ドット彼女 感想(製品版)

RPG,R18製品版の感想


ドット彼女[ギンギラドット☆スター]

概要

海辺を歩きまわり、たくさん居る女の子と好感度を上げてエッチ…というゲーム。
色んなアイテムや実績解除もある様子で、豊富なイベントが予想されます。
15日という時間制限のなか、舞台は昼・夕方・夜と変わっていきます。
メインヒロイン8人に加えて、サブヒロインも何人か、そう広くはない海辺に存在しているという感じで、まさにギャルゲー・ナンパゲーかくや、という感じです。

メインヒロイン相手だと、リングメニュー的に行動を選択(ちょっと小さくてみづらい)

“同級生"的なシステムを見下ろしRPGに持って来たような…。世界観的にも。
(まあ見下ろしRPGなら"移動先に誰も居ない"とかは一目で分かって便利ですね)

なんかもう凄いドット

立ち絵すらドット風味

見た通り、全てはオリジナルかつ独特なドットで構成されており、凄まじい世界観を構築しております。
本作、最大の見せ所と言えるでしょう。
(サークル名がそもそも{ギンギラドット☆スター}ですし…)
なんだか一昔前のパチンコの液晶のドット臭さも感じる…異質な存在感となっていますw

エロもドット

いざエロ開始となると、ヌルヌルと動くドットアニメ。この衝撃はなかなかの物が。
おまけに"女の子が自動で喋ってる(喘いでる)なか、好きなタイミングでイケる"射精ボタン、は面白い発想でした。
選択肢で色々できますが、水着をずらしたり、乳を揉み揉みとかもしたかったかな…。
性感が溜まって選択肢が変化するような…状態の変化、を起こすコマンドが欲しかった。
(他の娘とのHではあるのかな?)

戦闘

なんか[ナージュ・リーブル]ぽいw

素晴らしい気合の入り方、まさにオリジナルな戦闘画面となっています。
見た目の派手さに比べて、けっこー単純で、いい感じに気分転換に。

プレイバック・90年代

ゲームの動機が"恋愛の女神の後押しを受け、ナンパしまくり"という物です、何だかやたらと懐かしい気分になる…w
正直、カルイ感じでコミュ力高い主人公とか、"彼女連れでヤンキーと殴り合いして喜ぶ"とか、こちらまでDQNになった気分です。
海辺に居るのは女の子か、それを除けばヤンキーかホモフレーバーを漂わす男が大半で、ぶっちゃけて言うと、全般的に暑苦しいか、うざいかのどちらでしたw
(愛すべき世界観ではありますが)

意外に面白いミニゲーム

ある意味でとても同人らしいのですが、さて最近の…、そしてエロ同人ゲーをやる層にはウケが良いのでしょうか…。
意外にエロRPGやってる層って、保守的だと思うんですよね。
[パロゴンクエスト]やってる30代くらいの層と、ツクールの女主人公モノやってる層に大別できると思うのですが。
両方とも自分の定義した"エロゲー"という枠から出てこない感じ。
このレトロさ加減、独自加減… はちょうど二つの層の間に落ち込んでしまうような…。
新しい需要を掘り起こすには、相当洗練したデザインか、二次創作だとか…入りやすい入り口が必要でしょう。
このゲーム、プレイし始めは世界観に圧倒され、色んな要素(アイテム)、多いヒロイン…そしてそれらが狭めな海辺にギッチリ詰まってる感じで、軽く"うわっ"ってパニックになりますし。
滑らかに着地すべく、初めに人もまばらな海岸を歩いてみる…といった緩やかな導入部分が必要だったでしょうか?
いきなりナンパ開始、ってのも必要部分だけ取り出した同人らしさですが…。
慣れて来て女の子と知り合えると、"Hシーンみてー!"となります。そこを素直に楽しめば良いかと。

懸念

体験版では15日のうち初日しか出来ませんが、以後、雑談してHな話して、プレゼントして… っていう女の子攻略がルーティンワークになりそう…と感じました。
たぶん色々イベントもあるでしょうが、狭い海辺でやる事、大別したら大体同じ作業をやる事になりそう…な。
クラゲ・コイン・不良倒しとかの実績も、女の子攻略に関わって来るかな…少なくとも幅を劇的に広げる物ではないかなと…。
やはり"海辺で待ってる女の子に通い詰める"より、例えば"一緒に冒険して好感度上げる"方がメリハリに富みがちなもので、そこは比べちゃいますかね…。現代モノらしいアレンジが今後あれば良いですが。
まあ製品版、2日め以降に期待です。

製品版プレイ1

[ダッチロールシティ]みたいな、日数による変化とフラグが入り乱れる…RPGだと思っていたのですが、少し違いました。
日数は基本的にそれ程重要ではなく、話し掛けた回数が大事。そしてフラグが進行する話は1日1回まで…という制限に使われている、という感じです。

彼女連れでケンカするDQN気分

つまり1日めも15日めも、モブキャラなんかは同じ事喋ってたりして、そういう意味での楽しみは無し。
2日め以降で新たに加わるイベントもそんなに無く、基本的に1日めで把握した状態から、後は繰り返しメインヒロインに話し掛ける、というルーティンワーク。
行動制限にしても、行動ゲージ回復するアイテムとかもありますしね。

実はHな会話をしまくって発情させると、少しの恋愛度でばんばんHできるという(ハルナちゃんにセクハラするの楽しいな…)

付け加えるなら、女の子と仲良くなるにはプレゼントが効果的、その為にパンツ集めかクラゲ集めか不良倒し、それでコインを貰ってお金に換金… という事の繰り返し。
新しいプレイの可能性を示唆する実績ではなく、ただプレイ時間を長くする"チェックの為の"実績はつらいですね…。
それも結局面倒くさくなって、終始雑談を選ぶばかりになっちゃいました…。

デートできるようになり、茂みにいくと歩行キャラのドットHという…(ノーマルのも充分ドットHだが)ドットラブ、ここに極まれり?

ナンパゲームという本作のコンセプトは、ADVなんかで用いられる事が多いですが、果たしてRPGで"基本的にこちらが話しかけないと女の子イベント起きない"+"女の子に対するコマンドは毎回一定"+"変化が無い日数の繰り返し"ってのは相性悪かったのでは…と思ってしまいます。
ドットーな見た目は良いのですけどね。
外見とは違い、15日という長い尺の中では、底が深いとは言えないプレイスタイルになってしまうのは残念。
また、メインヒロインのHドットシーンも全キャラ、顔差分だけで体位が共通…というのは、難しいとは思うのですが、やっぱ"ドット彼女"を標榜する物としては悲しいかなと…。意外にドットH、少なく感じちゃうし。

 

むしろサブヒロインのHの方が、しっかりフラグ立てもして、Hもバラエティ豊かだったり。
正直8日めくらいで飽きて、特殊道具で最後まで飛ばしてしまいました…(そして衝撃の結末)
ただ、エロRPGにしては珍しい、和姦Hモノとしてはやはり、凝っていると思います。
恋愛度に比例して、断られた時の反応も違ったり。2回めのH差分で、エッチだなー(ニヤニヤ)と愉しんだり。
絆を深めてHする事の楽しさがありますね、やはり。

ひたすら恋愛度高い状態で話聞いてたら、家に来てくれた。恋愛度に応じバリエーションかなり多いかも。(ルーティンワークで見落としがちになってしまうが…)

事前・事後の反応も良いです。自分の処女血にパニックになる子が居たり(ヒロインの処女率多めですし)
関係ないけどメインキャラにメガネ子が欲しかった…気も。

ネタバレ 

製品版プレイ2(ヒロイン全員攻略したが…)

製品版プレイ3(真エンドなんてあらへんかったんや)

ギンギラドット☆スターのBlog : [新作]ドット彼女