黒より深き漆黒の闇から -奈落の脱獄者- (体験版)
*体験版Bでの感想です
見た目は完全に3Dダンジョン、だが進んだ道は引き返せない! 死んで上等、ゲームブック的なゲーム性も兼ね備えてるぞ
過去作[FUMIKA FANTASY]https://www.dlsite.comは始まるやどこへでも行けそうな自由度、しかしその上でターニングとなるポイントが幾つもある…遊びのツボを抑えてた作品だった記憶があります。
そんなサークルさんの最新作は、3Dダンジョン!? と期待が
しかもサークルさんにとって初のスマイルビルダー製、まさにリアルな意味での3D空間……という訳ですが、実は思い浮かべるだろう3DダンジョンRPGのゲーム性とはかなり違う(一捻りした感触)。
具体的には3Dダンジョンと言えば敵は強いけど、幾らでも歩き回れるイメージでしょうが、今作は一度進んだフロアは基本的に戻れない。
戦闘も各所的であり、そこで使う武器……アイテムは道中の空き部屋などでしっかり探索した物を用いる、と(フォークやスプーンなど…果物ナイフがあったら儲けもの)
そのため例えば、棺桶を開ける→無事にアイテムが手に入る事があれば、敵たる亡者が寝ていて、トドメを刺すか(選択肢)→トドメを刺そうと周りを探したら「尖った棒」を見つける→これを使うのは惜しくなって来たけど…?→素手で倒す みたいな、一つの状況に多重の選択肢が。
つまり実質、見た目は完全に3DダンジョンRPGなのに、一ステップがゲームブックのような、ADV的な重みを伴った設計をしている。これが良いアクセント。
でそんな事からも予想できますが、結構あちこちで即死選択肢に出くわすという(強そうな敵と出会った→戦うのを避け、逃げたけど背中から切られる=結局遭った時点でダメ)
一応セーブ箇所もぽつぽつあるにはありますが、死亡してしまうとまた初めからリトライという……。
ただそうしてプレイを重ねると実績が開放され、初期から褒美アイテムを得て進めるように。
でプレイを重ねてみると分かりますが、一番最初の部屋(牢)で取った行動でさえ、後の敵が変わったりと影響があるのを噛み締めたり、
一周目では絶対勝てない相手に、褒美アイテムでもって挑んで勝ったらどうなる、と周回と変化の面白さを刻んでいけるんですねえ
H箇所は初めこそやや少なめに感じましたが、そうして何度も辿る道で、あっちこっちにある事に気付く(敗北エロから、時にはまぬけな犯され方も……)
体験版だと敵は大体ゾンビとか虫だったりしてだいたい複数。
一度始まればCGを何枚も使い、輪姦描写を物語っておりました。
また際立ってるのは、場合によっては巣に持ち去られ、あれこれ見て回ったり、そこからの脱出劇……もあるんですが、ここも幾つかの選択肢が。
しかもその殆どが脱出失敗、心が折れるまで再び犯されるのであった……と、バッドエンド後の操作ありのエロシーンが如くなってるのもニクイ措置だなと。
そうしてもし脱出できたとしても妊娠したまま進む事になったり……と、精液ドロドロ・ボテ腹、進むごとにサクッと色んな状態を負いそうでもあり。
名手とでも言うべきゲーム制作センスを感じ、ニヤリとしたのです
▲お嬢様らしい主人公が目覚めると全裸、しかも牢屋の中。色々行動を取ってみますが……。
気を付けろ、もうここから分岐は始まってるぞ!(と分かるのは数周した後ですが)
▲最初の案内人的な男と会話……、どうやらここは時間の概念が無い世界なこと、そうして狂った「亡者」たちが蔓延っている事などが告げられます
ちなみにもう一回話し掛けると競泳水着をくれる。気が付かないとずっと全裸な辺り、骨太な運びと言えよう
▲ダンジョンに進むといきなり二股路。
左を選ぶと亡者の集団、ここで選択肢を誤るともうゲムオバフラグが立つっていうね
▲右の道を選び、初めての亡者との遭遇イベント……、こっそり通って回避も出来る自由度を覚える選択肢(ただいつも上手く行くとは限らないぞ…)
▲そんな感じで要所でヒリヒリした達成感を覚えつつ進んで行くのだ
攻撃にも使えるロックピック、温存しておくと宝箱を開けられる(意外なアイテムが意外な所で役立つ嬉しさ)とか、ちなみに戦闘では攻撃&防御を兼ね備えた消費アイテムもあって使い所を考えるとか……
アイテムさえ充実してたら強敵に挑んでも良いんですが(先に何があるのか気になる…)
▲なんかベッドがあったので熟睡したら抑え付けられててレイプ、そのまま巣に連れ去られる……(マヌケ)
堕ちた女性たちを横目に見つつ脱出を企てますが……
このルートだと淫乱化したまま進む気配がありましたが、どうなるか(体験版では分からず)
▲苦労して次の階層へ! しかし現状では到底勝てなさそうな虫の親玉が道を阻むんだよな……
解決も色々あるんでしょうが、ここでも負けて巣へ。
孕まされてしまった状態で脱出できる選択肢を探っていく事になります(もちろん誤るや、脳に寄生されて一発退場とかです)
▲(かなり頑張って)虫ゾーンを抜けた後は……その虫をも捕食する巨大植物に、たぬき娘!?
まぁ最後に待ってる地の守護者は絶対勝てなさそう(何か重要アイテムとかあるんでしょうか)
▲死んじゃあリトライする本作。
初めの二股路のゾンビ集団でさえ、最速で向かうと実は変化したり(周回アイテムを持ち越しまくれば、戦闘にも勝てるか……?)
あと人間の集落に誘うNPCが居るんだけど、毎回「もう少し早ければ…」とか言われるのよね、ここも何か条件あるんでしょうな…
体験版を2時間くらいプレイ。
体験版だけでも(何回もリトライする事もあり)既に見切れないくらいのボリュームが……。
唯一欠点を言うなら、3Dダンジョンとしてはオブジェクト的にけっこー地味、進んでてもただっ広い印象を受けることでしょうか……(スクショ映えもしにくくて勿体なかったり)
自分は一番に(ADVの)シャドウゲイトを思い浮かべたのだけど、実は初めの案内人といい、ソウルライクなもののゲーム性を3Dダンジョン上のフォーマットで実現しようと試行錯誤したって気もする?
・製品版の感想は以下のサイトさんが書かれていました↓
関連:
必ずしも3DダンジョンRPGではないがゲーム性的には
[プリンセスサクリファイス~供犠姫フィーナの冒険~]
[Lilitales -リリテイルズ-]
が横切ったのだ
あと
[Ark Noir / 箱舟のノワール]
とか、まぁノンフィールドRPGだが……(全年齢)
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