Way”” 感想(製品版)

テーブルゲーム,R18製品版の感想

この作品は"クリアしたが、いまだにシステムが分からない"という言葉を聞いてから、興味が湧いてきました。
体験版がムービーとか(今は説明書も付きましたが)既プレイの人の感想を見ても、どうにも要領を得ない。
そして、にも関わらず過去作も今作も、伝説級に売れている…!
言ってしまえば、しょせん花札ではないのか…? 一体なんなんだ、その核心を知りたかったのです…!

製品版プレイ1(概要)

とりあえず3時間30分遊びました(第二章の途中)
しかし未だに全貌が"掴めた"感じがしないのも確か。
というのも原因は幾つか合り、そして、この作品の"面白さ"に欠かせないものが大半…かも。

本質的には、幻想かつ壮大なノベル+要所で花札して勝って進む、というシンプルな構造だと思います。
(昔のPCゲチックな?)
ただふざけた妙なテンションと(エロ的に強調された女体と)、幻想的な舞台、そして"夢が終われば全てが消える。だが呪いだけは持っていける"といった…悪霊や呪いといったものをベースにした、痛みが伴った本格的なファンタジーを感じさせる設定、そのストーリーの中でじょじょに謎が解けたかと思えば、またひっくり返される展開。
(こうして書くと、スゴイ幅がありますね… ちょっと[プリンセスサクリファイス]を思い出してました。規模は今作の方が上ですが)

数多い美しいCGや、特徴的な楽曲はまさに"この作品独特"といた体験を与えてくれます。
…そしてそれに絡み、がらりと変わるシステム(レイアウト)、そこから一気に増えるゲームモード。
それらが織り成して、物語でさえも時間軸が危ういというか、多層的な雰囲気を醸しているという…
“そりゃあ混乱するよ!"と突っ込みたくなりますが、一つの世界観としては安易に"こうしたら"という事が言えないのも確か…うむむ。

花札

基本的に物語上のターニングポイント、敵を倒したり(あと女の子を発情させたり)で行われる花札。

猪鹿蝶の代わりにネコ鹿パンダになってたりするが気にするな!

基本的には、札に書いてある月の数が同じ札を取れる、そうしてストックした札で役ができればOK…となっています。
細かく言い出すと、HPを使ってここぞという時にエクストラ札を出したり、全3回戦だったり、一回戦を勝った時にスキルを使えたり、召喚したモンスター達の支援を受けたり、
あと一章の目的は狩りですので、敵を倒すと肉をゲットしたり、未鑑定の装備品を手に入れたり(呪われてたり、ちゃんと鑑定の巻物があったりします)
しかし…

花札を知らない人でも もともと花札自体が単純なゲームなのです。 絵合わせしてると何となく役ができます。

と説明書にもありますので、繰り返す内になんとなく強くなって、おクリアできたぞ、で良いのではないでしょうか…多分…。

UIはどうなんだろう

とりあえず自分としては第一章のUI…というかレイアウトで言うと、幾らなんでも詰め込み過ぎではと感じました。

“食材"の数は、それを調理してくれる女の子にマウスオンしたら出してくれればいいのに、とか(その割には、調理ができない時に理由が示されない事があるような…?)
支援ユニットの一覧も常時出さず、セットしようと空き欄をクリックしたら出ればいいのにとか、
狩りの移動先も全部をマップに載せず、帯状の所に一つだけ表示、あとは左右に流して前へ次へ…とかでも良いのでは…と。
今のレイアウトだと、慣れれば全部ボタン一つで出来るって利点も分かりますが…。
初めに取り掛かった時に、わわっ!? と困惑するのも確か(腰を据えて遊んで欲しくて、だから体験版無いのかも知れません。初見で判断されたくないから)
1章終わってからがメインという事で、SLGぽいモードやハレムモード、お触りっぽいMODとかもあって、しかもSLGでゲットしたおにぎりはハレムモードで有効に使える…みたいなやり込み的繋がりもあるみたいですが、正直まだ理解できてませんので、次以降の感想で書こうと思います。
…正直始める前は、独自のシステムとか"面倒臭そう"だったんですが、やってみると胸を打つものが。
小気味良く美しい演出やストーリー、そして恐らくシステムを把握していく過程も含めて?
“よく分かんないけど面白いし、圧倒される"って感覚。今のところは。
始めたら結末を知らずにはおれなくなる…
(あんがい、正統派ノベルの楽しみなのかも? 自分はノベルをあんまりやらない人間ですが)

エロ ひくひくアナルかー

まだ全体像を把握してないですが、第一章のエロはえろい部分が強調されまくった絵で、まんこぷっくり、アナルひくひく、尻のグラインド(アニメ)、
更に女性器やアナル、挿入までのテキスト描写がしつこくされておりました。
意外にもエロ頻度低かったのですが、まぁそれも第二章以降は、ハレムで好きな時に補充可能と。

製品版プレイ2 第三章までクリア

プレイ6時間30分。
メインシナリオ、全7章(1章はチュートリアル)のうち、3章までをクリア。
1→2章で1000年後ってのも凄いですが、3章も主人公が指揮側の人間から、率いられる一兵卒に変わったり。
語るべき物語の視点に伴い、主人公も次々変わっていくんですな…

唯一無二な長編えろファンタジー。お話をまとめてみる

主人公たちの親玉は、魔剣を作れる魔神。剣の巫女という凄い女神から逃げている、剣の一族を庇護している。
魔神はある日呪いが向けられている事に気づき、原因の人物を殺すように、自らの影に命じる(2章)
何やかんやあって(=セックス)呪いを放ってる妖魔と仲良くなった影。
妖魔が所属する人間側も剣の巫女に攻められ、風前の灯火という。手を組む事を考える。
まず人間側の皇帝に反旗を翻した7人の貴族が尖兵として立ち塞がる。そして貴族らもまた勢力を広げるため、人外のダークエルフと手を組んでいた(3章)
そして剣の巫女直結の兵力的な、残りの剣の一族(12部族からなっていて、主人公たちはその内の1つ)との戦いも…

人間の身で女神の助力を授かる、という事の重さがしっかり語られる。深い描写力

こんな感じの中に、政治や軍、同じ部族なので出来れば殺し合いたくないな、みたいな思惑もあり、部分部分は深く描写されますが、"話の繋ぎ"はあえてぼやかした様な所があって(なので視点の変化や、時間軸の遷移があると戸惑う)
あとハートフルおちんぽファンタジーな、ギャグ成分もあるので…まさに唯一無二で幻想な、長編ファンタジーとなっております。
探索したり敵と戦ったりする場面で花札しますが、どちらかと言うと物語を見てる時間の方が長いかも。
まだ物語の途中、1章→2章の間に何があったのかという大謎がありますし、そもそも剣の巫女の求愛を人間の皇帝が断ったのが発端らしいのですが、そこも大謎に絡んでいきそう…という所もありますし。
お手軽な気持ちでプレイすると、割と挫けるかも知れない。
ただプレイ時間が増えるにつれ、胸を打つ感銘(とエロ)は深まっていく。

調教モードもこれまたアイコン数が多い…。まずモードごとにルール把握の一手間が…

とりあえず本編シナリオのHシーンは1章に一つぽい?
メインの章をクリアするたび、別モードで調教できる女の子が増えていくのは嬉しい。
それぞれ性器が名器とか普通とかって設定があって、他では見ないくらい執拗に、性器の具合やらをたっぷり語ってくれる。
それが女性ごとに違うので、まさにハーレム感が出るのでした…