APPFORCE 感想(製品版)

STG,R18製品版の感想

エロSTGが来ましたよ!
月に1本出れば良い方というこのジャンルですが、なぜかこの胸を熱くさせる物がある…。
という訳でやってみました。

概要

操作はショット、"銃の持ち替え"、ボム。
アイテムゲットで弾種を3種類からセレクト…と、(弾幕系でなく)いかにも昔のハドソンぽいような、クラシックなSTG感覚。

画面に対して敵が大きく、また一度にたくさん出るので、よく押し切られて死亡するケースが多いでしょう。
初めはかなり難しく感じますが、一度クリアしてからだと、スイスイ進めるから不思議。
つまり敵の出現配置を覚えて早めに殲滅する→次も楽に。
腕の向上…という構図なので、リトライする内に自然と進めるようになります。
(よく言われる事ですが、弾幕の隙間を縫ってかわす…という、個々の運動神経に依ったものだと、苦手な人には一定以上進めなくなる)
ゲームオーバー時にセーブされてステージセレクト・難易度選択もあるので、まずはEASYで一巡りクリアしてみるのも手でしょうか。
ノーコンティニューで全面クリア、あるいは難易度かハイスコア? で解禁されそうなシークレット要素もあり、2周目も頑張れそうな。

全5面。3面では訓練という形式でずっと宇宙空間だけど、4面からは本番。街での防衛戦、そして…

面構成も古典的、2面はとぐろを巻く固いオオムカデが邪魔で、よけつつステージが進行したり(弾をけっこう撃ちこめば倒せるので、稼ぐ事が出来るのもまた、期待通り)
3面は飛んでくる隕石の爆砕面だったり。
良くも悪くも昔ぽいSTGで、あの時代を詳しく知ってる…古いゲーマーほど懐古でワクワクして楽しめそうではある。
“そうくるかあ"みたいな。
(後ろから突然出てくる敵に死んだり、結局デフォの赤ショットが一番強い…? って辺りも、あの時代の"ありがち"というか)

ボス。この解像度ならもっと映える手段もある気がしますが、あえてドット…!

逆に言うとそんなに目新しい部分を感じなくて、今の時代のSTG、ましてエロSTGとしては…って意義とか考えちゃうと、少し物足りないかも。

見所

STGとして意趣を感じるのが、"銃の持ち替え"。
これは巨大な銃を右側か左側に構えるか、というもので、右に構えていればそちら側の敵弾を消せる(いわばビット的な)
しかも弾を消すほどボムゲージが溜まり、いざボムを使用すると敵弾が丸ごとスコアアイテムに変わって、1UPも近づく…という流れは、なかなかスマート。
ボタン1つの簡単な操作でありながら状況を判断、ちゃきちゃき持ち替えるのは、なかなかカッコ良くて、地味ですが手応えある面白さ。

ほか、要所に入るムービーがボイスありで豪華なのも、見所でしょうか。

エロ要素

エロとしては各面のクリア後に、会話シーンがあり、そのままエロへなだれ込む形式。
エロシーン自体は少ないですが、一回で複数の行為、最後にはAE製のアニメ再生へとなっています。

塗りとかも丁寧、ボイスあり。
ここも豪華なのですが、ただ…言うなら"ご褒美エロ"からそんなには出ておらず、いきなり感があって、そんなにSTG部分と噛み合っていないかも。
キャラや立ち絵も多いのに、そんなに活躍できる場面を語られないのは、むしろジャンルが足枷になってしまっている感じ…
それが正解かは分からないのですが、"死んで慣れる"系+自機女の子という事で、STG中はダメージ脱衣、ゲームオーバーで面ごとのエロ、それも死んだ回数で変化…とかなら、もうちょいエロ雰囲気も事前に出せるのでは、と考えたりしました…。

細かいこと

あと思ったのは、自機がメーターや顔グラに被ると見にくいので半透明にならないかなとか、せっかく顔グラあるんだから残HPで変化して欲しいとか、2面ボスとかちょっとダメージ当たってるか分かりづらかったかな…とか。
古典的なスタイルである事は分かりますが、ザコ戦とボス戦では死ぬ要因が違うので、ボスで死んだら、そこからリスタートしたいなあ…とか思ったり。
(ザコ戦はもう攻略策立て済みだから、メンドイってなった)
しかしそもそもSTG、ましてエロSTGってものが、完全にマイナージャンルぽい扱いってのが根本にあるのがキツイですよね…。
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