淫魔の遊戯 (製品版)
先祖帰り? やり甲斐BFは楽しいなー
BF(バトルファック)…特に”イかせ合い”ではなく”耐える”のが主流のBFは、
1VS1が基本、戦闘も少なめで出てくる敵が全員ほぼボス扱い、一つの対戦を掘り下げる…というエロに特化してた印象を持ってたのですが、最近ではBF以外の部分もちゃんとRPGした、やり甲斐ある物が多くなってる印象。

今作もまさにそのトレンドを体現してる感じで、
戦闘で淫魔は複数出てきますし、アイテム合成や武器強化、
コツコツ戦闘で溜めたSPを高い相場の時に売り飛ばして大金ゲット、たんまり能力強化やスキル入手、サブクエストを請けてお金やアイテムゲット…という具合。
(同サークルさんでも、ただ追い掛けて来る淫魔から逃げてた[淫魔の夢]と比べると、隔世の感…)

そしてこの強くなる要素は、BFと絡むとかなり楽しくなる。
「戦闘の数だけSEXを繰り返すって、なんかマンネリなのでは…」という杞憂もどこへやら、初めはコロコロにイカされて負けてた敵を、強くなって倒す(イカせる)…という楽しみは、想像以上のものがありました。

”数値に、数値以上の息遣いを感じさせる”のが、一般でも商業でもゲーム製作者が頑張ってる所ですが…、
今作だと主人公男が強くなって、数値がただ増えるだけじゃなく、逐一戦闘で女の子の反応変化として返ってくる…という意味で、達成できてる。
エロRPGの武器として、とても正しい印象を受けました。

そういう意味で、やり甲斐系+BFは、RPGの主だった要素、
戦闘が楽しい・成長が楽しい・淫靡な雰囲気でストーリーを彩る
という三点を抑えられる、有力なスパイスなのかも…と。
なにか元祖[サキュバスクエスト]の頃に戻る流れさえ、感じましたね…
シチュを妄想できる、オリジナルBFシステム
肝心のBF=戦闘は、オリジナルの凝ったシステムとなっています。

「弱点部位だけ責めてれば勝っちゃう」「強い技ばかり出してればOK」
という事態が割と起きやすいのがBF。
本作は「敵味方がそれぞれ行動ゲージを持ってる」・「敵は各部位に警戒度を持ってる」というのが特徴的なところ。
つまり、敵がHな大技を仕掛けようとした所に(行動ゲージの溜まりが遅くなる)
こちらは出が早いキスを出す事で先に行動、敵スキルを解除できる…
”敵がHな事をしようとしてたけど、キスで黙らせた”みたいなシチュになる訳です。
もちろん逆もある訳で、”こちらがHを仕掛けようという時に、カウンターを合わせられて酷い目に”とならないよう、行動ゲージに気を付けないといけない。

もう一つの警戒度は、お尻が弱点な敵だったとしても、何度も尻揉みしてればじょじょに警戒されて効果が落ちていく、
それどころか、警戒度5以上の部位を狙ってしまうと、一発死カウンターが発生…というシステム。
こちらは”お尻と思わせておいて、無防備な唇にキス!”みたいな風情となるでしょうか。
とりあえず体験版のバランスだと「一発死のカウンターを避けつつ、少しずつダメージを蓄積していけば女の子が絶頂する」という感じ。
”手探りで女の子の弱点を探し当て、綻んだ所を一気呵成に責めてイカせる…”がBFのあるべきバランスかなあと思いましたが、ザコ戦が多いので、そんなのばっかでもキツイという事かな…
ここも色々変遷を感じるなあと…。
(ただ製品版以降は、主人公側もパーティー制となるので、色々と変わっていきそうではある)

まぁRPGの戦闘ってともすれば、単なる数値のやり取り…に陥りがちなんですが、プレイヤーにこういうシチュかな…と想像を抱かせる時点で、かなり成功してるとも言える。
Hシーン ゲームプレイに沿うように進化した?
逆に意外に薄味だと感じたのは、女の子の絶頂や、責め時。
しつこいくらいの責めテキストが印象的なサークルさんでしたが、今回は、ザコ戦だとほぼ立ち絵の差分+セリフ…という従来通りで、ここに強化は見られず。

もちろんボス戦や、罠にハマった時には、しっかり搾り取られ系のテキストが用意されてましたが…。
むしろ演出強化というより、セリフパターンが何種か用意されていたり、”そこに入るまで”を重んじてる気がした。
理性がゼロかそうでないかで、敗北シーンが変化します。
ここもエロ単体の強化というより、ゲームプレイに沿う形で進化したのかな…と。
BFも変わっていくものだなと…。
ただエロはやっぱり製品版以降が本番でしょうから、そこでかなりエロエロな事になりそうな気はする。
仲間の女の子がイカされると、即淫魔側に!
仲間も増えて、パーティーバトルが可能に。
これで面白いと思ったのは「女の子が絶頂させられてしまった場合、敵になる」こと。
さっきまで味方だった子が、敵の淫魔と結託して襲ってくる!
これはなかなか新しくも魅惑的なシチュ。

女の子が淫魔を責めた時・あるいは責められた時もちゃんと専用テキストで(“ピンク色のここ、可愛いよ"とかレズな感じ)
これは捗る…
と言いたい所だけど、まあ敵側に回るリスクもあるし、「サポート」に回すと戦闘には参加せず、女の子の能力が主人公に上乗せ…
という事なんで、つい単身+サポートで戦っちゃうかな…。
(残念ながらボス戦は強制的にサポートに回されちゃうし)
ダンジョンをどんどんクリアして新しい淫魔。流れは割とオーソドックスかも
個人的に少し残念だったのは、「主人公が挿入した後、仲間の女の子が胸攻撃」という状況で「おっぱいを愛撫しつつピストン」みたいな3P責めに発展するテキストを期待してたのだけど、見つからず…
そもそも前の責めを反映するとか、特定シチュでセリフが変わるとかは無し(敵が「嘘泣き」してる所に挿入して絶頂させた時に、妙に興奮したのだけど、特に何も無かった)
セリフ変化は部位×ダメージ量くらい?

やや一本道な感じは気になるけど、ダンジョン数多いし、ザコ敵の淫魔にもしっかり敗北エロがある。
きれいな絵の逆レイプを数多く用意する…という、オーソドックスながら強い部分に力を入れたのだろうと思います。
各ダンジョンでは、ザコ敵はガンガン倒せて、ボス戦では結構手こずる感じ。
溜めたお金を費やし、ボス戦の為の強化、あるいはアイテムゲットするのが楽しい。
(ボス戦ではバリアーアイテムを使うと、かなり楽になるかも。
あとは防御でタイミングをずらす、弱点突いて敵の必殺をキャンセルするとか…)
もうちょっと抑揚は欲しい…かな。でも逆レ好きなら気にならないと思う
あえて言うならば、ストーリーの抑揚の薄さや「同じことを繰り返してる」感が気になったかも。
基本的には、ダンジョン→ボス→クリア→次のダンジョンなので。
(初めのダンジョンみたいなエロ罠や、ギミックもそんなに無いし)
能力強化はあるものの、新しいH技を覚えていく訳じゃない…って要因もある。
ただその中でもボス出現のタイミングをずらしたり、工夫を感じるのはさすが。

一点、戦闘で敵に射精させられるパターン…への入り方が分かりにくかったかも。
例えば、敵の必殺技で一発でやられた時はHPの減り(持ち堪えられなかった)を認識する前に移行する様に思えるし、その派生で”普段なら持ち堪えられるけど、理性が0だから即死”ってのも絡むと辛い。
「こちらが挿入攻撃したけど、HPが足りなくて結局、敵のエロ技に移る」って時は特に説明がなくて混乱した(あれ、なんで俺がやられてるの…!?)
ほとんどのボス戦は致命傷を避け、慎重にダメージを削っていく…という感じ。
もうちょっと色んな戦い方が見たかったか。(一度に◯ダメージ以上与えないと倒せない、敵の状況に合わせて技の変化…)
ただ逆レイプものなので、敵の責めに怯え、耐え忍ぶ…という雰囲気はあり、これで良いのかも知れない。
戦闘システム、自分なりの戦い方を見つければ簡単になるね(まあ難易度設定もありますが)
脳筋な自分は結局、「ザコは一撃死」「ボス戦は受けに回るより、CANCEL狙いでひたすら押しまくる」「防御はバリアー頼み」に尽きたという。
とはいえ、新しいBF・戦闘システムって感じはありました。
しかし終わってみれば、ちょっと呆気無さが…。
ストーリー展開自体は驚きも無くはないのに、その反応や描写が淡々としてる…
(道中で倒した淫魔も、最後にもう一回出てくるのかな? と思ってたのだけど…。なんかそんなノリだったので)

ただ回想部屋の充実度はかなりのもの。
敵を選んでのBFから敗北エロシーン、CG閲覧はサイズ指定も。
ボスは服の着脱、もちろん味方のありなし…とか色々チョイスできて、好きな人はこれだけで色々試して、何回かシコれそう。
ゲームプレイ中はなかなか服脱がせられなかったけど、オッパイ表現も良いもんです。
はー…絵、きれいなー…という気分になった。
エロシーンのセリフ変化は、ボスだと攻撃・必殺の敗北エロにそれぞれ理性ゼロの差分、あとは交渉失敗が3パターン。
ザコは攻撃のみで通常時か理性崩壊か、という2通りみたいです。
エロRPG情報局2さんも感想を書かれています。
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コメント一覧
これだけは言いたい
雑魚も脱がしたかった!
脱がしたかったですねえ…!