナスに、身体で支払うべくリザルト画面でバッググラウンドでずっと犯されてる……とかも細かい仕事だなあと

製品版

プレイ5時間。全てのHイベントやクエストを終えた訳ではないけども、ENDは3種類全て完了。
元々こういうテーブルゲームの良い感じに遊べるのが好きな自分、まして信頼あるこのサークルさんがやるのならば……と購入&プレイ。(しかも発売日30%セールで1000円を切ってて、イマドキDLsite15%クーポンもあるので……メッチャお得に感じられましたねえ……)

メインストーリー 意外にホビーアニメ・麻雀漫画的なお約束を抑えてたり

始めてまずはメインストーリーを進める事になると思うけど、ここであんまり伝わって無いんじゃないかなというのは、割と(過去作と比べても?)ヴァンガードか、ガンダムビルドファイターズかみたいな、ホビーアニメ? の雰囲気ある一話終了形式のアニメ風ストーリー。
まぁこれが伝わってないのは、アイキャッチとか時報とか”いかにも”な演出が無い為だと思うけど、話運びはコテコテのそれに感じた。

二話から既に麻雀……じゃなく、マインズカナリア協会の会長も登場、
マインズカナリアは社会的に広まりまくってる競技だからそれを専門にやるアイドルもいて、意外にミーハーな主人公デンシくん、推しのかなかなとの思わぬデートの機会に浮かれる……だがそれは全て周到に仕組まれた罠だったのだ! まさかの裏切り、くっ、ショックで集中できない所に残酷な一戦が始まる……!
第三話では第一話(体験版範囲)で敗れたお嬢様が、金に物を言わせ、凄腕の打ち手を雇ってリベンジを仕掛けてくる!(あっこれ、手を変え品を変えで幾らでも話数増やせる奴だ……と思ったけど、ここ一回だけ。さすがにアニメ用水増しみたいな事はする必要もないか……)
「双子だから二人で一人にカウント」みたいな勢い!(良いのか)

やがて話はこの競技全体を巻き込んだ陰謀へ……

そんな訳で体験版でも不思議に思っていた人が居るかも知れませんが、「金糸雀力」を睨むコワモテな理事総長は実は陰で渋い働きをし……といった塩梅。
金糸雀(カナリア)力……なんだろうそれは、雀力とかは言うけど……みたいなツッコミは禁句だ!

だがホビー向けアニメにしろ麻雀漫画とかにしろ、既に幾つも刻まれたお約束がある世界でもあり、ある種それに則ったお話運びは、意外に面白かったかも知れない。

そうして話ごとに課せられる特殊ルールも。
生徒会どころか先生達までも敵に回る第5話(しかし改めて女教師なのに、部室でオッパイ見せたり、複数責めで女生徒が結合で責めるのを手伝ったり、オナホですこすこ手伝いしたりするって冷静に考えるとすげー絵面だ……モラルは無いのかっ)

誤った時間を告げられ、慌てて勝負の場へと急ぐデンシに足止め部隊が! ここでは一局だけ勝てば良い、”スプリントルール”だ!
そして何とか勝負には遅れて辿り着くも、代わりに打ってくれていたこあら君ではやはり無理、点棒が少ない状態からのスタート……(アカギだ!)
おまけにここでは敵が圧倒的多数なため、持ち点0になった物から抜けていくサバイバルルール。
その過程、割とありそうで無いと思うんですが、1 vs 3だったのが 1vs 2、そしてザコを蹴散らし、ついに因縁の生徒会長への 1 vs 1へ……と勝負を続けながら相手人数が減っていく(つまり四人打ちから二人打ちまで、ごく自然に変化)
というお膳立て、なんと柔軟なシステム構築をしているんだろう、そしてそれによって湧き上がる熱さよ、と素直に感心しましたね……

キャラとしては色んなパーツ組み合わせで生成してるみたいなんですが、やはり”ここぞ”とメインを飾るキャラは例外なく可愛い、みんなグッと来るのは流石というか。
生徒会長、クールなのに大きい刑事さんのでかけつ……
最後まで負けると大概複数責めを見舞われるんで、トリプルフェラにWパイズリ、尻合わせ……うっ

そうして話が進んで行く程に強くなるエロ誘惑に、自分自身のスキルを進化させ、あるいは対策アイテムを購入し、勝負を勝ち抜くのだ全8話+α、という次第。
(更にもうちっと物語の(見逃しそうな)トーンに触れるなら、
初めの方、綺麗な女性からの色仕掛けで心揺らいだ前話の経験を思い出しモヤモヤ……ムラムラに少しずつ蝕まれつつも戦う……みたいな、今にも負けそうな葛藤を引き継いで戦うのは、続きモノとして、18禁ゲーとして、なかなか定番のホビーアニメ系に上手くエロ雰囲気が絡んでいたかも。
ロボットに乗る少年なら父親との葛藤だけど、エロゲならその葛藤が「エロに負けられない」みたいな所になるんだなぁと再度噛み締める……)

卓上ゲームにもたらすエロ革新への取り組み

”遊戯”として、このような卓上ゲームとして、この作者さんが革新性であったり、こういうエロも出来るぞ、と示すのを次々摂取できるのは良い経験、嬉しかった。
(脱衣麻雀ゲーなるもの、昔からあるのでもう散々試みられて来た様に思いがちだけど、存外狭い世界、作ってた会社とかも数えられる位で、また制限もあり、ポテンシャルの割に実はまだ余地が全然あるのではないかと。
……また稀に革新的な事をやってはいるのだけど、どうしても注目度が低く、現在に標準的に継承されてないのも勿体無い(youtubeとかでプレイ動画探すとこんな事もやっていたのか、と驚く時がある)

広い意味でのゲーム設計の心得がある人にとっては、割と試したくなる場というか……。
例えば同人でも、RPG(DQ要素)の合体という切り口だけで10年以上売れ続けてるシリーズもある位ですし、一般の商業漫画でも例えばカイジの17歩みたいな発展のさせ方もある訳ですしね……)

ただ少し残念だったのは、予告でプレイした時には明らかに作者さん、『プレイ中の行動(牌のさばき方)で分岐する』を志していたと思うのだけど、それだと麻雀……マインズカナリアの腕によってエロを取得するのが結構難しくなるのもあってか(分岐発生箇所が分かりにくくもなりますし)
製品版ではやや方向修正、色仕掛けにて選択肢形式を提示、それに乗るか or 乗らないかという単純な形がだいぶ増えていたように思う。

これは遊戯としては残念だけども、実際上のエロ運用を考えれば致し方無いねと……(またそちらが好評の様ならすぐに曲げられるのも、作者さんの凄い所というか……)

ただその中でも、やはりきら星の様なアイデア・仕様は見て取れ(やたらパターンが多く感じられ、見てないエロもだいぶあるかもですが)
基本的な所では、和了前の誘惑選択肢で、”ここでもし受け入れてしまったら……”と妄想エロを本当に毎回欠かさず入れる、生唾ゴクリというのはさすが丁寧な手管だなあと(色仕掛け作品でも案外ここやってないのがある)

そして何回も局を進めていく都合上、今度負ければもっと○○、最後まで負けてくれば複数人で○○……と、この段階を置き、負けたくなる過激さのステップね。

物語も後半となると、色仕掛けどころかもはや強引に抑え付けられて責められる(巡を飛ばされる……ヒドイ)とかなる訳だけど、ここで言わば”拘束状態”を記憶してるんですね……。
つまり普通に相手に和了されて負けるのと、抑え付けられたまま負けるのでは、その後のエロが分かれる様子。(やっぱ抑え付けられてる場合、その人に引き続いて責められるエロへ移行した方が自然よね……)
拘束状態なんてまるでRPGの戦闘中エロばりじゃないか……卓上ゲームだぞこれ……という、かなり面倒ことまで実装しておられる……。
いったん譲歩はしたけども、ここでも充分「卓上のプレイでエロも分岐」をやろうとしてるのが伝わるのでしたよ。

細かい所では、相手がロン(カナリア)で和了した場合、ついでとばかり勝ち誇り勝利ポーズでチラ見せとかがあるのだけど、これが三人同時となるとね、次々とカメラがフォーカス、(組み合わせによっては)連続でパンツ見せとかしてくれる訳でね……。

麻雀漫画で言ったらトリプル和了とかかなりバッド、あっちゃならねえみたいな事であって、だからこそ、そのあっちゃならねえを逆手に取る=イカサマが仕組まれてた、みたいのを悟らせる手段として用いられて来た訳です。
しかしルールとバランス改変、油断すればそれが割と自然に起きるような状態にして、連続パンツ、胸見せバカにしてくるに繋げるという……そんな手があるのかみたいな、卓上ゲームの文脈においてこの天才的な改変やアイデア感、伝わるでしょうか……。

細かいんですけど、打たずに放置してるとカメラアングルが打ち手をアップで次々と舐めていくのも良いですね……。
これも確か麻雀ゲームが3Dになった頃、プロ雀士をカクカクのモデルで再現してた頃なんかにあった仕様な気がします(というか、現実の麻雀TV番組を参考にしてるのかな?)
でも今作はそのアップが手元や顔どころか、お姉さんたちの気になる太腿、股間の三角ゾーン、お尻アップという。
この窃視的な欲求の満たされ度。
誘惑中ならそこでお姉さん達は遠慮無く胸をはだけてたりする訳でね……。

うーーんこれもやりたかったんだろうなぁみたいな、妙味を存分に感じる事が出来るのでした。

過去作の格闘アクションから入るのとは違って、強引にせよ、お話の流れがあるからか……?
今回は妙に楽しいし、良いなというHシチュ・プレイが多い気がしたんですよね……(って言っても最近のサークルさんの製品版プレイ出来てませんでしたが…)

シコ的には敗北後のバッドエンド集中エロとかが重要なのも分かるんですが(実際体験版でも触れましたが、構図の決まった複数責めアニメたるやってのもあるし)個人的には、そこに至るまでの各仕様にハッピーさ募る感じがしましたねえ……

もちろんゲームボリュームも。クエストモードはローグライク……!?

だけど全8話って微妙に少なくないかって所ですが、本作はやり込めるボリュームもたっぷり。
元々寄り道ストーリーがメインよりも多く用意されてる訳ですが、真エンドを見る為にはこっちもある程度クリアする必要があり。

そして語られていくシデンの別人格の目覚め、その圧倒的な運は卓上だけでなくリアルな人生にまで影響する!(な、哭きの竜だっ! と思った訳ですが、伝わるでしょうか)
凶暴そのものだった別人格がやがて自我を獲得していく時、内面でのバトル、本人格との対決が待つ……二人麻雀だ……ううーむ、アツイ。

他にも無駄に高い、店屋の「超高級アイテム」を揃えてみようとか(普通にやると全然手が届かない価格なんですが、レート数倍アップなんてアイテムがあったり、更に闇エロ試合だと、8000点以上を3回和了で更にレートアップか……とインフレ的に見付けて行くのが楽しい)
あとステータスを確認してみると、何やら難しいモードでのみコレクションできる報酬があるみたい?

そしてこれまでに感心した部分は麻雀×エロだった訳ですが、今度は麻雀×ゲーム性という点でも「あっ やられたっ」となったのは、クエストモードのシステムですね……

ここは……元々格闘ゲームだったのに、ダンジョン探索とかやり始めたトバルNo1よろしくなプレイ幅を感じました(伝わらない)

つまりなぜか異世界ファンタジーへ飛ばされたシデン、ここは戦闘=マインズカナリアの世界だった!
ローグライク風にダンジョンを一歩ずつ歩いて鍵を入手、次の階層、次の階層と目指すのだ……と。

ローグライクという通り、満腹度に当たる値もありますし、パンを拾ったりも。
なんだったらマインズカナリアで相手のHPを減らして倒す訳ですが、この際に攻撃力も必要。
んで、色んな特徴を持つ武器や防具を拾い(「基本高威力だが1/2の確率でダメージが1」とか……。本筋のローグでも無いのに、本作にあった特徴をちゃんと考えられてるのも偉い)
更にそれを合成とかもあります……と、もはやこれだけで一本成立しそうな本格派。

でも分かる……!
RPGやらSLGと麻雀を組み合わせた時の、じっくりやり込み感って一本あるよねぇ、と唸りつつも遊ぶ事になるのでした。
(あと皆に牛角生やしたりして、ちゃんとファンタジーお姉さんになるカスタマイズ制にも感心……)

適当な所で切り上げちゃったんですが、ここもクリア目指したら片手では効かない時間が掛かりそう……

あとこれは毎度の事ですが、プレイビリティもばっちりと。
エロ的には回想部屋はもちろん、なんとセリフ・キャラ作成まで出来るエディットモードまでもあるという……(ファイル受け渡しも出来るらしい?)

あとはオリジナルルールとはいえ、そもそも麻雀的な物が分からんって人のために、難易度変更はもちろん、「オートで打つ」なんてのも。
ただまぁ基本はドンジャラみたいなものですし、きっちりアイテムを買って臨めばツモ自体良くなるんで、あれよあれよと牌が寄っていく、数巡でほぼ和了らされる感覚で勝てるので(そこから更に高得点を狙うのも楽しいっちゃ楽しいんですが)
まぁ必要ないかなぁと(……というか麻雀まったく分からないと、ここで”和了”みたいに書いてあるのも分からんよな…)

まとめると、エロ(入り方や組み合わせ、Hイベント自体のやたらな多さ)的にも、ゲーム的にも充実のボリュームであり、あと今回はいつも以上にゲーム構築に感心させられた、あとお姉さんたちが特別可愛かった、でしょうか。

ただまぁ……駆け引きがどうしても大雑把になっちゃう所はね

ただまぁそれだけやり込みが用意され、何度も何度も唸って感心しながらも、正直コンテンツの半分くらいしかやれてないのですね……

なぜかと言うと、まぁ既に書いてあるのですが、元々麻雀をだいぶ分かり易く咀嚼したのが本作、そこで、当たればほぼ泥沼となるエロ色仕掛けと、決まればほぼ勝確のアイテム&スキルがぶつかる闘いとなり、数巡で勝敗が決まる……という様相。
モチベ次第かと思うのですが、そこまでやり込む気になれないというか……

つまり本当に真剣に遊び込もうとするには、どうにも奥深さがね……といった不満も。
ぶっちゃけエロゲである以上、エロが見られない事態は避けねばって制限もあるんでしょうね(買い切りのエロゲの場合、アーケードの「簡単にエロを見せる訳にはいかぬ」とは逆の制限が浮上するんだなと…)
ただじゃあそれだったら元の麻雀ルールでペチペチ打ってれば良かったかというと……それも地味過ぎてやらなかったよなあ、と元も子も無い事を考える。

遊戯とは何か……と惑いつつ、とにもかくにも楽しい一作でした。

サークルさん過去作ゲー一部:

[おねショタ剣戟ACT 廻るハゴコロ]
(フロントビューリアルタイムLive2D戦闘)


[おねショタA-RPG 夢から醒めた亡者]
(ベルトアクション風ARPG)


[[おねショタACT] 狩人の夢守る旅]
(サッカーボールで戦う横ACT)

製品版の感想は以下のサイトさんが書かれていました↓

関連:
めちゃくちゃ古い話ですが、神経衰弱の正解をパスするとHできる

[負けたら中出しっ!?エロFla神経衰弱~パスしてくれたら………していいよ~]
を思い出したのだ

Hカードを揃えてその通りの行為をする:

[トリック&トリック ~家庭教師編~]

衝撃の松戸ルール麻雀:

[徹底破壊麻雀]

Eカード:

[賭博少女録Eカード2]

あの17歩までもあるのだ(全年齢):

[東方十七歩]

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[ジョジョの奇妙な麻雀]