エリー珍道中 感想(製品版)

RPG,R18製品版の感想

エリー珍道中
エリー珍道中[フローラルの香り]

独自システムでテンポの良さとエロ

前作[スーパー村守りRPG]は(往年の3分ゲーコンテストみたいな)時間内に武器を整えるんだ! というシステムが割と面白いものの、エロはちょっと…という感じでした。

本作ではエロRPG"らしい"ものをどんどん取り入れる…という姿勢が感じられ、独自のシステムがかなり快適、そこに細かいエロがテンポ良く絡んでる。
(*ふつう自作システムって変に凝ると思うのですが、処理を良い感じに省く方に注力してる)

このテンポ+細かいエロってのはやはりある種の方程式で…([天然娘の小冒険][ゆらぎの村の仙狐]辺りを思い出しましたが、そこよりも快適さは上)
粗い所もあるんですが細かい事はどうでも良くなり、手軽に・なんとなくプレイできてエロいし、ちょっとした手応えも味わえると。
女主人公モノとして妊娠~風俗、光闇ゲージが淫乱度の代わりでエロ発展、処女クリアも可(特にシナリオ変化しませんが)…って要素を抑えると同時に、一度でも出産すると? 射乳差分や、一部に妊娠エロ差分とか…"これもあるんだ…あ、それも…!?"って感じの小嬉しさ。

風俗の、本番だけはだいぶ後まで禁止、焦らされた客の前戯・愛撫で好き放題される…がかえって変態度を充実させてるし、体位(中出し固め)やらシチュやら、んほぉっな尖りめ同人エロ嗜好な部分も上手くこなせてる。

エロと同じくらいのテンポで入ってくる、肩肘張らないノリも好き 妙におもしろい

クリアだけなら1時間30分って所ですが、回想部屋によればエロシーンは33。
クリア後の世界のエロも多く、妙に得した気分になるのでした。
(個人的には短編なのに武器強化してみたり、カジノしてみたり、植物を育ててみたり…と色々"試してる感"があるのにそこを押し付けないところ、妙に脱力した軽いノリ、オリジナルシステムの新鮮さ…辺りも、息抜きになって好きだったり)

犯されてる仲間を助ける エロも一部アニメしたり、色々挑戦してる感が窺える…次作以降の成長が愉しみ

想像以上に楽しく遊べ、想像以上に使えた、これは思わぬめっけモノ…って感じですかね…。
(“名作"を期待すると違いますが…女主人公ものエロRPGとしては、佳作以上の出来かなと)