Rogue of Abyss Dungeon 感想(製品版)
ローグライク(不思議のシリーズ)+エロ。
この意外なほどに開拓されてない分野は[MaiDenSnow Eve ~さる前夜祭~]などが予定されていますが、その地に新しい作品が降り立ったと聞き、プレイしてみました。
概要
お師匠様に指示され、街に降りた恥ずかしい格好の女主人公が、エロったりダンジョン攻略したり。
街の地下にエロイベントは集中。混浴の温泉や、ソープ、いきなり襲われてレイプされる…など。
そしてダンジョンの進みに伴い、街のエロも次々現れる…といった感じのようです。
…いまいち疑問形なのは、海外の作者さんらしく、どうも日本語的にぎこちない所があるので…
(しかしエロシーンの文章は流暢なので、ここだけ翻訳頼んだのかな)
エロ仕様
主人公はかなりの天然らしく、自分をレイプした男に対して"嫌だけど、処女を奪った男の人には操を立てなければ"と従ったり、混浴風呂で挨拶と称してちんこを握らされたり。
黒髪で天然な娘がセクハラを…というのは[天然娘の小冒険]チックで良いのですが、まあ典型的な女主人公モノのエロではある。
ローグのシステムにエロが一切関わらないのは、ちょい残念…
あと設定的に処女と強調されますが、処女差分は特に無く、あっちでは処女レイプにも関わらず感じ、こっちでは(処女を失ってるのに)操を奪われた、と怒り。
みたいな事もありました。
操を立てると言ってたかと思えば、諭され、"私の好きなのはおちんちんさんです! 世界中の恋人に愛にいきます!"と閃いたり、たぶん処女だけど天然でエロい…って描写がしたかったのだと思いますが、
なかなか日本語的に心の機微を追えておらず、エキセントリックな言動になってる感じも…。
ローグライクは?
ローグライクとしてはまあ…それなりにしっかり出来ていて、それなりに面白い。
ただここも説明が不足してる所があり、なかなか意味を掴みづらい。
遠距離攻撃してくる敵や精神度(ほぼ満腹度と同じ)を毎ターン減らしてくる敵が居ますが、メッセージによる補足や演出もほとんど無くて、分かるまで頭を捻った…
装備するまで武器の能力差が分からない・精神度が0%になると即死なんですが、やばい状況でも特に警告無し、
アイテムを拾うマウスクリックの精度がちょっと低い(あと所持限界で拾えないなら、キャンセル音鳴らして欲しい…)
みたいな細かい所でちょっと萎え、
加えて、グラフィックも地味かつ、種類はそんなに多くない。
ランダム生成…と思いきや、何種類かのフロアから選ばれる仕様…といった、ローグ特有の"奥深さ"を感じにくいバランスでもあり。
(そういえば巻物とかも見つけられませんでした。あるのでしょうか)
個人的には、プレイを続けるモチベーションがなかなか湧きませんでした。
レア武器拾うとやっぱ嬉しかったり、頑張って作ってある…とは思いますが。
操作説明
冒頭でチュートリアルされますが、説明書付属してないので、ここでおさらい。
●WASDで4方向、QZECで斜めにも移動可能
●Xで階段を降りる、もしくはその場足踏み。
●しかし攻撃、調べるは対象をマウスクリック
●数値キーでモード切り替え(会話・攻撃・弓矢モードなど)
他に、説明はありませんが
●アイテム装備は項目をダブルクリック
●弓矢発射は、弓と矢を揃えなければダメ
●宿屋の店主は毎朝、話し掛けるとパンをくれる
となっています。
ローグ系ですが方向の概念が無く、おかげで使用キーがだいぶ少ない印象。
そこを差し引いても、操作系に残念な所があり、ここでもちょっと継続プレイする気がね…。
メッセージ送りもキーボード対応しては? とか、
“調べる"は体当たりでも良かったのではとか、そもそもモード切り替えはアイコンクリックにも対応して欲しかったり。
(切り替えが地味に面倒なので…)
足元のアイテム、Xでも拾えて欲しいとか…
イレギュラーなケースを切り捨てれば、キーボードのみ、もしくはゲームパッド対応できそうで、ちょっと勿体ないのではと…。
RoAD KeepersのBlog : 『Rogue of Abyss Dungeon』不具合・サポート用
ディスカッション
コメント一覧
とはいえ。本物のローグライクみたいに、キーアサインが20個弱もあっても困るんですがね。
ところで——私だけですかね。キー反応遅かったり。キーちょん押ししただけで2歩も歩いちゃったりするの。
ゲームのほうはというと。店から金払わず出ると恥じらったり。なんか辺なところこだわってるなぁ……。
ねこに話しかけると、口がωになったりしますよねw
外国の方が萌え系のヒロイン作ると、なんか妙に味が出たりします…
まあ操作はざっくりで…1マス間違えたら死ぬ、みたいなローグライクを当て込むときつそうですね。
自分はたまに2マス進むけど、まあそんなに気にしませんでした
作者さんは初作だと思うので、意見収集して次回作に期待…なんですが、考えてみれば言葉の壁があって、それもきついかもですね… 難しい所です