魔剣士リシェルと淫神の監獄 (製品版)
この作者さんも、DL同人エロゲにおいてかなり重要な位置であると思います。
エロRPG黎明期でありまた、100円のRPGとしてヒットした[Hな女の子と遊ぼう!【RPG編】]は確かにあの時代、一つの仰ぎ見る対象でした。
そして[NAKED ORDER]は常時立ち絵+露出エロという、今を持ってもまだ煮詰められてない嗜好のARPGであり、これもまたリアル。
思うように制作が進まぬ苦しみに苛まれながら、そんな作者さんの2年ぶりの新作予告が来ました。
さっそくやってみたいと思います…!
エリアからエリアへ…移動自体が高いゲーム性
ミニゲームとか色々ある訳ですが、要は復帰(セーブ)地点を登録、次のエリアへ無事辿り着けるか…?
という、エリア→エリアと"動いていく"そのものが肝だと感じました。
RPGとしては「いわゆるフィールド無し」「敵シンボルが飛び交う中を移動」なんですが、様々なゲーム的な要素と相まり、より高い物へと昇華しています。
街(安全地帯)から街への移動が、単なる作業ではない。
移動そのものが面白いという。
それはARPGぽいUIに始まり(キー送りで回復アイテムにカーソルを合わせて使用!)
地面に落ちているコインを拾って集める、「赤色の魔法を取れば、一回だけ同じ色の敵を吹っ飛ばせる」に至ってはかなり古式なアクションぽくもあり。
敵シンボルにぶつかれば戦闘開始ですが、この戦闘も適度に頭を使いながらも、パスパスとテンポ良く進んでいくもの。
どこか簡単なパズルを解いてるという塩梅。
やる事は簡単なパズルっぽいが、バランス自体は割とすぐダメージが蓄積されて死にやすく、死ねばすぐ復帰地点に戻される。
そしたらまたリスタート、今度こそあそこをこうして、上手くやるぞ…なんて算段するのは、アクションゲームのリトライ感があり。
リトライしていく内に経験値が溜まって強くなっていくのもやり甲斐。
瀕死状態で敵から逃げるうち、広いマップの見知らぬ場所に逃げ込む…とかには、かなり探索めいた発見も感じたり。
通常のRPGがザコ戦闘モリモリで時間のボリュームを作る所、戦闘を軽く、移動をアクションと絡ませて楽しく遊ばせるのは、さすがと言えます。
安全地帯に着いたら着いたでエロ
エロも”動くこと自体が楽しい”って所を後押し。
特定の敵にぶつかればエロなカットイン、戦闘中ではエロ攻撃もされる。
犯された後は、汚れた立ち絵のまま進む。
宝箱を覗きこめばふいにマンチラ絵(主人公はゲーム開始時から下半身丸出し状態)
エロ罠に引っ掛かり、半裸から完全な全裸に…。
わざと行くなと注意された道に進み、がっつり犯されてみる…。
ようやく人に出会えたと思ったら、淫行に狂っているといったエロイベントに遭遇…
更に街に辿り着いた後は、「盗む」「武器を鍛える」「採掘ミニゲーム」みたいな感じで行動が増えていく。
盗んでばかりいると”罪業”が上がっていくので、この先、これ関係のイベントもあるだろうな…と期待も。
中には”売春交渉を行う”…といった事も出来るようになるらしく、まさに動く楽しみ×先に行くごとにバリエーションが増していく…だなと。
異世界のエリアから新しいエリアへ…言わば不思議のアリスっぽい構造なので、やや地に足つくまで覚束ない感じがするんですが、その辺りの説明を早く切り上げてるのも上手い。
カジュアルな楽しみを与えつつ、しっかりと遊べる…そういった期待を抱かせる予告版でした。
ポンポンとエロ。ただここぞっていうシコリポイントが…?
ただ一つ予告版で懸念を持ったのは、ゲームに合わせてポンポンとエロを出してるんですが、そのせいか、エロさが今いち"積もっていかない"感じがするかなと…
エロ戦闘とか思いの外、反応や責めが淡白だなと。
個人的にはここがシコリポイントと思っていたので、たまにあるアニメするエロシーン、むしろここにこそ欲しかったな、と…。
あと、戦闘に負けて犯されまくる…って垂涎なシチュが、意外にもテキスト数ウィンドー分で済まされたり。
ただこれも「売春交渉」の成功時はきっちりとエロシーンをやってたり、あと淫乱度とかも増えていくようですし。
序盤はテンポ優先という事で、製品版以降ではここもぶ厚くなっていくのかも知れません。
戦闘、売春、盗み、ミニゲーム。お金を稼ぎまくって先に進め!
川の渡し賃、淫魔の都市に入るための入場料。
行く先々でガンガンお金を要求されるけど、それに合わせてミニゲームが一度に2つ以上は提示されるし、普通に戦闘で稼ぐ、敵が固まってる所へ回復アイテムを買い込んで挑み、奥に眠る宝箱を目指す…といういかにも冒険ぽい遊び方でも良い。
そして基本的な行動として売春や、窃盗やらで稼いでもOK。
様々な手段で、稼ぐ手段を模索できる。
先に進めば敵もエロカットインも新しい物になっていくし、とにかく矢継ぎ早に変化していき、飽きずに楽しめるなと…。
個人的にはもうちょっと腰を据えてダラダラしても良いと思うくらい。いやいや細かい、そして贅沢…
中盤から充実、エロシーン
エロは中盤からかなりエンジン掛かってきた!
全裸の男たちが暮らす変態村の公開オナニーとか、立ち絵ですがかなりじっくり描画してやってくれて、ここを端緒にかなり興奮してきた。
カジノで負けると借金生活、金持ち相手の奉仕で返済することに。
タイムリミットギリギリの死の呪文を掛けられ、必死にアナルへの腸内射精をお願いして回ったり(本作、かなりの尻フェチぶり…)
大富豪への奉仕では、細かい選択肢で報酬が変化したり。
主人公のセリフや行動を選ぶのですが、お尻の大きさを謝らせてみたり、ご奉仕させてくれて有難うございます、先に絶頂して済みませんとか、卑猥な言葉を積極的に吐くとか…選んだら即細かく結果、みたいなのは楽しくエロかったな…
そして「グラス一杯分の愛液を出したら少しだけお金が貰える」「それだけじゃ大変だろうから、感度強化は無料でできる」というエロシーンがツボ。
欲張って2倍、4倍、8倍、と倍々に感度が上がり、愛液ジョボジョボと壊れていく主人公(選択肢)
そして上げ過ぎると遂にBADENDへ! 良いね…
窃盗等で溜まる「罪業」が一定以上だと、現れる処刑人。
他の女の子を数ターンに渡って犯していて、それが終わるまでに倒さないといけない…という工夫エロな敵。
負けると発生するエロも「どうせ淫界だし、いいかあ」と思ってる主人公の故郷に痴態を送るのでした…
ここ、幼馴染からの罵倒のセリフとかエロシーン長くて、良かったね…
ミニゲームとかもそうですが、色々な形式で、エロを試してるなあと(ただノベル的にエロシーン流して終わりではない)
また売春や、敵に負けてそのまま犯されるエロ基本形もなんだかんだ多いです。
ただエロシーンの長さに結構ばらつきがあるので、気に入ったシチュが短いと、ここもうちょっと…! みたいな、もどかしさがあるのは仕方ないか。
プレイ5:30でクリア…と思ったらBADエンド!
一回でも孕んでたらダメなのだ、なにしろ後半では3回の犯されに1回くらい受胎してた気がするのでこれはきつい。
(淫乱度高いと快楽ダメージ大きく、受胎も発生しやすくなる?
あと犯されてる時の表情も、喜ぶようになるような…、宿屋で寝てる時にオナニーするのは確認したが)
という訳で2周目へ。
思えば敵にやられてのリトライと金策に悩むゲームであった、
なので2周め以降はラストの分岐まで10分ちょっと、ストレートで行けるようになるのは有難い。
遂に現実世界へ戻ってきた主人公、OPから時折差し挟まれていた聖騎士部隊の危機にまさしく合流するのであった。
帰ってきた主人公が伝説の巨獣達と対峙するのは熱い。
普通ここをなおざりにしがちなんだけど、ここで初めて戦闘中の「仲間の支援」があり、独自グラの敵やチップと相まって、雰囲気出てる。
現界では敵の戦闘中エロ進行なんかも多くて、収まり切らないアイデアを感じたね…
クリアすると”万魔窟”解放。
こちらで戦闘エロやHシーン回想、集めた勲章が確認できる。
水の加護を得ていれば、初めの周では絶対行けなかった道も拓けたり、売春もやっていくほどカードLVが上がって(誘惑をマスターしてきて)有利勝ちのエロが新しく見れたり。
(あと多分レアな所としては「失敗したらすまん」みたいに言われてたワープが本当に転送失敗、そのままエロになる事も…)
やり込み充実って感じですが、二周目からはかなりテンポ良く進められて面白い。
全体的にかなり小気味良く楽しめました。
最後に振り返るなら…小出しのアイデアの集合が多いので、カジノでの借金返済みたいな…「もう一歩」クドい所が欲しい気も?
とはいえ次回作も楽しみです。
暇だからゲームでもするかさん、
同人ゲームの鍵さんも書いてる
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