制服戦士ACT 感想(製品版)

ベルトアクション,R18製品版の感想

リンク:
制服戦士ACT[サークル獏]

要点

一言まとめ

[制服戦士ACT]
体験版の感想でした。サンプルからでは予想できなかったが、かなり軽快なACT。ACT中のエロ責められ、各面ごとにクリア・敗北のエロもある。そしてこの価格…かなり良いかも。

長所

奥行きにある横ACTに敵がワラワラ…ベルトスクロールアクションじゃないですか!
しかもシャキシャキした動作!
 
ACT中のエロもそこはかとなくエロいし、敗北のエロは更に…、抜けそうな感じ。
 
この内容でこの価格は安いと思う(昨今のエロRPGの値付けを見るに…)

短所

ACT中のキャラモデリングがあんま、どうもキャッチーじゃないのが凄く残念…
 
ACT自体の遊びの幅は、実は浅そう…か?
(むしろガチで遊ぼうとすると、エロ責め・責められが億劫に感じられるから、これで良いのかなあ…)
 
っていうか爽快ベルトアクションを期待してプレイすると、凄い腹立つ機会が多いと思う。

プレイ感想

プレイ前

[制服戦士ACT]
この体験版をやってみます。なんと…吉里吉里で横ACT…! そしてセックスバトル! どんな物が出て来るか、楽しみですね…

プレイ中感想

舐めてました。
前に吉里吉里でのACT(http://www.dlsite.com/maniax/dlaf/=/link/work/aid/gamecome2/id/RJ031519.html)が今いち、
描画からして不安な感じだったので、吉里吉里でACTはダメだろう…なんて思っていたのですが!
 
今作はめっちゃ軽快に動いてくれます。
というかプレイして気付きましたがベルトスクロールACTですよ、ベルトスクロールACT!
ちゃんとゲームパッドにも対応してるので、そちらでのプレイがお薦め。

 

ダッシュもありますし、そこからのスライディング、パンチ連打からの変化攻撃、組んで投げ飛ばす(正面投げはなぜか、思い切り痛そうなDDT(プロレス技))…といったファクターもあります!
うおお、俺の中の脳筋が騒ぎ出しました…!

 

また、各ステージの最後にはきちんとボス戦も。
正直、ここまでちゃんと"ACT"した物が出て来るとは思ってませんでした…。
このサークルさんいつも何だろう…、技術力は高いのにちょっとだけハズしてるよね、惜しいよね、って感じの作品が多いので…

同人エロベルトスクロールACTと言えば[フェイタルファイト]ですが、動きの軽快さだけを比べれば、まったく遜色ないレベル。
 
ただACTの中身の面白さは…どうだろう。
敵のジャンプ攻撃・突然の突撃でむちゃくちゃ飛ばされたり、投げが威力も高く、他の敵を巻き込む範囲が相当広い、立ち攻撃からキャンセル等のコンボが無いのでダメージ量を増やす方法が無い…。
つまり結局組み投げが重要になる。
“斜めから弱い敵に組み付き、いかに他の敵を巻き込めるか"という一点が攻略の鍵になりそうな…
少し、ACTの幅の狭さを感じちゃうのは残念です。

投げで他の敵をいかに巻き込むかというのは、アドリブ効く格闘ACTというより、少し単調なパズルぽい終着点なのですよね…。

しかし恐らく一番のキモは"セックス・バトル"。
という訳で美少年(淫魔になりかけという設定)は通常攻撃では全然死なず、ある程度ダメージを与えると性器を露出しますので、精液を絞り取って退治しましょう。
 

もちろん油断していれば、相手から手マン、クンニ、ボス敵には挿入などをされて、あっという間に性感ゲージが上がってしまいます。
性感ゲージが振り切ると、かなりのダメージ。
正直、自分がエロ行為をして搾り取るのはそんなにエロくないかな。
しかし自分がヤラれる段になると、男女共にボイスありのおかげで"言葉責めされて、必死で手で顔を隠しながらもイク"と言った部分がなかなか、楽しめます。(顔窓の表情もナイスサポート)

ただちょっとキャラが小さいのと、造形がなんですかね…、いまいち、安っぽい感じなのが残念です。なんか…安物のソフビぽい質感。
挙動の軽快さ、かなりガチなベルトスクロールACTって所はプレイしないと伝わらない為、スクショで避けられないか心配です…

そして面白い事に、敵から絞り取った精液で、各ステージ後に能力強化が行えます。こういうRPGぽい成長的な部分をACTに混ぜられると、ワクワクしますねえ…。
(攻撃力だけむっちゃ強くしてみたくなる…)

あとは倒してる内に、主人公女の子のHな述懐が聞ける"制服少女のヒミツ"という実績解除があったり。考えられてて、嬉しくなります。

 

長尺のエロシーンが各面クリア後と、敗北(各面ごと)にあります。
(また敗北は、特定の敵にやられる(機械など)…とかでも分岐する様子)

特に敗北シーンは快楽に負ける、例えば緩い責めを延々と繰り返され、焦らされて、いけないのにさんざんオナニーをしてしまう…(快楽に負ければもう戻って来れない事が分かっているのに、それでも)
と言った部分が非常に執拗にテキストで表現されており、かなりシコれそうな感じでした。

この辺は過去の[性闘興行SLG batt-era(2)]でも見られた、面目躍如でしょうか。
“10人もの淫魔に見られ、恥ずかしさを覚えながらもオナニーしてしまう""快楽が昂ぶるうち、羞恥心が薄れ、(周りも淫魔に憑かれた美少年なので)まんざらでも無くなってくる"みたいな…。

唯一気になった所は…そうですね、ベルトスクロールACTだ! と思い、脳筋化した私には"SEXバトルなんか知るか、ボコらせろ!"と、ACT中のエロ要素がまだるっこしく感じられた事ですかねえ…。
ガチなACTのゲーム性と、ACT中にヤル・ヤラれちゃうってどうも相性悪い気が…?
(いかんせん、今のエロACTではそのファクターが売れ筋っぽいですが…難しい所です)
 
まぁエロACTにそういうガチな、手応えある面白さを期待するのは少数派でしょうか…。
でも動作的につい軽快で、それを期待しちゃうんですよね…。

製品版プレイ1

NOMARLだが、クリア難しい。
一度ステージ1からやり直して状況を書き換えたが、それでもまだ苦戦…
 
自分はACT得意な方だと自認してるが、果たして他の人はクリア出来てるのだろうか…?
(EASYだと最後までいけないしね)

本気でクリアしようとしてみると、だんだんACT好きとはズレが

クリア後に上げられる値が、上手くプレイしてもそんなに難易度開かないように調整掛かってる…。
あと口射と膣射で強化できる所が違うのね…(場合により、後の事を考えてエロ技も使い分けないといけない)
 
そんな感じで、基本はベルトスクロールACTだが、根っこの所に、(作者さんが今まで作ってきた)SLGライクな、妙に細かい戦略性がある。
そしてそれが結果的に、失点(ミス)をしない・アドリブプレイ禁止っていう傾向を強くしちゃってる。
これはベルトアクションとは相性が悪い気がした。
 
ACT+パラメーター育成の戦略性は、"プレイの幅を広めてくれるもの"なら大歓迎なんだけど、意識する余り、プレイスタイルが狭められてて厳しいと…。

アドリブがあまり効かない。

このゲームを上手くなるって事は、"細かい操作が出来るようになって、広がったアクション性で効果的にダメージを与える(もしくは回避する)"ではなく、"ミス(失点)をしなくなり、どの値を上げるのか有効なのが見極める"という感じ。
 
例えばHP最大上げると、残機購入の価格も上がる。一見、同効果みたいだが、後者の方がリトライ時に性感度がリセットされるから有利とか。
(あるいは両方を購入する、丁度良いバランスがある?)
 
ベルトアクションのアクティブさ、楽しさとは、それぞれのボタンで出る攻撃(あるいはそこからの変化)の特性を見極め、あとは間合いやタイミングさえ把握したら、がーっと好きに操作しても何とかなる(アドリブが可能)
という所を期待すると思う。
 
しかしこのゲームに大事なのは、状況判断(と経験)が強い。

ブルブルブル…ぴゅいーん(イラッッ!!)

例えば、ブルブルしてて、いきなりぴゅいーんと突撃してくる敵(音がまた腹立つ…)に当たると、かなりのダメージを食らいかつ、ぶっと飛ばされる。
飛ばされるという事は仕切り直しな訳で、操作による"挽回"が効かない。
しかも画面外から突撃してくる時もある…(死んで覚えましょう…)
(丁度ファイナルファイトの、ハゲ突進野郎と較べてみると、バランスのおかしさが際立つと思う。そのスピード、出現頻度、攻撃前動作の有無。)
更に本作は、淫魔とセットで出て来ると、突撃の後にすかさずエロ攻撃もされる(拘束時間が長い)
これは1回のミスをしつこく責め立てられるようで、ひじょーーに腹が立つ。
 
あと後半になると、飛距離は画面端までとなる(つまり後ろにダッシュで回避しても食らう)

ミスが後々まで響く構造…
“そうなる前に"ビームを使うとベストな訳だが、ビームを使うということは、面クリア後の能力上昇時に、割を食うという事である。
それまでにミス無く、温存していかねばならない。
かくて1回のミスが後々まで響く、耐久レースの様な感じに。
 
緊急回避は使うと、性感度が上がる。性感度がMAXになればピヨり状態になり、それを防ぐ為にはまた緊急回避…
 
HPの回復アイテムや上がった性感度を鎮める手段も出ないので、まさに挽回が効かない。
全編においてダウン後の起き上がり無敵時間も無いので、囲まれればボコられ続ける。
 

ことほど左様に失点を許さないバランスで、敵の中出しと同時にイッてしまうと1機失う、というのはやり過ぎ。
(イメージ的にえろいのは分かるんだが…)
クリアを目指すなら、これを食らったら、リセットしなくてはいけない…

プレイの腕を上げて、なんとかしようとしてみるが。
まぁそれでも、プレイして来る内にだんだん上手くなってくる。
 

ジャンプ攻撃してくる敵はうざいが、距離を取ればなんとかなる。
突撃してくる敵は、突撃前にダッシュで裏側に回ればかなり良い塩梅。
(常時ブルブルしており、攻撃前の動作が無いのでタイミングを読むしか無いが…)
 
状況判断が肝で、"ダッシュで有利な位置を陣取る"はほぼ必須のスキルである。
が…、ダッシュした後にもう一度ダッシュしようとすると、どうも受付が甘い…? 気がした…(硬直時間があるのだろうか)
 
“投げで巻き込む"事も有利な戦法として教えられるが、なら、組み中の優遇が欲しかった…(一時無敵とか、判定上、実は小さく計算するとか)
結局、群れの中に飛び込み投げ飛ばして全員巻き込む、といった(見るからに爽快な)事は出来ず、離れた単体の敵を敵群れの中に投げ込む、という状況のみに使える。
そういった状況を作り出すべく、位置取りが肝となる。
(この静的な要素も場合によりけり悪くないが、本作はベルトアクションに期待するアクティブなイメージとは離れた要素が幾つも積まれているので、不満になる)
 

攻撃力がデカイ巨体が後半から出て来る。
気を付けろとは言われるが、パンチモーションの初めの段階から既に当たり判定あるので、あっと思ったら食らってる。(普通、振りかざした時にダメージ判定は発生させない…)敵の攻撃後の硬直も無いし。
やはりなんとなくの攻撃間隔と間合いでのみ、攻撃タイミングを測る事になる。

敗北エロは、すごい良い。

敗北エロのテキストの執拗さや、描写能力が大変エロイと感じた。抜ける。
(何故か少女の完堕ち寸前で切り上げてしまうのが欲求不満だけど…)
 
いわゆる悪堕ちだが、少女が快感に流れていく、"言い訳"の部分が大変上手い。
また快感の強さの描写も比喩を交えたり、工夫が凝らされているね。
 
後の面ほど激しい堕ちぶりなので、頑張るモチベーションにはなるか。

細かいこと
育成画面時、必要な精液が、膣射か口射か地味に分かりづらい。
文字色変えるとかアイコン形で統一するとか、左と右に分けるとか…のほうが良かったかと。
あるいはもう上げられない物は、X打つとか。
 
イカすのもイカせるのもボタン連打な訳だが、シビアな操作が求められるベルトアクションの中では、ボタン連打が求められる頻度が高すぎるのも気になった。
例えばQTEの様に、ここぞという時でボタン連打があるのは気持ちいいと思うのだが…
(同じ連打でも移動キーぐるぐる押しの方がまだマシだったような…?)

製品版プレイ2(クリア)

NOMARL、やっとの思いでクリア…。ラスボスは結局、淫撃SPで押し切ったわ…
SP連発で勝つと、どうも負けた感があるなあ…。
しかしクリアしても、回想全コンプは無いみたい…?
 
お豆知識。
どうもキーボードの方が操作性良いっぽいです。
自分はゲームパッドでやってたけど、たまに操作が上手く入らない事が確かにあったね…(ダッシュとか)
 

しかし最後の最後で"今までにボムを残しておけば…"と来たものである…
つくづくベルトアクションとは違った、温存・戦略的な要素が目立つなと…。

こんなに腹立つACTは久しぶりやぞ…
結論から言えば、めっちゃくちゃ腹立つと思う。
クソゲーじゃないだけにやってしまって、余計腹立つ。
 
見た目、爽快かつオモシロソーなベルトACTで、実際そういう面もあるのに、細かい仕様で"期待が裏切られる"事が多いというか。
製品版プレイ1で挙げた事に加えて
 
●ジャンプ攻撃・突撃の当たり判定が縦に広すぎ。奥行きの回避がほぼ無理。ベルトアクションの意味なし
●性感度は、面クリアしても死んでも回復しない。ずっと引き継ぐ。こうなると、いつかはやられてしまう。耐え凌ぐモチベに欠ける…
●性感度MAXと同時に中出しされると1機死亡な訳で、MAX近くなったら自分から緊急回避でリセットしないといけない。そしてそうなると、緊急回避後もピヨり確定…
●こっちがバシバシ殴ってるのに、なぜか敵から反撃される時がある。ベルトアクションで一旦こっちの攻撃が入ったら、敵の反撃は操作ミスでないと納得できへん…
たぶん原因は、敵との距離が連打変化の条件になってて、一撃殴る度に微妙に敵が後ろに下がり、期待していた連打が出ないからか?
●"攻撃が強い大きい怪人"、足がツツーと滑りながら連続攻撃しつつ移動して来る。しかも背面にも当たり判定。なんやそれ。納得でけへん
●ただでさえ突撃されて飛ばされ、ムカついた所にすかさず覆いかぶさる敵。この淫魔が"ここが感じるだろ?"などと言おう物なら憤怒である
(一応プレイ中は少なからず、主人公に感情移入してる訳で…。いや男だからこそ、言葉責めに無性に腹立つのかも知れん)
 
などが思い付きますが、もしかして上記の"ゲームパッド時のレスポンス不具合?"のせいもあるかも。
不具合あるならゲームパッド対応は止めて、パッド変換ソフトを付属配布じゃダメなんだろうか…。
 
結論から言って、同人ベルトアクションってのはまさに期待のジャンルであって有難いのですが、やっぱり初めに危惧したように"今回も惜しかった"なと…。

細かいこと
ジャンプ突撃してくるマント怪人には一応、予告動作的に光が集まるのね。まあ角突撃にはやっぱり無くて、常時ブルブルしてましたが。
5面の連続キック攻撃怪人といい、いちいち動きがむかつくんだよなあ…。(坊主憎ければ袈裟まで状態になってるかも)
 
これゲームオーバー一回するごとに、少量の精液の加点があれば救済措置になったんじゃないかと。

作者さんブログ:
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