騎虐隷姫〜敗戦国の姫姉妹〜 (製品版)
*この感想は[エローン大君]さんに書いて頂きました。
騎士には加虐を!姫は雌豚肉奴隷!どう転んでも絶望エンド、姉妹「超」鬼畜調教SLG
王女と姫騎士の姉妹を調教する育成シミュレーション、「騎虐隷姫 〜敗戦国の姫姉妹〜」を紹介いたします。
本作は、私が前回紹介した「ストリップファイター5」と同じ、「StudioS」さんの作品。
StudioSさんの作品はほぼリョナ作品なのですが、「ライト」なものから「ハードコア」まで表現の範囲はかなり幅広かったりします。
本作はその中でも「ハードコア」です。電撃・鞭打ちなんて可愛いもので、「釘打ち」「浣腸後に腹を蹴る」など外道な行為てんこもり、そしてエンディングでは……。
サークル初のツクールMV作品である本作。果たしてどのような作品なのでしょうか。
30日間という限られた調教時間、一日で選べるのは1人だけ……、君はどうする?
ストーリーは、
しかし、その戦争は「メイティス」の敗北で終わろうとしていた……。
メイティスの城に押し寄せるアーレシア軍。その城の中には、姉にして王女の「イリス」と、妹にして姫騎士の「フレイヤ」がいました。
兵士達は脱出口から2人を逃がそうとするも、姉妹はその状況においても、命をかけて徹底抗戦を続けることを決める。
そんな中やってきた、アーレシアの王。フレイヤは「父の仇!」と挑むが、あっけなく取り押さえられる。
やがてイリスも捕まり、二人は別々の部屋に監禁されることとなる。
フレイヤには「姉の居場所を教えろ。教えるまで拷問するぞ」とアーレシアの王は言い、イリスには「お前達2人は処刑するつもりだが、妹を助けて欲しくば雌豚肉奴隷となれ」と告げる。
姉妹共々、お互いの状況が全く分からない中、「地獄のような終わり」へ向かって、拷問・調教生活を送ることになったのであった……。
といった感じ。
ゲームシステムを説明しますと、30日間の間に王女イリス・姫騎士フレイヤの姉妹を調教。
1日に調教できるのは、姉妹の内のどちらかだけ……。エンディングは二人をどのように調教したかによって分岐する、マルチエンディングとなっております。
「騎虐隷姫」とタイトルにある通り、妹・姫騎士であるフレイヤは実際に鞭打ちなどで苦痛を与える「拷問」を、姉・王女イリスは「肉奴隷」として「アナルレイプ」「強制フェラ」など性的な行為を選択肢として選べます。
それぞれ、「体力」「生命力」「被虐」「羞恥」「快楽」というステータスを持っておりまして、フレイヤ・イリスそれぞれに出来る行為が偏っているため、「上げやすい・上げにくいステータス」が両方に備わっているのが特徴。
十回調教すると選べる「特別調教」で大きくステータスを増加させられるとは言え、毎日の調教の積み重ねこそが、素晴らしい雌豚肉奴隷育成等の鍵となります。
ちなみに、調教を行うたびに「体力」が減っていき、やりすぎると0となり気絶してしまいます。
気絶をすると「生命力」が減っていき、これが0になるととうとう死亡。2人とも死亡してしまうとゲームオーバーです。(体力・生命力共にもう一方を調教・休ませることで回復)
ゲームオーバーと言っても、30日後に肉奴隷に出来ないだけで特に調教側に何かが起こるわけでは無いんですけどね。
姫騎士のフレイヤは拷問で1Day気絶まで持っていけるため狙って殺しやすいですが、それでも9日間はかかります。
一方、イリスは体力の減少具合がコマンドごとに固定されているので、意外と難しかったり。
よっぽど無茶をしない(というかわざとやらない)限りは、ゲームオーバーまで至ることは無いでしょう。
自分の姉を、自分の妹を守るために、必死に理不尽な命令に従う姿。
そして真実が明かされた時の絶望、この落差は何とも言えない美しさがあります。
超鬼畜シリーズの名に恥じぬ外道行為の数々 アニメやおさわりもあるよ!
おさわりと言っても、鞭を打ったり蝋を垂らしたりする方だがなァ!(鞭を床にバシバシと打ちつけながら)
本作は、調教・拷問共に、各ヒロインボイス付き。
羞恥に震える声はもちろんのこと、拷問を受けたフレイヤの、生々しさすら感じさせる迫真の悲鳴演技が臨場感を盛り上げます。
性的な拷問が多いイリスは「Hアニメ&選択肢」、肉体的な拷問が多いフレイヤは「おさわり」がメインのエロシーンとなっております。
姉・イリスは普通の陵辱やアナル調教、フェラ調教からちょっとハードな排泄強要(スカトロ)まで、様々な肉奴隷系調教コマンドが用意されています。
ちなみに、フェラ調教の際、飲尿・飲精をさせることが出来るのですが、イリスは吐き出してしまいます。
この時、「許す」「許さない」という選択肢が表示され、ここで「許さない」を選ぶと電撃拷問に……!
床にこぼれた尿や精液を舐める、惨めな王女の姿を見ることが出来ますよ!
妹のためなら、豚の泣き真似さえしてみせる姿は感動物です。
妹・フレイヤは鞭打ち・蝋燭責め・開口器での強制フェラなどSM系の拷問コマンドがメイン。
鞭打ち・蝋燭責め・釘打ち・電撃拷問は、実際にフレイヤをクリックすることで拷問を行う事が出来ます。
クリックするたびに体に付く蝋、それを鞭打てば蝋が飛んでいくのでまた蝋追加……。三角木馬に跨がらせ木馬を蹴って内臓にダメージを与えたり。
とは言え、人間便器(尿をかける)、強姦など肉体的にダメージを与えない拷問コマンドもきちんと用意されています。ちなみにこちらも浣腸による強制排泄があります。
しれっと書きましたが、肉体拷問コマンドにある「釘打ち」に関しては、通常の拷問コマンドの中でも非常に過激な描写となっております(プレイしてて私も悲鳴あげました)ので、鬼畜を自称されている方はお楽しみに。
そして、イリス・フレイヤともに調教回数が10回を超えると、「特別拷問・調教」が可能になります。1ゲーム中各1回のみ使用可能。
イリスの場合は触手責め・奴隷奉仕・電流地獄、フレイヤの場合は水責め・異物挿入・輪姦となっております。
やはり注目したいのは、「超鬼畜」に相応しいフレイヤに対する所行。水責めも「これ即死するんじゃないの!?」と不安になるレベルの拷問ですが、異物挿入はもう「うわあああ……」と思わずドン引きするレベルの代物。入れる異物が生物!入れる異物が生物!
フレイヤ絡みの拷問は視覚・聴覚両面で、プレイヤーから見てもかなり「クる」鬼畜さがありますので、是非とも製品版で確かめてみてください。私は熱した鉄を使った最終調教の猟奇っぷりがちょっとしたトラウマです(褒め言葉)。
とは言え、今回サークルさん初の製作ツールな上に、結構メモリ絡みで問題を抱えているツクールMV製という関係からか、少々微妙な点も目立ちます。
Hアニメに関しては、感想書きとして失格ではありますが、「何かが変だ」と言葉にし辛い違和感を感じたりします。全体的に、人の体をアニメとして動かす際のレイヤーが少ない感じ。
「強制奉仕」とテーマ自体が違うものの、超鬼畜調教シリーズで同じく「フェラ」のHアニメのある「脅制淫口」(Flash製)を見ると全く違和感を感じないあたり、初ツクールMV故の問題でしょう。次回作に期待です。
とは言え、だんだん見慣れてくると、「膣が本人の意思に反して肉棒に吸い付いてくる感じ」を強調したアニメが、だんだん癖になってきたりも。
ゲーム的に周回前提なので、回想を全部埋めようとするならば、慣れて問題に感じてこなくなる部分だと思います。
ちなみに、ツクールMV作品だと「そもそもPCスペック的にプレイできない」と諦めてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、本作はメモリ4GBの私のパソコン(ゲームによっては15分に1回は落ちる)でも、普通に長時間プレイできましたのでご安心を。とりあえず体験版でチェックだ!
本作の一番大変なところは、「回想埋め」のための周回プレイ。数周プレイするぐらいなら鬼畜調教ゲーとして純粋に楽しめますが、「回想埋め」を意識し始めると途端に作業ゲーへと変化します。
恐らくエンディングの分岐条件自体は「2人のステータスを一定以上の数値に調整する」という単純なものなのですが、割と長い調教テキスト&Hアニメを見なくてはいけないですし、拷問はきちんとおさわりしないとステータスが変動しません。
そのため、メッセージスキップ機能を駆使するなどしても、1プレイ大体30分くらいはかかります。
その上、ステータス調整を2人分行わないといけない、しかも片方が死んでないと辿り着けないエンディングもあるかも……と考え始めると、相当な回数の試行錯誤が必要。プレイヤーの精神がリョナられる瞬間です。
(※前述した通り、フレイヤを殺すだけでも30日中9日を消費します。気絶したヒロインは1日選択不可になるため、4日ほどはイリスの調教に回せますが……)
試行錯誤の間、飽きるほどに調教・拷問を見たり行ったりしないといけないため、「どんなに猟奇的で鬼畜な所行をしても無感情になる」という一種の悟りの境地にたどり着きます。
白状いたしますと、私自身まだ全てのエンディングを見つけきれておりません。「豚ぐらい受け入れろよ!頼むよ!バター犬あたりから馴らすコマンドが欲しいわ!」とプレイ中に素で思いました。
その代わり、新しいエンディングを見られた時の嬉しさはかなり大きいですが、正直その喜び以上に試行錯誤自体がかなり辛い……。
era系の調教SLGは本作よりも格段に複雑なステータスを持っていますが、初代はテキストベースなのでそもそもゲームテンポが早いですし、era系総本山「サークル獏」さんの正統続編でも、ゲーム進行速度を変えられたり、ゲーム中期間・テキストを短くするなど、「周回プレイを苦にさせない」工夫が施されています。
例えばおさわり拷問に関しては「ステータス変動が最大値より少なくなる」など、様々なペナルティがあってもいいので、「コマンドを選ぶだけでもステータスが変動する」ようなゲームテンポを上げるオプションが欲しかったです。
あと、「頭おかしい」と言われそうでアレな要望(?)も書いておきますが、せっかく死亡させられるほどハードコアなのだから、死亡グラフィックとかも欲しかったですね。ハエがたかったりとか。
加虐のリフレイン、まるで解除音声のない催眠音声
というわけで、「騎虐隷姫」の感想でございました。自分で読み返してドン引きしております。
一気に周回プレイをしようとするとキツい作品ではありますが、鬼畜拷問・性調教ともにコンテンツのクオリティは高く、「生半可なリョナじゃ物足りない」という人にはたまらない一作なのではないか、と思います。
回想埋めも一気にやらず、適当に「この数字だったらこのエンディングに行った」とメモ帳に残しておいて、時間をかけてじっくりやればそこまで苦痛ではないでしょう。
正直、見ることが出来なかったエンディングの内容が非常に気になりますし、これからちょっと間を開けてまたプレイする気満々です。多分快楽は足りてたけど、羞恥が足りなかったんだ、アレは。
ところで、本作をプレイするにあたって思い出したのは、感想寄稿を書かせて頂きましたRPG「密室の中は果実でいっぱい」。
こちらは痴漢ものとジャンルは異なりますが、「延々と犯罪行為を続けることによって、プレイヤーの感覚が麻痺していく」という独特の感覚は本作と共通しています。
ただ、「密室の中は果実でいっぱい」は最後のエンディングで、強烈なトラウマをプレイヤーに植え付けることで、締めていました。
しかし、本作にそれはありません。まるで、解除音声のない催眠音声のような作品です。
一気に回想全解禁するレベルでプレイするとナチュラルに気をやられかねませんので、計画的にプレイ出来るか、架空と現実の区別がきちんとつく鬼畜リョナラーの方は是非お買い求めください。オススメです。
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