CardQuest2 妖怪バスター・アカネ (製品版)

RPG,R18製品版の感想

このサークルさんは、ほぼ一貫して”丸呑み”を追求しておられます。
作品も寡作気味ながら、エロRPGブーム以前の確かなヒット作[Card Quest リディアの冒険]
エロACTの黎明期で、その後の方向性を決定付けた一つな気もする[りょなげの缶詰]
そして3D丸呑みに挑戦した(!)[Chrono o’clock]…。
全てリアルな輝きを放つゲームたちです。
そんなサークルの、3年ぶりの新作が遂に。そして[Card Quest]の続編という…
エロRPGも飽和となった感がある2014年現在、どういった展開になるのか…! さっそくプレイしてみました。

2014/12/16予告版の感想です

運と戦略がテンポ良く。カードをめくって行動を決める!

ノンフィールドのRPGぽいですが、あれは「戦闘をどう戦うか」に対し、こちらは「どう進むか」も重要。
すなわち、場に伏せられた6枚のカードの内、どれをめくるか…で行動が決まります。

基本的に「敵」カードを引いて戦闘に突入、勝利して次の階へ…となるまでカードをめくり続けます。
だからこそ「敵」を引くまでの準備が大事という事で、出来るなら、他の「道」カード(経験値プラス)や「アイテム」カードで体勢を整えたい。
(戦闘ではめくったカード数に応じて、有利補正が加わったりもする)
主人公のHPはデフォルトで"3"。
回避率がかなり高いので、無難にこなせればノーダメですが、ちょっと攻撃が集中すれば思わぬピンチに…というのは、適度なハラハラ感があります。

 ちょっとシレンぽい雰囲気?

そこで、回数制限のある「透視」スキルを使ってカードの一枚を見る、
「生気」を消費すればHPを回復できるけど、これは後々の戦闘の回避率が下がる、
あるいは手持ちの状況を考慮してアイテム使用するか…など、”運”と”判断”が上手く絡まってる感じ。
しかし1Fは6枚のカードという繰り返しで、程良い緊張感とテンポの良さが面白いところです。

いかにも丸呑んできそうなボス達(女性タイプ)

一定階進むと、ボス戦に突入。
このボスというのが、いかにも丸呑みしてきそうな敵たちなのでした…

 

敗北すればもちろん、粘膜と窮屈さと湿りけと咀嚼と暖かさと…みたいな、ねっちょりとしたテキストの丸呑みENDですが(即コンティニューが可能)

自分の乏しい知識では丸呑み=触手生物でしたが、やばい表情で女の子が呑んでくる…ってのも良いですね…

戦闘中にも隙あらば丸呑もうとしてきて、捕まってしまった主人公が三~四択の選択肢で何とか抗う…というのは、さすがの凝り方。
必殺技が可能なSPが残っていれば抜け出せる確率高いですが、単に「暴れる」では半々というところ。
必死に抵抗するも、少しずつしゃぶられ、責められ、弱っていく…というのはナイスな展開であります。
(残HPや生気の状況で、「モグモグするなぁっ」と暴れていたのが「力が入らなくなった…なすがまま責められる!」など、テキストも細かく変わっていく)

ボスを倒した後は、溜めたお金(霊力)で、能力強化・アイテム購入できるお店へ。
ここでどう強くなるか…が後にも影響を与えてきそうなので、ある程度カード次第でリカバリーが効くとはいえ、慎重に考えたいところ。
また後に行くほどカードの種類が多様に…という事で、楽しみながら進んでいけそうです。

 

適度な遊び幅に、キャラたちが映える特殊なエロシチュ

全50F。
次々と魅力的なキャラや妖艶なボスが出て、楽しい、まだ遊びたい! くらいでゲームクリア(99Fを目指すエクストラモードとかもありますが)

 この漂うセクシャリティ…野槌に呑まれると2回「暴れる」しないと出られない(それくらい深い)細かさも良い

そしてキャラ達に華を添えるのが、”暖かくて・ぬめぬめ・とろとろ”してそうな丸呑みや、小さくされておっぱいに挟まれる…といった戦闘中の拘束技や、敗北エロのエロティックなシチュ。
その魅力を楽しむのがメイン。
自分も始める前は、むしろシステムが目当てだったけど、クリアしたら”良いなあ…”となっていた。

 執拗にぎゅうぎゅうされ、ぬるぬるにされ、やはり吸収されて丸呑みへ…

フロア探索は、微妙に頭を働かせつつ、ランダム性を楽しみつつ、さくさくボスまで進める。
基本的には余裕だけど、適当に進むと意外に罠で削られるのが悩ましい。
ボスに着く前に消耗したくないのも確かで、そうなると旅立ち前のキャンプで”溜まったお金で一気に能力強化したいけど、どれだけ透視やおにぎりを買い込み、道中のリスクを削るか…”みたいなちょっとした葛藤が。

妖しいキャラと可愛いキャラのメリハリが良いのだ…

ボス戦では、敵の行動パターンを見抜くのが肝心。
なので初見では、溜め攻撃を拘束で解かれたり、ボス固有の技にヌメヌメにされたりで、なかなか有効打を当てられない(敗北エロなので丁度良い…)
とはいえリトライ機能は充実しており、「戦闘前から復帰する」で食い下がり、パターンを把握しても良いし、ボスごとにアドバイスもくれる。
「キャンプに戻ってスタート」だと前のキャンプ場まで(大体15Fくらい)戻されるけど、これならがんがん強化できて、確実に強くなれるし。
これをすると、シビアな敵の行動読みが、良い感じにざっくばらんに…。

フロアをクリアしていけば、きつねさんも歓迎してくれます(でかい)

探索が同じ事の繰り返しにならないよう考えられてもいて、キャンプに着くごとに新技が解禁。
つまりボスで行動を読んだ結果、どういう有効打を当てるか…の可能性も増える。
溜めLV2の奥義はめちゃくちゃ強いが、実際、ボス相手に2ターン溜め続けるには、かなり行動を読んでないと難しかったり。
(案外、必中の溜めLV0を地道に当てていくのが強い…)
「回避に努める」のは無難なので、初回はとにかくこれで様子を見たり、
最後の方のボスにも痺れさせる札が効いて数ターン停止なので、これはギャンブルしてみる価値はある…とか。
RPGらしい適度な手応えと、遊び幅がありました。

道中、ゲームテンポを変えるイレギュラーなボスとかも良かった。
キャンプ場を出てすぐ襲われたり、あと黒死蝶にはゾクりと来ましたね。
本来嬉しかったはずのカード6枚中5枚めくり…という状況を真逆の怖さに変えて、フロアをまたいで執拗に追ってくる、攻撃すると死につつも蘇生して迫ってきて、最後は…という。
ラスボスの仕様を逆手に取った負け処置とかもそう、こういうシステムと絡みつつ、雰囲気を変えるってのは心震わされますね…
それだけキャラが活きてきますし。

作者さんブログ