淫獣と魔女とその娘 感想(製品版)

魔女見習いの主人公が続々と侵入してくる淫獣に対し、事前に罠を用意。
あとは自ら魔法を放ったりで退ける、というゲーム。

２．５Ｄというか、奥に倒した擬似３Ｄの画面構成

流れとしては罠設置→敵が押し寄せてくる防衛ターン→罠設置…　と、タワーディフェンス(ＴＤ)ぽいですが、違うのは防衛ターンにも主人公を動かせて、戦えること。
ＴＤにアクション要素も混ぜてる感じ。
個人的にＴＤは…一度詰まってしまうと、要はパズルなんでもうどうにもならない、って事が多いのですが、今作はその辺りの不満解消をだいぶ研究してるのかな…と感じました。
適度なアクション要素のおかげで、奮闘すればなんとか挽回できますし、そもそも手に入ったお金で罠設置しまくれば、ほぼゲムオバは無さそうな難易度。
(ただそれだとお金が残らず、犯されエロの回想を買えないぞ…という。ちょっとした制限ですね)
もしそれでも負けるようなら、ゲムオバ時にお金がちょっと溜まるので、罠強化もできて再戦できるという。

そんな感じで基本的には緩そう…なんですが、主人公のアクションでなんとかなる範囲と、罠に頼るべき所が明確(オオカミは主人公より移動が速いので、かなり手に追えない。魔蝶は攻撃が当てづらい)
３種の罠も、強弱関係が分かりやすい(オオカミには氷、だがゴブリンの隊列にはすぐ押し切られる。逆にゴブリンには火が有効だけど、奥行きのカバー範囲が狭かったり)
バランスが優れてて、適度な忙しなさが楽しめる。

エロ

エロ要素は犯されエロだけかな…、敵にぶつかるとダメージ脱衣、そして全裸状態でぶつかると犯される。
ＨＰ減で淫獣のピストンが早くなったりはするものの、基本的には仕草の変化が無い…ってのは惜しい感じ。

どの敵に負けてもモノローグテキストが一緒なのも、ちょい寂しい

ＨＰ０になるとそのまま敗北モノローグに入るのですが、その時の犯されアニメも同じ物。
“快楽に堕ちた"と言ってるのだから、奉仕的な動きをしてたり、腹ボテだったり、輪姦だったり…動きの変化が見たかったかも。

ただオークの犯されアニメなんかは、挿入される前になんとか逃げようとしたり、腹ボコになって血がぼたぼた落ちたりで、かなり興奮。光る所を感じられました。
(製品版以降もこういう酷い系が多いと、捗りそう…)
ギャラリーを見る限り、犯されは全部で１２種類?
予定価格が735円という事で、ゲームもエロもけっこう気の利いた作品として、イケそうかなと…

立体である意味…？

基本的には、なんとなく進める感じ。
それはそれで楽しいけど、例えば同じシステム(ＴＤ＋アクション)でも、見下ろし画面でドット絵とかなら、クッキリした面白さになったのでは…という気がしないでもない。
奥行きのある画面構成＋マウスで照準なのに、弾は正面だけ(手前や奥に当てられない)がもどかしいとか、立体であるがゆえにＴＤとしてはチョット駆け引きが分かりにくい…とか。
ただそういう自分も、奥行き画面の新鮮さにはおおって思うし、この独特な"なんとか出来る"防衛ゲーム感も好きだし…やっぱこれでいいのかな…?
(マウス照準も、忙しなくさせて何となく楽しい感じになる、って効果はあると思うし)