聖女マリリアの性処理巡礼記 (製品版)
「優れた作品なら、遅かれ早かれランキングに入る」とお思いかも知れませんが、実際にはそこから漏れる作品も多々あるのが現状。
(そもそも誰にとっても良作・誰にとっても駄作というのは存在しないでしょうし…)
例えば過去作があまり売れてなくて、最新作のデキが良い場合…など、見過ごされがちなパターンです。
個人的に[中出し露出ビッチ天使〜天使と人間はいいなかだしっ〜]は、かなりその例だったかなと(自分も体験版で結構面白いな…と褒めつつ、購入に至ってなかったのでアレですが…)
見た目からしてスタッフが同じかな? と思わされる今作、逃すまいとさっそく遊んでみました。
エロもシステムも気持ち良くできてるなって
予告版の限りでは、"良く出来ている"なーと。
RPGとしてはキャラ達の反応が楽しく、ゲーム心をくすぐるシステム的な捻りもあり。
そして初めからエロ行動しまくれる。
大きく分けてそんな三点が、クオリティーに寄与している。
主人公は明るく、ビッチ。
一応シスターでもある訳ですがお構いなし、むしろ主の導きと称して、初めから全力で全裸に・風俗店で働ける・露出オナニーもできるという。
(全裸になるには装備を外す、露出オナはスキルを選ぶ…という手間が必要ですが、全てショーカットキーがあるのも気が利いてる所)
全裸への反応も、ムラムラした男をドットエロで抜いてあげるから、
“宿屋の女将には黙って追い出される""道具屋の主人は、サービスという事で安く売って貰える"といった反応も様々で、良い感じ。
(全裸だけじゃなく、ダメージ脱衣の半裸だとまた違ったり…)
それだけでなく、風俗でのストリップや精通前のショタ相手の誘惑という、"ここで欲しいぞ"というシチュではしっかりエロシーン描写。
CGを複数使い、淫語や誘惑系のフルボイスへ。
露出オナニーでは女性からの蔑みボイスも…と、この"おっ、良いね"が積み重なるのは快い。
街エロだけでなく、戦闘に負けての敗北エロもあり。
ここでは(予告版では確認できませんでしたが)妊娠~公開出産という流れもあるそうで、この過激な一押しも嬉しいなと…。
服合成、強化、ダンジョンの道も開く!
淫乱ビッチですよ…ってRPGはそれ程珍しくないですが、システム的にも凝ってて遊び甲斐もあるのが本作。
特に力が入ってるのが衣装システム…、といっても、単なる着せ替えにあらず。
“戦闘時に着ていた服にも経験値が入る"ということで、衣装ごとに能力を上げたり、固有スキルを覚えたり。
そもそも冒頭から、戦闘か魔法スタイルの衣装かを選んだりしますし、自分で攻撃に特化した衣装へと鍛えたり、魔法と防御を伸ばしたり…カスタマイズできるのは楽しいところ。
(戦闘衣装ならアクセ購入、魔法ならMP回復アイテム購入が最優先…と戦い方がちゃんと変わるバランスなのも心憎いですね)
またダンジョンでは火や水、雷の魔法でのみ拓ける寄り道があり、ここで衣装のスキルを覚えているか、あるいは手に入りにくい巻物の魔法で代用するか…と試される場面も。
ダンジョンの仕組みに一役買っています。
もちろん着せ替えモノとして、たくさん集めると称号が貰えたり、エッチぽい衣装が街のそこら中で売っている嬉しさ、果ては
・服装感知スキルを使うことで、服が隠された座標を探知することができます。
・服とアイテムを掛け合わせることで、新しい服を作成できます。
という事もあるらしく、これは期待できるな…と。
RPGとしてもしっかり遊ばせる
難易度もベリーイージーからハードの4つから選択できる気配りですが、ノーマルは結構手応えあり。
単に物理攻撃してるだけだと、まずやられます。
まず衣装を一点強化してスキルをゲット(これも踊り子の衣装(TPを大幅獲得)みたいに、後から活躍しそうな衣装は後回し)
あるいは貴重な巻物(聖書)を使って、数回敵を倒さないと安定軌道に乗らない。
エロRPGではよくあるダメージ脱衣(破損)が、このゲームだと服経験値・衣装強化が行えなくなるので結構重要だったり、少しレベル上げしようかなって場面でも、服ごとの戦略を考えると、また違った感じでザコ戦闘できるっていう。
街もすこーし広めだったりしますが、基本のクオリティの高さで気にならず。
むしろ"じっくり遊べそう"だなと。
最近ではストレスを薄くしよう、エロだけ軽く見れるようにしよう…みたいなRPGも多いですが、それは飽きる前にコトを終わらせよう、というやや後ろ向きな姿勢ではあるんですね。
ウチはエロもやるし、じっくり楽しませるぞ、なんてオーソドックスな面白さを追いかけてるのが嬉しい。
実際、それに見合った作り込みがある。
(更に言えばDQモノみたいな二次創作に"じっくり遊ぶ理由"を借りず、オリジナルなのも素晴らしい)
ただ一点、心配があるとすれば…、初めから余りにもエロOKな姿勢なので、"どんどんえろい事が出来るようになる楽しみ"って部分はどうだろう…って所でしょうか。
しかしそれも物語が進めば、別のHぽいキャラが出てきそうで、杞憂でありそうではある。
初めはいきなり全裸・即スボって所に浮かれましたが、基本的な流れとしては”じっくり遊ぶダンジョンを大体2つクリアすると淫魔とバトル、淫魔は逃げ、街イベント(エロ含む)が進行”というのが一区切り。
その繰り返しで衣装合成が可能になり、教会に人は増え、町の人の見る目は変わり(エロする相手は増え)…と。
そこに毎ダンジョンごとに敗北エロを持つ敵が2~3体、という感じ。
しかしこの衣服でじっくり能力アップするシステム、存外に楽しい。
強くなって、更に強くなるために、一度下がる衣服システム
内心、初めの衣装を強化し続ければいいや…と思ってたんですが、強化限界があるので自然と、より強い衣装を求めることに。
言わば”一度能力が上がり、次のダンジョンでは更に強くなる為に、少し下がる(新しい衣装をメインにするので)”という流れなんですね。
そしてお金も慢性的に不足、敵も初めて入ったダンジョンではなかなか手こずる。
なので戦闘も結構多いが、これが嫌じゃない…というか時間が経つにつれ、ハマっていく。
衣装や、(衣装を強化して覚える)スキル5つごとに能力アップの称号を貰えるので、隠された衣装を探すスキルや、衣装合成でどんどん服が手に入ることが嬉しい。
服が持つスキルにしても、3大属性の道を拓く系から「3ターン全能力UP」「物理ダメージを全て回復値にする」「敵のドロップアイテム確率2倍」とかの強力な物がそれぞれ。
お金が貯まれば、経験値の本で服強化をアシストするか、服屋で売ってる新しい服を買うか? と悩まされる。
敵がたまに衣服の能力付加アイテムを落とすのも、予想外の喜び。
どの段階で新しい衣装へ移るか…というのも目下の課題。
だがかつての強化した衣装も無駄にはならない、ボスを相手にすると服破損する場面が多く、戦闘中に何着かの控えが必要だから。
…という訳で戦闘が多いと言っても、単に同じ敵相手にレベル上げ…とは全然感覚が違う。
自分で好きな所を伸ばしてる感、そして一定調子のリズムではなく、間に細かな変化もあるのでした。
そうこう試して、何とか進めるようになったらストーリーが進んで、新しいエロへ…という喜びですね。
振り返ってみれば、かなりのエロサービス精神
最後にちょっとした伏線と盛り上がり、良い話感を出しつつ。
冷静に振り返ってみると、かなりの”サービス精神”だなと…
町人相手のエロは必ず、前戯→本番の連続コースなんですね。
フェラ抜きでハイおしまいでも良いのに、このサービス。(ボイスもあるし)
罵られながらの「出産絶頂しゅごしゅぎいぃ」から、オナニーの最後(3段階目)は見てる周りもオナりだしたり、風俗はゲムオーバーEND確定の"肉便器コース"が加わったり。
服装40種、エロシーンは47と多いし。
(ただ終始感じまくりなので、ある期間だけ何らかの理由で絶頂がまんしなくてはいけないとかの変わり種も欲しかったかな?
個人的には絵のメリハリも、もっとあると良かったかな…なんてワガママも言ってみたり)
デブで包茎の男でも馬鹿にしない、「あらー皮被ってるー、良い臭いはコレのおかげね(はぁと)」なんていう女神ぶりでした(シスターだしね)
ビッチ物のRPGとして、高い水準でしょう。
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